台北車站は広い
台北転運站ことバスターミナルに来るのは始めてでした。いつもはもう少し駅に近い国光客運の専用ターミナルで台北-桃園空港間を行き来するくらいでしたから。とはいえ、そんなに入り組んだ場所ではなくて、バスを降りて荷物を受け取り、エスカレーターで地下まで降りればあとは地下街が台鉄台北車站まで接続しています。ただ、接続はしているのですが、ここからがわかりにくい。地下街は梅田ほどじゃないですが入り組んでいますし、台北車站の場合、台鉄、高鉄、さらに地下鉄も含め全ての鉄道は地下にプラットホームがあるのです。道のりを間違えると通り抜けの出来ない道に入り込んでしまうことがあります。私はこれに今回もハマりました。前に高鉄から降りてハマった時以来、2度めです。逆に台北車站は地上部分が広場風の吹き抜けになっていますから、できるだけ地上部分を歩くことをおすすめします。
それはさておき、今回は宿に行く前に少し寄り道します。
この地下街の先に「誠品書店」という書店があるというのです。ホテルのそばの地下鉄出入り口そばにも誠品書店あるのですが、少し小さめ、こちらのほうが大きいというので一度見てみようと。
ちなみに店内の一部
そこそこボードゲームが置いてあるのがわかります。
まあ、ここであえて買うほどではないかもしれない。ちょっと最近の台湾ボードゲームについては調査不足の感が否めません。
台北車站は駅舎を囲むように地下街が出来ています。帰りは隣接する別の地下街を経由して
さらに、地下鉄乗り場のコンコースも通って
先ほど公開した地下街を含めて、この3つの全く違ったデザインの地下街が100mと離れていないくらいのところで隣接しているのが興味深いです。
今回泊まる宿はM8出口から徒歩1分もかからないところにあります。
狭い中でも広めの部屋が確保できました。
お土産を買いに
無駄に台北車站を歩き回ったおかげで、すでに15時半を回っています。明日の午前中には買えないおみやげを買いに出かけることにします。
台北車站の眼の前まで歩いていき262番バスに乗り、15駅乗って介寿国中で降り、そこから3分ほど歩くと、
微熱山丘ことサニーヒルズの台北店舗に着きます。
ここの店員はほぼひと目でどこの国の人かを当ててきます。そしてパイナップルケーキの試食を勧めてきますので、
あまり遠慮することなくいただきます。
平日の16時頃ですが、お客さんはそれなりに。でも、混んでいるというほどではありません。
そんなこんなで、小箱3箱ほど買って帰ります。ちなみに、帰りの飛行機で一緒になった人はダンボール一箱買っている方もいました。爆買いって中国人だけの特権じゃないなという気もします。
なお、このお店は現在は閉店時間が早まっているようです。18時閉店とのことなので夜に買いたい方は別の支店でどうぞ。
生ビールの角打ち
ここから一度行ってみたいところがあります。台湾ビール工場の売店です。
台湾ビールの工場売店に関しては情報が錯綜しています。数年前まではビール工場の北側にビアホールがあって、南側の工場からずんずん歩いていった先にあったのですが、現在はここはいったん閉鎖され、その後改装されてライブハウスになっているのです。
北側に入り口も出来ていて、ビール工場を突っ切らなくても行ける行き方が推奨されています。バンド演奏を聴きながらのビールも美味しいとは思うのですがまあ入場料もかかるし、今回の目的はここではありません。もう一つの場所です。
ビール工場の入り口から西に向かったあたり。西から歩いてきたらこちらの入り口に先に出会うと思います。
この中にある商店が台湾の酒販公社直営の売店なのです。中は撮影していませんが、ビールの他にもいろいろな酒が売られていますのでお土産に買うにはちょうどいいかもしれません。
この一角に立呑コーナーがあって、既に数人が談笑しながら飲み交わしていました。それはあまり気にせずに、レジに行って「Draft Beer Please」と言うと会計60元を済ませたのちその立呑コーナーのほうへ。泡少なめで注いでくれます。
本当に泡少なめでした。外の机と椅子で、蚊を追い払いながら1杯。
さらにもう1杯、今度は瓶ビールを頼もうと思います。冷蔵庫からビールを取り出し、生ビールコーナーに置いてあるグラスも取って、40元で会計。
18日以内で売り切るという生ビールです。直前に飲んだジョッキ含め、今回の台湾旅行で飲んだビールの中でいちばん美味しいビールでした。
なお、飲み終えた瓶とコップを返す際に「コップ売ってくれない?」と聞いたのですが買えませんでした。買えるときもあるらしいのでまた来て聞こうと思います。
