夜景を見ていたら船を逃す (大阪経由でタイへ・1日目その5)

思ったよりも映画に時間がかかりました。まあ、それほどきついスケジュールではないので、ホテルにチェックインして早速夕飯方向に向かおうと思います。

早速、バスが渋滞にはまる

ホテルがBTSの駅に直結していますが、この駅の下にもバス停があります。このあたりけっこう交通が便利。今回はBTS乗って行ける方向にはないので、ここからバスに乗ります。地下鉄の駅にはこのバスが予定通り走れば、10分かからずにつくはずです。

予定通り走るはずがないんですけどね。

夕方から夜にかけて、この時間はバンコクの渋滞が激しくなる時間です。覚悟はしていましたがやっぱり渋滞にはまりました。ホテルの前はあんなに空いていたのに、その次の信号の通過に時間がかかるのですね。

同乗していた別の人が諦めてバスを途中で降りました。これだけ渋滞してバスが止まった状態になると、大抵はバス停にしか止まらないバスもドアを開けてくれます。こちらもそれから数分待って動かないので降りることに。

まあ、もう目的のバス停も100mかそこらしか離れていないんですけどね。

地下鉄も大混雑

地下鉄(MRT)の目的の駅はサームヤーン駅、チュラ大の最寄り駅です。そういえば今回乗ったバス、バス停がみんな「チュラ大前」だったな*1。こちらもそこそこ混んでいます。

特に混んでいるのが地下鉄の車内。東京の混雑時もこれくらいかな、と思わせる混み方でした。まあ乗る駅は数駅、サナーム・チャイ駅までです。こちらはバンコクの旧市街に最も近い地下鉄駅なんですね。

おすすめの博物館がこの駅に隣接しています。

ライトアップされてた

まあ、行われていたなんかのイベントはともかくとして、この時間にはもう博物館の営業は終わっています。ここを見に来るのはまた今度ということになるでしょうね。

ここ経由で、チャオプラヤ川の方に歩きますと、目的にしていた夜景が見えてきます。

路地の向こうに見える

ワット・アルンです。まあ、正直な話この路地から見るだけでもそこそこ絵になりますね。実際のところ、この写真に写り込んでいるカップルはこのあと写真を撮りだしてました。

一時期は韓国人で埋め尽くされていた(らしい)ルーフトップバーへ

ここで写真を撮るのが目的ではないので、もう少し先に歩きます。行き先は小さいホテルの屋上にあるバーです。ここよりもいい写真が撮れるのです。

こんなふうに。

Google Mapsでここの口コミを見ると、一時期このバーは韓国人観光客で埋まっていたそうです。どうも、韓国の芸能人がここ紹介したことがあるらしい。今日は日が沈んだ後に来たからか、それほど混んでいませんでした。

一番川沿いに近い席も、じきに空くので移動します。

正直な話、ここの飲み物は高いです。ビールの小瓶でも1杯300バーツを軽く超えます。カクテルだと安いのでも360バーツか。あんまり沢山頼んで長居する場所ではありません。まあ、それほど混んでいないので、急き立てられるような感もありませんが。

なお、ここは反対側にワット・プラケオも見られる好立地にあります。

移動する手段を1つ失う。

ここから今日の夕食会場へは、船を使う気でいました。チャオプラヤーエクスプレスボートです。ところがこの船、意外と運行終了が早いのですね。6時30分過ぎにはもう最終便が出ていました。

いちおう、王宮周辺はバスの周回地点であり、ここを通るバスは多くあります。とはいえそういう場所でバスが来るかどうかを判別するのは難しい。VIABUSで確認しても、こっちに来るバスがほとんど動きません。

こうなるとタクシーなのですが、この近辺を走っているタクシーはあまり信用できないのですよね。ここはGRUB TAXIかなと思ってアプリを開きましたが、残念な事に気が付きます。このスマホ、最近買い替えたのですが、それ以来全くアプリを開いていませんでした。そのせいでいくつか必要な設定がされていないことに気が付きます。

道端で設定をしていると、客待ちと思ったのかタクシーが数台止まります。これらのタクシーがどれもこれも、困ったことにメーターを使おうとしません。ダメ元で行き先を言ってみると、GRUB TAXIの提示する価格の倍くらいの値段をつけてきます。

まあ、こういうときにGRUB TAXIで値段の相場が見られるのはありがたいですね。わからないところで提示された金額が相場なのかどうかわからないのが交渉制タクシー時代の難点でした。値切ったり断ったりするにも自信をもって出来ます。

数台のちに、GRUB TAXIの提示価格よりも10バーツほど高いだけの価格提示をしたタクシーが来たので、まあここが潮時かと思って乗ることにします。

着いたのはムーガタ(焼肉)の店

"ピンクラオ橋まで"と言ってたどり着いた場所から数分、目的の店の看板が見えます

この看板の上部に書かれているのが、この店の店名"リムナム・ムーガタ"です。ムーガタは今回の目的である焼肉のこと。リムナムは"川べり"という意味で、実際この店は橋のたもとの下、川の隣にあります。

ありがたいのは、食べ物はほぼ全てセルフサービスだということ。ここ数年はコロナ対策があったのか、肉は全て冷蔵庫に入れてあって店員に注文する必要があったのですが、それがほぼ全て元に戻っていました。

そんなわけで、どう考えてもこの大きさに入らないだろ、という小さい皿に材料を盛って、ビールを別途頼んで、焼肉を始めます。

鍋の側面にはお湯が沸いています。ここに野菜を入れて煮込み、肉の脂をいれてスープを作ります。注意しないといけないのは、これ絶対に出汁じゃないことです。最終的にスープを楽しむわけじゃない。まあここではそんなことはあまり気にしません。

鍋の横には炭火の起こった網があってこちらで網焼きが出来ます。いちおうオプションなのですが、これも頼まずにはいられません。

この網で海鮮が焼けるのですね。ただ、この海鮮も実質エビだけでした。写真ではカニも焼いていますが、このカニにはほとんど身が入っていなかった。

なお、タレは赤いのが肉用、緑色がシーフード用です。どちらも辛いので持ち込める人は焼き肉のタレとかポン酢とか持ち込んだほうがいいかもしれない。

なお、ここの料金は焼肉・海鮮食べ放題が1人299バーツ、ソフトドリンクの飲み放題が1人39バーツ、焼き網の料金が1つ79バーツでここまでがセット。これにビールが別料金で大瓶1本109バーツ。先ほどのバーがどれだけ高いかがよく分かるというものです。

さて、1泊して明日はまた大移動が待っていますよ。

*1:正確には学部名もついている

誰も立たない映画館に戦慄する (大阪経由でタイへ・1日目その4)

さて、見たい映画は今朝アプリの更新ついでに、少なくとも今日まではやってることを調べてあります。問題は今日が最後の可能性があることです。映画が公開されたのは先月下旬。いくら人気があってもまあ映画が公開されているのは1ヶ月くらい。さらにタイの映画館の封切りはたいてい木曜日です。そうすると明日には映画が終了しているかもしれません。

