3日目、実質2日目です。
今日も朝ごはんは台南名物に行きます。牛肉湯です。行く場所は昨日とほぼ同じ、永楽市場です。ガイドブックによっては国華街とも書かれているらしい。
そして、本日行くつもりの場所はこの写真にすでに映っています。阿村牛肉湯です。
こんな店です。というほど説明になっていませんね。
メニューの左側のほうが、この店の名前にもなっている牛肉湯のいろいろです。
牛肉湯は、薄切りの牛肉が入っているもの。定番ですね。牛雑湯はたしか牛モツです。牛舌はまあ牛タンでしょう。ほかがわからない。なんだかんだで調べる羽目になりました。結果、牛腩はサーロインのことらしい。というかまあバラ肉みたいな脂つきの肉と考えるほうがいいでしょう。五花肉は霜降り肉らしいですが、実際どうなのかはわからないままです。今回は牛腩湯を注文しました。ここの注文方法は注文伝票ではないのですが、メニューが見えるところにあるので実際に指を指して、「小」「中」「大」でなんとかなります。
確かに脂多めです。これはこれで美味いな。同行者は白飯ではなく炒飯を頼んでいました。これもなかなか美味かったです。
台北に移動しようとして、アプリの挙動に焦る
明日のフライトのことを考えると、今日のうちに台北に移動しておく必要があります。せっかくだから午後に観光を入れておきたいと考えると、やはり新幹線移動しかありません。高鉄台南駅へは台鉄台南駅から在来線を使って移動する必要がある、ということでホテルは8時にチェックアウト。例によってYoubike2.0で台南車站に向かいます。
ホテルから台南車站には何度も移動していますが、今回は赤崁楼を経由。歴史的建造物ですからね。でも、ルート把握に追われて写真を撮るのを忘れました。
たぶん、写真に撮ったらこんな感じになっていたでしょう。
とはいえ、ルート上にこんなものも見つけました。
成功路と公園路の交差点の西側、京城牛排の隣にありますが、Google Mapsには特に名前が登録されていないようです。近くに別のボードゲームショップがあるから、そこの倉庫かしら(適当な推測)。
近くの別のボードゲームショップ(下見にすら行かなかったので評価はしません)。
で、台鉄台南車站。
階段をくぐって南方面のプラットフォームへ
この時刻表の右側、沙崙線と書かれているのが台鉄台南行きの列車です。なんとか8時40分発の列車には乗れそう、ということで、電車を待つ間、9時ちょっと過ぎの新幹線を予約購入します。さすがにギリギリ、かつみんなが動く時刻だけあって、隣あった席は取れませんでした。B席2つ。これはかなり混雑していますね。
で、車内中央の席と、扉に近い席が取れましたので、同行者にどっちに座りたいか聞きます。「端の方がいいかな」というので、2枚買ったうちの1枚を受け取り、向こうのスマホに転送します。この2台はLINEで繋がってますからね。一昨日よりは格段に簡単に転送できました。
ところが、買ったはずのもう1枚が見つかりません。アプリには「もう全てのチケットはあなたが受け取っています」と出ます。サポート方面でも、「チケットは全部転送済みだよ」と出る。チケットが見つかりません。
こちらが焦っている間に、暇を持て余した同行者が撮影した向かい側のプラットフォームでも見て和んでください。私は完全にテンパっています。電車が来るまであと10分ない。まあ、電車も高鉄台南に着くまで30分弱ありますけどね、たぶん向こうのカウンターに話をしている間に新幹線は発車しちゃうでしょう。
問題は8:38頃解決しました。「そっちの受け取ったチケット見せてくれ」。同行者がアプリを操作して番号を出します。
あ、受け取らなかったチケットが転送されている。
つまり、こうです。台湾のアプリの流儀か、皆さんの考え方の流儀かわかりませんが、チケットを複数手に入れた場合、あなたはまず自分のチケットをどれにするか決める必要があります。そして、受け取らずに残ったチケットは、優先的に同行者に割り当てられるわけです。
こちらはまず同行者のチケットをどうにかしようと思っていた。受け取ったチケットを転送しようとした。アプリがそういう動きじゃなかったのですね。まず自分の身を案じてから他人をどうにかしろと。
結果、私が端の方、同行者が中央に近い方に座ることになりました。まあこれは些細なことです。
