8泊10日と、そこそこ長い日程を組んでいる今回の旅行ですが、移動も多いので意外とスケジュールは詰まっています。バンコクで何かするとしたら今日くらいしかなさそうな気がする。とは言え映画を見るにはまだ早い時間です。空港でお粥を食べたのも忘れて、朝食を食べようと考えてしまいます。
朝からやってる屋台と言えばルンピニー公園が有名です。嘘です。そんな話を聞いたことがあるだけで、私はルンピニー公園に一度も行ったことがありません。まあ、こういう機会に行ってみるのもいいかもしれませんね。
BTSでルンピニー公園に行くにはどうすればいいか。まあここからなら、Siam駅でシーロム線に乗り換えるところまでは既定路線でしょう。ではどこで降りるか。
単に公園に近い駅、といえば、Sala Daeng駅の方が近いです。しかし今回の目的は「朝食」です。ルンピニー公園には2ヶ所に屋台村があるとされています。正確な場所は私も詳しくないのですが、いっぽうは公園の南東隅に、もういっぽうは公園の北西隅にあるのだそうです。南東隅を目指すならまあSala Daengのほうがいいでしょうが、北西隅なら1つ前の駅、Ratchadamri駅の方が近そうです。少し迷いますが、今回はSala Daeng駅を目指すことにしました。Ratchadamri駅からルンピニー公園に行く道路はあんまり面白みがなさそうなので。
ということで着きました。
どちらかというとオフィス街だということで、
駅の近辺からオフィスに向かうためと思われるバイクタクシーの列があります(これの使い方は後ほどわかることになります)。
ここからルンピニー公園そのものはそれほど遠くはありません。
ここの公園はどちらかというと運動のためにあるようなもので、
エアロビっぽい体操をしている人もいれば、走っている人もいます。映画「Seven Something」のロケ地でもありましたからね。
そして、多いのが猫。
被写体に困りません。
ところで、「公園南東部の屋台村」ですが、それほど遠くありませんでした。10分ほど歩いたところにありました。
しかし、屋台村というほど店が開いていません。開いていないというより、屋台ブースに店が入っていない感じ。いちおう、入っているところは営業はしていますけれどね。豆乳屋さん、カレー屋、野菜ジュース屋など最低限のものは揃っています。
今回選んだ店はここ。
黒鶏のカオマンガイ、という(たぶん)鶏めしを出す店です。
まあ、見た目は普通ですね。バンコクで食べるこれにはあまりハズレがありません。
このまま戻るのもあれなので、今度は北西部に行ってみることにします。
しかし猫が多い。
この猫は路上で寝ていました(たぶん死んでいません)。安心しすぎです。
それはともかく、今度はそこそこ歩きます。池が直行するのに邪魔だからかな。
目的地は、この「チムチュムチュラ」と書いてあるあたり。BTSで外を眺めていたときにもこのあたりに市場っぽいものが開いているのは見つけられましたので*1。
市場はごく普通です。それなりに生鮮品があったかな。まあ観光客が買って帰るものでもないのでそれはスルー。端の方にジュース屋台があったので同行者は生オレンジジュースを、私はミルクティーを頼みます。適当に机に座って休憩がてら飲んでいると、「อาหารตามสั่ง」*2と書かれた店を発見。これはちゃんとしたガパオライスを頼むチャンスです。
「鶏肉のガパオ炒めご飯のせ、目玉焼きも乗せてね」(タイ語)の注文がスムースに通ります。あ、でももしかしてガパオ炒めこうやって頼むの生まれて初めてかもしれない。まあ、スムースに通っただけで胸をなでおろします。
「写真撮っていい?」これは言い慣れてます。無論オーケーをもらいます。こちらとしてはまあ台所の外観とか、既に作り終わっている目玉焼きの山とか撮るつもりだったんですが、
オーケーをもらって写真を撮っていると、「こっちに来て撮りなよ」と誘いを受けます。結局、彼のガパオ炒めを一部始終動画で撮ることになりました*3。
「どのくらい辛くする?」これは答えにくい質問ですが、最近これの無難な回答を覚えました。「นิดหน่อย」これを言うと「少々」という意味になります。正直どのくらいが「少々」なのかは人によって違うので、これであなたの好みの辛さになるとは限りませんが、まあこっちはどんな辛さでもいいしね。
出来上がりがこちら。
普通に鶏のガパオ炒めでした。これ食べるためだけにここに来る必要はないけれど、ここ来て何食べるか迷ったときには普通に選択肢に入りますね。
食べ終わったところで、まだまだ9時すぎですが、次に行きたいところがあります。そこに向かうために、今度はRatchadamriからSiam駅に向かいますよ。