川を渡ってバーンナンプン水上マーケットに行くものの、帰り道を誤る (8日目・その1)

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最終日です。なるべく長く休みを取ろうと思うとどうしても休日は前後に入る形になりますね。
今回は、正月にも言ったバンコク対岸の水上マーケットにまた行ってみようと思うのです。別の形で。
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朝ごはんのトーストとフルーツもあっけないですが、とりあえずエネルギー補給と思えばなんとかなります。

バス停まで歩く

で、サイアムスクエア方面へ。
泊まっている宿からサイアムスクエア方面へは、もちろんBTSでも行けるのですが、フアチャン橋経由で歩くことも可能です。午前中の過ごしやすい時間なら歩くのがおすすめです。
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フアチャン橋のたもとは猫の名所でもあります。どうも地域の人たちが猫に餌をやってるらしい。「猫のエサ代を寄付してね」っていう募金箱も置いてありますので猫写真を撮りたい人は撮ったついでに寄付もしたらいいとおもいます。

フアチャン橋からBACCまでは歩いてすぐ。開いてればBACCのエスカレーターを使って楽に歩道橋に登りたかったのですがまだ開いていないようです。
ちなみにBACC(バンコク・アートandカルチャー・センター)はバンコク中心部で特に用事がない方は眺めに行くのおすすめです。
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旅行当時は始まってなかったイベントも、このブログに書く頃にはもう終わってますね。

交差点を反対に渡って南の方に歩きます。
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古い映画館があったところが空き地になってますね。この映画館の裏側テナントで頑張ってたバナナデザート専門店も移転したようです。
MBKの向かいくらいのところのバス停で待ちます。そう言えば卒業旅行でバンコクに初めて来た*1ときもここのバス停でバスを待ったな。

クロントゥーイの渡し船に乗る

ここで乗ったバスでクロントゥーイまで行きました。バスそのものは目的地には行かないので、近めのバス停で降りて少し歩きますが、まだ午前中の暑くない時間帯なのでそれほど大変ではありません。ちょっと気になるのは、クロントゥーイと言えば大きい市場がある反面、隣接したところにタイ最大のスラムがあるという話なのです。今回行く場所である船着き場がどういう場所にあるかが少し気になりますが、歩きます。
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線路あるけど、元貨物線だろうし、今は使ってなさそうだな。とは言え散乱するゴミの多さにはちょっと嫌な予感がします。

でも、予感は外れたようでした。
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南側の寺の入り口。この先に船着き場があるのです。ちなみにこのへんも活気があって個別に歩いてみたいなとは思わせる場所ではありまして、ちょっとスラムとは外れている場所のようでした。
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この奥ですね。
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この船に乗ります。5バーツだったかな。昔読んだ情報ではここから向こうに行く船はあっても、向こうからこちらに戻ってくる船はないとのことだったのですが、本当のことかはわからないです。まあ今回はここに戻ってくるつもりはありません。

渡ったところにはちょっとした食堂とレンタサイクル屋、レンタルバイク屋がありましたがここに戻ってくるつもりがないので使うつもりもありません。というかレンタサイクル屋がここで営業できるなら、渡し船向こうに戻れそうな気がしますがどうなんだろうな。

歩いて行ける距離ではないので近辺をうろうろしていると、休憩していたバイタクの運ちゃんが声をかけてくれましたので「水上マーケットに行きたい」とお願いし、OKしてくれます。

そこから車の通りの少ない道路を数分走ると
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バーンナンプン水上マーケットなのです。
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水上マーケットを歩く

