バンコク中心部にある百年市場で、20年食べたかった料理を食べる (大阪経由でタイへ・1日目その3)

個人的に、バンコクの中央だと思っているのがSiam駅周辺です。BTSをよく利用するからかな。BTSの唯一の乗換駅がここなのですね(嘘)。

駅構内にあるガチャガチャショップの看板娘。

ここは個人的に初めてタイに来たときからなんどもお世話になってきました。最初のときにはBTSもサイアムパラゴンもなかったな。その代わりにOIOIがありました*1

こんな早く(10時前)にここに来たことがなかったので、適当に通過しようと思ったショッピングモールはまだまともに開いておらず、トイレを使うことはおろか通過することもままなりませんでした。まあしょうがない。

バスに乗り換える

駅下のバス乗り場

これから行くところは、ここからバスに乗り換えて行きます(ここで調べ直したらそのバス、Ratchadamri駅周辺経由だったけど、細かいことは気にしない)。幸運なことに、5分ほど待っていたら近辺に行くバスが来ました。しかもノンエアコン。

ノンエアコンの何がいいって、行き先言わなくても人数いうだけで乗れることです。今回は、行き先の市場の最寄りバス停でもなんでもないので、こういう時に行き先を言わなくていいのはありがたい。

バスに乗って15分ほど、意外と速く目的のバス停には着きました。


ここから歩きます。


この辺は旧市街と言って差し支えない感じのところですね。


中心部からのバスの便が微妙に悪いんですが、そのうちこの近辺も制覇してみたいところです。

そして、バス停から徒歩10分ほどでその市場に着きました。

市場の入口

他のブログで紹介されていて興味深かった「ナンルーン市場」です。

ナンルーン市場を回ってみる

この市場、いくつかの輪で取り囲むように出来ています。

市場の中央は食事スペース

一番中央に少し大きめの食事スペースがあります。これを取り囲むようにいろいろな食べ物やさん。さらにその外側には持ち帰れる食品店とかがあって、また別の食堂もあったりします。トイレは入り口から直進したつきあたりに。もちろんタイ式の公衆便所です。


この古めの屋根が時代を感じさせますね。

ここはチェックすべき店がいくつもあるそうなのですが、今回どうしても行きたかった店が1つあります。カオチェーの店です。

カオチェー・ペッチャブリー

カオチェーというのは、水茶漬けのようなものです。本来はタイが最も暑い4月から5月にしか売っていない、ということで、そんな時期にタイに来れない私としては20年来食べられなかった料理でした。それがここでは通年で販売しているというのですね。

おばちゃんに、ここで食べたいとカオチェーを1つ注文します。

「中央で食べていいけど、食器はこっちに持って帰ってきてね」と言われて、なんなくOKします。

そして、来たカオチェーがこちら。

右側の水茶漬けには何の味もついていません。左側の付け合わせを食べながら食べます。そしてこの付け合わせが微妙な味わいで。

微妙、と言っても不味いわけではありません。表現しづらい味なのです。基本的には「甘い」というのがいいのかな。硬さが「柔らかい」とも「硬い」とも「ネバネバしている」とも言えない絶妙な硬さ。正直な話、日本のお茶漬けを想像して食べると全く違う味わいです。香りは控えめ。不味くはないけれど、万人に「美味しい」と勧められるかというと難しいかもしれません。これは難しい。


まあ、この冷たいご飯は、暑い時に食べるにはちょうどいいだろうな、と思います。

おばちゃんに食器を返すついでに「この料理、20年間食べたいと思ってたけど、今日が初めてだよ」と付け加えます。流石にこれくらいの言葉はすぐには出ません。Google翻訳に頼っています。反応については、とりあえず省略します。よくわかりませんが、たぶん嬉しかったようです。

伝統お菓子も美味しい

ついでに、タイの伝統菓子も買っていきます。

ナンター・カノムタイと読むのかな。

タイのお菓子、見ればタイのお菓子だとはわかりますが、どんなお菓子かまでは想像できません。「どれが欲しい」と言われて困っていると、「じゃあそれぞれ入れるね」と言われてOKします。

1個食べてから写真を撮っています

先ほどの料金表が分からなかった(特に下の方)のですが、「1箱50バーツ」「100個で500バーツ」ということみたいですね。1箱に10個入っているので、おそらく10箱まとめ買いした値段も書かれているのでしょう。そこは少し安くするところじゃないかと思いますが、昔は安かったのかもしれない。

ここのお菓子ですが、思ったよりもバラエティに富んでいました。みんながみんな「ういろうにココナツを乗せたもの」じゃなかった。確かにこれは売れるだろうな。

そうそう、このお菓子の店、そして先程のカオチェーの店は、どちらも市場の一番外側にあります。ただ、場所は180度違うけど。

市場で有名な牛肉麺の店は、市場の外側にあり、誰も牛肉麵を食べていない

せっかくなので、もう1つくらい何か食べていきたいと思います。ただ、例のブログでおすすめの店は、どうもこの市場の屋根の下にはないらしい。少し外に向かって歩きます。入り口からだと市場の角で右折する感じになるかな。なんとなくここに来る時に「この奥に何か店がありそうだな」と思える小路があったんですよね。


そこでした。

ブログによると、この店、営業は昼の4時間だけ、しかも昼過ぎには満席になってしまうそうです。11時すぎに通ったときにはそれほど混んでいませんでした。ラッキーです。

まあ、正直そろそろお腹いっぱいではあるんですよね。なにせここに来るまでにご飯を4杯食べているわけですから。ところが、ここで食べている人たちが誰も麺を食べていないことに気が付きました。そうか、その手があったか。

メニュー。全部タイ語ですが知ってる言葉は読めます。

「ガオラオ1つ、白飯2つ」。ガオラオは、いわば「ラーメンの麺抜き」です。午前11時にここで食事をしている人は全員がこれを頼んでいたのですね。もちろん、これだけではお腹が膨れないので、別途白飯を頼みます。白飯はタダみたいに安い(タダじゃないです)。ガオラオは麺が入らない代わりに、具が多めに入ります。ここでいま食べているのは若めの人ばかりでしたからね、そのほうが満足するのでしょう。

待っていると、注文が間違って伝わったのか、なぜかガオラオが2つ、白飯が1つ届きました。何かの間違いかと思って1つは下げてもらい、白飯はもう1つ頼みます。


確かにうまい食べ物でした。ただ、ご飯が若干あっさりし過ぎなので、スープをかけつつ、おじや風に食べたほうが美味しいかもしれません。

さて、この後はもう一度中心部に戻って、映画を見ることにしますよ。

*1:日本のマルイとは何の関係もない

ルンピニー公園の南側と北側にある屋台街を制覇する (大阪経由でタイへ・1日目その2)

8泊10日と、そこそこ長い日程を組んでいる今回の旅行ですが、移動も多いので意外とスケジュールは詰まっています。バンコクで何かするとしたら今日くらいしかなさそうな気がする。とは言え映画を見るにはまだ早い時間です。空港でお粥を食べたのも忘れて、朝食を食べようと考えてしまいます。

朝からやってる屋台と言えばルンピニー公園が有名です。嘘です。そんな話を聞いたことがあるだけで、私はルンピニー公園に一度も行ったことがありません。まあ、こういう機会に行ってみるのもいいかもしれませんね。

BTSルンピニー公園に行くにはどうすればいいか。まあここからなら、Siam駅でシーロム線に乗り換えるところまでは既定路線でしょう。ではどこで降りるか。

Google Mapsより引用

単に公園に近い駅、といえば、Sala Daeng駅の方が近いです。しかし今回の目的は「朝食」です。ルンピニー公園には2ヶ所に屋台村があるとされています。正確な場所は私も詳しくないのですが、いっぽうは公園の南東隅に、もういっぽうは公園の北西隅にあるのだそうです。南東隅を目指すならまあSala Daengのほうがいいでしょうが、北西隅なら1つ前の駅、Ratchadamri駅の方が近そうです。少し迷いますが、今回はSala Daeng駅を目指すことにしました。Ratchadamri駅からルンピニー公園に行く道路はあんまり面白みがなさそうなので。

Sala Daeng駅から下の方を望む

ということで着きました。

どちらかというとオフィス街だということで、

この行列は、バイクタクシーを待つ行列らしい

駅の近辺からオフィスに向かうためと思われるバイクタクシーの列があります(これの使い方は後ほどわかることになります)。

ここからルンピニー公園そのものはそれほど遠くはありません。

ここの公園はどちらかというと運動のためにあるようなもので、

エアロビっぽい体操をしている人もいれば、走っている人もいます。映画「Seven Something」のロケ地でもありましたからね。

そして、多いのが猫。



被写体に困りません。

ところで、「公園南東部の屋台村」ですが、それほど遠くありませんでした。10分ほど歩いたところにありました。

Google Mapsより引用

しかし、屋台村というほど店が開いていません。開いていないというより、屋台ブースに店が入っていない感じ。いちおう、入っているところは営業はしていますけれどね。豆乳屋さん、カレー屋、野菜ジュース屋など最低限のものは揃っています。

今回選んだ店はここ。

緑の丼マークがあった。

黒鶏のカオマンガイ、という(たぶん)鶏めしを出す店です。

まあ、見た目は普通ですね。バンコクで食べるこれにはあまりハズレがありません。

このまま戻るのもあれなので、今度は北西部に行ってみることにします。

しかし猫が多い。

公園の中で交通量が少ないとはいえ、一応道路です。

この猫は路上で寝ていました(たぶん死んでいません)。安心しすぎです。

それはともかく、今度はそこそこ歩きます。池が直行するのに邪魔だからかな。

Google Mapsより引用

目的地は、この「チムチュムチュラ」と書いてあるあたり。BTSで外を眺めていたときにもこのあたりに市場っぽいものが開いているのは見つけられましたので*1

市場はごく普通です。それなりに生鮮品があったかな。まあ観光客が買って帰るものでもないのでそれはスルー。端の方にジュース屋台があったので同行者は生オレンジジュースを、私はミルクティーを頼みます。適当に机に座って休憩がてら飲んでいると、「อาหารตามสั่ง」*2と書かれた店を発見。これはちゃんとしたガパオライスを頼むチャンスです。

お店(屋台)のシェフ

「鶏肉のガパオ炒めご飯のせ、目玉焼きも乗せてね」(タイ語)の注文がスムースに通ります。あ、でももしかしてガパオ炒めこうやって頼むの生まれて初めてかもしれない。まあ、スムースに通っただけで胸をなでおろします。

「写真撮っていい?」これは言い慣れてます。無論オーケーをもらいます。こちらとしてはまあ台所の外観とか、既に作り終わっている目玉焼きの山とか撮るつもりだったんですが、

もともとこの位の写真で終わらせるつもりだった

オーケーをもらって写真を撮っていると、「こっちに来て撮りなよ」と誘いを受けます。結局、彼のガパオ炒めを一部始終動画で撮ることになりました*3

「どのくらい辛くする?」これは答えにくい質問ですが、最近これの無難な回答を覚えました。「นิดหน่อย」これを言うと「少々」という意味になります。正直どのくらいが「少々」なのかは人によって違うので、これであなたの好みの辛さになるとは限りませんが、まあこっちはどんな辛さでもいいしね。