戻るバスに乗ろうとするが、間違える(3ヶ月ぶり3回目)

とりあえず、この近辺には映画館がないので、映画館のあるバンコク中心部に戻ることにします。

あの左側のバスが止まっているあたりにバス停があるはず

この辺はバスの折返し地点にあたるのか、Google Mapsの経路検索があまり役に立ちません。こういうときは別のアプリを使います。

ViaBus

ViaBus

  • Intouch Marsvongpragorn
  • Navigation
  • Free
apps.apple.com
play.google.com
バンコク市内のバスだけでなく、一部のソンテウまで現在の運行状況を教えてくれるアプリです。もちろん100%の信頼はありませんが、下手するとGoogle Mapsのナビよりも使えることも多いです。特に現在バス停前にいるときには非常に便利です。まあ、使い慣れていないというか、入れたのを忘れていることも多くて役に立たないこともあるのですが、それはたぶん自分のせい。

あ、バスですが、台湾でやらかした間違いを今回もやらかしました。番号1番違いに間違えて乗って、行き先を告げたら「そこにはいかないよ」と。降りてチェックし直してから番号間違いに気が付きました。まあ、そんなこんなのうちに逃したわけではないので比較的助かりましたが。

映画のシート購入にはちょっとした制限があった

今回の目的地となる映画館は、というかいつもこの映画館になりますが、セントラル・ワールドにある、SF Cinema Cityです。本当にいつもここで映画を見ることになってるな。セントラル・ワールドもでかいデパートですが*1、その向かいにあるBIG Cもここらの建物としてはそこそこデカい建物です。ここで水を補給しつつ*2、映画のシートを予約購入します。

いちおう映画館は全席指定です。それでもって、比較的後方の席は少し高めです。まあ30バーツくらいしか変わりませんが。もちろんそこまでランクの変わる席でもないので、そこに隣接する一番近い安い席を選びたいと思います。今回は購入が1時間ほど前だったこともあって、既に購入者がいました。1人だけ。彼(女)の隣接席をわざわざ取るのもどうかと思ったので、1席空けて購入しようとします。ところがここでエラー。なんと、ここのアプリでは、座席購入で1席だけ空ける買い方を出来なくしているようです。封切り直後の映画だったら事情もわかりますけどね。1席だけ空いててもそこ買おうとするグループはいないでしょうし。でもこれもしかしたら今日が最後の上映かもの映画なのになあ。まあしょうがないです。とりあえず隣接して購入して、他に客がいなければ上映開始後にズレることになります。たぶんこういう客間のこだわり、タイ人にもあるんだろうからこういう制限つけてるんだと思いますけどね。

暇つぶしのついでにAIS絡みのアレコレを片付ける。

同行者が座って休みたいというので、これまで行ったことのないスタバに行ってみます。いや、スタバ高いですね。まあそんなもんだと思って適当に頼んで休みます。せっかくなので、Youtubeで予告編など見せます。こちら。


www.youtube.com

こちらもこれ以上の情報は全く持っていません。なんとなく映画撮影に関わる青春映画かな、とは思いますが「親友じゃない」というタイトルが若干の不安を感じさせます。ホラーじゃなきゃいいな。

そんなこんなで携帯だのタブレットをいじっていた時に、携帯絡みですることが残っていたことに気が付きます。そうです、空港で断られたアレです。

AISのショップはここにもありました。上映まであと40分ほどあるので、せっかくだからここで頼んでみましょう。同行者といったん分かれて、AISショップに向かいます。

「このクーポン使いたいんだけど、どの窓口に行けばいい?」英語で尋ねると、帰ってくる返事は一択です「英語のお客様」。
ま、そういうものかもな、と思ってそちらに行って同じことを聞きます。なんだかんだで係の人はさらにあちこちに問い合わせます。およそ10分かかりましたが、分かった結論は「このクーポンはK Bankのものですので、K Bankの窓口で出してみてください」でした。まあ、K Bankの窓口もたぶんこの建物の中にあると思いますが、流石に時間がないのと、もう1つやっておきたいことがあるので、それを頼みます。

「これとは別のeSIMが海外でSMSを受信できるようにしてください」

今回、メインで使っているスマホにはAISのsim2FlyのeSIMを契約していました。これを期限延長するかどうかは決めていませんが、延長するなら日本で延長できるようにしておいたほうがいいでしょう。こちらの設定は慣れたもので、数分で終わります。

映画館へ

思ったよりも時間がかかってしまいましたが、映画館に向かいます。チケットは予約購入しているので、チケットブースの無人販売機で、アプリのQRコードを読み込ませれればチケットが出てきます。

映画館は2段がまえで出来ていて、チケットもぎりの手前には今後上映予定の映画のポスターがあります。
こんなのとか、

こんなの。

もちろん、今回見る映画はどちらでもありません。先程予告編を貼りましたが、

(NOT) FRIENDS

こちらです。

しかしまあ、上映開始時間はわからないものです。14時開始だと思ったらそれは入場開始でしかありませんでした。予告編が始まったのはそれから5分ほど後、さらに10分ほど予告編だのCMだのが続きます。客席に誰もいないのは別に上映期間終了直前だからというわけでもなかったようです。

予告編がだいたい終わると、国王賛歌が流れます。
www.youtube.com
冒頭にあるように、これが流れるときには席を立つ必要があります。これはタイ人だけでなく、外国人も同様です。

ところが、隣に座っていたタイ人女性が全く立つ気配がない。さらに、賛歌が流れ終わった後、タイミングを図ったように5人ほどの男性学生グループが入場してきました。これもこの歌を聞く気がなかったんじゃないかな。

以前に映画を見た際にはまずありえない光景でした。なぜそうなったのかはわかりませんが、いろいろ変わるものだなあと思わずにはいられません。

映画本編はそれはそれで面白かった。

ストーリーについてはそれほど細かくは書きません。ただ、予告編でも冒頭で轢かれて死んだ男子高校生が軸となってストーリーは進んでいきます。彼とあまり深く付き合いすることに至らなかった転校生が、死んだ彼の遺作を偶然手に入れたことで、大学に推薦入学できるための課題「短編映画を作って提出する」のきっかけをつかみます。その映画づくりと原作となる遺作を巡って、死んだ彼の周囲にいた友達たちが動き出します。

この映画にはキーワードが2つあります。1つはそれほどでもないコメント「ある科学者の研究によると、人が友達に出来る人数は150人が限界らしい。150人を越えると一番疎遠な友達から忘れていく」。もう1つはもう少し深く「友達のことを親友と呼ぶようになるにはどうすればいいか。僕は、自分の秘密を最初に話した相手が親友だと思う」、というものです。