ところで、台湾を鉄道で旅行する時に、やはり気になるのが駅弁です。台湾の鉄道にも駅弁、あるんですよね。9時台なら売っていてもいいな、台北では売っていたけどな、と思いつつも、沙崙、もしくは高鉄台南で売っているかはわかりませんし、買って食べるだけの余裕があるかもいまいちわかりません。
結論から言うと、沙崙駅では駅弁売ってませんでした。高鉄台南駅には駅弁販売カウンターありましたが、まだ開いてませんでした。
しょうがないので、車内販売に期待しつつ、
新幹線に乗ります。
そう言えば、日本の新幹線では車内販売が廃止方向にあるんでしたが、台湾新幹線ではまだあります。ついでにゴミ回収もやってきます。
でも、この車内販売では弁当、売ってませんでした。実はこれは、車内誌に書いてありました。
さすがにこの時間は弁当、なかったようですね。
そうそう、この車内誌、車内販売が他に何を売っているか書いてあります。言葉が話せなくても、それを指させば、車内販売、問題なく買えると思いますよ。
そうそう、世の中間違いはどこの人でもやらかすようです。2席予約して離れたB席でしたから、A席とC席には誰か来ることが予想できました。ところが、みんな台北に行くつもりなのに、A席とC席には合わせて3名が来たのです。
最初は、確か嘉義で乗り込んできたのかな。女性でした。A席に座って、朝ごはんっぽい洋食を食べてYoutube見てました。C席にも男性が座って、それから台中で人がたくさん乗ってきたのですが、そのうち1人が持っていたのがそのA席だったのですね。
台湾新幹線にもダブルブッキング!とレアな光景に興奮しました。が、実は嘉義で乗った人が完全に席を間違えていたのですね。もっと中央付近の良い席でした。号車番号と席番号を間違えて見ていたみたいです*1。
台北車站、コインロッカー、追加のカバン、そして昼食。
新幹線は11時過ぎに台北車站に到着します。今日宿泊する予定のホテルはチェックイン時刻が遅く、かつこのあとも遠出して観光の予定なので、まず荷物を預けようと思います。帰りが20時を回りそうなので、有人の荷物預かりには預けられません。ここはコインロッカーです。
コインロッカーの位置情報については詳しい情報があったので、ブックマークしておきました。はてなブックマークがブックマークの役割を果たしたのはもしかして初めてかもしれない。
ま、これでまず2人分の現在の荷物は預け終わります。
ただ、今回はこれ以上に荷物が増える可能性があります。これから大量にお土産を買うだろうからです。そうなるとチャックの閉まるカバンがほしい。
なんなら、漁師網カバン買ってもいいかな、と思いましたが、その種のカバンにはファスナーがないみたいですね。そうなると、100円ショップです。あるんですよ、ダイソーが。
しかもここ、今夜泊まる予定のホテルのすぐそばです。せっかくなので挨拶していきます。「チェックイン出来ますか?」「ああ、チェックインは17時以降です」「ですよねー、また来ます」。
ダイソーですが、やっぱりダイソーです。日本のダイソーにありそうなものはだいたい置いてあります。過去にはここで果物ナイフを買ったこともありました。ただ、ここは100円ショップじゃありません。1.5倍くらいの値段になります。でも、ちゃんとありました。
これ、安いし、そこそこ丈夫だし、ものがいっぱい入るし、簡単に折り畳めるので、それこそお土産を機内預かりで持ち込む時にとても重宝するアイテムなんです。これを3枚ほど買いました。ああ、帰りのLCCの便は昨日のうちに、機内預かり15kgまでを追加注文してあります。
で、昼飯です。ここは自助餐に行きたい。ところが、この3年の間に、台北車站の駅前に数店あった自助餐はほぼ全部閉店してしまったようなのです。理由はわかりませんが、「おすすめ自助餐◯選」とかある記事の紹介されている店、台北車站近辺以外の店も軒並み閉店していました。Google Mapsで緯度経度指定しても見つからなくて、Google Street Viewで過去の写真を見ると1年前まではきちんと営業していたのを見つけると少し寂しくもなります。
ま、ここはバスで数停留所移動です。向かったのは、こちら。
入り口にはデリバリーの人、いわゆるUber EatsだとかFoodPandaの人がけっこう待っていて、12時前だとギリギリ並ばずに入れました。