出来上がりがこちら。

普通に鶏のガパオ炒めでした。これ食べるためだけにここに来る必要はないけれど、ここ来て何食べるか迷ったときには普通に選択肢に入りますね。

食べ終わったところで、まだまだ9時すぎですが、次に行きたいところがあります。そこに向かうために、今度はRatchadamriからSiam駅に向かいますよ。

*1:この店そのものは夕方からこの辺で営業を始めるようで、行ったときには影も形もありませんでした

*2:注文通りの料理。この類の料理店の典型的分類

*3:そのうちアップしてここに載せます

久しぶりに行ったホテルはフロントが改装中だった (大阪経由でタイへ・1日目その1)

前回の続きです。

飛行機の中の話については、それほど大したことは書けません。映画のラインナップも微妙でした。これは集め方が悪いというよりは、最近自分がハリウッド映画に興味をなくしていることにあるのかもしれません。まあ、スーパーマリオ・ザ・ムービーも、インディー・ジョーンズの最新作も、ミッション・インポッシブルの最新作もあったので、微妙と言ってはいけないんだと思いますけどね。

いちおう、機内食だけ載せておきます。

機内食。ノーマルなやつです。

たぶん、これは朝食扱いです。スケジュールの都合で日本時間5時、タイ時間だと3時くらいの配膳になりますけどね。

ともあれ、時差の都合で、6時間近くかかる航路が4時間くらいで行ける、タイの良いところはその時差のせい、ってところもちょっとだけあります。

到着のほうのいつもながら殺風景なスワンナプーム

空港はあんまり変わらないですね。ただ、自分らが帰った後に自動化ゲートが設置されたらしいので、これからは少し入国が楽になるかもしれませんね。

荷物を待つ間に、いくつか物事をこなします。SIMカードの入れ替えはそのひとつ。今回もタブレット含め3台のSIM内蔵機を持ち込んでいます。前回はタイの3キャリアのSIMを1枚ずつ手に入れてそれぞれに入れていましたが、4年のブランクの間にうち2枚は有効期間の延長に失敗して1枚だけを残す羽目になりました。タブレットでは普段通信しないので楽天モバイルのSIMをそのまま使います。2GBまではローミング無料らしいので外で使う機会が少なければそれで済むでしょう。1台は日本の携帯電話番号での待受が必要なので、eSIMを使うことにしました。そのスマホ、デュアルSIM対応なのですね。2枚のSIMを使って(うち1枚はeSIM)、どちらがどの通信を対応するかを設定で指定できるのです。表向きは全部AISのeSIMで通信していることにしていますが、たぶん日本の携帯番号にも着信は可能なはず。そして、メインで通信するもう1台はSIMを入れ替えました。これの電話番号はほぼ誰にも教えていないので、電話が通じなくてもさほど問題はありません。

それ以外にも、試してみたいことがありました。これで基本全対応しているから別に要らないのですけれど、タイ周遊アプリの無料特典なんてものがあるんですよ。それがこれ。

AISのツーリストSIMが7日分ただで貰える。というやつ。ちなみにアプリはこちらです。

TAGTHAi

TAGTHAi

  • THAI DIGITAL PLATFORM SOCIAL ENTERPRISE COMPANY LIMITED
  • 旅行
  • 無料
apps.apple.com
play.google.com

受け取りロケーションを見るとスワンナプーム空港があるので、これをAISのツーリストSIM販売所に見せてみます。
「ここでは対応していないよ、隣の窓口じゃないかな」
となりにあるのはKBankの両替ブースです。まあ一応行ってみます。
「ここじゃだめだな。外の窓口に行ってみて」
誰も対応してくれません。
(このあと、2か所ほど外も含めて2ヶ所ほどAISの窓口に聞いてみましたが、対応は出来ませんでした。これについては後ほど解決することになります。)

まあ、そんなことをしているうちに荷物がやってきたので、引き取って外に出ます。まだタイ時間で5時過ぎ。とりあえず行くのはMAGIC FOOD pointです。ここは1F、バゲッジクレーム出口から見て左下にあるクーポン食堂です。よく考えたら、自分、ここ以外の食堂、この空港にあるのかないのか知らないぞ。

そして、朝ごはんに食べるのは一択。おかゆです。

あんまり美味しそうに見えない

ちょっと酢を入れすぎたけどね。

飯を食べながら、同行者のSIMカードの設定を行います。今回はタクシーではなく、SARL、つまりエアポートリンクでホテルまで向かうことにしています。そのためにBTSに近いホテル選んだからね。その間に設定するより、ここで設定しておいたほうがいいよね。

ちなみに、今のところは、SIMカード、現地で買うより、Amazonに店開いてる業者からTourist SIM買うほうが手軽で安いです。


あとは、エアポートリンクの駅の横にある両替所で両替して(空港近辺ではここが一番レートがいいです)、セブンイレブンで1000バーツ出して水買って(これで小銭を手に入れます)、きっぷ、というかメダルを買ってエアポートリンクのプラットフォームへ。

6時過ぎて、既に電車は動き出しています。到着した電車にも人が乗っていますが、降りた気配で乗ってはいけません。警備員に笛吹かれて止められます。ここで内部チェックがあるのですね。それが終わってから乗車です。

すでに日本では8時過ぎ。知り合いからは積雪の話ばかりがLINEでながれてきます。

でも、こっちはこんな天気です。

電車の中はまだマスクつけている人が8割くらいいます。

というか、この写真的には100%だ。

半年くらい前に発売された地球の歩き方にもそう書いてありましたけど、半年くらいだとまだこの辺変わりにくいのかもしれないですね。

電車の中では、それはそうと、これまで使っていなかったいくつかのアプリの再登録とか情報更新を行います。映画館のアプリとか、Grub TAXIとか。

SF Cinema

SF Cinema

  • SF Cinema City Co.,Ltd.
  • Entertainment
  • Free
apps.apple.com
Major Cineplex

Major Cineplex

  • MAJOR CINEPLEX GROUP PUBLIC CO., LTD.
  • Entertainment
  • Free
apps.apple.com
Grab: Taxi & Food Delivery

Grab: Taxi & Food Delivery

  • Grab.com
  • Travel
  • Free
apps.apple.com


そうそう。一ヶ月前に公開された映画があって、もしまだやってるならそれ見に行きたいのですね。たぶん今週くらいでおしまいだし、タイの映画公開事情を考えると、「今週」って今日までだから。更新のついでに上映状況を見て、まだ普通の回数(多くもなく、少なくもなく)で上映されていることに少し驚きます。他に放映する映画がなかったのかしらん。

電車は30分ほどして、パヤタイ駅に着きます。ここでBTSに乗り換え。まずはラビットカードにチャージを行おうと思って窓口に並びます。そうしたらここでトラブル発生。私の持っているラビットカード、期限切れでした。ただこれ、4年間のブランクのせいじゃないですね、たぶん。
このカード、2014年くらいから使っているカードです。つまり、ラビットカードそのものの有効期限でしょう。確か7年の有効期限があったはず。
しょうがないので、新しいカードを買うことにします。これであと7年は使えるようになりました。

乗り換えて、ホテルに向かいます。ここからはそう遠くありません。1駅だけですから。

ホテルは大改装中だった。

調べればわかるので、どこのホテルかはあえて書きません。ここのホテルには長いことお世話になってきました。古くはうちの父がタイに来て一番最初に泊ったのがこのホテルだったかな。その辺はあやふやですが、私が初めて1人でタイに来て泊ったのもここです。朝食が高いけどバイキングはボリュームありました。その後も何度か泊っています。広いけど古めかしいロビーでした。そのロビーがなくなっています。

撮ったはいいけど、完全にピントの合わせる場所を間違っている

ボケててすみません。2Fののぞき窓から1Fの工事現場を撮った写真です。もう完全に何もありません。ここの少し裏にはリボンバッグで有名なNARAYAとかあって、手抜きのお土産買うのに重宝したんですけどね。まあNARAYAはどこにでもあるし、いいか。

それはそうと、フロントは別の場所にきちんと作られていました。少し小さいけれど。で、無理は承知でチェックインをお願いします。

無理でした。

そりゃ、朝の7時半にチェックイン出来ると思う方が無謀です。やっぱり前の日から予約入れておけばよかったかな。
とは言え、チェックイン前の荷物預けは可能でして。サブリュックにちょっとした荷物を移します。サブリュックはこちら。

3coinsで見つけた、折りたたみ式のリュックサックです。これと似たようなリュックは以前ダイソーで300円(税別)で売っていて、けっこう愛用していました。でも、先日の台湾旅行で壊れてしまって捨てたんですよね。
補充で買いに行ったら、もうダイソーでは売っていませんでした。そんななか、ふと3Coinsに行ったら、このリュックを見つけたんですね。

このリュック買うかどうかは少し迷いました。3Coinsですが、値段が300円じゃなかったんですよ。800円(税別)。でも、1日迷って、結局買っちゃいました。今回のこと考えると、買ってよかった買い物です。

では、これまで背負ってきた荷物と手荷物だったボストンバッグはホテルに預けて、チェックイン時刻まで時間をつぶしますよ。

タイ旅行の準備とフライトの注意点 (大阪経由でタイへ・0日め))

タイトルはAIにつけてもらいました。たぶん少し内容が違う気がする、まあいいや。
というわけで、4年ぶりのタイ旅行です。そして円安です。

まずはチケット、フラッグキャリアここまで便利。

さて、地方在住にとっては、LCCちょっと使いづらい。一番怖いのは、発着空港にどうやってたどり着くか、です。

幸いにして高速交通機関は充実している地域に住んでいますが、それらとLCCの連携は基本的にありません。これらの交通機関が遅れたり運休になると、そのLCCは待ってくれないのです。

そこでありがたいのが、国内線の連絡をしてくれるフラッグキャリア。さらに、そのうちの1つは最寄りの空港からの便を安く提供してくれます。だいたい、国際線に数千円プラスするだけで最寄り空港と国際線発着空港の往復チケット込のチケットが作れるのですね。

そして、彼らはその便に責任をもってくれます。過去にその国内線が運休になったことがあったのですが、代替として新幹線で空港までたどり着いたら、そこまでの新幹線代を持ってくれました*1
これでもって、実際の国内移動とLCC往復を比べてみると、数万円違わない、というのが現在です。いろんなオプションの追加料金考えると、ここはフラッグキャリアでしょう。

さらに便利な話があります。預け荷物の扱いです。数日前、正直今回は休日の絡みで1週間前の業者への荷物預けが必要でしたが、2000円ほど払うと、重い荷物を国内線で持ち歩く必要がありません。しかも、この空港配送サービス、そのフラッグキャリアの関連会社が提供しています。さらに200円ほど払うと、荷物を発空港で引き取る必要がなく、そのまま乗る飛行機に預けてくれるんですね。これはそのフラッグキャリア関連の航空便に限られたサービスなんです。

現在、この引取窓口は24時間営業をしていません。こちらが乗るつもりの飛行機は深夜便*2。これが別のキャリアなら、早めに来る必要があるところでした。せっかく飛行機乗りかえるならそこの観光もしたいじゃないですか。そんな時にこれは非常にありがたいです。

というわけで、今回も私は、フラッグキャリアに頼りっきりで旅行することにしました。機内食の有無や音楽サービスよりこういうことがけっこう大事です。

大阪へ着いたらまず行くところへ

ちょっと問題がある(問題じゃないけど)なのは、地元からの国内線を使ってタイに行こうと考えると、大阪経由にせざるを得ないことです。さらに、少し前から地元の空港から関空への便は少し前に廃止になりました。飛行機はみんな伊丹に飛びます。つまり、ITM-KIX間は自腹かつ自己責任で移動する必要があるのです。

