最後の二番館に向かうために台南までバスで行く (1日め・その2~2日め・その1)

それでも日本人が増えていたような気がするLCC直行便

この便で台湾に行くのは2度めです。前回の台湾旅行については別のエントリに書きました。あんまり無茶な移動の出来ない人と一緒の旅行だったので新幹線フリーパスも買って往復新幹線で台湾南部まで行きましたが今回はなるたけ節約したいのでバスを利用するつもりです。そうなるとそこそこ時間もかかるので1泊目も台北には泊まらない予定です。

という話はともかくとしてまだ自分は地元の空港にいるのです。列が長いのでスマホをいじりつつLCC公式アプリをインストールとかして遊んでみたりします。調べてみたら既にオンラインチェックインの時間は終わっていました。そもそもここの空港は搭乗券を予めプリンタで印刷しておいて配る方式の搭乗受付してます。つまり仮にオンラインチェックインが出来て、荷物を預ける必要がなくてもこの列には並ばないといけないということです。オンラインチェックインの意味、ないですね。

それにしても、ツアーが浸透したからなのか、日本人が少し増えたような気がします。台湾の人とはパスポートの色が明らかに違うので区別できるのですが、それだけでなく日本語も少し響いているのですね。1年前とは少し変わったような気がします。

待ってる間に昼に買ってちびちび飲んでいたペットボトルの麦茶がなくなったので無造作に捨てたのですが、捨てた瞬間に後悔しました。この空港は制限エリアに給水器があるのです。ペットボトルは残しておくべきだった。しょうがないので水を買います。チェックインのときの長蛇の列は、こんどは手荷物検査の長蛇の列になっています。後から来たバスが接続している国内線は既に飛び立ちました。制限エリアの外でもう最後でいいや、ってことで「ゲゲゲの女房」の再放送見てましたが水も飲みきってしまいました。そんなこんなで手荷物検査をして制限エリアに入り、給水器で改めて水を注ぎます。ちなみに今回乗るLCCは飲食物機内持ち込みが禁止されていますので、汲んだ水はおおっぴらには飲めません。なんのために買ったペットボトルですかね。

機内での暇つぶし方法

LCCは機内上映もなければ機内食も事前予約が必要です。4時間ほどのフライト時間に何をするかというと、まずは昼寝でしょうか。宿には深夜着ですので寝られるうちに寝ておくほうがいいと思いました。

スマホ機内モード必須ですからあまり役に立ちません。でもSIMカードの入れ替えにはちょうどいい時間だろうなと思います。最近ガラケースマホに変えたのですが、国外で国内電話番号待受をするときにスマホで待受はなんか余計な通信を発生させそうでいやです。そんなわけでサイズ変換をかけてガラケーSIMカードを差し替え、スマホの方は事前に通販で買っておいたデータ専用台湾SIMを刺しておきます。もとからiPhone持ってたわけで現在はスマホ2台持ちなんですが、現地でSMSを使いたいのでそういうSIMを旅行会社経由で買ってあります。これは現地受け取りなのでとりあえず今のSIMを抜いてしまうことだけしておきます。

あとのひまつぶしは、こういうときのための3DSです。ケータイの使えないところでだけドラクエ11を進行させているので、未だにイカを倒してないくらいの進み方なんです。イカ、適当に戦うだけじゃ勝てないくらいの強さになってて、始めて武器とか防具の選定をやり直し、やっと海底まで進みました。

あとはアナログ。ここのLCC機内誌は就航地の観光案内になっていて、微妙に参考になります。台湾の粽特集があったので住所だけメモっておきました。

微妙に間違えた通信環境

そんなことをしているうちに台北というか桃園に到着します。滑走路に着いた瞬間くらいで電子機器使用可能になるので現地SIM入れたスマホ機内モードから開放しましたが、このときになって問題に気が付きました。