個人的には、展開が衝撃的な割には*3、ラストが若干弱いかなと思いましたが、これは見ておくべきかなと思います。あとで調べたら、興行収入はあんまりよくなかったみたいですが、たぶんこのレベルが作れていれば今後もgdhには期待可能かなと思います。

映画の後には、今度こそチェックイン、そして夜景だの夕食だのに向かいますよ。

*1:もっとでかいショッピングモールは郊外にあるけど

*2:諸般の事情で1日3リットル水を飲む必要があります

*3:詳細は省略します

バンコク中心部にある百年市場で、20年食べたかった料理を食べる (大阪経由でタイへ・1日目その3)

個人的に、バンコクの中央だと思っているのがSiam駅周辺です。BTSをよく利用するからかな。BTSの唯一の乗換駅がここなのですね(嘘)。

駅構内にあるガチャガチャショップの看板娘。

ここは個人的に初めてタイに来たときからなんどもお世話になってきました。最初のときにはBTSもサイアムパラゴンもなかったな。その代わりにOIOIがありました*1

こんな早く(10時前)にここに来たことがなかったので、適当に通過しようと思ったショッピングモールはまだまともに開いておらず、トイレを使うことはおろか通過することもままなりませんでした。まあしょうがない。

バスに乗り換える

駅下のバス乗り場

これから行くところは、ここからバスに乗り換えて行きます(ここで調べ直したらそのバス、Ratchadamri駅周辺経由だったけど、細かいことは気にしない)。幸運なことに、5分ほど待っていたら近辺に行くバスが来ました。しかもノンエアコン。

ノンエアコンの何がいいって、行き先言わなくても人数いうだけで乗れることです。今回は、行き先の市場の最寄りバス停でもなんでもないので、こういう時に行き先を言わなくていいのはありがたい。

バスに乗って15分ほど、意外と速く目的のバス停には着きました。


ここから歩きます。


この辺は旧市街と言って差し支えない感じのところですね。


中心部からのバスの便が微妙に悪いんですが、そのうちこの近辺も制覇してみたいところです。

そして、バス停から徒歩10分ほどでその市場に着きました。

市場の入口

他のブログで紹介されていて興味深かった「ナンルーン市場」です。

ナンルーン市場を回ってみる

この市場、いくつかの輪で取り囲むように出来ています。

市場の中央は食事スペース

一番中央に少し大きめの食事スペースがあります。これを取り囲むようにいろいろな食べ物やさん。さらにその外側には持ち帰れる食品店とかがあって、また別の食堂もあったりします。トイレは入り口から直進したつきあたりに。もちろんタイ式の公衆便所です。


この古めの屋根が時代を感じさせますね。

ここはチェックすべき店がいくつもあるそうなのですが、今回どうしても行きたかった店が1つあります。カオチェーの店です。

カオチェー・ペッチャブリー

カオチェーというのは、水茶漬けのようなものです。本来はタイが最も暑い4月から5月にしか売っていない、ということで、そんな時期にタイに来れない私としては20年来食べられなかった料理でした。それがここでは通年で販売しているというのですね。

おばちゃんに、ここで食べたいとカオチェーを1つ注文します。

「中央で食べていいけど、食器はこっちに持って帰ってきてね」と言われて、なんなくOKします。

そして、来たカオチェーがこちら。

右側の水茶漬けには何の味もついていません。左側の付け合わせを食べながら食べます。そしてこの付け合わせが微妙な味わいで。

微妙、と言っても不味いわけではありません。表現しづらい味なのです。基本的には「甘い」というのがいいのかな。硬さが「柔らかい」とも「硬い」とも「ネバネバしている」とも言えない絶妙な硬さ。正直な話、日本のお茶漬けを想像して食べると全く違う味わいです。香りは控えめ。不味くはないけれど、万人に「美味しい」と勧められるかというと難しいかもしれません。これは難しい。


まあ、この冷たいご飯は、暑い時に食べるにはちょうどいいだろうな、と思います。

おばちゃんに食器を返すついでに「この料理、20年間食べたいと思ってたけど、今日が初めてだよ」と付け加えます。流石にこれくらいの言葉はすぐには出ません。Google翻訳に頼っています。反応については、とりあえず省略します。よくわかりませんが、たぶん嬉しかったようです。

伝統お菓子も美味しい

ついでに、タイの伝統菓子も買っていきます。

ナンター・カノムタイと読むのかな。

タイのお菓子、見ればタイのお菓子だとはわかりますが、どんなお菓子かまでは想像できません。「どれが欲しい」と言われて困っていると、「じゃあそれぞれ入れるね」と言われてOKします。

1個食べてから写真を撮っています

先ほどの料金表が分からなかった(特に下の方)のですが、「1箱50バーツ」「100個で500バーツ」ということみたいですね。1箱に10個入っているので、おそらく10箱まとめ買いした値段も書かれているのでしょう。そこは少し安くするところじゃないかと思いますが、昔は安かったのかもしれない。

ここのお菓子ですが、思ったよりもバラエティに富んでいました。みんながみんな「ういろうにココナツを乗せたもの」じゃなかった。確かにこれは売れるだろうな。

そうそう、このお菓子の店、そして先程のカオチェーの店は、どちらも市場の一番外側にあります。ただ、場所は180度違うけど。

市場で有名な牛肉麺の店は、市場の外側にあり、誰も牛肉麵を食べていない

せっかくなので、もう1つくらい何か食べていきたいと思います。ただ、例のブログでおすすめの店は、どうもこの市場の屋根の下にはないらしい。少し外に向かって歩きます。入り口からだと市場の角で右折する感じになるかな。なんとなくここに来る時に「この奥に何か店がありそうだな」と思える小路があったんですよね。


そこでした。

ブログによると、この店、営業は昼の4時間だけ、しかも昼過ぎには満席になってしまうそうです。11時すぎに通ったときにはそれほど混んでいませんでした。ラッキーです。

まあ、正直そろそろお腹いっぱいではあるんですよね。なにせここに来るまでにご飯を4杯食べているわけですから。ところが、ここで食べている人たちが誰も麺を食べていないことに気が付きました。そうか、その手があったか。

メニュー。全部タイ語ですが知ってる言葉は読めます。

「ガオラオ1つ、白飯2つ」。ガオラオは、いわば「ラーメンの麺抜き」です。午前11時にここで食事をしている人は全員がこれを頼んでいたのですね。もちろん、これだけではお腹が膨れないので、別途白飯を頼みます。白飯はタダみたいに安い(タダじゃないです)。ガオラオは麺が入らない代わりに、具が多めに入ります。ここでいま食べているのは若めの人ばかりでしたからね、そのほうが満足するのでしょう。

待っていると、注文が間違って伝わったのか、なぜかガオラオが2つ、白飯が1つ届きました。何かの間違いかと思って1つは下げてもらい、白飯はもう1つ頼みます。


確かにうまい食べ物でした。ただ、ご飯が若干あっさりし過ぎなので、スープをかけつつ、おじや風に食べたほうが美味しいかもしれません。

さて、この後はもう一度中心部に戻って、映画を見ることにしますよ。

*1:日本のマルイとは何の関係もない

ルンピニー公園の南側と北側にある屋台街を制覇する (大阪経由でタイへ・1日目その2)