ただ、そもそも大阪を行き帰りで観光するつもりなので、先にも書いた通り、それは大した問題ではありません。

というわけで、伊丹空港を出て、なんば駅行きのバスに乗って、御堂筋線を一駅乗って、ちょっと歩いて、やってきましたアメリカ村。目的地はここです。

ファッションビルの4Fにあるはずのないゲーセン

はい。Silverball Planet。ピンボール専門のゲームセンターです。正直な話、今後の予定考えたら1時間くらい中途半端に時間が余るんです。しかも国内線は30分ほど到着遅延しました。つまりここで遊べる時間はたかだか30分です。
もちろん(もちろんじゃない)、遊ぶ台はこれです。自分が遊べる台、これ以上にピンボールが山程あって全部で3台くらいしかないからね。

DECOの"BATMAN"

どうせ3ゲームくらいやっても最初の2ゲームは勘の取り戻しと台の状況把握ですぐに終わるだろうな、と思って最初から2コイン入れました。予想あたった。最初の1ゲームめは瞬時に終わった。本番はここからでした。

このピンボール、非常に初心者向けです。一番簡単なジャックポットの狙い方は、右奥のミュージアムに何回もボールを当ててそこを開け、そこにボールを放り込むことを数回繰り返すだけ。大抵の場合、3回それをやると、3ボールマルチになるので、あとはボールを2つ落とさないように遊びつつもう一度ミュージアムを開けてボールを放り込むと、最初のジャックポットがもらえます。確かその後にほとんど達成不可能なもう少し難しいジャックポットがあったはずだけど、自分は確か生涯で1回くらいしかそれ獲得してない、もしかしたら1回も獲得してないかも、です。

ああ、早口になってしまった。

いずれにせよ、平日にこのピンボール遊んでいる人が少ないのか、毎日ハイスコアがリセットされるのか、その両方なのか、2ゲーム目にしてハイスコア獲得しました。この台、ハイスコア獲得すると、1ゲーム無料になるんです。さらに、なんかのボーナスで2ゲームほど追加でクレジットが増えました。時間がなかったから遊べなかったけど、この後にこの台に来た人は、4ゲーム無料で遊べたことになります。誰か本当に遊んでくれているといいな。

歩いて、道頓堀へ

もう冬ですからね、4時台も半ばを過ぎると、少しずつ暗くなります。

次の次の予定があるので、次の予定地は夕ご飯です。冬ですからね、アレです。

生では食べません。

大阪の冬の味覚と言えば、やはりてっちりでしょう。

もちろん、てっさもつくコースです。

この他に唐揚げとか付きますが、飲み放題はつけませんでした。しかし、ひれ酒は飲みますよ、当然(写真なし)。

とは言え、ふぐって「ふぐ食べてる」っていう気持ち以外にうまいかって言われると微妙なところがありますよね。まずくはないけど。それは一番安いふぐ食べているからかもしれないけれど、まあ毎年自然と食べたくなるものでもありません。今年食べたかったのは去年大阪で(GoToイートみたいなの使って)食べる予定が諸事情でなくなったということにも少し由来しています。あとあれだね、大阪にいくつかあるチェーン店のふぐ料理プランの値段はだいたい一緒だね。

道頓堀を移動して、次の場所へ

食べた後、まだ少し時間があるので道頓堀を散策します。なんというか人が多いね。日本人だけではなく外国人観光客も多いです。まあ自分も観光客だけど。
そして、「大阪にはほとんど来たことがない」という同行者のために、あそこに向かいます。

まあこの看板、有名ですからね。

あとこれもね。

そうそう、去年は別の店でてっちりを食べる予定でした。

その近辺も歩きます。

このあと、行くところは道頓堀近辺、というよりは千日前です。

出演者記録のために撮ったので看板が切れてます

今回、ここに寄る予定だけは決めていたのだけど、行きと帰りにちょうどいい時間がなかったのですね。別に出演者で選んだわけではないです。そして、この劇場の椅子はLCCエコノミークラスよりも幅が狭かった。

劇場内の撮影は禁止なので、これ以外の写真はほとんどありません。出演者からどんなネタだったのかは想像してお楽しみください。

いよいよ、空港へ

21時にはよる公演も終わり、いよいよ空港へ移動です。なんばからKIXに向かうにはいくつかの方法があります、バスとかJRとか。ですが、今回はこれ。

南海の急行です。
21時13分に出ても、22時前には関西空港に着きます。なんだ、宅配便の受付カウンターの時間には間に合ったな。

そして、着いてからわかったことがあります。

バンコク発で今夜の旅客便は終わりらしい

24時間空港な関西国際空港ですが、流石に深夜発の飛行機はそんなにないのです。ていうか、バンコク行きが今日の最終便じゃないか。なるほど、宅配便の預かり所も22時30分で閉店するわけです。

言い忘れていましたが、行きの便については、携帯電話のWallet経由でQRコードを表示するチケットレスな扱いにしています。これをしておくとチェックインカウンターを通る必要がありません。ありませんが、一つやっておかないといけないことがあります。預けた荷物の預り証をもらうことです。そして、これも自動チェックイン機で可能です。ただ一つ、大事なことがあって。

自動チェックイン機で荷物の預り証を受け取るためには、手ぶら便で送り出した時の伝票番号が必要なのですね。

これを忘れた時に何が起こるかはさっぱりわかりません。なんとなく有人カウンターに行けば対処可能な気もしますが、これを利用する場合はその番号を忘れないようにしてください。なんなら伝票を持っていったほうがいいかもしれない。

書き忘れていましたが、この宅配便、名称が紛らわしいので注意が必要です。空港のカウンターが間に入るサービスは「空港宅配サービス」そして、カウンター内で荷物の受け渡しをして到着空港まで運んでくれるサービスは「手ぶら宅配サービス」というのです。これ、友人と一緒にこのサービスを使う時に解釈違いが発生する可能性があるので、そういう人は特に注意してくださいね。

ラウンジが移転していた

これが終わってしまえば、あとは出国手続きだけです。飛行機の発時間まで3時間以上余っています。こういうときには、どこかで暇をつぶしたいのですが、関西国際空港にはこういう時にちょうどいい場所があります。ラウンジです。関西国際空港には比較的安く使えるラウンジ(制限区域外)があるのです。

確か、第一ターミナルの左下の方にあったよな、と向かいますが、ありません。こういう時に限って空港の案内図が読みづらいんだ。しょうがないのでネットで検索すると、ありました。JR・南海駅を挟んで反対側の、空港ホテルのあるビルに移転していたようです。

現在は、このラウンジ「NODOKA」という名前だそうです。向かいにはローソンがあるので、そっちでいろいろ買ってから入る手もあるかもしれませんね。なにせ、安いだけあって、こちら使い放題なのはドリンクぐらいで、食べ物は有料ですからね。

そしてここはいちおう、クレジットカードのゴールドカード所持者は2時間無料で使えます。私も持ってますしね。

えせAMEXゴールドカード。AMEXゴールドカードより優待の量が少ないです。

こちらの似てるけどちょっと違うカードでも、2時間無料は問題ないみたいです。

そうでない人もここを使うことを考えて取っておいたほうがいいカードがあります。いやこのブログクレカのアフィリエイトブログじゃないですからね。クレジットカードの話ではありません。KIX-ITMカードという空港メンバーズカードです。

KIX-ITMカード

KIX-ITMカード
これ、即時発行が可能で、しかも持っているとラウンジ利用料金が30%オフになるんですね*3

新しいラウンジ、けっこう休める場は広くなっています。とはいえ、微妙になった部分もあって、それはマンガの読み放題が縮小されたこと。
前は新刊、現在連載中を中心に人気作を取り揃えていたマンガの本棚があって、まあ休んでるんだかマンガ読んでるんだかわからなくなるくらいに読み漁ったこともあるんですが、今は本棚がありません。その代わりに、無料Wi-fiにつなぐと、ネット上の雑誌マンガ読み放題サービスの1つが無料で使えるようになります。このマンガラインナップがショボい。

80年代の少年向けギャグ漫画とか本当にあった話系レディスコミックが多い、というと分かる人にはラインナップがわかると思います。正直暇つぶしでも見る気にならないなあ、ということで雑誌のほうも見ましたがこちらも置いてある雑誌が古い。

ただ、こんな感じで、ガイドブックのスクショを取りやすいのはありがたいかもしれない。
というわけで、使い方によっては役に立つかも、ただ、何があるか知らないと現地で調べている暇はないかも、なので使っている読み放題サービスを紹介しておきます。

ビューン|雑誌・マンガ・旅行雑誌の電子書籍が読み放題!法人向けにも提供中
おそらく法人向け契約を使えるようにしているのでしょうね。内容がここで見られるプレビューと全く同じかどうかはわからないですが、少なくともざっと見た限り8割くらいは同じでした。有効活用したい人はしてみてください。

いよいよ、出国へ。

1時間ほどスマホの充電を兼ねて暇つぶししたら、いよいよ出発です。ただ、乗るのが最終便なだけあって、出国手続きのカウンターはほぼ全てしまっています。関空の出国手続きは左右2ヶ所にあるのですが、右側は既に閉鎖していました。左側に無数にあるカウンターも誰もいない。念のため無人化ゲートを通れるかどうか試してみましたが、パスポート切り替えてから何の手続きもしてなかったので、通れず。

結局一番右側の関係者用ルートだけが開いていました。乗客(たぶん全員バンコク行き)みんなそこ経由で出ます。24時台にはもう制限区域内の免税店も閉店準備を始めていました。もしかしたらもう閉店してたかも。

待合所の周囲は半分以上タイ語会話が飛び交ってました。混んでると思ったら日本から行く人じゃなくて、日本に旅行に来て帰る人が多いのね。

*1:実はタクシー代ももってくれたのだけど、タクシー不足につき相乗りしたのでどっちにせよ私はタダ

*2:後で調べたら、空港で離陸するその日最後の便でした

*3:前は半額だったような気もするが、まあいいや

行列に負けて、1番違いのバスでとんでもないところに連れて行かれそうになる(5年ぶり2回目)(4日目)

最終日です。今日の夕方には日本にいます。

朝イチの台北車站前。

6時前にホテルを飛び出して、人気の朝ごはんを食べに並ぼうと思います。

MRTで一駅です。

早速着きました。で、並んでます。

ここまで並んでいるのは初めて見た。

ここの朝食屋さんは2Fにあります。その階段に並んで、さらにビルの外周を囲んで並びます。いつもだいたい同じ時刻に来たのですが、ここまで並んでいるのは初めてです。ちなみに自分たちの前の2人は日本語話してます。今日行くつもりのマッサージ店の物色してました。うん、そういうことをするのにはちょうどいい時間待ちです。

こちらは、同行者にここのメニューを説明します。必須メニューと選択メニュー。一通り説明します。できれば個別に注文してほしい。運が良ければ日本語、少なくとも英語の数字くらいは通じるはずなので。

で、およそ50分後。

厚いパンを焼いてる台所

ここまではたどり着きました。あと5分もあれば注文カウンターにたどり着けるでしょう。はい、ここです。

goo.gl

まあね、毎日食べるならここでここまで並ぶ必要があるかどうかは疑問ではあります。とはいえ1回だけしか食べないなら、この行列は経験したほうがいいでしょう。

ほぼ1時間後。あとは注文するだけです。

で、注文しました。しょっぱい豆乳とおにぎり。

鹹豆漿と飯糰

すぐに出てきます。いい感じに外が見られる席も確保できました。早速食べます。

あれ?