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いちおう湿地帯の上に建っている水上マーケットなので、なんとなく水路っぽいものはあるのですが、舟が通れるような水路はありません。基本的には全部土の上に建っているお店ばかりですから、水上マーケットというのはなかなか憚られるのですが、タイの水上マーケットの9割以上はこんなものです。
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でもまあ買い食いにはもってこいの店がならんでいます。
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揚げバナナの屋台の写真がほしい、と言われたのですが、バナナの店があるのはともかく、揚げバナナの店は意外と見つかりません。利幅がうすいのかな。
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はちみつ入りマナオジュース。写真撮っていい、と物を片手にお願いしたところ、いい感じに緊張した顔になりました。
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トイレの入り口にあるティッシュの料金箱、と思って撮ったのですが、タイ文字をよく読んだら「募金箱」と書かれていました。端金の数バーツは入れたらいいと思います。
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イマイチ売られているものがよくわからないように見えますし、何売ってるのかは忘れましたが、この裏側では射的の屋台が立ってました。射的でいい成績あげるとここで売ってるものが賞品としてもらえるはず。
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ナコンパトム県の水上マーケットまで行かないと買えないはずのアヒル型お菓子がここでも売られていました。ただ、バリエーション展開的に多色アヒルにしたんだろうけど、個人的には黄色1色のほうが「っぽい」と思うのですよね。こっちのほうがタイ人好みなのかな、でも残念です。
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揚げラープ。肉を細かく切って炒めたものをスパイスで和えたのが「ラープ」という東北料理なのですが、それを揚げたのが「ラープ・トート」と言いまして、自分も知らないうちにこういうマーケットの定番料理になりつつあります。実は先週の水上マーケット巡りで以前食べたラープ・トートに再会したく探したのですがその日は出会えずじまいでした。これは揚げ物でそれなりに日持ちすると思いますので、このまま日本へのお土産にしようと思います。
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見つからないと思っていた揚げバナナが売られているのが見つかりました。よかったですね。
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人気かどうかはわかりませんが、水上マーケット定番の舟そば店です。
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買い食いしながら歩いているので、このくらいの量でちょうどいいかな、と思いました。
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フレッシュオレンジジュース。昔は塩が入っていたのですが、これには入ってない感じですね。フレッシュオレンジジュースに塩を入れるのはさすがに廃れたのかな。時々飲むのですが出会えた試しがありません。

このほか、寄付を持ちかける人たちとか、服とかいろいろ売っているのをひやかしつつもひと回り。そろそろ次の場所に行ってもいいかなと思います。

この半島へは、バーンカチャオ船着き場からバーンナーの方へ行く渡し船が一番メジャーで、今回何度も「戻る気はありません」と行っていたのはそっちに行きたかったからなのです。市場を一巡りするとバイクタクシーのたまり場がありまして「どこ行きたいの」と聞かれたので「バーンカチャオ埠頭」と言うとOK出されて、たむろってたドライバーの1人が運転するバイタクに乗って向かうことになります。

着いたところは見覚えがあるものの、どうも場所が違う気がします。

船着き場を間違える

行きたかったバーンカチャオ埠頭はこちらです
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ところが、着いたのはどうもバーンカチャオ寺(ワット・バーンカチャオ・ノーク)だったようです。
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実際バーンカチャオ埠頭のタイ文字をよく読むと「タールア・ワット・バーン・ナンプン・ノーク」と書かれています。バーンナンプン寺の埠頭、でって意味ですね。
バイクタクシーは「タールア・バーンカチャオ」と聞いて、「ワット・バーンカチャオ」のそばの埠頭と思ったらしいのですね。実際にかなり鄙びていますがここにも埠頭があります。
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複数で乗る場合と1人で乗る場合で料金が違ったりします。さてどうなんだろう、そもそもこの時間帯に舟が来るのかな、と思うと本当に舟が来ます。

「どこに行きたいんだ?」って聞かれたのでダメ元で「バンナー」と言うと「とんでもない、遠すぎるよ」みたいな顔をされます。まあ実際遠いでしょうね。しょうがないので「向こう岸でいいよ」と指差しして送ってもらいます。向こう側がどこだかさっぱりわかりませんが、ここよりは賑やかでしょう。

舟は数分もしないうちに対岸に着きます。
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こっちの桟橋もたいがい鄙びていました。さらに道とも言えないような道を歩いて大きな通りに向かいます。これ逆方向だったら絶対に行き方わからないな。

でてきたのはこんなところ。
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google ストリートビューでも複数人のバイクタクシーが屯しているのがわかります。場所はラマ3世通りのようです。歩く観光客にはほぼ無縁の通りですが、ありがたいことにBRTがこの道を通るだけでなく、ここを通る路線バスも数本あります。調べるとバンナー方面まで直通するバスもある、よう、ですが……直通バスで大変なことになったのはほんの昨日のことでした。同じ轍は踏まないぞ、とBRTを探すことにします。