8泊10日と、そこそこ長い日程を組んでいる今回の旅行ですが、移動も多いので意外とスケジュールは詰まっています。バンコクで何かするとしたら今日くらいしかなさそうな気がする。とは言え映画を見るにはまだ早い時間です。空港でお粥を食べたのも忘れて、朝食を食べようと考えてしまいます。

朝からやってる屋台と言えばルンピニー公園が有名です。嘘です。そんな話を聞いたことがあるだけで、私はルンピニー公園に一度も行ったことがありません。まあ、こういう機会に行ってみるのもいいかもしれませんね。

BTSルンピニー公園に行くにはどうすればいいか。まあここからなら、Siam駅でシーロム線に乗り換えるところまでは既定路線でしょう。ではどこで降りるか。

Google Mapsより引用

単に公園に近い駅、といえば、Sala Daeng駅の方が近いです。しかし今回の目的は「朝食」です。ルンピニー公園には2ヶ所に屋台村があるとされています。正確な場所は私も詳しくないのですが、いっぽうは公園の南東隅に、もういっぽうは公園の北西隅にあるのだそうです。南東隅を目指すならまあSala Daengのほうがいいでしょうが、北西隅なら1つ前の駅、Ratchadamri駅の方が近そうです。少し迷いますが、今回はSala Daeng駅を目指すことにしました。Ratchadamri駅からルンピニー公園に行く道路はあんまり面白みがなさそうなので。

Sala Daeng駅から下の方を望む

ということで着きました。

どちらかというとオフィス街だということで、

この行列は、バイクタクシーを待つ行列らしい

駅の近辺からオフィスに向かうためと思われるバイクタクシーの列があります(これの使い方は後ほどわかることになります)。

ここからルンピニー公園そのものはそれほど遠くはありません。

ここの公園はどちらかというと運動のためにあるようなもので、

エアロビっぽい体操をしている人もいれば、走っている人もいます。映画「Seven Something」のロケ地でもありましたからね。

そして、多いのが猫。



被写体に困りません。

ところで、「公園南東部の屋台村」ですが、それほど遠くありませんでした。10分ほど歩いたところにありました。

Google Mapsより引用

しかし、屋台村というほど店が開いていません。開いていないというより、屋台ブースに店が入っていない感じ。いちおう、入っているところは営業はしていますけれどね。豆乳屋さん、カレー屋、野菜ジュース屋など最低限のものは揃っています。

今回選んだ店はここ。

緑の丼マークがあった。

黒鶏のカオマンガイ、という(たぶん)鶏めしを出す店です。

まあ、見た目は普通ですね。バンコクで食べるこれにはあまりハズレがありません。

このまま戻るのもあれなので、今度は北西部に行ってみることにします。

しかし猫が多い。

公園の中で交通量が少ないとはいえ、一応道路です。

この猫は路上で寝ていました(たぶん死んでいません)。安心しすぎです。

それはともかく、今度はそこそこ歩きます。池が直行するのに邪魔だからかな。

Google Mapsより引用

目的地は、この「チムチュムチュラ」と書いてあるあたり。BTSで外を眺めていたときにもこのあたりに市場っぽいものが開いているのは見つけられましたので*1

市場はごく普通です。それなりに生鮮品があったかな。まあ観光客が買って帰るものでもないのでそれはスルー。端の方にジュース屋台があったので同行者は生オレンジジュースを、私はミルクティーを頼みます。適当に机に座って休憩がてら飲んでいると、「อาหารตามสั่ง」*2と書かれた店を発見。これはちゃんとしたガパオライスを頼むチャンスです。

お店(屋台)のシェフ

「鶏肉のガパオ炒めご飯のせ、目玉焼きも乗せてね」(タイ語)の注文がスムースに通ります。あ、でももしかしてガパオ炒めこうやって頼むの生まれて初めてかもしれない。まあ、スムースに通っただけで胸をなでおろします。

「写真撮っていい?」これは言い慣れてます。無論オーケーをもらいます。こちらとしてはまあ台所の外観とか、既に作り終わっている目玉焼きの山とか撮るつもりだったんですが、

もともとこの位の写真で終わらせるつもりだった

オーケーをもらって写真を撮っていると、「こっちに来て撮りなよ」と誘いを受けます。結局、彼のガパオ炒めを一部始終動画で撮ることになりました*3

「どのくらい辛くする?」これは答えにくい質問ですが、最近これの無難な回答を覚えました。「นิดหน่อย」これを言うと「少々」という意味になります。正直どのくらいが「少々」なのかは人によって違うので、これであなたの好みの辛さになるとは限りませんが、まあこっちはどんな辛さでもいいしね。

出来上がりがこちら。

普通に鶏のガパオ炒めでした。これ食べるためだけにここに来る必要はないけれど、ここ来て何食べるか迷ったときには普通に選択肢に入りますね。

食べ終わったところで、まだまだ9時すぎですが、次に行きたいところがあります。そこに向かうために、今度はRatchadamriからSiam駅に向かいますよ。

*1:この店そのものは夕方からこの辺で営業を始めるようで、行ったときには影も形もありませんでした

*2:注文通りの料理。この類の料理店の典型的分類

*3:そのうちアップしてここに載せます

久しぶりに行ったホテルはフロントが改装中だった (大阪経由でタイへ・1日目その1)

前回の続きです。

飛行機の中の話については、それほど大したことは書けません。映画のラインナップも微妙でした。これは集め方が悪いというよりは、最近自分がハリウッド映画に興味をなくしていることにあるのかもしれません。まあ、スーパーマリオ・ザ・ムービーも、インディー・ジョーンズの最新作も、ミッション・インポッシブルの最新作もあったので、微妙と言ってはいけないんだと思いますけどね。

いちおう、機内食だけ載せておきます。

機内食。ノーマルなやつです。

たぶん、これは朝食扱いです。スケジュールの都合で日本時間5時、タイ時間だと3時くらいの配膳になりますけどね。

ともあれ、時差の都合で、6時間近くかかる航路が4時間くらいで行ける、タイの良いところはその時差のせい、ってところもちょっとだけあります。

到着のほうのいつもながら殺風景なスワンナプーム

空港はあんまり変わらないですね。ただ、自分らが帰った後に自動化ゲートが設置されたらしいので、これからは少し入国が楽になるかもしれませんね。

荷物を待つ間に、いくつか物事をこなします。SIMカードの入れ替えはそのひとつ。今回もタブレット含め3台のSIM内蔵機を持ち込んでいます。前回はタイの3キャリアのSIMを1枚ずつ手に入れてそれぞれに入れていましたが、4年のブランクの間にうち2枚は有効期間の延長に失敗して1枚だけを残す羽目になりました。タブレットでは普段通信しないので楽天モバイルのSIMをそのまま使います。2GBまではローミング無料らしいので外で使う機会が少なければそれで済むでしょう。1台は日本の携帯電話番号での待受が必要なので、eSIMを使うことにしました。そのスマホ、デュアルSIM対応なのですね。2枚のSIMを使って(うち1枚はeSIM)、どちらがどの通信を対応するかを設定で指定できるのです。表向きは全部AISのeSIMで通信していることにしていますが、たぶん日本の携帯番号にも着信は可能なはず。そして、メインで通信するもう1台はSIMを入れ替えました。これの電話番号はほぼ誰にも教えていないので、電話が通じなくてもさほど問題はありません。