おにぎりが微妙です。中に揚げパン(油條)入ってるのは前もだったけど、こんなにスカスカだったっけ? これは同行者に試食させる必要もないな。1時間並んでこれはかなりつらいぞ。

ま、今更文句を言ってもしょうがないので食べます。

トイレなど言ってから次の場所へ。

行列はさらに長くなっていた。パノラマ撮影のため、同一人物が複数回映り込んでいます。

私たちが並んでから1時間30分後、行列はさらに長くなっていました。これは諦めも必要だな。

パイナップルケーキ屋でも行列に並ぶ

次に行くのはパイナップルケーキ屋です。昨日のところとは別のところ。こちらも朝からやっています。値段は昨日のところよりは少し安い。でも美味しいし、当然個別包装なので、ばらまくお土産にはピッタリです。

阜杭豆漿からはバス1本+5分くらい歩けばたどり着けるはず。

この駐輪場には何を停めるんだろう?

で、たどり着きました。

既に行列が出来てる

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しかも、営業開始時刻が前よりも30分遅くなっているらしい。そうか、うちらはここに開店35分前に着いたのか。

シャッター2つ分がこの店。その前を並んで、Uターンしてまた並んでいます。

とは言うものの、この行列の量なら、10分ほど並べば入れそうな気がします。

一番前の人は、座るための椅子を持って完全態勢で待っていました。これは気になります。自分もGoogle翻訳で、

(再現)

こんな文章を作って見せてみます。回答によると7時から並んでいたようです。うーん、自分らも前の店があんなに並んでいなければそのくらいの時間から並んだかも。

8時半に店のシャッターが開き、人々が入っていきます。この店は入場の人数制限を行っているので、あまり列の後ろの方だと入れないのですね。ただ、入口には注文伝票があるので、これに書かれてる商品については見て選ばなくてもすぐにレジに向かえます。

同行者に簡単なお菓子の説明などしながら、入場を待ちます。最終的に15分くらい待ったかな。入場時にこちらは注文を決定して入りましたが、すでにレジにも5人くらいの列が出来ています。買う人は数を買いますね。昨日のこちらが買った量が多いかと思いましたが、12個入が10箱、20箱の量で買われていきます。そりゃレジの対応も長くなるわけだ。こちらはこの店では2箱だけです(これを五十歩百歩という)。

1番違いのバスに乗り違え(たことは、帰ってからわかった)。

さて、2ヶ所で行列した結果、数十分ほど予定から遅くなりました。とはいえ、ほんとうはもう1ヶ所行くつもりだったところをキャンセルしていますので、時間的にはほぼオンタイムです。ここから台北車站までは直通のバスがあったはず。307番です。

眼の前のバス停から出るはずなのですが……と思っていたら、タイミングよくバスがやってきました。早速乗り込みます。

バスを降りてからは、MRTの自販機に寄って小銭を全部悠々カードにチャージし*1、その後で水煎包の店で昼食を買って……と計画を立てているうちに、バスが右折したことに気が付きます。いや、このバス台北車站直前以外で右折はしないはずだぞ。

あわててGoogle Mapsで現在地を確認すると、バスは台北車站から離れるように走っていきます。バスの路線変更でもあったか? 台北車站を見逃すことはありえないぞ! と、慌ててバスから飛び降ります。運がいいことに信号が赤だったので、慌てて逆方向のバス停へ*2

ここから台北車站に向かうバスもあるはずですが、なにせ謎の路線変更を食らったわけですから、Google Mapsは参考にしづらい。バス停にある路線図一覧を見て、必死で台北車站方面を探します。1度、その停留所で停まった桃園空港からのシャトルバスに乗り込もうとしましたが、やっぱりこのバスにここからは乗れないらしい。通りがかりの台湾市民も巻き込んで、なんとか南下するバスを1つ見つけました。223番です。これは台北車站というには少し離れたところに到着しますたが、ホテルに戻るにはむしろ近いです。ありがたい。

なお、帰ってからアプリを調べたところ、おそらくこちらがバスの番号を見間違えた可能性が非常に高いことがわかりました。306番です。1番違い。

東から南京路を西進してきた306番の台北車站近辺のバス停。

これが、乗るべきだった307番のバス路線はこちら。

バス停の説明なので、バスの向きは逆方向ですが、こちらは台北車站前を通ります。

実は、このミスは前にもやったような気がする。やっぱり、数年前に朝、佳徳鳳梨酥で買い物した後にやらかしたような。2度目のミスです。

バスの番号が1番違えば全然違うところに行くのは知っておくべき知識のはずなのですが、時間に追われてきちんと見ていなかったようですね、Google Mapsのせいにも、休日ダイヤのせいにもすべきではなかった可能性が高いです。

まあ、間違いの結果、水煎包の店にはかえって近くなりましたからね。小銭処理もできなくなったので、うまいこと端銭の処理を兼ねて水煎包を買います。

そして、荷物を積み直して、桃園MRT台北車站へ直行。今回のホテルからはバスもMRT駅もほぼ同じ時間距離でした。

桃園MRTは、普通列車と急行があるけど、後発の急行は途中で普通列車を追い越すダイヤになっているらしい。

なんとか、離陸時刻の1時間20分前に桃園空港のカウンターにたどり着きます。そう言えば、桃園空港第一ターミナルの微熱山丘で追加のパイナップルケーキを買う予定もしていましたが、ここで買う相手へのお土産くばりは諦めるしかないでしょう。

荷物預けで若干トラブルが発生しそうになりましたが、無事クリア。移動の最中に水煎包も食べきり、豆乳も飲み切って離陸40分前には搭乗ゲートにたどり着きます。この飛行機が無事に日本に着けば、この旅行も無事終了です(そして、無事に終わったのでこのエントリを書いています)。

*1:台北MRTのチャージ機だけ、小銭でのチャージが可能なので、最終日には小銭をここで全てチャージして次回使うようにすると財布を軽く出来ます

*2:台北のバス停は、大きい道路では中央部のレーンに、交差点を挟んで存在します。バスの乗り降りで停まることを考えてか、どちらも信号の手前にある

九份の地図の読み方を知る(3日目)

3日目、実質2日目です。

何を目的に撮影したのかもはやわからない台南の路地

今日も朝ごはんは台南名物に行きます。牛肉湯です。行く場所は昨日とほぼ同じ、永楽市場です。ガイドブックによっては国華街とも書かれているらしい。

言われてみれば、左下に通りの名前、というか住所のようなものが掲げられています。

そして、本日行くつもりの場所はこの写真にすでに映っています。阿村牛肉湯です。

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店内から外を眺める

こんな店です。というほど説明になっていませんね。

阿村牛肉湯のメニュー

メニューの左側のほうが、この店の名前にもなっている牛肉湯のいろいろです。

牛肉湯は、薄切りの牛肉が入っているもの。定番ですね。牛雑湯はたしか牛モツです。牛舌はまあ牛タンでしょう。ほかがわからない。なんだかんだで調べる羽目になりました。結果、牛腩はサーロインのことらしい。というかまあバラ肉みたいな脂つきの肉と考えるほうがいいでしょう。五花肉は霜降り肉らしいですが、実際どうなのかはわからないままです。今回は牛腩湯を注文しました。ここの注文方法は注文伝票ではないのですが、メニューが見えるところにあるので実際に指を指して、「小」「中」「大」でなんとかなります。

牛腩湯と白飯

確かに脂多めです。これはこれで美味いな。同行者は白飯ではなく炒飯を頼んでいました。これもなかなか美味かったです。

台北に移動しようとして、アプリの挙動に焦る

明日のフライトのことを考えると、今日のうちに台北に移動しておく必要があります。せっかくだから午後に観光を入れておきたいと考えると、やはり新幹線移動しかありません。高鉄台南駅へは台鉄台南駅から在来線を使って移動する必要がある、ということでホテルは8時にチェックアウト。例によってYoubike2.0で台南車站に向かいます。

信号待ちで隣にいた犬

ホテルから台南車站には何度も移動していますが、今回は赤崁楼を経由。歴史的建造物ですからね。でも、ルート把握に追われて写真を撮るのを忘れました。

Google Street Viewより。赤崁楼(外から)。

たぶん、写真に撮ったらこんな感じになっていたでしょう。

とはいえ、ルート上にこんなものも見つけました。

たぶん、ボードゲーム屋さんの店先です。

成功路と公園路の交差点の西側、京城牛排の隣にありますが、Google Mapsには特に名前が登録されていないようです。近くに別のボードゲームショップがあるから、そこの倉庫かしら(適当な推測)。

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近くの別のボードゲームショップ(下見にすら行かなかったので評価はしません)。

で、台鉄台南車站。

改札前

階段をくぐって南方面のプラットフォームへ

台南車站の時刻表(南下・一部分)

この時刻表の右側、沙崙線と書かれているのが台鉄台南行きの列車です。なんとか8時40分発の列車には乗れそう、ということで、電車を待つ間、9時ちょっと過ぎの新幹線を予約購入します。さすがにギリギリ、かつみんなが動く時刻だけあって、隣あった席は取れませんでした。B席2つ。これはかなり混雑していますね。

で、車内中央の席と、扉に近い席が取れましたので、同行者にどっちに座りたいか聞きます。「端の方がいいかな」というので、2枚買ったうちの1枚を受け取り、向こうのスマホに転送します。この2台はLINEで繋がってますからね。一昨日よりは格段に簡単に転送できました。

ところが、買ったはずのもう1枚が見つかりません。アプリには「もう全てのチケットはあなたが受け取っています」と出ます。サポート方面でも、「チケットは全部転送済みだよ」と出る。チケットが見つかりません。

こちらが焦っている間に、暇を持て余した同行者が撮影した向かい側のプラットフォームでも見て和んでください。私は完全にテンパっています。電車が来るまであと10分ない。まあ、電車も高鉄台南に着くまで30分弱ありますけどね、たぶん向こうのカウンターに話をしている間に新幹線は発車しちゃうでしょう。

問題は8:38頃解決しました。「そっちの受け取ったチケット見せてくれ」。同行者がアプリを操作して番号を出します。

あ、受け取らなかったチケットが転送されている。

つまり、こうです。台湾のアプリの流儀か、皆さんの考え方の流儀かわかりませんが、チケットを複数手に入れた場合、あなたはまず自分のチケットをどれにするか決める必要があります。そして、受け取らずに残ったチケットは、優先的に同行者に割り当てられるわけです。

こちらはまず同行者のチケットをどうにかしようと思っていた。受け取ったチケットを転送しようとした。アプリがそういう動きじゃなかったのですね。まず自分の身を案じてから他人をどうにかしろと。

結果、私が端の方、同行者が中央に近い方に座ることになりました。まあこれは些細なことです。

ところで、台湾を鉄道で旅行する時に、やはり気になるのが駅弁です。台湾の鉄道にも駅弁、あるんですよね。9時台なら売っていてもいいな、台北では売っていたけどな、と思いつつも、沙崙、もしくは高鉄台南で売っているかはわかりませんし、買って食べるだけの余裕があるかもいまいちわかりません。