で、入ってみてわかったのは、ここは期待していた意味での自助餐ではなさそう。雞肉飯を注文すると、3つおかずがついてくる、それをリクエストできるという店なのですね。
Googleマップに注文伝票をアップしてくれている人がいました。実は日本語のメニューもあったりします。
欲望に任せて頼んだら、玉子ばかりになってしまったのはあれですが、まあ美味かった。
お土産買って、さらにコインロッカーを探す。
さて、台北では持ち帰るためのお土産を買う必要もあります。いろいろ数えたら結構な量になって。ここまで増えるなら林百貨で重さ考えてボードゲーム選ぶ必要なかったな、と後悔するくらい。とりあえずバスで移動します。
移動先はこちら。
言わずと知れたパイナップルケーキのお店です。
「こんなの試食したら買って帰らないと悪いじゃん」と同行者は言ってましたが、こっちはどうせ買うつもりだから、そちらは冷やかしでいいのよ。とは言え、お世話になった親戚用にはこれ買って帰ることにしたようです。実際このパイナップルケーキ、他より高いからねえ。
しかも、久しぶりに来てみたら、15個入り、10個入りに加えて、6個入りが増えていました。これまでは高いのをいいことにバラして配っていたのですが、これは個別に買えないこともない。これは悩みます。
そもそも、このあとの予定を考えると、ここで何個買うかも迷います。
そうなんです。最近、微熱山丘は桃園空港のターミナル1にも支店をオープンしたのですよ。こちらは「To Go」というサブタイトル付き。つまりこの店に行っても豪華な試食はたぶん出ませんが、ギリギリの数調整はできそうな気がします。店の人に開店時間を聞いたら、明日の帰りにもちゃんとオープンしてそうです。それなら、ということで、どうしても買わないといけない最低の個数だけをこの店で買って、あとは明日まで悩むことにしよう。それでも、けっこうな数を買う羽目になって、運搬用の段ボール箱に詰められましたけどね。
その箱ごと、先程買ったPPバッグに詰め直して、台北車站にバスで戻ります。目的は追加のコインロッカーです。
とは言え、2時間ほどたって、コインロッカーはどこも満杯です。場所によっては、空き待ちと思われる人がたむろしています。
いや、一番置いてあるところはここだけではない。もっと奥に別の場所があったはず、と歩きます。
台北車站の地下はロの字型になっています。ロの内部には台鉄と高鉄の改札があって、上の横棒と下の横棒が地下街。右上(のちょっと上)と右下にMRTの駅があって、右の棒がそこの連絡通路的な地下街です。このコインロッカーがあるのは右上の角にあたるあたりで、階段があって、その上と下にコインロッカーが集中して置いてあるのです。ちなみに今回私たちはバスを降りて上の横棒を左から右に歩いてきました。この通路にもところどころにコインロッカーがあるのですが、全部使用中。このあと我々は右下のMRTの駅に向かう必要があるのですが、右上の角から右下の角まではコインロッカーがないのです。というわけで、歩く先は右上のさらに上の方向です。
こちらにもコインロッカー群がありましたが、どこも満杯です。荷物を沢山持って来た人が、画面を確認しては諦めて去っていきます。どこも同じだな、と思ったら、1人手ぶらでコインロッカーに近づく人がいました。これは、と思ってこちらも近づきます。やはり、ロッカーから荷物を取り出す人でした。自動で閉まる扉を手で止めて、彼が荷物を取り出すのを手伝います。まあ、こちらは親切で手伝っているのではなく、取り出した後に自分の荷物を入れたいだけなんですけどね。おかげで、待ち時間ほぼ0で荷物を入れることが出来ました。
時間がないと思って、ハイスピードお参り。
次の予定は、14時50分に西門町の駅前です。現在14時10分。あと40分あります。台北車站から西門は数分です。ここで、出る前に頼まれていたことを思い出しました。「龍山寺にお参りに行ってきてくれ」。
龍山寺は台北車站から西門へ行くのと同じMRTで行け、ていうか駅順で言えば台北車站から隣の隣の駅です。MRTの移動に10分程度かけても、30分は余ります。しかも、龍山寺最寄りの駅と龍山寺は隣接しています。まあ、駅名が龍山寺だものな。
ということで、ハイスピードお参りを試みます。
入り口は門の右側にあるようです。でも微妙に入場料金を取られそうだなあ。10分で帰るのにそれはもったいないなあ、と。
念のため、右側の入り口を見に行くと、どうも入場無料でした。そりゃそうか。