バイクタクシーは少し前から料金表を掲げています。どこまで正しいかわかりませんが、「料金交渉はしなくても乗れるよ」という意思表示だと私は理解しています。その中に「BRTナララーム3」という行き先がありました。過去に「タワンデーン・ビアホール」に行く時につかったBRT駅ですが、ここまで行ってもらうことにします。快く了承していただき、バイクタクシーで数分、BRT駅まで無事たどり着くことができました。

この時間のBRTはそんなに本数がないので待ちますが、やってきたバスはそこそこ混んでいました。昼の日中にここまで混んでいるなら廃止することないよな、と思いながら終点サトーンに着きます。
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ここからBTSに乗り換えて、改めてバンナーに向かうことにします。

*1:正確には初めてではない

渋滞にはまる (7日め・その2)

ご飯を食べてひと息ついたのでどこかに移動しようかと思います。この間の飲み会で教えてもらったアプリ「VIABUS」というのがバンコクではけっこう使えるのですね。100%とはとても言えないのですがバスの現在地もわかるし、バス停も下手するとgoogle mapよりもきちんと網羅されていますし。

まあそれで調べてみると、南側、運河を渡ったあたりにちょうどいいバスが走っているのですね。スクンヴィット通りを経由して、サイアムスクエアを通って、さらに中華街まで行くという。ああ改めてメガプラザ行って偽レゴ買うのもいいな、と一瞬思って徒歩5分、待ち時間5分でバスに乗ります。

バスはプラカノンの通りへ順調に曲がってスクンヴィット通りに入りますが、順調に走っていたのはそこまででした。そうでしたね。スクンヴィット通りはものすごく渋滞しています。単なる信号待ちでもあるんですが、バスが停まらなければいけないのは信号だけではなくバス停もなのですね。信号が青なってなんとか進み始めたところでバス停に停まると、後ろから車が追い越して進んだぶんの隙間を埋めるのですね。2時間近く乗っていましたがサイアムスクエアまでたどり着くことなくギブアップしました。いやスクンヴィット通りに入ったくらいで諦めてBTSに乗り換えてたら1時間以上他のこと出来たな。

まあ偽レゴを本気で買いたいわけでもないので、お土産を探します。まずはとりあえずのQUALY。前回来た時に買えなかった「キーボード型のカード立て」があるといいな、と思って。
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はい。ありませんでした。デザインと言うよりはネタグッズっぽかったものなあ、と思いつつ次に向かいます。タイ米です。
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純情米いわてのひとめぼれもありましたがこれ買って買えるつもりはあまりありません。
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こっちの米もここに置いている中では高い方*1なのですが、さっきの日本からの輸入米に比べたら全然安いですね。

あとは歩いてMBKまで行きます。最近は遊歩道とデパート内の通過経路が整備されて歩きやすくなっているのがありがたくはあります。
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パスポート持ってるとウェルカムドリンクもらえるらしいです。

メイドカフェはそこそこ混んでました。で、それはともかく、日本式ラーメン店へ。
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まあ、MBKにわざわざ来るほどでもない店ではあるんですが、こうなってみると1度くらいは食べてみたらいいかな、と思ったのが
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トムヤムクンラーメン。
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量は少なめです。
食べたら、一度宿に帰って、お土産をカバンに詰め込み直します。でもって、もう一度飲み直し。

いつも行っている店が満席で入れなかったので、隣の店で。
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卵焼き
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豚トロ炙り、だったかな。
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たけのこの和え物。

ビールがなくなったので、ホントーンとかセンソムとかいった安酒のソーダ割りを頼もうと思ったのですが、ソーダ水だけ来て「焼酎は売り切れ」と言われます。ソーダ水だけ飲むわけにもいかないので安ブランデーを頼みます。
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安いけど焼酎の倍くらいの値段にはなるんだよなあ。
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隣では野良猫が可愛がられていました。なんだかんだで飲みながら明日の飛行機のWEBチェックインもできましたし、宿に帰って寝ます。

*1:オーガニックっぽい米がこれのさらに倍くらいの値段ではあります

今まで行ったことのないショッピングモールに船で行ってみる(7日め・その1)