結論から言うと、沙崙駅では駅弁売ってませんでした。高鉄台南駅には駅弁販売カウンターありましたが、まだ開いてませんでした。

どうしても岩手の地名に見えてくる

しょうがないので、車内販売に期待しつつ、

新幹線に乗ります。

そう言えば、日本の新幹線では車内販売が廃止方向にあるんでしたが、台湾新幹線ではまだあります。ついでにゴミ回収もやってきます。

でも、この車内販売では弁当、売ってませんでした。実はこれは、車内誌に書いてありました。

下の方に「弁当の販売している新幹線の号数」がある。

さすがにこの時間は弁当、なかったようですね。

そうそう、この車内誌、車内販売が他に何を売っているか書いてあります。言葉が話せなくても、それを指させば、車内販売、問題なく買えると思いますよ。

B席から撮れた奇跡の1枚

そうそう、世の中間違いはどこの人でもやらかすようです。2席予約して離れたB席でしたから、A席とC席には誰か来ることが予想できました。ところが、みんな台北に行くつもりなのに、A席とC席には合わせて3名が来たのです。

最初は、確か嘉義で乗り込んできたのかな。女性でした。A席に座って、朝ごはんっぽい洋食を食べてYoutube見てました。C席にも男性が座って、それから台中で人がたくさん乗ってきたのですが、そのうち1人が持っていたのがそのA席だったのですね。

台湾新幹線にもダブルブッキング!とレアな光景に興奮しました。が、実は嘉義で乗った人が完全に席を間違えていたのですね。もっと中央付近の良い席でした。号車番号と席番号を間違えて見ていたみたいです*1

台北車站、コインロッカー、追加のカバン、そして昼食。

新幹線は11時過ぎに台北車站に到着します。今日宿泊する予定のホテルはチェックイン時刻が遅く、かつこのあとも遠出して観光の予定なので、まず荷物を預けようと思います。帰りが20時を回りそうなので、有人の荷物預かりには預けられません。ここはコインロッカーです。

コインロッカーの位置情報については詳しい情報があったので、ブックマークしておきました。はてなブックマークがブックマークの役割を果たしたのはもしかして初めてかもしれない。

taiwan-wind.com

ま、これでまず2人分の現在の荷物は預け終わります。

ただ、今回はこれ以上に荷物が増える可能性があります。これから大量にお土産を買うだろうからです。そうなるとチャックの閉まるカバンがほしい。

なんなら、漁師網カバン買ってもいいかな、と思いましたが、その種のカバンにはファスナーがないみたいですね。そうなると、100円ショップです。あるんですよ、ダイソーが。

Google Street Viewより。ダイソー台北車站前店

しかもここ、今夜泊まる予定のホテルのすぐそばです。せっかくなので挨拶していきます。「チェックイン出来ますか?」「ああ、チェックインは17時以降です」「ですよねー、また来ます」。

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ダイソーですが、やっぱりダイソーです。日本のダイソーにありそうなものはだいたい置いてあります。過去にはここで果物ナイフを買ったこともありました。ただ、ここは100円ショップじゃありません。1.5倍くらいの値段になります。でも、ちゃんとありました。

ダイソー公式ページより。PPボーダーバッグ

これ、安いし、そこそこ丈夫だし、ものがいっぱい入るし、簡単に折り畳めるので、それこそお土産を機内預かりで持ち込む時にとても重宝するアイテムなんです。これを3枚ほど買いました。ああ、帰りのLCCの便は昨日のうちに、機内預かり15kgまでを追加注文してあります。

で、昼飯です。ここは自助餐に行きたい。ところが、この3年の間に、台北車站の駅前に数店あった自助餐はほぼ全部閉店してしまったようなのです。理由はわかりませんが、「おすすめ自助餐◯選」とかある記事の紹介されている店、台北車站近辺以外の店も軒並み閉店していました。Google Mapsで緯度経度指定しても見つからなくて、Google Street Viewで過去の写真を見ると1年前まではきちんと営業していたのを見つけると少し寂しくもなります。

ま、ここはバスで数停留所移動です。向かったのは、こちら。

梁記嘉義雞肉飯

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入り口にはデリバリーの人、いわゆるUber EatsだとかFoodPandaの人がけっこう待っていて、12時前だとギリギリ並ばずに入れました。

梁記嘉義雞肉飯の店内

で、入ってみてわかったのは、ここは期待していた意味での自助餐ではなさそう。雞肉飯を注文すると、3つおかずがついてくる、それをリクエストできるという店なのですね。

注文伝票写真

Googleマップに注文伝票をアップしてくれている人がいました。実は日本語のメニューもあったりします。

スープと半熟卵焼きとピータン豆腐は別料金です

欲望に任せて頼んだら、玉子ばかりになってしまったのはあれですが、まあ美味かった。

お土産買って、さらにコインロッカーを探す。

さて、台北では持ち帰るためのお土産を買う必要もあります。いろいろ数えたら結構な量になって。ここまで増えるなら林百貨で重さ考えてボードゲーム選ぶ必要なかったな、と後悔するくらい。とりあえずバスで移動します。

バス降りてからも少し歩く。

移動先はこちら。

微熱山丘の台北店。

言わずと知れたパイナップルケーキのお店です。

来た人全員に配られる試食用のパイナップルケーキ

「こんなの試食したら買って帰らないと悪いじゃん」と同行者は言ってましたが、こっちはどうせ買うつもりだから、そちらは冷やかしでいいのよ。とは言え、お世話になった親戚用にはこれ買って帰ることにしたようです。実際このパイナップルケーキ、他より高いからねえ。

パイナップルケーキセット。一番右の6個入りが増えてました。

しかも、久しぶりに来てみたら、15個入り、10個入りに加えて、6個入りが増えていました。これまでは高いのをいいことにバラして配っていたのですが、これは個別に買えないこともない。これは悩みます。

そもそも、このあとの予定を考えると、ここで何個買うかも迷います。

そうなんです。最近、微熱山丘は桃園空港のターミナル1にも支店をオープンしたのですよ。こちらは「To Go」というサブタイトル付き。つまりこの店に行っても豪華な試食はたぶん出ませんが、ギリギリの数調整はできそうな気がします。店の人に開店時間を聞いたら、明日の帰りにもちゃんとオープンしてそうです。それなら、ということで、どうしても買わないといけない最低の個数だけをこの店で買って、あとは明日まで悩むことにしよう。それでも、けっこうな数を買う羽目になって、運搬用の段ボール箱に詰められましたけどね。

その箱ごと、先程買ったPPバッグに詰め直して、台北車站にバスで戻ります。目的は追加のコインロッカーです。

とは言え、2時間ほどたって、コインロッカーはどこも満杯です。場所によっては、空き待ちと思われる人がたむろしています。

コインロッカー。一番置いてあるところも満杯です。

いや、一番置いてあるところはここだけではない。もっと奥に別の場所があったはず、と歩きます。

台北車站の地下はロの字型になっています。ロの内部には台鉄と高鉄の改札があって、上の横棒と下の横棒が地下街。右上(のちょっと上)と右下にMRTの駅があって、右の棒がそこの連絡通路的な地下街です。このコインロッカーがあるのは右上の角にあたるあたりで、階段があって、その上と下にコインロッカーが集中して置いてあるのです。ちなみに今回私たちはバスを降りて上の横棒を左から右に歩いてきました。この通路にもところどころにコインロッカーがあるのですが、全部使用中。このあと我々は右下のMRTの駅に向かう必要があるのですが、右上の角から右下の角まではコインロッカーがないのです。というわけで、歩く先は右上のさらに上の方向です。

こちらにもコインロッカー群がありましたが、どこも満杯です。荷物を沢山持って来た人が、画面を確認しては諦めて去っていきます。どこも同じだな、と思ったら、1人手ぶらでコインロッカーに近づく人がいました。これは、と思ってこちらも近づきます。やはり、ロッカーから荷物を取り出す人でした。自動で閉まる扉を手で止めて、彼が荷物を取り出すのを手伝います。まあ、こちらは親切で手伝っているのではなく、取り出した後に自分の荷物を入れたいだけなんですけどね。おかげで、待ち時間ほぼ0で荷物を入れることが出来ました。

時間がないと思って、ハイスピードお参り。

次の予定は、14時50分に西門町の駅前です。現在14時10分。あと40分あります。台北車站から西門は数分です。ここで、出る前に頼まれていたことを思い出しました。「龍山寺にお参りに行ってきてくれ」。

龍山寺台北車站から西門へ行くのと同じMRTで行け、ていうか駅順で言えば台北車站から隣の隣の駅です。MRTの移動に10分程度かけても、30分は余ります。しかも、龍山寺最寄りの駅と龍山寺は隣接しています。まあ、駅名が龍山寺だものな。

ということで、ハイスピードお参りを試みます。

あっという間に寺の前までは着きました。

入り口は門の右側にあるようです。でも微妙に入場料金を取られそうだなあ。10分で帰るのにそれはもったいないなあ、と。

門の外からとりあえずお参り

念のため、右側の入り口を見に行くと、どうも入場無料でした。そりゃそうか。

それを同行者に伝えようと戻ろうとすると、警備の人に止められます「ここは入口だけ。出口は左側だよ」。そうなんです。龍山寺ほぼ一方通行でした。

入口から手を振ってもこちらに全く気が付かないので、ハイスピードお参りを試みることにします。

中央以外にも、祀られている人がたくさんいます。

ここを拝んで。

ここが一番人気がある場所だったかな。

本当は、ここではなんかアトラクションがあったのですが、それは省略して、

入口はこの写真中央奥で、出口はこの右側にあります。

いそいで戻ってきます。この時点で14時35分。まあ14時50分に西門には余裕で間に合うでしょう。

14時50分に何があるかというと、ツアーバスの集合時刻です。

実は、私事前に、九份への往復ツアーバスを予約していました。ツアーと言っても、往復するだけ。九份での時間の過ごし方は各々どうぞ、という願ったりかなったりの単なる往復バスで、九份への直行便がないなかかなり便利だと思って予約していました。

ところが、西門駅の集合場所に行っても、それらしき人がいません。微妙に近辺には人がたむろしているので、「あなたがツアーの人ですか?」と聞いてみますが、やっぱり違います。ただまあ、皆さん親切ですね。何のツアーかも知らないのに「こっちの出口じゃなくて、あっちの出口じゃないか」ととなりの出口を指さします*2

絶対に違うな、と思いつつ行ってみてもやっぱりそんな人はいません。焦りに焦ってツアー会社に電話連絡します。このツアー、日本の代理窓口がIP電話でサポートしてくれるんですね。このときほどこういうサービスをありがたいと思ったことはありません。

「ああ、予約いただいていますね。15時30分出発の」「え?」

そうなんです、15時出発と思って予約していたツアー、もともと15時30分出発でした。そりゃ、この炎天下、その40分前には誰も集まっていないわけです。

ここで待つにも、どこかに行くにも時間が中途半端なので、となりのホテルっぽいところのロビーで休憩を取ります。

集合場所を見張りながら休憩。

帰ってきてからGoogle Mapsで調べて知ったのですが、このロビー、ホテルのロビーではありませんでした。

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カラオケボックスの受付だったらしいです。なんというか、時々こういう規模のデカさにびっくりします。

ちなみに、こういう状況について、同行者は、「いや、ここで休憩が入ってよかった」とこぼしておりました。

そうね、もし最初から15時30分出発ってわかってたら、絶対に西門町の大腸麺線入れてたもの。

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もう20年くらい前に行ったっきりの店ですので、今でも美味しいかはわかりませんが、是非食べたかったしね。