それ以外にも、試してみたいことがありました。これで基本全対応しているから別に要らないのですけれど、タイ周遊アプリの無料特典なんてものがあるんですよ。それがこれ。

AISのツーリストSIMが7日分ただで貰える。というやつ。ちなみにアプリはこちらです。

TAGTHAi

TAGTHAi

  • THAI DIGITAL PLATFORM SOCIAL ENTERPRISE COMPANY LIMITED
  • 旅行
  • 無料
apps.apple.com
play.google.com

受け取りロケーションを見るとスワンナプーム空港があるので、これをAISのツーリストSIM販売所に見せてみます。
「ここでは対応していないよ、隣の窓口じゃないかな」
となりにあるのはKBankの両替ブースです。まあ一応行ってみます。
「ここじゃだめだな。外の窓口に行ってみて」
誰も対応してくれません。
(このあと、2か所ほど外も含めて2ヶ所ほどAISの窓口に聞いてみましたが、対応は出来ませんでした。これについては後ほど解決することになります。)

まあ、そんなことをしているうちに荷物がやってきたので、引き取って外に出ます。まだタイ時間で5時過ぎ。とりあえず行くのはMAGIC FOOD pointです。ここは1F、バゲッジクレーム出口から見て左下にあるクーポン食堂です。よく考えたら、自分、ここ以外の食堂、この空港にあるのかないのか知らないぞ。

そして、朝ごはんに食べるのは一択。おかゆです。

あんまり美味しそうに見えない

ちょっと酢を入れすぎたけどね。

飯を食べながら、同行者のSIMカードの設定を行います。今回はタクシーではなく、SARL、つまりエアポートリンクでホテルまで向かうことにしています。そのためにBTSに近いホテル選んだからね。その間に設定するより、ここで設定しておいたほうがいいよね。

ちなみに、今のところは、SIMカード、現地で買うより、Amazonに店開いてる業者からTourist SIM買うほうが手軽で安いです。


あとは、エアポートリンクの駅の横にある両替所で両替して(空港近辺ではここが一番レートがいいです)、セブンイレブンで1000バーツ出して水買って(これで小銭を手に入れます)、きっぷ、というかメダルを買ってエアポートリンクのプラットフォームへ。

6時過ぎて、既に電車は動き出しています。到着した電車にも人が乗っていますが、降りた気配で乗ってはいけません。警備員に笛吹かれて止められます。ここで内部チェックがあるのですね。それが終わってから乗車です。

すでに日本では8時過ぎ。知り合いからは積雪の話ばかりがLINEでながれてきます。

でも、こっちはこんな天気です。

電車の中はまだマスクつけている人が8割くらいいます。

というか、この写真的には100%だ。

半年くらい前に発売された地球の歩き方にもそう書いてありましたけど、半年くらいだとまだこの辺変わりにくいのかもしれないですね。

電車の中では、それはそうと、これまで使っていなかったいくつかのアプリの再登録とか情報更新を行います。映画館のアプリとか、Grub TAXIとか。

SF Cinema

SF Cinema

  • SF Cinema City Co.,Ltd.
  • Entertainment
  • Free
apps.apple.com
Major Cineplex

Major Cineplex

  • MAJOR CINEPLEX GROUP PUBLIC CO., LTD.
  • Entertainment
  • Free
apps.apple.com
Grab: Taxi & Food Delivery

Grab: Taxi & Food Delivery

  • Grab.com
  • Travel
  • Free
apps.apple.com


そうそう。一ヶ月前に公開された映画があって、もしまだやってるならそれ見に行きたいのですね。たぶん今週くらいでおしまいだし、タイの映画公開事情を考えると、「今週」って今日までだから。更新のついでに上映状況を見て、まだ普通の回数(多くもなく、少なくもなく)で上映されていることに少し驚きます。他に放映する映画がなかったのかしらん。

電車は30分ほどして、パヤタイ駅に着きます。ここでBTSに乗り換え。まずはラビットカードにチャージを行おうと思って窓口に並びます。そうしたらここでトラブル発生。私の持っているラビットカード、期限切れでした。ただこれ、4年間のブランクのせいじゃないですね、たぶん。
このカード、2014年くらいから使っているカードです。つまり、ラビットカードそのものの有効期限でしょう。確か7年の有効期限があったはず。
しょうがないので、新しいカードを買うことにします。これであと7年は使えるようになりました。

乗り換えて、ホテルに向かいます。ここからはそう遠くありません。1駅だけですから。

ホテルは大改装中だった。

調べればわかるので、どこのホテルかはあえて書きません。ここのホテルには長いことお世話になってきました。古くはうちの父がタイに来て一番最初に泊ったのがこのホテルだったかな。その辺はあやふやですが、私が初めて1人でタイに来て泊ったのもここです。朝食が高いけどバイキングはボリュームありました。その後も何度か泊っています。広いけど古めかしいロビーでした。そのロビーがなくなっています。

撮ったはいいけど、完全にピントの合わせる場所を間違っている

ボケててすみません。2Fののぞき窓から1Fの工事現場を撮った写真です。もう完全に何もありません。ここの少し裏にはリボンバッグで有名なNARAYAとかあって、手抜きのお土産買うのに重宝したんですけどね。まあNARAYAはどこにでもあるし、いいか。

それはそうと、フロントは別の場所にきちんと作られていました。少し小さいけれど。で、無理は承知でチェックインをお願いします。

無理でした。

そりゃ、朝の7時半にチェックイン出来ると思う方が無謀です。やっぱり前の日から予約入れておけばよかったかな。
とは言え、チェックイン前の荷物預けは可能でして。サブリュックにちょっとした荷物を移します。サブリュックはこちら。

3coinsで見つけた、折りたたみ式のリュックサックです。これと似たようなリュックは以前ダイソーで300円(税別)で売っていて、けっこう愛用していました。でも、先日の台湾旅行で壊れてしまって捨てたんですよね。
補充で買いに行ったら、もうダイソーでは売っていませんでした。そんななか、ふと3Coinsに行ったら、このリュックを見つけたんですね。