なんだかんだで明日の夜にはバンコクを発つので、泊まれるのは今日が最後なんですが、平日に行ったほうがいいところとかあまり思いつきません。思いつかないのでとりあえず船に乗ろうと思います。

例によってフアチャーン桟橋からプラトゥーナムに行って、さらに川上*1に登るフェリーに乗り換えます。ダラダラ乗っているとだいたい終点にあるのが
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ザ・モール・バンカピ。10時前に着いてしまったので近辺のショッピングモールを覗いてみます。はい、テスコ・ロータスです。
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例によって書店に行って偽レゴを探しますが、やっぱり在庫はありませんでした。写真を共有したら「買えたらほしい」という人がいたので探したんですが、残念でしたね(じぶんが買ったものを譲る気はないらしい)。

ちなみにここにも映画館はあります。別の映画を見るか迷ったんですが、今回も「HOMESTAY」を見ることにします。午前中の回だからなのか、ここの映画館の立地だからなのかはわかりませんが、観客は少なめ。わからなかったところも2度見るとわかるなと思うことしきりです。

ひと回りショッピングモール内をみてまあこんなものかな、と思います。ナコンパノムのときからうすうす思っていたのですが、テスコ・ロータスはショッピングモールというよりは大きめのスーパーマーケットと思ったほうがいい感じですね。テスコ・ロータスなんだから当たり前と言えば当たり前なのですが、3軒も4軒も回って気がつくあたりもアレです。

続いて、隣のハッピーランド、なるモールへ。ショッピングモールというよりは小間な店が並んでいる屋台市場の延長上にあるっぽいモールで、なんだかんだでケータイ絡みの店がいっぱいありますが、今のところ欲しいものはあんまりなかったり。最上階は不動産だったかフィットネスだったか、やっぱり旅行者にはあんまり関わりがなかったりであまり印象に残らないまま建物を出てきます。

でもってザ・モール・バンカピ。タイ在住者のブログでもまあよく来ている人がいるのは見ていますが、皆さんあんまり積極的に来る印象でないのはどうしてなのかな、と思いながら回ります。うん、どこのモールにも必要とされている店が一通り揃っている感じです。近くに住んでいる人なら必須なんだろうな、みたいな感じ。もう少し昔に来ていればもう少し賑やかだったのかもしれません。そんななか気になったのはこちら
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BNK48 CAFEですね。BKK48じゃないのはなんでだよ、みたいなイノセントな質問は受け付けません。そういえば「HOMESTAY」のヒロインもこのグループ所属だったな、というくらいの情報しか持っていません。
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若干日本とは化粧の仕方が違うような気もしますね。まあ、特にグッズも買わず、お茶もせずにその場を立ち去ります。

昼ごはんはカノムチーンの食べ放題。
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129バーツ食べ放題は高いのか安いのか、と言われるとけっこう微妙です。普通のカノムチーンで50バーツ越えることってまれですよねたぶん。まあ2杯半くらい食べれればお得なのかな、もともとカノムチーンの野菜って食べ放題だったよな,
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盛りが汚いのは許してください。

*1:運河を川上と行っていいのかどうか

靴を買うか迷いながらも映画「HOMESTAY」を見る (6日め・その2)

飛行機はバンコクに向かっております。
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前は菓子パンという形ばかりの機内食を出していたNok Airですが、今は飲み水が出るだけ。とはいえこの飲料水のデザインはなんとなく好きです。
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窓側の席なのでなんとなく外の写真を撮ったりもしますが、後から眺めると何を撮りたかったのかさっぱりわかりませんね。
で、ドンムアン空港です。

ここから市内中心部にはバスに乗るのがおすすめです。普通のバスよりはちょっと高めの30バーツですが、BTSモーチット駅までほぼノンストップで運行頻度も高いのはありがたいです。そう言えば空港行きには今回も乗りましたね。

で、今回はモーチット行きのA1経路ではなく少しレアなA2経路バスに出会えたのです。頻度少し少なめの30分間隔ですが、モーチット駅だけでなく戦勝記念塔まで行ってくれます。