さてツアーバスです。ツアーバスと行っても、8人乗りのワゴン車です。参加者はだいたい日本人。ちょっとだけ韓国人が混じってたようです。まあ、このツアー会社、もともと韓国のツアー会社だったはずだしね。中央に座ると、みんなが何をしているのかがまるわかりです。

スマホはどこでも役立つね

運転手のカーナビは手持ちのスマホGoogle Mapsでした。後ろの3人組の声は非常に通ります。会社の恋バナなんかここで噂話してていいのかね。まあ、固有名詞聞いても誰のことかはこちらには全くわかりませんが。

そして、30分ほどしたら、車内が非常に静かになります。なんと、私以外、客は全員眠りこけていました。なんとなく、自分も寝ると次は運転手まで寝てしまうのではないかという漠然とした不安が襲います。

とかなんとか言っているうちに、車は山道に入っていきます。危ないすれ違いをなんどかしているうちに、車は駐車場に着きました。帰りの集合場所まで誘導してもらって、さてここから九份です。

ところであなたは、九份をどれだけ知っていますか? 私は全く知りません。

Google Mapsより。九份周辺

現在自分がいるのは、この地図で「九份老街」と書かれたあたりです。基本、九份は歩いて見て回るところで、こういうところはGoogle Street Viewもあまり役に立ちません。そもそもパンフレットで山程撮られたあの光景、どこで見られるのかも把握していません。

たぶん、この道の先なんだろうけどね。

とりあえず、すぐそこに見える展望台から海を望みます。

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展望台から、北の方の海を望む

まあ、眺めはいいね。

覚悟して、細い道に入り込んでいきます。

道路、というよりも通路然とした路には、左右にお土産屋とちょっとした食べ物屋が並んでいます。ああ、こういう場所前にも見たことあるな。クレット島の小路に似てるな、とか思いましたが、あちらと違うことが1つあります。向こうは売ってるものの種類が少ないんですよ。どこまで行ってもだいたい同じものが売ってる。こっちは、それぞれの店で売ってるものが違う。もちろん名物なんかで被っているものもありますが、それらの店がけっこう離れています。本当はこれ、1軒1軒詳しく見ていったほうがいいんだろうな。

ま、帰りの集合場所からスタートしたことを考えると、最終的にはこの道を戻ってくるんだろうな、と、自分宛のお土産は後で買うことにして、気になった商品と店の名前だけ写真に撮っておくことにします。

台湾ビールのコップ。

これ探してたんですよ。ブログなんかには「お土産屋さんにあるよ」とよく書かれてはいるのですけど、どのお土産屋にあるのかはわからなかった。ここにありました。こんなん、どこにあってもいいと思うのですが、この通りではここにしかありませんでした。

というわけで、同行者が招き猫だかだるまだかを買っている時に、思い直します。これ、買える時に買っておいたほうがいいぞ。

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この店に慌てて戻ります。あ、コップ3種類あるのか。店員が寄ってきます。「この2つが古いデザインで人気ありますよ」その場合は、新しいデザイン1つと、より古いほう1つ買うのが自分なりの買い方です。「この2つ、どっちが古いですか?」通じません。そろそろ皆さんおわかりですね。ここでGoogle Translateが起動されたスマホが出てきます。当然日本語は音声入力なので、断って自分のスマホGoogle翻訳を起動します。通じました。じゃあそっちをもらおう。そうすると、別の店員が話しかけてきます。「もしそれ6個買うと、ビアケースのデザインをした箱に入れてお渡しできるんですが」

悩みますよね。正直、このコップ6個も要りません。とはいえ限定ボックスはありがたい。6個はみんなに配るか。でもそうするとボックスの存在価値がなくなるなあ。一旦保留して、他の商品も見て回ります。

意外とここの店のセレクトいい感じ。話題になってる商品は集めている感じです。むしろ、ここがスポンサーになって日本のメディアに注目商品を紹介してるんじゃなかろうか、という感じの集まり方でした。

漁師カバン。やっぱり上にファスナーはなかった。

漁師カバンも何種類もあります。

ペットボトル入れとか、こっちのほうが配るのには良さそう。

結局、コップは2つだけ買うことにします。

さて散歩に戻ります。歩いているうちに、だんだんわかってきました。この通路もそろそろ終わりだわ。

たぶん、この階段を昇ると、目指している店の1つがある。

実際、この階段への曲がり角(十字)から、道路の端まではけっこうすぐでした。

展望台からみたのと同じような景色。

いちおう、この近辺には台湾茶を楽しめる店がいくつかあるようです。ただ、自分も同行者も、それにはあまり興味がありません。むしろ興味が出てきたのがこちらでした。

Google Street Viewより。

うん、こちらの方が良さそう。しかしこれは長尻になるぞ*3

というわけで、先程の階段を先に昇ることにします。目的はこちら。

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阿柑姨芋圓の店頭。

芋圓というのは、丸っこいダンゴみたいなデザートです。これがかき氷のようなクラッシュアイスの上に乗っかっている。

実は、この店は店内にけっこう広いイートインスペースがあって、眺めもいいそうです。まあ、どうせそれはさっきの生ビールでやるからね。

芋圓

横の階段を登った先に腰掛け、食べることにします。あ、そうそう、

Google Street Viewより。行き止まりの階段。

この階段、上に登ればいい眺めが見えるように見えますが、昇っても海は見えません。単に空きスペースなだけです。そういう意味では、素直に内用したほうがいいのかもしれない。ま、あまりその辺は気にせず食べます。うまいな。

で、いい感じに置いてあったゴミ箱に容器を捨て、さっきの店に戻ります。

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夕方でも空いているのは、口コミが悪いからかもしれませんね。とは言うものの、台湾ビールだけ飲んでいるのなら大したことはありません。

高いけどね。

つまみもいちおう頼みます。

台湾風枝豆。ここのはあまり美味しくなかったな。

小籠包も頼みましたが、まあ普通でした。悪口書くほどではない。

ま、眺めが良ければそれでいいのです。

おかわりもして、さてそろそろ戻る時間です。

あと、猫がいればいい。

もう1ヶ所、見られるならば見たい場所がありました。映画館です。別に映画を見たいわけではない。とある映画でロケ地として使われていたらしいのですね。それは、先程の階段を反対側に降りる方向にあります。ところが、この階段が混んでいる。

よく将棋倒しで人死にが出なかったなという混雑

あとから調べたら、よくある九份の夜景は、この通路の左側にある店から右側の提灯を含めた店の外観を撮ったものらしいです。そりゃこの道路、混雑するわ。

で、例の映画館ですが、現在リノベーション工事の真っ最中。囲いで覆われていました。

映画館。

まあ、写真に撮ることくらいは出来ます。あとは帰るだけなのですが、先程の階段、昇りたくないですね。眼の前に先程よりは広めの道路があります。なんとなく集合場所に向かっているように見えます。この道路、使えないかな?

結論から言うと、使えました。さらに、けっこう空いていた。

この記事の少し上にある地図の取り込みを御覧ください。今回歩いてきたのは、「基山街」という細い道です。時々破線が横切っていて、これが階段です。今降りてきたのは基山街に交わる一番西の階段。確かにそれを南に行く(昇る)と、阿柑姨芋圓があるのがわかりますね。で、今回歩いていくのが軽便路、という道路です。つまり九份、この2つの道路をうまく使うと効率的に回れますね。うん、完全に理解した。

もちろん、軽便路を使う場合の注意点が1つあって、最後は昇り階段になることです。

軽便路からセブンイレブンに向かう階段

でも、道路としては絶対こちらの方が楽だったな。

思ったより早く着いたので、最初に昇った展望台に昇って、今度は夜景を撮ります。

あとは、セブンイレブンに集合するだけです。

九份のランドマーク扱いされているセブンイレブン

戻って、夕食へ

九份からの帰りは結局例の駐車場に戻り、そこで振り分けられて乗るだけです。

たぶん昭霊廟だと思う。何も考えずに通過した。

どうせ窓の外は夜景しかありませんからね。

裏から見た台北車站。このへんで下ろしてもらえればもっとありがたかった。

来たときと同じところに降ろされるので、そこからMRTで台北車站に戻ります。なにせこれから荷物を回収してチェックインだ。

で、夕食です。まあ、台湾最後の夜、行くところは熱炒と決めていました。台北車站の近辺には熱炒がないので、例によってYoubikeを利用します。駅から少し離れたところの乗り場から、自転車に乗って東北東に向かいます。

Google Mapsより。赤線と青線の交わるあたりがMRT台北車站。右の方に複数ある赤い印が熱炒。

ルートは、Google Mapsのナビゲートにおまかせ。台北くらいの広い道路になると、自転車は歩道を走るのが前提のナビをしてきます。向かう先のバイクステーションは道路の左側なので、そのナビは助かります。

で、たどり着いたのが、こちら。

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実は前回もこの店に入りました。別にこの店でないと、というこだわりはないのですが、なにか縁を感じます。今回入った理由は単純に、バイクステーションが1個手前で、そっちから歩いたら一番近いのがここだった、だけなのですが。

既に時間は21時30分を過ぎていますが、けっこう混んでいます。店内の座席はいっぱいらしい。「2名です」と店員にお願いすると、「たぶんここに案内されるだろうな」という屋外の席に案内されました。

注文伝票

例によって注文伝票です。しかし、こちらには日本語メニューもあります。

メニューが原本より少し少ない理由はあまり考えないでおこう

まあ、なんとなく決まっている頼みたいものに、これを見て頼んでもいいかな、と思うものを追加する感じで。

例によって、酒類はメニューには載っていません。

冷蔵庫。酒類はここから取ってきます。

冷蔵庫からセルフサービス。瓶は回収せず机に置いておき、最後に精算します。

醸造18日までしか流通しないという触れ込みの生ビール

ま、最終的にいくらかわかるでしょう。

で、頼んだものは、

地瓜葉。サツマイモの葉だそうです。

まずは野菜。

香嫩烤羊串(奥)と、生炒花枝(手前)。

いちおう海鮮の店なので、シーフードもなにか頼みたいものです。あとは羊肉とか。

三杯田鶏

醤油とごま油と酒で味付けした、カエルの炒めもの。

魚香茄子

日本語メニューで気になった、マーボー茄子。しかし、この中国語からマーボー茄子は思いつかないな。

表にある鮮魚コーナー。

熱炒は鮮魚を料理するのがウリのひとつなので、なにか頼んでみたいところではありますが、今回も頼めませんでした。魚の名前が一致しないんで、どれを頼んでいいかわからないんですよね。名前がわかる魚は日本でも食べられるしたぶん日本のほうが安いものばかり。

ちなみに、会計は980元でした。飲んだビールは3本。注文との金額差は240元なので、1本80元ですね。やっぱり九份のビールには景色代が入ってたな。

別の熱炒の店頭

次回は、黃魚あたりを目標にしたいと思います。

*1:参考までに、私の座っていた席は2号車2番B席です

*2:西門は地下鉄で、出口は複数あります

*3:たぶんイートイン料金の高さもそれを見越している

YouBike2.0の安さに驚愕する(2日目)

というわけで、台湾2日目です。

台湾には珍しく窓のあるホテルから台南南部を望む

3泊4日の旅行ですが、飛行機のスケジュールの都合で実質2泊3日みたいなものです。そういう意味ではフルで使えるのは今日1日だけだったりします。

台南は、うまい食事を食べに来ています。それを考えるとやはり、数少ない朝食はしっかり抑えておきたい。幸いなことに、レンタル自転車であるところのYoubikeを使わなくても歩ける範囲に永楽市場があります。早速そちらへ。