歩いて熱炒へ
売店から歩いて10分くらいのところにある長安東路一段という通りには「熱炒」(るーちゃお)という居酒屋が集中しています。せっかくなので夕飯を混みだす前の熱炒で、ということでそこまで歩きます。
通りに面したところにたくさん海鮮が置いてあるのが熱炒の印かもしれません。
案の定まだオープンしたて、ほとんど人のいない店に入りました。
そもそもまだ店員がまかないを食べてる状態だったりします。
注文メニューは中国語ですが、横に日本語メニューがあります。
ビールはセルフサービスで冷蔵庫から取りに行き、お通しのガーリック枝豆をつまみながら料理が出るのを待ちます。
何はおいても、の空芯菜炒め。今から考えたら地瓜葉(サツマイモの葉っぱ炒め)のほうが現地レア感高かったな。
カエルの炒めもの。少々骨が多いですが、言われなければカエルとは思えません。
ビールだけでなくご飯も進むのがこの辺の料理のいいところです
ご飯はセルフサービスで取り放題です。
他に刺し身の盛り合わせも頼んだつもり(メニュー参照)だったのですが、いつまで待っても来ませんでした。まあ2品にご飯も入れてそこそこ満足でしたし、刺し身の請求もされなかったので良しとします。
宿に戻る途中でuBikeを見つけました。長安東路は微妙に台北車站からの交通の便が悪いので、これに乗れれば便利かもしれないですね。
宿周りでDVDを探す
一度宿に戻り、
帰りしなに買った臭豆腐と麺線を追加で食べて、お土産を置いてまたでかけます。今度探すのはマンゴーを剥くための果物ナイフと、DVDです。
果物ナイフについては売っているところになんとなくの心当たりがあります。宿のすぐそばにダイソーがあるからです。
店内からはAKB48の「桜の栞」が聞こえてくるなど「日本の店」を強調した感じの店内です。まあダイソー、だいたいのものはMade in Chinaな気もしないでもないですが。
折りたたみ式のナイフを40元で買って、ついでにDVDも探します。
1軒目は「佳佳唱片」地下にあるCD/DVDショップです。DVDコーナーの半分くらいはハリウッド映画。残りの半分くらいが邦画と韓国映画。タイ映画は他の国の映画とまとめて1段くらいでしょうか。残念ながら在庫のタイ映画DVDはほぼ所持しているものでした。英語字幕を求めて1本と、台湾映画を1本買うことにします。
向かいには中古CD/DVDショップ「愛楽唱片」があります。
電灯がついてオープンしている風ではあったのですが、書かれている営業時間的には終わっていました。覗いてみてもCDばかりが並んでいる風だったので今回は入らないでおきました。
さらにバラエティーショップ「光南大批発」にも行ってみます。
なんでも置いてある店ですが、1FはCD/DVDとスマホアクセサリーなどが並ぶフロアになっていました。残念ながらDVDは特に興味のあるものがありません。代わりと言ってはなんですが、台北行きのバスで壊れたイヤホンを探したところ、ステレオイヤホンマイクとして120元で売られていたものがあったので購入します。
この店の隣には「五大唱片(Five Music)」というCD/DVD店があります。
価格は他の店より少し高めですが、それ故かDVDにもマニアックな在庫がありました。
ベトナム版「あの頃、君を追いかけた」と謳っている台湾版DVD。左側に見切れているのは「Die Tomorrow」というタイ映画、右側にあるのは「15+ IQ KRACHOOT」という下ネタギャグ満載のタイ映画ですね。左側は既に購入済み、右側も字幕も入っていないのにタイ語版何故か買ってますので今回は買いません。ベトナム版の「あの頃、君を追いかけた」は若干気になりましたが、も中国語字幕しか入っていないようなので今回は見送ります。とはいえ2本買って。
今回買ったDVDは計4本になりました。タイで直接買うのと違って、英語字幕が入る可能性が高いのがいいところです。
ちなみに、ベトナム版「あの頃、君を追いかけた」と称する映画は現地名を「4 Năm 2 Chàng 1 Tình Yêu」というようです。
Phim chiếu rạp "4 NĂM, 2 CHÀNG, 1 TÌNH YÊU" OFFICIAL TRAILER
興味のある方のために、「Die Tomorrow」と「15+ IQ KRACHOOT」の予告編も貼っておきます。
DIE TOMORROW (INTERNATIONAL TRAILER)