あ、このPixel3、SIMロック解除してなかったわ。

先月プラン改悪に備えて駆け込みで買ったPixel3ですから、まだSIMロック解除できる期間になってません。今年は100日くらい経ってから海外に行く予定を立てていたのでその時までには解除するつもりで、現在はDocomo縛りのままでした。しょうがないので一旦機内モードに戻してあとで考えることにします。

謎の手荷物検査

ボーディングブリッジを通過するとなにか謎のカードを配られます。動物検疫的なことが書かれていますがよくわからないカードでして、もらっていない人もいましたが結果的には超大事なカードでした。

帰ってきてから知ったのですが、現在台湾では豚コレラの防疫のため、入国の際にも手荷物検査が必須なのですね。
https://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/62357.htmlwww.roc-taiwan.org
ただし、この検査が必須なのは、特定の地域からの入国者に限られています。日本はその対象外なので、日本から来た飛行機に乗っている人にはこの検査をパスできるカードを配っているんです。これを持っていない人はすごい混雑している手荷物検査レーンに並ぶ必要があって、実際並ばされている人もいました。
なんつうか最近道端での配布って罠がある場合が多くて拒否しがちなんですが、今回はもらって正解でした。

とりあえずの両替

夜の桃園空港は外貨両替が面倒くさくなります。あちこちにある銀行ブース、21時を少しすぎるとみんな閉まっちゃうんですよね。前回は税関の直後にある両替が並んでいたのでスルーしたら外貨キャッシングに頼らざるを得なくなりました。今回は「いつも歩いていく方向と反対側に24時間対応の両替ブースがある」ことを調べてきたので最悪そこで両替するつもりでしたが、制限エリア内、手荷物検査レーンの前にある両替ブースが誰も並んでいなかったんですね。

今回のレートは0.2805。30000円を両替して8385台湾元。微妙にレートがあってないのは30元の両替手数料を引かれているからです。1元3.57円。まあ3.5円で計算する感じでいってあまり問題はなさそうです。

SMSの使えるSIMの受け取り

Amazonで売ってるSIMカードにSMS受信のできるものが皆無、ということは初めて知りました。言われてみれば今までも使っていたのはタイの海外旅行用SIMとかでしたからね*1。今回はYouBikeとかT-Bikeとかを悠遊カードで使いたいので台湾国内SMSが必須です。直前になって調べたら前に台湾新幹線周遊券を買ったKKDAYという旅行ツアー会社がSIMカード売ってました。
www.kkday.com
日本を出る直前でも買えて、窓口は桃園なら24時間営業なので、SMSが必要な方はこっち買うといいみたいです。ちなみに台湾SIMカード、もう1社の取扱も同じKKDAYでやってるのですが、そちらの受け取りは24時間ではないみたいなので、深夜着の方はお気をつけください。

こちらはこちらでバウチャー受け取って、パスポートと一緒にもらったQRコードが確認できるくらいの大きさでスクショ撮ったのを見せたらほとんど無言で受け取り作業が完了しました。少し針金部分を伸ばしたゼムクリップもおいてあったので一瞬で入れ替えも完了するのですが、圏内になって実際に通信ができるまでには30分ほど時間がかかるようでした。

地下のセブンイレブンで悠遊カードにチャージ

前回小銭を突っ込んで帰った悠遊カード、今のうちにチャージしておこうと思います。チャージ内容に期限がないことを知ったので今回は多めに1000元を突っ込みます。1000元という大きめの金額だったので地下、バス乗り場への途中にあるセブンイレブンでチャージしましたが、よく調べたらバス乗り場のそばにチャージ機ありました。こっちのほうなら無言でチャージ出来たな。なお、チャージのさいは「チャージ」もしくは「トップアップ」と言って悠遊カードと現金を見せれば終わりです。コンビニでもそんなに喋ってないな。