それを同行者に伝えようと戻ろうとすると、警備の人に止められます「ここは入口だけ。出口は左側だよ」。そうなんです。龍山寺ほぼ一方通行でした。
入口から手を振ってもこちらに全く気が付かないので、ハイスピードお参りを試みることにします。
ここを拝んで。
本当は、ここではなんかアトラクションがあったのですが、それは省略して、
いそいで戻ってきます。この時点で14時35分。まあ14時50分に西門には余裕で間に合うでしょう。
14時50分に何があるかというと、ツアーバスの集合時刻です。
実は、私事前に、九份への往復ツアーバスを予約していました。ツアーと言っても、往復するだけ。九份での時間の過ごし方は各々どうぞ、という願ったりかなったりの単なる往復バスで、九份への直行便がないなかかなり便利だと思って予約していました。
ところが、西門駅の集合場所に行っても、それらしき人がいません。微妙に近辺には人がたむろしているので、「あなたがツアーの人ですか?」と聞いてみますが、やっぱり違います。ただまあ、皆さん親切ですね。何のツアーかも知らないのに「こっちの出口じゃなくて、あっちの出口じゃないか」ととなりの出口を指さします*2。
絶対に違うな、と思いつつ行ってみてもやっぱりそんな人はいません。焦りに焦ってツアー会社に電話連絡します。このツアー、日本の代理窓口がIP電話でサポートしてくれるんですね。このときほどこういうサービスをありがたいと思ったことはありません。
「ああ、予約いただいていますね。15時30分出発の」「え?」
そうなんです、15時出発と思って予約していたツアー、もともと15時30分出発でした。そりゃ、この炎天下、その40分前には誰も集まっていないわけです。
ここで待つにも、どこかに行くにも時間が中途半端なので、となりのホテルっぽいところのロビーで休憩を取ります。
帰ってきてからGoogle Mapsで調べて知ったのですが、このロビー、ホテルのロビーではありませんでした。
カラオケボックスの受付だったらしいです。なんというか、時々こういう規模のデカさにびっくりします。
ちなみに、こういう状況について、同行者は、「いや、ここで休憩が入ってよかった」とこぼしておりました。
そうね、もし最初から15時30分出発ってわかってたら、絶対に西門町の大腸麺線入れてたもの。
もう20年くらい前に行ったっきりの店ですので、今でも美味しいかはわかりませんが、是非食べたかったしね。
さてツアーバスです。ツアーバスと行っても、8人乗りのワゴン車です。参加者はだいたい日本人。ちょっとだけ韓国人が混じってたようです。まあ、このツアー会社、もともと韓国のツアー会社だったはずだしね。中央に座ると、みんなが何をしているのかがまるわかりです。
運転手のカーナビは手持ちのスマホでGoogle Mapsでした。後ろの3人組の声は非常に通ります。会社の恋バナなんかここで噂話してていいのかね。まあ、固有名詞聞いても誰のことかはこちらには全くわかりませんが。
そして、30分ほどしたら、車内が非常に静かになります。なんと、私以外、客は全員眠りこけていました。なんとなく、自分も寝ると次は運転手まで寝てしまうのではないかという漠然とした不安が襲います。
とかなんとか言っているうちに、車は山道に入っていきます。危ないすれ違いをなんどかしているうちに、車は駐車場に着きました。帰りの集合場所まで誘導してもらって、さてここから九份です。
ところであなたは、九份をどれだけ知っていますか? 私は全く知りません。
現在自分がいるのは、この地図で「九份老街」と書かれたあたりです。基本、九份は歩いて見て回るところで、こういうところはGoogle Street Viewもあまり役に立ちません。そもそもパンフレットで山程撮られたあの光景、どこで見られるのかも把握していません。
とりあえず、すぐそこに見える展望台から海を望みます。
まあ、眺めはいいね。
覚悟して、細い道に入り込んでいきます。
道路、というよりも通路然とした路には、左右にお土産屋とちょっとした食べ物屋が並んでいます。ああ、こういう場所前にも見たことあるな。クレット島の小路に似てるな、とか思いましたが、あちらと違うことが1つあります。向こうは売ってるものの種類が少ないんですよ。どこまで行ってもだいたい同じものが売ってる。こっちは、それぞれの店で売ってるものが違う。もちろん名物なんかで被っているものもありますが、それらの店がけっこう離れています。本当はこれ、1軒1軒詳しく見ていったほうがいいんだろうな。