道すがら見つけた日本食居酒屋。台南の酒場の8割は日本風居酒屋みたいだ
こういう路地がすぐにあるのが台南の好きなところです

というわけで、永楽市場に到着。

永楽市場(南側から)

今回目指しているのは、虱目魚の雑炊。ですが、同行者が初台湾ですので、魯肉飯も食べることを目指します。

で、選んだのが、阿芳肉燥飯

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肉燥飯というのが、台南での魯肉飯の呼び方です。本当かどうかは知りませんが、そう言っておけばたぶんみんな信じてくれるでしょう。

で、これがメニュー。

阿芳肉燥飯のメニュー

5元、円安もあって現在1NTD=5YENくらいですが白飯に25円ほど追加するだけで魯肉飯が食べられるというのは非常に安いですね。こちらは虱目魚肚粥を目指しています。魯肉飯に比べるといい値段です。

で、頼んだ肉燥飯がこちら。

まあ、小ですからこんなものです。あと、肉も豚肉、というよりはラードに近かったみたい。それはそれで伝統的な気もします。手前のスープは魚皮湯だったかな。皮のスープ、と言いますがそれなりに魚肉もついててうまいです。

なんだかんだで一番の高級メニューだった虱目魚肚粥がこちら。

虱目魚肚粥

この形で食べられる虱目魚は台南でしか見たことがありません。そういう意味ではかなり貴重です。

永楽市場と、水仙宮市場は隣接していますので、帰りは水仙宮市場を冷やかしながら戻ります。

偶然、市場の命名のもとになった水仙宮を見つけました。人が映り込んでいるのは完全に偶然です。

台南駅から、玉井区へ

台南で朝食を食べたら、台南市内の観光といきたいところですが、台南の名所の多くは午後からが本番のようです。ということで、ここはマンゴーを目指すことにします。

ホテルと台鉄台南車站は少し離れています。ここはYoubike2.0です。ホテルでは無料レンタル自転車もあるらしいのですが、駅前でバスに乗り換えて自転車を放置しておくわけにもいかない。こういうときにはバイクステーションを目指すのが本当に便利です。そしてバイクステーションを目指すのにはもう1つ理由があるのです。

ホテルそばのバイクステーション。Google Street Viewより。2020年撮影なのでまだT-Bike。

Youbike2.0、かつてはT-Bikeでしたが、このレンタル自転車、実は短時間使用が非常にお得なのです。レンタル30分以内は無料、4時間までは30分ごとに10元で利用可能です。この金額、Youbike2.0でも地域によって少しずつ違うのですが、台南の場合、ステーション間移動を前提にすると、ほぼ全ての場合でタダで使えるのですね。間食を挟んでやっと10元、という感じ。本当に安いのです。

台南でバスの間隔と、歩くのにかかる時間を考えると、レンタル自転車は本当に使い勝手がいいです。

台南車站の西口北側、ここに緑幹線バスが15分に1本来ます。このバスに終点まで乗っていると玉井に着きます。着くのですが、今回はちょっとやらかしました。しかしそのやらかしが新たな発見にも繋がったりして。

途中でバスを降りてしまう

緑幹線は、台南駅近辺から玉井まで直通のバスです。

新化ターミナルそばのお茶屋さん。

ところが、途中で地方都市のバスターミナルに寄ります。

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それが新化ターミナル。今回乗ったバスは、その新化ターミナルで運転手が降りてしまったのですね。

新化ターミナルのトイレ。公衆トイレにしてはかなり綺麗でした。

バスの乗換えが必要かな、と思いつつ、10分後に玉井行きがあるとの表示があったので、バスを一旦降りてトイレに寄ったり、附設のセブンイレブンで洗剤の値段を調べたりしてました。

ところがそれは単なる休憩、もしくは運転手交代で、同じバスが玉井に向けて発車したのです。新化ターミナルは小さいところで、玉井行きは他にありそうもなかったので、乗り過ごすことはなかったですが、ここで一度運賃は精算してしまいました。

ところが、その料金がこちらです。

悠遊カードは、およそ1日後に使用内容がアプリで確認できる。

ログは新しい方から古い方に並んでいます。$93は、玉井から台南に帰った時の運賃。$42は新化から玉井、$17は台南から新化に移動した時の運賃。つまり、「降りられるなら、バスもこまめに降りたほうが安くなる」という状態になってしまいました。

これ自体、本当なのかはわかりません。もしかしたら、午前と午後で料金が違うとか、1回目は値段が安いとか、そういう理由があるのかも知れませんからね。とりあえず謎ということにしておきます。

玉井をほっつき歩く

そういえば、例の「鍋に弾丸を受けながら」第19話は玉井の話で始まります。

「鍋に弾丸を受けながら」第19話P3より
Google Street Viewより、噍吧哖紀念公園

マンゴーオブジェがある町、というだけで台湾を知っている人は玉井と特定可能です。

で、玉井と言えばやはりマンゴーなのです。

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玉井の青果市場。一般の人も購入可能らしいですが、短期滞在の日本人が買っても持ち帰れません。

玉井の特産マンゴーの季節が6月から8月ということで、8月末のこの時期はマンゴーが終わっている可能性もありましたが、まだまだ沿道のマンゴー畑には白い袋のかかったマンゴーが成っていました。少し安心します。そしてマンゴーかき氷を食べます。

青果市場のマンゴーかき氷

当然、1杯で終わらせるつもりはありません。とは言え、玉井の町中を少し散歩します。

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台湾空軍の募集ポスターだと思う。やっぱり美人の絵はこういうのに載せるよね。
正直な話、玉井は台南と比べてものどかな雰囲気があります

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たぶん学習塾。なぜかバーベキューパーティーやってた

一回りしたら、やっぱりここです。

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そう言えば、これまで酒を一滴も飲んでいませんでした。

いちおう、ここのイートイン席では酒のんでもOKでした(いちおう店員に確認した)。

自分がどのコンビニにいるかすぐにわかる時計

完全に昼酒です。

もう1軒、どちらにするか。

さて、もう1軒です。マンゴーかき氷はうまいですが、そうそう何杯も食えるものではありません。もう1軒くらいです。

候補は2軒ありました。1つはこちら。

「ありま」だと思ったら「おりま」という平仮名がふってあったり。

有間冰舖です。ここは4年前にも来たことがあります。おそらく玉井のマンゴーかき氷で一番有名な店ですね。

阿月芒果冰。Google Street Viewより

もう1軒はこちら。阿月芒果冰。こちらも有名な店です。どちらにするか、決めかねたまま、別の店に行きます。

熱情小子。 Google Street Viewより。

玉井の農協が運営しているというレストラン・売店です。前回は早く来すぎて、まだ営業していませんでした。今回は営業していて、少々お客さんも入っています。

ここのメニューを見ると、マンゴー入り日本風カツ丼のほかに、マンゴー入りカレーがあるのですね。これが見たかった。問題は、そのカレーを入れるほどのお腹の余裕はないということです。

マンゴーカレーのポスター

ありがたいことに、店内にマンゴーカレーのポスターがありました。これが見られただけでもよしです。

で、マンゴーかき氷です。今回は阿月芒果冰に行くことにしました。実は、この店は2店舗あります。メインストリート側にあるように見える店と、裏通り側にあるように見える店。

赤の印が「阿月芒果冰」で検索して出てくる2軒。

どっちがメインの店かはいまいちわかっていないのです。表にある店は創始者のおじいさんがいて、裏にある店は広くて入りやすいとかいう話はあります。両方の店は裏の通路で繋がってて同じマシンで出している、という噂もあります。

今回は裏のほう、地図で言ったら北寄りの方に行きました。

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で、マンゴーかき氷。

市場で食べたかき氷よりも氷がふわふわしています。こっちはおそらく100%ジュースで作った氷を削ってるんじゃないかなあ。

メニューと価格表。確か市場のかき氷は120元だったはずなので、10元高い。

少し高いですが、どちらかしか食べられなければこちらを選びたいです。まあ今回も両方食べたわけですが。

ついでに乾燥マンゴーも買います。ここのは高めだけど前回買っても美味かった。

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さて、台南市内に戻る

実は合併かなにかがあったらしく、玉井は現在は台南市の一部です。でも市内というとやっぱり街なかになりますよね。こちらとしてはノルマの2個を食べられたので、玉井には長居しなくてもいい感じです。というわけで緑幹線に乗って戻ります。

帰りに雨にあった。着いたときにはやんでたから、まあ運がいいな。

バスに乗っている時間は、けっこう無防備でも許される時間でもあります。この時間に、普段やっているゲームのデイリーボーナスを取得する作業に勤しみます。時差1時間あるのわすれて半分取りそこねたけど。

さて、飯を食べていません。これまで食べたのはかき氷ばかりです。なにか小腹におさめておいたほうがいいでしょう。というわけで向かったのは「度小月」

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「度小月」本店2F

坦仔麺が有名な店です。まあ、辛くない担々麺と言ったところかな。

担仔麺。小さいです。

あまり大きくなくて、こういうところで小腹を満たすにはちょうどいい大きさです。となりの中国人団体はいろいろ追加メニューを頼んでしっかり食べてましたけどね。

そうそう、Youbike2.0はこういう時に一時停車するのも簡単です。かごに電線が入っていて、これをハンドルの根本に突き刺す穴が空いています。これを刺して導通させると、鍵がかかります。借りる時に使った悠遊カードをタッチすれば鍵は解錠可能。そういえば、T-Bike時代にはクレジットカードでも借りられたんですが、Youbike2.0は借りられなさそうな雰囲気がありますね。

次に向かうのは、孔子廟です。台南の孔子廟は台湾で一番古い孔子廟らしい。

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孔子廟。ここの撮影までは無料でできます。この中に入るのは有料。

いちおう1つくらい名所見ておかないとね、といった感じ。もう1つ、こちらに来たのには理由がありました。

台南で雑貨店があるとされている観光向けの場所はいくつかあります。その1つが林百貨です。同行者が「お土産は食べ物以外がいい」というリクエストをもらっていまして、何らかの雑貨を買う必要がありました。で、Youbike2.0の置き場が孔子廟の北側くらいしかなかったのですね、この辺。

まあ、孔子廟の東側にも府中街っていう雑貨街があったはずだな、と思いながら、しかし場所がわからないとたどり着かないものです。結局、別の場所にたどり着きました。

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窄門珈琲の入り口

窄門珈琲です。入り口が狭い、ということが売りになっているコーヒー店ですね。

ここが入り口

いい雰囲気の店です。

適当に写真を撮るだけで雑誌のグラビアみたいになる

そして、いい値段がします。

ジュースだけでなくコーヒーも同じくらいの値段です。

高いと思っていた朝ごはんのさらに2倍の値段が1杯のジュースにかかります。まあ場所代ですね。

ジュース、というかモクテル。フォルモサ

なにせ、注文してから出てくるまで20分近くかかりますから。遠慮なく休憩施設として使えばいいかもと思います。

一通り休んで、動きます。

台南愛国婦人館。
台南市美術館2館。

どう移動したのかわかりやすい道のりです。

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林百貨。2019年6月撮影。

けっこう混雑しています。エレベーターには長蛇の列。まあ、遅い上に定員5名だからね。しょうがないので、1Fずつ階段で上がっていきます。同行者は、2Fでいい感じの小物を見つけたようです。私も。