このリュック買うかどうかは少し迷いました。3Coinsですが、値段が300円じゃなかったんですよ。800円(税別)。でも、1日迷って、結局買っちゃいました。今回のこと考えると、買ってよかった買い物です。

では、これまで背負ってきた荷物と手荷物だったボストンバッグはホテルに預けて、チェックイン時刻まで時間をつぶしますよ。

タイ旅行の準備とフライトの注意点 (大阪経由でタイへ・0日め))

タイトルはAIにつけてもらいました。たぶん少し内容が違う気がする、まあいいや。
というわけで、4年ぶりのタイ旅行です。そして円安です。

まずはチケット、フラッグキャリアここまで便利。

さて、地方在住にとっては、LCCちょっと使いづらい。一番怖いのは、発着空港にどうやってたどり着くか、です。

幸いにして高速交通機関は充実している地域に住んでいますが、それらとLCCの連携は基本的にありません。これらの交通機関が遅れたり運休になると、そのLCCは待ってくれないのです。

そこでありがたいのが、国内線の連絡をしてくれるフラッグキャリア。さらに、そのうちの1つは最寄りの空港からの便を安く提供してくれます。だいたい、国際線に数千円プラスするだけで最寄り空港と国際線発着空港の往復チケット込のチケットが作れるのですね。

そして、彼らはその便に責任をもってくれます。過去にその国内線が運休になったことがあったのですが、代替として新幹線で空港までたどり着いたら、そこまでの新幹線代を持ってくれました*1
これでもって、実際の国内移動とLCC往復を比べてみると、数万円違わない、というのが現在です。いろんなオプションの追加料金考えると、ここはフラッグキャリアでしょう。

さらに便利な話があります。預け荷物の扱いです。数日前、正直今回は休日の絡みで1週間前の業者への荷物預けが必要でしたが、2000円ほど払うと、重い荷物を国内線で持ち歩く必要がありません。しかも、この空港配送サービス、そのフラッグキャリアの関連会社が提供しています。さらに200円ほど払うと、荷物を発空港で引き取る必要がなく、そのまま乗る飛行機に預けてくれるんですね。これはそのフラッグキャリア関連の航空便に限られたサービスなんです。

現在、この引取窓口は24時間営業をしていません。こちらが乗るつもりの飛行機は深夜便*2。これが別のキャリアなら、早めに来る必要があるところでした。せっかく飛行機乗りかえるならそこの観光もしたいじゃないですか。そんな時にこれは非常にありがたいです。

というわけで、今回も私は、フラッグキャリアに頼りっきりで旅行することにしました。機内食の有無や音楽サービスよりこういうことがけっこう大事です。

大阪へ着いたらまず行くところへ

ちょっと問題がある(問題じゃないけど)なのは、地元からの国内線を使ってタイに行こうと考えると、大阪経由にせざるを得ないことです。さらに、少し前から地元の空港から関空への便は少し前に廃止になりました。飛行機はみんな伊丹に飛びます。つまり、ITM-KIX間は自腹かつ自己責任で移動する必要があるのです。

ただ、そもそも大阪を行き帰りで観光するつもりなので、先にも書いた通り、それは大した問題ではありません。

というわけで、伊丹空港を出て、なんば駅行きのバスに乗って、御堂筋線を一駅乗って、ちょっと歩いて、やってきましたアメリカ村。目的地はここです。

ファッションビルの4Fにあるはずのないゲーセン

はい。Silverball Planet。ピンボール専門のゲームセンターです。正直な話、今後の予定考えたら1時間くらい中途半端に時間が余るんです。しかも国内線は30分ほど到着遅延しました。つまりここで遊べる時間はたかだか30分です。
もちろん(もちろんじゃない)、遊ぶ台はこれです。自分が遊べる台、これ以上にピンボールが山程あって全部で3台くらいしかないからね。

DECOの"BATMAN"

どうせ3ゲームくらいやっても最初の2ゲームは勘の取り戻しと台の状況把握ですぐに終わるだろうな、と思って最初から2コイン入れました。予想あたった。最初の1ゲームめは瞬時に終わった。本番はここからでした。

このピンボール、非常に初心者向けです。一番簡単なジャックポットの狙い方は、右奥のミュージアムに何回もボールを当ててそこを開け、そこにボールを放り込むことを数回繰り返すだけ。大抵の場合、3回それをやると、3ボールマルチになるので、あとはボールを2つ落とさないように遊びつつもう一度ミュージアムを開けてボールを放り込むと、最初のジャックポットがもらえます。確かその後にほとんど達成不可能なもう少し難しいジャックポットがあったはずだけど、自分は確か生涯で1回くらいしかそれ獲得してない、もしかしたら1回も獲得してないかも、です。

ああ、早口になってしまった。

いずれにせよ、平日にこのピンボール遊んでいる人が少ないのか、毎日ハイスコアがリセットされるのか、その両方なのか、2ゲーム目にしてハイスコア獲得しました。この台、ハイスコア獲得すると、1ゲーム無料になるんです。さらに、なんかのボーナスで2ゲームほど追加でクレジットが増えました。時間がなかったから遊べなかったけど、この後にこの台に来た人は、4ゲーム無料で遊べたことになります。誰か本当に遊んでくれているといいな。

歩いて、道頓堀へ

もう冬ですからね、4時台も半ばを過ぎると、少しずつ暗くなります。

次の次の予定があるので、次の予定地は夕ご飯です。冬ですからね、アレです。

生では食べません。

大阪の冬の味覚と言えば、やはりてっちりでしょう。

もちろん、てっさもつくコースです。

この他に唐揚げとか付きますが、飲み放題はつけませんでした。しかし、ひれ酒は飲みますよ、当然(写真なし)。

とは言え、ふぐって「ふぐ食べてる」っていう気持ち以外にうまいかって言われると微妙なところがありますよね。まずくはないけど。それは一番安いふぐ食べているからかもしれないけれど、まあ毎年自然と食べたくなるものでもありません。今年食べたかったのは去年大阪で(GoToイートみたいなの使って)食べる予定が諸事情でなくなったということにも少し由来しています。あとあれだね、大阪にいくつかあるチェーン店のふぐ料理プランの値段はだいたい一緒だね。

道頓堀を移動して、次の場所へ

食べた後、まだ少し時間があるので道頓堀を散策します。なんというか人が多いね。日本人だけではなく外国人観光客も多いです。まあ自分も観光客だけど。
そして、「大阪にはほとんど来たことがない」という同行者のために、あそこに向かいます。

まあこの看板、有名ですからね。

あとこれもね。

そうそう、去年は別の店でてっちりを食べる予定でした。

その近辺も歩きます。

このあと、行くところは道頓堀近辺、というよりは千日前です。

出演者記録のために撮ったので看板が切れてます

今回、ここに寄る予定だけは決めていたのだけど、行きと帰りにちょうどいい時間がなかったのですね。別に出演者で選んだわけではないです。そして、この劇場の椅子はLCCエコノミークラスよりも幅が狭かった。