ま、帰りの集合場所からスタートしたことを考えると、最終的にはこの道を戻ってくるんだろうな、と、自分宛のお土産は後で買うことにして、気になった商品と店の名前だけ写真に撮っておくことにします。
これ探してたんですよ。ブログなんかには「お土産屋さんにあるよ」とよく書かれてはいるのですけど、どのお土産屋にあるのかはわからなかった。ここにありました。こんなん、どこにあってもいいと思うのですが、この通りではここにしかありませんでした。
というわけで、同行者が招き猫だかだるまだかを買っている時に、思い直します。これ、買える時に買っておいたほうがいいぞ。
この店に慌てて戻ります。あ、コップ3種類あるのか。店員が寄ってきます。「この2つが古いデザインで人気ありますよ」その場合は、新しいデザイン1つと、より古いほう1つ買うのが自分なりの買い方です。「この2つ、どっちが古いですか?」通じません。そろそろ皆さんおわかりですね。ここでGoogle Translateが起動されたスマホが出てきます。当然日本語は音声入力なので、断って自分のスマホでGoogle翻訳を起動します。通じました。じゃあそっちをもらおう。そうすると、別の店員が話しかけてきます。「もしそれ6個買うと、ビアケースのデザインをした箱に入れてお渡しできるんですが」
悩みますよね。正直、このコップ6個も要りません。とはいえ限定ボックスはありがたい。6個はみんなに配るか。でもそうするとボックスの存在価値がなくなるなあ。一旦保留して、他の商品も見て回ります。
意外とここの店のセレクトいい感じ。話題になってる商品は集めている感じです。むしろ、ここがスポンサーになって日本のメディアに注目商品を紹介してるんじゃなかろうか、という感じの集まり方でした。
漁師カバンも何種類もあります。
結局、コップは2つだけ買うことにします。
さて散歩に戻ります。歩いているうちに、だんだんわかってきました。この通路もそろそろ終わりだわ。
実際、この階段への曲がり角(十字)から、道路の端まではけっこうすぐでした。
いちおう、この近辺には台湾茶を楽しめる店がいくつかあるようです。ただ、自分も同行者も、それにはあまり興味がありません。むしろ興味が出てきたのがこちらでした。
うん、こちらの方が良さそう。しかしこれは長尻になるぞ*3。
というわけで、先程の階段を先に昇ることにします。目的はこちら。
芋圓というのは、丸っこいダンゴみたいなデザートです。これがかき氷のようなクラッシュアイスの上に乗っかっている。
実は、この店は店内にけっこう広いイートインスペースがあって、眺めもいいそうです。まあ、どうせそれはさっきの生ビールでやるからね。
横の階段を登った先に腰掛け、食べることにします。あ、そうそう、
この階段、上に登ればいい眺めが見えるように見えますが、昇っても海は見えません。単に空きスペースなだけです。そういう意味では、素直に内用したほうがいいのかもしれない。ま、あまりその辺は気にせず食べます。うまいな。
で、いい感じに置いてあったゴミ箱に容器を捨て、さっきの店に戻ります。
夕方でも空いているのは、口コミが悪いからかもしれませんね。とは言うものの、台湾ビールだけ飲んでいるのなら大したことはありません。
つまみもいちおう頼みます。
小籠包も頼みましたが、まあ普通でした。悪口書くほどではない。
おかわりもして、さてそろそろ戻る時間です。
もう1ヶ所、見られるならば見たい場所がありました。映画館です。別に映画を見たいわけではない。とある映画でロケ地として使われていたらしいのですね。それは、先程の階段を反対側に降りる方向にあります。ところが、この階段が混んでいる。
あとから調べたら、よくある九份の夜景は、この通路の左側にある店から右側の提灯を含めた店の外観を撮ったものらしいです。そりゃこの道路、混雑するわ。
で、例の映画館ですが、現在リノベーション工事の真っ最中。囲いで覆われていました。
まあ、写真に撮ることくらいは出来ます。あとは帰るだけなのですが、先程の階段、昇りたくないですね。眼の前に先程よりは広めの道路があります。なんとなく集合場所に向かっているように見えます。この道路、使えないかな?