まあ、午後の時間帯にこのバスに乗るのは趣味の世界です。なぜなら、BTSが走っているところの下にあるパホンヨーティン通りとスクンヴィット通りは渋滞しまくるからです(伏線)。今回はあんまり急いでいないのでバスにのんびり乗っていますが、「あーそうだこの近くにデカ盛りで有名なカオマンガイの店があったな」とかそういうことを考えているうちに戦勝記念塔には着いていました。
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この写真を見ただけでどこにA2が来るか分かる人はかなり戦勝記念塔マニアなのではないかと思います*1
さて、のんびりしながらも戦勝記念塔まで来たのは例のわんこそばを食べようと思ったから。前にもその店の話はしていたと思うのですが、支店が戦勝記念塔に接するショッピングモールにあるというので、そちらも見てみたいなと。で、少し迷いましたがたどり着きまして
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5杯ほどいただきます。
ちなみにここのそばは味付けそのものは5種類ですが、麺が別途5種類くらいあるので全組み合わせを食べるなら20杯くらい必要になります。とはいえ味付けによってこの麺、というのが大雑把に決まっているのでタイ語がわからない人も「この辺全部」ってメニューを指差しすればおまかせで作ってくれます。いやそれは結果論で、すっかり麺が5種類あるのを忘れて「全部くれ」ってやったら一瞬怪訝な顔をされたのは忘れることにします。
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ちなみに会計。氷(3バーツ)と飲み水(15バーツ)を合わせると麺1杯より高くなる計算については見なかったことにします。
行くときは迷いましたが、実はそんなに迷わずに行ける場所にありました。「Center ONEショッピングプラザに戦勝記念塔の歩道橋から入って、エスカレーターを1つ昇った右側あたり」で探せばすぐにわかります。味は本店とほぼ一緒ですが少し狭いかもしれません。
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帰りにエスカレータ近辺を回ったら「TWELVE VICTORY」という両替商がありました。レートを確認すると、サイアムスクエアそばにあるSIAM EXCHANGEや今やBTS乗り場のそばにすら支店のある*2SUPER RICHと遜色ない両替レートでしたので、ここでそれなりに両替をキメて宿に帰ります。
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写真は使いまわしです。

靴を物色する

さて気になったのが「靴をどうするか」です。なんとなく右足の土踏まずより少し前のあたりがよく汚れているな、と思っていたのですが、昨日のトラブルをきっかけに靴を改めて見てみたところ、完全に穴が開く寸前まですり減っていました。フアチャーン桟橋から運河ボートで1駅行ったところにテスコ・ロータスがあるのでそこで靴を物色しますが、甲高な自分には合う靴がない、というか、これなら日本で買うのと対して変わらないな、という値段ばかりです。あきらめてSEED ブックセンターも覗き、バンコクには例のLEGOっぽいフィギュアがないことを確認します。
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夕方のAirASIAオフィス「飯食いに行くから休みな」はやっぱりタイらしい気がします。

アマリンプラザにも行く

それはさておき、SEEDブックセンターです。バンコク中心部にはあと1軒あるのでそちらも見てみようと思いました。アマリンプラザです。
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緑のどんぶりで有名なアヒルご飯を夕食代わりに食べておきます。
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別に買わなかったんですが、なんでこの看板撮ったかな、という写真です。キウィフルーツを「GIWI」って表記してるのが面白かったからかな。
あ、こちらのSE-EDブックセンターにもとりたててほしいものはありませんでした。バイク故障しながらもナコンパノムから遠出してよかったっぽいな。

映画「HOMESTAY」を見に行く

先ほど戦勝記念塔までのろのろとバスに乗っている時に、「バンコクでは映画を見たいな」とは思っていました。よくわからないのですが「HOMESTAY」という映画が先週から公開になったはずだったのです。映画館の公式サイトでは「タイ映画」というくくりで検索できないので題名で検索すると「gdhが日本の『カラフル』をリメイクして作ったよ」みたいなことがヒットします。タイのSMSが受け取れる携帯電話番号を持っているとオンラインでチケットが買えるので、アヒルご飯を食べながらセントラルワールドの映画館、SF CINEMA CITYでのチケットを購入しました。
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アマリンプラザを出ると、先日ロウソクが使えなくなったエラワンのほこらです。人出はあまり変わっていないようです。
さてSF CINEMA CITY。
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この映画です。ん、この俳優どこかで見たな、と思ったら「バッド・ジーニアス」で金持ちボンボンの役をやった俳優でした。俳優かぶりは珍しくないとは言え、ごく最近までその映画を見たりしていたのでその印象が抜けないまま映画を見ることになります。

