さて、自分は免税手続きを行ったことがありません。
よくわからないのでとりあえずGoogle検索してみると「3000元を同じ店から購入すると免税手続きができる。」「免税の書類がなにやら必要で、それをアプリで読み込ませて、そこに出てきたQRコードを空港にあるキオスク端末に読み込ませるとカードか何かに手数料を引いて返金が」なる言葉が出てきます。
手元にあるのは2800元ほどのレシートです。なにはともあれ3000元まで少し足りなさそうです。幸い先ほどパイナップルケーキを買った店が出したレシートは新東陽、つまり空港にはありふれた売店のものです。適当に200元ほどかさばらないものを買っちゃいましょう。ということでキーホルダーを買いました。200元ちょっとだったかな。
こんな感じのやつです。
まあこれはマグネットです。いちおうリンク先はキーホルダーですけどね。
で、買って、アプリをインストールして、改めて免税手続きを調べますと、どうも今は免税ラインが3000元じゃなくて2000元になってるらしいとわかります。じゃあ最初からこのキーホルダー買わなくても免税されたじゃないか。結局サイトで調べたいろいろは街なかで買った商品についての免税手続きであって、空港内の場合はもっと簡単らしいのですね。
単純に、新東陽のお土産屋さんの1つに行って、レシートを見せて、「TAX REFUND Please」って言うだけ。それに加えてパスポートを預けると、店員がなんかスキャンして、書類作って、それにサインするだけで現金が返ってきます。
100元程度ってことで、まあ先ほどのキーホルダーが半額で買えたかな?と思い込むことにしておきます。ただちょっとアレなのが100元ちょうどじゃなかったことです。ここに来る前に地下鉄の悠遊カードに、コインの小銭全部チャージしてきたのにまた小銭が発生したんですね。まあいいか。
出発まであと1時間程度。制限区域に入ります。
たぶん桃園第一ターミナル利用者は皆知ってる書道な展示
を越えて、ターミナルの端の方に歩いてくるとちょうどいいものを見つけます。
ああいう小銭が余った人のための寄付ボックスです。
以前もこの写真使いましたね。
先ほどのお金はあわせても100円ちょっとなので、ここに他のレシートと共に寄付してしまいます。
考えてみたら空港の寄付ボックス使うのも人生初かもしれない。
ところでこれから乗るのはLCC。機内食は特に注文していないで、でも日本に着くのは夕方です。少しくらいは何か食べておいたほうがいいな。
そんななか、こんな店がありました。
けっこう高そうな値段なんですが、これおかずだけの値段じゃないみたいなことは花蓮での夕飯でわかりました。日本の定食と考えればまあ、空港にしてはそこそこ安い値段に思えてきます。
で、240元のやつを頼んだ結果が、
この結果でした。最安とは口が裂けても言えないけれど、空港飯としては十分な量な気もします。
ちなみに注文は先ほどのカウンターではなく、入口にあるタッチパネルでします。実はカウンターはカウンターで受け付けているらしいのだけど、そっちは現金決済専用らしい。もう小銭は増やしたくないので、タッチパネルでカード決済で注文しています。
これも台湾の空港で食べる飯としては初利用ですね。
食べ終わったあたりで、同行者から催促の電話が来ました。さすがに出発30分前になると来ないのが気になるらしい。
まあ、こちらは5分もかからずにゲート前にたどり着きます。
で、飛行機は結果的に10分ほど遅れることになります。
楽天モンキーズっていうのは、後で調べたら台湾のプロ野球チームらしいです。ホームタウンは桃園なんだとか。
桃園にあるチームの応援をLCCがするっていうのも何らかのつながりを感じさせます。
離陸して、
あとは日本に帰るだけです。
まあ、せっかく窓際の席を取ったので、写真撮れるだけ撮りますけどね。
桜島(鹿児島)とか。
大分とか。
富山とか。
山形とか。
岩手とか。
空港とか。
はい、到着です。
でもって、空港ではしなければ行けない大事なことがあります。米の持ち込みのための検疫です。
背負ってきた米を出して、先ほど桃園空港で作ってもらった検疫証明書を出して、検疫手続きをお願いしました。
ところが、手続きが進みません。
どうも、ここの空港を管理する検疫の係官にとって、仕事は違法持ち込みプラカードを持ち歩いて、食べ物を没収することだけだったようなのですね。
しかも、台湾の検疫証明書は様式が変わったようで、手持ちのマニュアルにもどこをチェックしていいのかわからなかったらしい。ある意味初利用です。
今回の便、ほぼ一番乗りでここまで来ています。なにせ自分より前の席の人は全員台湾人だったようで、入国手続に時間がかかるんです。こちらは帰国手続きですからパスポートを出せばほぼ一瞬で終わりますからね。
それが、全員が入国を終えて、荷物を引き取って外に出ても終わらないという、最初から最後までターンテーブルのそばにいる人になってしまいました。
もちろん最終的には真正性にも納得がいったようで、ここ1年で4kg程度の個人輸入に成功、となったわけですが。
待ってもらった同行者の車に乗って、あとは家に帰るだけです。
お疲れ様でした。