統聯バス(Ubus)カウンターで台南行きの切符を買って、中壢服務區へ

桃園空港から台南まで行けるバスが統聯客運から出ているのは調査済みで、早速統聯客運のカウンターに行き「台南、1パーソン」の一言でチケットを買います。

このチケット、実は2枚綴りで、この面が途中のサービスエリアまで。もう1枚が、

サービスエリアから台南まで行けるチケットです。一つだけドキドキなのは、1枚めはともかく、2枚めには座席指定がされていないことです。どんな席が余っているんだろうか。

10分ほど待っているとバスがやってきます。

このバスに乗ったのは私以外は1人。同じ台南行きでしょうか。

バスは走ること20分弱で、中壢服務區というサービスエリアに着きます。

待ち時間は20分程度でしょうか。チケットを見せると「そこの待合室で待ちな」とばかりに係員に教えてもらえるのですが、自分はすることがあります。夕飯を食べるのです。

サービスエリアのコンビニで買った魯肉飯は恐ろしいほどインスタ映えしない

既に22時近く。サービスエリア併設の食堂は閉まっていますが、コンビニは開いています。ここで適当なコンビニ弁当を買いました。ついでに煮卵も一緒に買います。買った弁当は2度温めて、ダンボールを敷いて提供されました。台湾コンビニ袋ないですからね、熱い弁当を持たせないための工夫だと思います。

買った弁当がこちら

蓋をあけて、煮玉子も見切れさせたのがこちら。

驚くほど見栄えがよくありませんが、味に支障はありません。ついでにいうと時間もないのでチャッチャと食べてしまいます。

食べたらトイレに行って、待合室で台南行きのバスを待ちます。

南行きのバスにはカップル1組しか乗ってなかった

来たバスに乗り込んでびっくりしました。既に台北から乗ってきた客はカップル1組だけ、あとは全て空席です。

席選び放題です。とりあえずトイレ席一つ前の1人席に座りますが、席は選び放題なので各座席にUSBケーブルを接続して複数機器の充電タイムです。自分も充電タイム。なんとなく居眠りします。

途中でバスは1度、インターを降りて

バス停に止まります。
いまいちどこだかわかっていませんが、こういう景色、嫌いではありません。

台南のバス停から、T-Bikeに乗ってホテルへ

もういちどインターから高速に入って、降りて少しすると

台南のバスターミナルです。台南はまだ会社ごとのターミナルなので、待合室は緑色。

台湾来たなー、って感じの歩道を歩いていると、

タクシーの運ちゃんから「どこ行くんだ」って声かけられました。ホテル名を言うと「120元」って言われたんですがまあこの金額が適正なのかどうかはわかりません。なんとなく高そうな気もします。とはいえ断ってもう少しだけ歩きます。台南駅前のT-Bikeに乗るつもりだからです。

台湾は有名自転車メーカーのある地域でして、シェアバイクが発達しています。台北ほか数都市ではUBikeことYouBikeがサービスしていますが、ここ台北ではT-Bikeというサービスが。というところまでは事前に調べてアプリも入れておきました。バスに乗っている間にSMSが開通したので、これを使って持ってる悠遊カードをT-Bikeのアカウントに紐づけ。このためにSMSが必要だったのです。

T-Bikeを借りる操作には若干戸惑いましたが、無事レンタル完了。徒歩20分ほどかかるところ、深夜の誰も走っていない下り坂の道路を走って4分で最寄りのバイクステーションに到着。T-Bikeは30分以内の利用は無料ですから、無料でここまで来てしまいました。T-Bike便利すぎです。

あとは路地を歩いて

ホテルに到着です。

シャワー浴びて、時計は2時半。明日は7時までにはホテルを出ようと思っています。
そうそう、SIMロックのせいで持て余したSIMですが、手持ちのiPadに入れてPixel3はテザリング運用することにしました。持ってて良かった、iPad

つづく

*1:これはタイのSMSなら受信できて、タイのLINE登録とかはできた