劇場内の撮影は禁止なので、これ以外の写真はほとんどありません。出演者からどんなネタだったのかは想像してお楽しみください。

いよいよ、空港へ

21時にはよる公演も終わり、いよいよ空港へ移動です。なんばからKIXに向かうにはいくつかの方法があります、バスとかJRとか。ですが、今回はこれ。

南海の急行です。
21時13分に出ても、22時前には関西空港に着きます。なんだ、宅配便の受付カウンターの時間には間に合ったな。

そして、着いてからわかったことがあります。

バンコク発で今夜の旅客便は終わりらしい

24時間空港な関西国際空港ですが、流石に深夜発の飛行機はそんなにないのです。ていうか、バンコク行きが今日の最終便じゃないか。なるほど、宅配便の預かり所も22時30分で閉店するわけです。

言い忘れていましたが、行きの便については、携帯電話のWallet経由でQRコードを表示するチケットレスな扱いにしています。これをしておくとチェックインカウンターを通る必要がありません。ありませんが、一つやっておかないといけないことがあります。預けた荷物の預り証をもらうことです。そして、これも自動チェックイン機で可能です。ただ一つ、大事なことがあって。

自動チェックイン機で荷物の預り証を受け取るためには、手ぶら便で送り出した時の伝票番号が必要なのですね。

これを忘れた時に何が起こるかはさっぱりわかりません。なんとなく有人カウンターに行けば対処可能な気もしますが、これを利用する場合はその番号を忘れないようにしてください。なんなら伝票を持っていったほうがいいかもしれない。

書き忘れていましたが、この宅配便、名称が紛らわしいので注意が必要です。空港のカウンターが間に入るサービスは「空港宅配サービス」そして、カウンター内で荷物の受け渡しをして到着空港まで運んでくれるサービスは「手ぶら宅配サービス」というのです。これ、友人と一緒にこのサービスを使う時に解釈違いが発生する可能性があるので、そういう人は特に注意してくださいね。

ラウンジが移転していた

これが終わってしまえば、あとは出国手続きだけです。飛行機の発時間まで3時間以上余っています。こういうときには、どこかで暇をつぶしたいのですが、関西国際空港にはこういう時にちょうどいい場所があります。ラウンジです。関西国際空港には比較的安く使えるラウンジ(制限区域外)があるのです。

確か、第一ターミナルの左下の方にあったよな、と向かいますが、ありません。こういう時に限って空港の案内図が読みづらいんだ。しょうがないのでネットで検索すると、ありました。JR・南海駅を挟んで反対側の、空港ホテルのあるビルに移転していたようです。

現在は、このラウンジ「NODOKA」という名前だそうです。向かいにはローソンがあるので、そっちでいろいろ買ってから入る手もあるかもしれませんね。なにせ、安いだけあって、こちら使い放題なのはドリンクぐらいで、食べ物は有料ですからね。

そしてここはいちおう、クレジットカードのゴールドカード所持者は2時間無料で使えます。私も持ってますしね。

えせAMEXゴールドカード。AMEXゴールドカードより優待の量が少ないです。

こちらの似てるけどちょっと違うカードでも、2時間無料は問題ないみたいです。

そうでない人もここを使うことを考えて取っておいたほうがいいカードがあります。いやこのブログクレカのアフィリエイトブログじゃないですからね。クレジットカードの話ではありません。KIX-ITMカードという空港メンバーズカードです。

KIX-ITMカード

KIX-ITMカード
これ、即時発行が可能で、しかも持っているとラウンジ利用料金が30%オフになるんですね*3

新しいラウンジ、けっこう休める場は広くなっています。とはいえ、微妙になった部分もあって、それはマンガの読み放題が縮小されたこと。
前は新刊、現在連載中を中心に人気作を取り揃えていたマンガの本棚があって、まあ休んでるんだかマンガ読んでるんだかわからなくなるくらいに読み漁ったこともあるんですが、今は本棚がありません。その代わりに、無料Wi-fiにつなぐと、ネット上の雑誌マンガ読み放題サービスの1つが無料で使えるようになります。このマンガラインナップがショボい。

80年代の少年向けギャグ漫画とか本当にあった話系レディスコミックが多い、というと分かる人にはラインナップがわかると思います。正直暇つぶしでも見る気にならないなあ、ということで雑誌のほうも見ましたがこちらも置いてある雑誌が古い。

ただ、こんな感じで、ガイドブックのスクショを取りやすいのはありがたいかもしれない。
というわけで、使い方によっては役に立つかも、ただ、何があるか知らないと現地で調べている暇はないかも、なので使っている読み放題サービスを紹介しておきます。

ビューン|雑誌・マンガ・旅行雑誌の電子書籍が読み放題!法人向けにも提供中
おそらく法人向け契約を使えるようにしているのでしょうね。内容がここで見られるプレビューと全く同じかどうかはわからないですが、少なくともざっと見た限り8割くらいは同じでした。有効活用したい人はしてみてください。

いよいよ、出国へ。

1時間ほどスマホの充電を兼ねて暇つぶししたら、いよいよ出発です。ただ、乗るのが最終便なだけあって、出国手続きのカウンターはほぼ全てしまっています。関空の出国手続きは左右2ヶ所にあるのですが、右側は既に閉鎖していました。左側に無数にあるカウンターも誰もいない。念のため無人化ゲートを通れるかどうか試してみましたが、パスポート切り替えてから何の手続きもしてなかったので、通れず。

結局一番右側の関係者用ルートだけが開いていました。乗客(たぶん全員バンコク行き)みんなそこ経由で出ます。24時台にはもう制限区域内の免税店も閉店準備を始めていました。もしかしたらもう閉店してたかも。

待合所の周囲は半分以上タイ語会話が飛び交ってました。混んでると思ったら日本から行く人じゃなくて、日本に旅行に来て帰る人が多いのね。

*1:実はタクシー代ももってくれたのだけど、タクシー不足につき相乗りしたのでどっちにせよ私はタダ

*2:後で調べたら、空港で離陸するその日最後の便でした

*3:前は半額だったような気もするが、まあいいや

行列に負けて、1番違いのバスでとんでもないところに連れて行かれそうになる(5年ぶり2回目)(4日目)

最終日です。今日の夕方には日本にいます。

朝イチの台北車站前。

6時前にホテルを飛び出して、人気の朝ごはんを食べに並ぼうと思います。

MRTで一駅です。

早速着きました。で、並んでます。

ここまで並んでいるのは初めて見た。

ここの朝食屋さんは2Fにあります。その階段に並んで、さらにビルの外周を囲んで並びます。いつもだいたい同じ時刻に来たのですが、ここまで並んでいるのは初めてです。ちなみに自分たちの前の2人は日本語話してます。今日行くつもりのマッサージ店の物色してました。うん、そういうことをするのにはちょうどいい時間待ちです。

こちらは、同行者にここのメニューを説明します。必須メニューと選択メニュー。一通り説明します。できれば個別に注文してほしい。運が良ければ日本語、少なくとも英語の数字くらいは通じるはずなので。

で、およそ50分後。

厚いパンを焼いてる台所

ここまではたどり着きました。あと5分もあれば注文カウンターにたどり着けるでしょう。はい、ここです。

goo.gl

まあね、毎日食べるならここでここまで並ぶ必要があるかどうかは疑問ではあります。とはいえ1回だけしか食べないなら、この行列は経験したほうがいいでしょう。

ほぼ1時間後。あとは注文するだけです。

で、注文しました。しょっぱい豆乳とおにぎり。

鹹豆漿と飯糰

すぐに出てきます。いい感じに外が見られる席も確保できました。早速食べます。

あれ?