結論から言うと、使えました。さらに、けっこう空いていた。
この記事の少し上にある地図の取り込みを御覧ください。今回歩いてきたのは、「基山街」という細い道です。時々破線が横切っていて、これが階段です。今降りてきたのは基山街に交わる一番西の階段。確かにそれを南に行く(昇る)と、阿柑姨芋圓があるのがわかりますね。で、今回歩いていくのが軽便路、という道路です。つまり九份、この2つの道路をうまく使うと効率的に回れますね。うん、完全に理解した。
もちろん、軽便路を使う場合の注意点が1つあって、最後は昇り階段になることです。
でも、道路としては絶対こちらの方が楽だったな。
思ったより早く着いたので、最初に昇った展望台に昇って、今度は夜景を撮ります。
あとは、セブンイレブンに集合するだけです。
戻って、夕食へ
九份からの帰りは結局例の駐車場に戻り、そこで振り分けられて乗るだけです。
どうせ窓の外は夜景しかありませんからね。
来たときと同じところに降ろされるので、そこからMRTで台北車站に戻ります。なにせこれから荷物を回収してチェックインだ。
で、夕食です。まあ、台湾最後の夜、行くところは熱炒と決めていました。台北車站の近辺には熱炒がないので、例によってYoubikeを利用します。駅から少し離れたところの乗り場から、自転車に乗って東北東に向かいます。
ルートは、Google Mapsのナビゲートにおまかせ。台北くらいの広い道路になると、自転車は歩道を走るのが前提のナビをしてきます。向かう先のバイクステーションは道路の左側なので、そのナビは助かります。
で、たどり着いたのが、こちら。
実は前回もこの店に入りました。別にこの店でないと、というこだわりはないのですが、なにか縁を感じます。今回入った理由は単純に、バイクステーションが1個手前で、そっちから歩いたら一番近いのがここだった、だけなのですが。
既に時間は21時30分を過ぎていますが、けっこう混んでいます。店内の座席はいっぱいらしい。「2名です」と店員にお願いすると、「たぶんここに案内されるだろうな」という屋外の席に案内されました。
例によって注文伝票です。しかし、こちらには日本語メニューもあります。
まあ、なんとなく決まっている頼みたいものに、これを見て頼んでもいいかな、と思うものを追加する感じで。
例によって、酒類はメニューには載っていません。
冷蔵庫からセルフサービス。瓶は回収せず机に置いておき、最後に精算します。
ま、最終的にいくらかわかるでしょう。
で、頼んだものは、
まずは野菜。
いちおう海鮮の店なので、シーフードもなにか頼みたいものです。あとは羊肉とか。
醤油とごま油と酒で味付けした、カエルの炒めもの。
日本語メニューで気になった、マーボー茄子。しかし、この中国語からマーボー茄子は思いつかないな。
熱炒は鮮魚を料理するのがウリのひとつなので、なにか頼んでみたいところではありますが、今回も頼めませんでした。魚の名前が一致しないんで、どれを頼んでいいかわからないんですよね。名前がわかる魚は日本でも食べられるしたぶん日本のほうが安いものばかり。
ちなみに、会計は980元でした。飲んだビールは3本。注文との金額差は240元なので、1本80元ですね。やっぱり九份のビールには景色代が入ってたな。
次回は、黃魚あたりを目標にしたいと思います。