個人的に、バンコクの中央だと思っているのがSiam駅周辺です。BTSをよく利用するからかな。BTSの唯一の乗換駅がここなのですね(嘘)。
ここは個人的に初めてタイに来たときからなんどもお世話になってきました。最初のときにはBTSもサイアムパラゴンもなかったな。その代わりにOIOIがありました*1。
こんな早く(10時前)にここに来たことがなかったので、適当に通過しようと思ったショッピングモールはまだまともに開いておらず、トイレを使うことはおろか通過することもままなりませんでした。まあしょうがない。
バスに乗り換える
これから行くところは、ここからバスに乗り換えて行きます(ここで調べ直したらそのバス、Ratchadamri駅周辺経由だったけど、細かいことは気にしない)。幸運なことに、5分ほど待っていたら近辺に行くバスが来ました。しかもノンエアコン。
ノンエアコンの何がいいって、行き先言わなくても人数いうだけで乗れることです。今回は、行き先の市場の最寄りバス停でもなんでもないので、こういう時に行き先を言わなくていいのはありがたい。
バスに乗って15分ほど、意外と速く目的のバス停には着きました。
ここから歩きます。
この辺は旧市街と言って差し支えない感じのところですね。
中心部からのバスの便が微妙に悪いんですが、そのうちこの近辺も制覇してみたいところです。
そして、バス停から徒歩10分ほどでその市場に着きました。
他のブログで紹介されていて興味深かった「ナンルーン市場」です。
ナンルーン市場を回ってみる
この市場、いくつかの輪で取り囲むように出来ています。
一番中央に少し大きめの食事スペースがあります。これを取り囲むようにいろいろな食べ物やさん。さらにその外側には持ち帰れる食品店とかがあって、また別の食堂もあったりします。トイレは入り口から直進したつきあたりに。もちろんタイ式の公衆便所です。
この古めの屋根が時代を感じさせますね。
ここはチェックすべき店がいくつもあるそうなのですが、今回どうしても行きたかった店が1つあります。カオチェーの店です。
カオチェーというのは、水茶漬けのようなものです。本来はタイが最も暑い4月から5月にしか売っていない、ということで、そんな時期にタイに来れない私としては20年来食べられなかった料理でした。それがここでは通年で販売しているというのですね。
おばちゃんに、ここで食べたいとカオチェーを1つ注文します。
「中央で食べていいけど、食器はこっちに持って帰ってきてね」と言われて、なんなくOKします。
そして、来たカオチェーがこちら。
右側の水茶漬けには何の味もついていません。左側の付け合わせを食べながら食べます。そしてこの付け合わせが微妙な味わいで。
微妙、と言っても不味いわけではありません。表現しづらい味なのです。基本的には「甘い」というのがいいのかな。硬さが「柔らかい」とも「硬い」とも「ネバネバしている」とも言えない絶妙な硬さ。正直な話、日本のお茶漬けを想像して食べると全く違う味わいです。香りは控えめ。不味くはないけれど、万人に「美味しい」と勧められるかというと難しいかもしれません。これは難しい。
まあ、この冷たいご飯は、暑い時に食べるにはちょうどいいだろうな、と思います。
おばちゃんに食器を返すついでに「この料理、20年間食べたいと思ってたけど、今日が初めてだよ」と付け加えます。流石にこれくらいの言葉はすぐには出ません。Google翻訳に頼っています。反応については、とりあえず省略します。よくわかりませんが、たぶん嬉しかったようです。
伝統お菓子も美味しい
ついでに、タイの伝統菓子も買っていきます。
タイのお菓子、見ればタイのお菓子だとはわかりますが、どんなお菓子かまでは想像できません。「どれが欲しい」と言われて困っていると、「じゃあそれぞれ入れるね」と言われてOKします。
先ほどの料金表が分からなかった(特に下の方)のですが、「1箱50バーツ」「100個で500バーツ」ということみたいですね。1箱に10個入っているので、おそらく10箱まとめ買いした値段も書かれているのでしょう。そこは少し安くするところじゃないかと思いますが、昔は安かったのかもしれない。
ここのお菓子ですが、思ったよりもバラエティに富んでいました。みんながみんな「ういろうにココナツを乗せたもの」じゃなかった。確かにこれは売れるだろうな。
そうそう、このお菓子の店、そして先程のカオチェーの店は、どちらも市場の一番外側にあります。ただ、場所は180度違うけど。
市場で有名な牛肉麺の店は、市場の外側にあり、誰も牛肉麵を食べていない
せっかくなので、もう1つくらい何か食べていきたいと思います。ただ、例のブログでおすすめの店は、どうもこの市場の屋根の下にはないらしい。少し外に向かって歩きます。入り口からだと市場の角で右折する感じになるかな。なんとなくここに来る時に「この奥に何か店がありそうだな」と思える小路があったんですよね。
そこでした。
ブログによると、この店、営業は昼の4時間だけ、しかも昼過ぎには満席になってしまうそうです。11時すぎに通ったときにはそれほど混んでいませんでした。ラッキーです。
まあ、正直そろそろお腹いっぱいではあるんですよね。なにせここに来るまでにご飯を4杯食べているわけですから。ところが、ここで食べている人たちが誰も麺を食べていないことに気が付きました。そうか、その手があったか。
「ガオラオ1つ、白飯2つ」。ガオラオは、いわば「ラーメンの麺抜き」です。午前11時にここで食事をしている人は全員がこれを頼んでいたのですね。もちろん、これだけではお腹が膨れないので、別途白飯を頼みます。白飯はタダみたいに安い(タダじゃないです)。ガオラオは麺が入らない代わりに、具が多めに入ります。ここでいま食べているのは若めの人ばかりでしたからね、そのほうが満足するのでしょう。
待っていると、注文が間違って伝わったのか、なぜかガオラオが2つ、白飯が1つ届きました。何かの間違いかと思って1つは下げてもらい、白飯はもう1つ頼みます。
確かにうまい食べ物でした。ただ、ご飯が若干あっさりし過ぎなので、スープをかけつつ、おじや風に食べたほうが美味しいかもしれません。
さて、この後はもう一度中心部に戻って、映画を見ることにしますよ。
*1:日本のマルイとは何の関係もない