おにぎりが微妙です。中に揚げパン(油條)入ってるのは前もだったけど、こんなにスカスカだったっけ? これは同行者に試食させる必要もないな。1時間並んでこれはかなりつらいぞ。

ま、今更文句を言ってもしょうがないので食べます。

トイレなど言ってから次の場所へ。

行列はさらに長くなっていた。パノラマ撮影のため、同一人物が複数回映り込んでいます。

私たちが並んでから1時間30分後、行列はさらに長くなっていました。これは諦めも必要だな。

パイナップルケーキ屋でも行列に並ぶ

次に行くのはパイナップルケーキ屋です。昨日のところとは別のところ。こちらも朝からやっています。値段は昨日のところよりは少し安い。でも美味しいし、当然個別包装なので、ばらまくお土産にはピッタリです。

阜杭豆漿からはバス1本+5分くらい歩けばたどり着けるはず。

この駐輪場には何を停めるんだろう?

で、たどり着きました。

既に行列が出来てる

goo.gl

しかも、営業開始時刻が前よりも30分遅くなっているらしい。そうか、うちらはここに開店35分前に着いたのか。

シャッター2つ分がこの店。その前を並んで、Uターンしてまた並んでいます。

とは言うものの、この行列の量なら、10分ほど並べば入れそうな気がします。

一番前の人は、座るための椅子を持って完全態勢で待っていました。これは気になります。自分もGoogle翻訳で、

(再現)

こんな文章を作って見せてみます。回答によると7時から並んでいたようです。うーん、自分らも前の店があんなに並んでいなければそのくらいの時間から並んだかも。

8時半に店のシャッターが開き、人々が入っていきます。この店は入場の人数制限を行っているので、あまり列の後ろの方だと入れないのですね。ただ、入口には注文伝票があるので、これに書かれてる商品については見て選ばなくてもすぐにレジに向かえます。

同行者に簡単なお菓子の説明などしながら、入場を待ちます。最終的に15分くらい待ったかな。入場時にこちらは注文を決定して入りましたが、すでにレジにも5人くらいの列が出来ています。買う人は数を買いますね。昨日のこちらが買った量が多いかと思いましたが、12個入が10箱、20箱の量で買われていきます。そりゃレジの対応も長くなるわけだ。こちらはこの店では2箱だけです(これを五十歩百歩という)。

1番違いのバスに乗り違え(たことは、帰ってからわかった)。

さて、2ヶ所で行列した結果、数十分ほど予定から遅くなりました。とはいえ、ほんとうはもう1ヶ所行くつもりだったところをキャンセルしていますので、時間的にはほぼオンタイムです。ここから台北車站までは直通のバスがあったはず。307番です。

眼の前のバス停から出るはずなのですが……と思っていたら、タイミングよくバスがやってきました。早速乗り込みます。

バスを降りてからは、MRTの自販機に寄って小銭を全部悠々カードにチャージし*1、その後で水煎包の店で昼食を買って……と計画を立てているうちに、バスが右折したことに気が付きます。いや、このバス台北車站直前以外で右折はしないはずだぞ。

あわててGoogle Mapsで現在地を確認すると、バスは台北車站から離れるように走っていきます。バスの路線変更でもあったか? 台北車站を見逃すことはありえないぞ! と、慌ててバスから飛び降ります。運がいいことに信号が赤だったので、慌てて逆方向のバス停へ*2

ここから台北車站に向かうバスもあるはずですが、なにせ謎の路線変更を食らったわけですから、Google Mapsは参考にしづらい。バス停にある路線図一覧を見て、必死で台北車站方面を探します。1度、その停留所で停まった桃園空港からのシャトルバスに乗り込もうとしましたが、やっぱりこのバスにここからは乗れないらしい。通りがかりの台湾市民も巻き込んで、なんとか南下するバスを1つ見つけました。223番です。これは台北車站というには少し離れたところに到着しますたが、ホテルに戻るにはむしろ近いです。ありがたい。

なお、帰ってからアプリを調べたところ、おそらくこちらがバスの番号を見間違えた可能性が非常に高いことがわかりました。306番です。1番違い。

東から南京路を西進してきた306番の台北車站近辺のバス停。

これが、乗るべきだった307番のバス路線はこちら。

バス停の説明なので、バスの向きは逆方向ですが、こちらは台北車站前を通ります。

実は、このミスは前にもやったような気がする。やっぱり、数年前に朝、佳徳鳳梨酥で買い物した後にやらかしたような。2度目のミスです。

バスの番号が1番違えば全然違うところに行くのは知っておくべき知識のはずなのですが、時間に追われてきちんと見ていなかったようですね、Google Mapsのせいにも、休日ダイヤのせいにもすべきではなかった可能性が高いです。

まあ、間違いの結果、水煎包の店にはかえって近くなりましたからね。小銭処理もできなくなったので、うまいこと端銭の処理を兼ねて水煎包を買います。

そして、荷物を積み直して、桃園MRT台北車站へ直行。今回のホテルからはバスもMRT駅もほぼ同じ時間距離でした。

桃園MRTは、普通列車と急行があるけど、後発の急行は途中で普通列車を追い越すダイヤになっているらしい。

なんとか、離陸時刻の1時間20分前に桃園空港のカウンターにたどり着きます。そう言えば、桃園空港第一ターミナルの微熱山丘で追加のパイナップルケーキを買う予定もしていましたが、ここで買う相手へのお土産くばりは諦めるしかないでしょう。

荷物預けで若干トラブルが発生しそうになりましたが、無事クリア。移動の最中に水煎包も食べきり、豆乳も飲み切って離陸40分前には搭乗ゲートにたどり着きます。この飛行機が無事に日本に着けば、この旅行も無事終了です(そして、無事に終わったのでこのエントリを書いています)。

*1:台北MRTのチャージ機だけ、小銭でのチャージが可能なので、最終日には小銭をここで全てチャージして次回使うようにすると財布を軽く出来ます

*2:台北のバス停は、大きい道路では中央部のレーンに、交差点を挟んで存在します。バスの乗り降りで停まることを考えてか、どちらも信号の手前にある