BACKER HOUSEの説明。

2Fの一角に、クラウドファンディングで作られた商品の販売コーナーがありました。台湾のクラウドファンディング事情はわからないのですが、いくつか尖った商品が作られているようです。そして、クラウドファンディングと言えば、ボードゲームです。

ボードゲームの棚

ここの一角以外にも、絵本とボードゲームを組合せたやつとかのボードゲームが置かれていました。まあそっちは「絵本と一緒に買うと楽しめるよ」みたいなやつで、読める範囲ではルールは微妙だったのでスルー。問題はこっちですね。

台湾の怪談に関わるゲームとか言ってたかな。

2000元はすでに1万円。クラウドファンディングな商品ですからそんなものでしょうが、いい値段です。

ワーカープレイスメントかなと思ったけど、サイコロがあるんだよな。

こっちも1000元超えです。

夜市人参、と聞けば知ってるゲーマーがいるかもしれない。

こっちは2つカードゲームを出版していました。

店主に「このゲームどういうルール?」って聞くと、英語で「UNO知ってますか? あれに似たゲームです……台湾の食べ物を」と説明が始まります。たぶんボードゲームやってる方はわかりますよね。「UNOに似たゲーム」と言われたカードゲームがUNOに似ていたことなどほぼありません。これは説明になってない。困ったな。

困っていると、先方がスマホを出してきました。ええ、Google Translateです。台湾の人、Google翻訳使うのに慣れてるな。ただ、キーボードでの入力方法がわからないので、先方のおすすめ手段は音声入力です。日本語は同音異義語が多いから入力に難儀するんだけどな、と思いつつ、なんとか交流を果たします。結局ルールはわからなかったけどね。

買ったカードゲーム。奥にあるのは後日買ったパイナップルケーキです。

最終的に、2つのカードゲームを買うことにしました。クソゲーでもしょうがない。片方は日本語訳があるらしいしね。

同行者は候補を見つけつつ、さらに上の階を目指しました。屋上階でちょっとしたアイテムと、先程見つけた雑貨を買ったようです。

夕食を食って、花園夜市に

林百貨からホテルに一旦戻ることにしますが、孔子廟北のYoubike置き場には自転車の在庫がありませんでした。この近辺、学生が多くて、ついでにそういう時間なんだろうな。幸いにして台南市美術館裏のYoubike (昨日海産粥食べた後にホテルに向かったときと同じ置き場)の在庫はあったので、そちら経由で帰ることにします。そして、ホテルそばのYoubike置き場には自転車が全くありませんでした。ちょっと嫌な予感がよぎります。観光客がみんな夜市に乗っていくから、この辺の自転車は在庫がなくなってるんじゃないかな?

当初、夜になってもバスに乗るつもりはありませんでしたし、そういえばこのホテル、レンタル自転車があるはずでした。フロント横で給水するついでに、自転車があるか聞きます。「ありません」。あちゃー、悪い予感が的中します。しかし、この「ありません」は別の意味でした。「最近、サービスやめたんです」。

なるほど、そりゃそうですよね、ホテルの横にYoubikeの置き場があるなら、あっち使ってもらったほうが絶対に楽です。実際、給水中にフロントが話しかけてきて「悠遊カードは持っていますか?」と聞いて来ました。「持ってるけど、そこの自転車が売り切れなんですよ」と言ったら向こうも残念な顔していました。

まあ、この通りは、1ブロック北か南に行けば、別の置き場があります。とりあえず置き場に向かいました。すると、ラッキー。誰かが乗って帰ってきたYoubikeが2台置いてあります。そう言えば、先程自分たちが置いたときも誰かが見つけて確保していました。そういうもののようです。

まずは、これに乗って夕食を食べに行きます。行き先は、「老泰羊肉店」

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羊泰羊肉店

実はホテルからは少し離れていていますが、自転車なら10分もかかりません。しかも、ステーションは店の裏手にあります。

自転車で台南を走る際、一番気をつけないといけないのがロータリーです。危険とかそういう話じゃなくて、途中で止められながら交差点を回ると、どこで曲がるのかわからなくなるんですね。実際、私はここで2度目の右折間違いをしました。

ま、たどり着きます。なんでこんなところまで来たかと言うと、台湾のご飯が食べられる店で、ここは数少ない「ビールも提供する店」なのですね。で、人数と、中で食べる旨を話して中に入ろうとします。ところが入り口のおばちゃんに止められます。「ここじゃなくて、1軒離れたとなりで注文して」

繁盛のおかげで、1軒離れた左側に、内用のための食堂が増えたらしい。

ちょっと写真がわかりにくいですが、この店の隣にはちょっとしたおもちゃ屋もしくはガチャガチャ店があるんです。その隣の空き店舗がここの内用(中で食べる)のための食堂になってたらしいのですね。わかれば大したことはありません。そちらの空き席に向かいます。

老泰羊肉の注文伝票

この店はあちこちの本やブログで紹介されています。それらが共通して言っているのが「豆乳雞は絶対に頼め」でした。羊肉の店なのにね。

で、これが豆乳雞です。

豆乳雞

普通に唐揚げっぽいです。実は台湾語の「豆乳」は、日本語の「豆乳」とは全く別の食べ物なのだそうです。中華料理に詳しい人は「腐乳」といったほうがわかるかな。沖縄の「豆腐よう」に似た、豆腐を発酵させた食べ物です。塩味も濃くて、これを味付けに使って唐揚げ作ったら美味しくないわけがありません。ところが、同行者は手を付けようとしません。

「だって、腐ってるんでしょ」が言い訳です。どうも、「腐乳」とか「発酵」とかから「臭豆腐」と間違えたらしいです。この話を長くするのも面倒なので、「騙されたと思って食ってみろ」と食わせます。「腐乳」日本にもあるんだけどイマイチまいなーですからね。

そうそう、写真にはすでにビールが映り込んでいますね。注文伝票にはビールの欄がありません。ビールは、セルフサービスで1軒となり、店の冷蔵庫から持ってきます。栓抜きが会計のところにあるので、開けてもらって、ついでに代金を払います。ちなみにここのビールは、普通の台湾ビールが70元、生ビールが少し高めで80元でした。

それ以外の羊料理

他には、玉ねぎと炒めたやつ、羊肉スープなども頼みましたが、一番のおすすめは青菜と炒めたやつですね。

さて、一通り食べ終わった後で、花園夜市に向かうことにします。問題はレンタルバイクが到着できない可能性があることです。Youbike2.0のアプリは、各自転車置場がどのくらい埋まっているのかがわかるようになっています。

日本で検索したので、置き場が数千キロ離れています

この時間帯ならけっこう置き場は空いていましたが、当日検索した限りでは置き場の空きは0台でした。まあそんなものです。ですから、行きはバスにしたほうがいいでしょう。

台南のバス案内は、Google Mapsを使わなくても、公式アプリがあります。

大台南バス

大台南バス

apps.apple.com

なんと日本語にも対応。ところが、これが使えません。使えないのはアプリのせい、というよりは、現在地から一番近いバス停を基準に探すシステムにあります。たぶん地名とかバス停とか知ってると細かく使えるんだろうな。こちらはそこまで細かい地名を知らないのでそこまで使えません。

ただ、だいたいの乗り換えは、台南駅周辺で行われているようではありました。つまり、台南駅まで行けば直通のバスがありそうです。

というわけで、この店から台南駅までYoubikeを使い、台南駅でバスに乗り換えることにします。いやー、本当にYoubike使いまくりです。しかもここまで支払った金額は10元だけです。あとは無料範囲に収まっちゃってる。

台南火車站(北)から出る0番バスは、花園夜市実施日に限り花園夜市行きがあるようです。これに乗って15分程度。こちらでもスマホゲーのデイリーミッションをこなします。

バスの終点から花園夜市を望む

バスは交差点を挟んで入り口の斜め向かいで終点のようです。ここからバスは台南駅に折り返すようで、人数は少ないですが乗る人が待っていました。バス停のそばには自助餐があったりして、正直自助餐で食べてみたいと思いつつも食べられない自分としては残念ですがここはスルーします。

さて、花園夜市です。自分が来るのは2度目です。

花園夜市

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日本語ののぼりもある
空いているように見えるのは、ここの隣の屋台(画面外)が営業終えたから

同行者は地瓜球が食べたいようで、さっそく確保していました。こちらは木瓜牛奶は外せません。あとは臭豆腐。本当は臭臭鍋が食べたいのですが、同行者が臭豆腐を食べるのを拒否しているのは前段階でわかったので、そちらは諦めます。

京典酵素臭豆腐

いつも混んでいるのを見ている、ここの臭豆腐は前回に続き2度目です。臭いなんか全然気にならないのになあ。あっという間に食べ終わってしまいます。

一通り見て回ったので、Youbikeでホテルに帰ることにします。個人的には私は寄りたい場所があります。

ここです。ここは午後から店が開いて、夜も盛り上がっているんだとか。

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うまいこと経路が見つかって、なんとかたどりつきます。自転車を置いて。

三協境全台開基薬王廟

薬王廟に軽く参拝して、道路を歩きます。

この時間になると、モデルの撮影っぽい人たちが山ほどいました。本当にモデルなのか、観光のついでにちょっと大げさな機械を持っているだけなのかはわからないですけどね。この通り、いくつか開いている店があって、酒場もあったのですが、半分以上は日本風居酒屋でした。酒を飲む風習は日本から持ち込まれたものなのかしらん。

こんな寄り道をしましたが、Youbikeの使用料は10元でした。よく探せば、近くにステーションがあったので、そこをうまく使えばここも無料で乗れたことになります。いずれ、今日は合わせて20元、つまり100円少々で1日乗りこなせたことになります。いや安い。

洗濯の合間に、再び海産粥(今度は意麺)

さて、今回は荷物を最小限にする都合上、着替えを2日分しか持ってきていません。初日着てきたものを含めて、3日分だけ。この機会に、洗濯をしておく必要があります。

今回泊まったホテルには無料で使える洗濯機があります。洗剤も、比較的高いですが、まあ必要なのは1回分だけですからそれで十分。

英語で「洗剤」ってどう言うんだと調べるために撮影した写真

けっこうでかい洗濯機で、2日分を2名でも十分な容量があるのがありがたい。さらには誰も使っていないので、乾燥機は1人分ずつ2つに分けることにしました。どうしても、乾燥能力は洗濯能力に比べると弱いです。

さてここで、乾燥時間を待つための時間が40分ほど余りました。これは夜食しかありません。もちろん昨日の店。昨日はエビが食えませんでしたからね。

乾燥機を放っておいて、Youbikeで例の店に向かいます。片道5分少々なので、おそらく30分弱で往復できるでしょう。今日の最後まで無料で利用してばかりです、Youbike。

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で、たどり着いてわかりました。

店頭の状況。昨日とはかなり違う。

なるほど、牡蠣やハマグリは右側の青い箱に入っているのですね。この箱があれば、牡蠣やハマグリのスープが飲めると。で、特製シーフードは、その左に個別に積み上がっている小さい容器に小分けにして入っている。これらがあれば、注文が可能なわけです。

さて今回は、粥ではなく意麺を頼みました。それがこちら。

招牌海産意麺

個人的には、海産粥よりこちらのほうが美味しいかもしれない。2度来てよかったと思えました。それにしても、Youbikeの使い勝手が良すぎるな、特に台南では。