映画は思った以上に「カラフル」でした。でもまあ天使は関西弁話してないし、タイ映画には珍しくキスシーンあるし、パワーレンジャーが出てくる(出てこない)し、DVD出たら買うだろうなと思います。セリフ覚えるためにもう1回くらい見ておくかな。
気になった映画。
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チャン・イーモウって最近聞かなかったけど単純に日本に入ってこなかっただけかな。予告編はものすごくアクションアクションしていました。
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帰りにプラトゥーナムの「緑のカオマンガイ」に
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寄って、それからコンビニ経由で帰ります。
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ビールがうまい。

*1:正解は北西の乗り場になります

*2:どれが本物かについてはあまり気にしないでおきます

空港行きトゥクトゥクの高額さに驚くも距離でなんとなく納得する(6日め・その1)

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ナコンパノム最終日です。
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また朝イチで起きて、今度は自転車を借りて出発。
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日の出を撮りつつ寺を回ります。
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ちなみに、門は開いているものの、
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お坊さんはほとんど托鉢で不在です。
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川沿いの寺はどこも日の出の光を受けることを考慮して作られているような気がします。
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それはキリスト教の教会も同じですね。
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気象台を見つけました。
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昨日の最高最低気温を見ても、過ごしやすかったのがわかります。
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市場は市場でそこそこ面白そうですが、今回は食事はホテルで食べるつもりでいます。
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朝ごはんはカイガタこと目玉焼きですね。意外と朝食レベル高いと思います。
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ご飯を食べたあと改めて「昔の知事公邸」に向かいます。
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さっきは開いてませんでしたが、今度は開いていました。
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木造で風情はあります。
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この階段下は敵が攻めてきたときの隠れ家だったようです。確かにこの辺国境沿いではあります。
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ナコンパノム名物は灯籠船祭りで、
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それに関する展示もそこそこあります。

一通り回ってから自転車を返してチェックアウト。
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帰る段になって「ナコンパノム市街の食べ物屋さんリスト」とか見つけました。あとで読もうと思います。
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備品を持ち帰ろうとする人はここにもいるみたいですね。

帰りはトゥクトゥクになりそうなので市場に向かって歩きます。
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あのへんまで行けばトゥクトゥクそれなりにいるだろう、という気持ちからですが、案の定そこそこいました。最初に声をかけてきた運ちゃんに「空港まで」と聞くと「400バーツ」と言われます。いやそれはさすがにないだろ、バンコク市内からスワンナプームまでのタクシーだって200そこそこだぞ、と思って100バーツ、って言って交渉するも断られます。

さすがに安すぎたかと思って次に来た運ちゃんと交渉。今度は200バーツ、というも断られて300バーツで手を打つことにします。

運ちゃんはとりあえずバスターミナル方向に走り出しましたが、何に気がついたのかUターンして市場に戻ってきて停まります。隣のトゥクトゥク運転手に「300バーツで空港まで行ってくれ」と言って乗り換えを促します。何が起こったのかさっぱりわかりませんが、トゥクトゥクを乗り換える羽目になります。

で、動き始め、街から離れてみてわかりました。
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空港遠いです。ホーチミン記念館なんか街なかだよ、ぐらいの遠さがあります。100バーツって言った時に運ちゃんが「油代にもならないよ」と言っていたのがよくわかります。いや油代くらいにはなるとは思いますが、まあ運ちゃんは往復でここ走るわけだからな、としみじみします。
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空港です。
来たときのルーイ空港もなかなかひなびていましたが、ナコンパノム空港もかなりのものです。
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1日5本ちょっとですからね。地元の空港よりもひなびているかもしれません。
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でもまあ、ルーイ空港のときと違って、飛行機はジェット機でした。
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前に乗ったときはけっこうかわいい顔で書かれていた「安全のしおり」ですが、今回見たときには
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それほど可愛くなくなっていた感じです。

あと、全席禁煙になってから点灯消灯の必要がなくなった「禁煙」ランプ、いつまで点けっぱなしにしておくんだろうなと思ったら、
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今回この飛行機ではランプが省略されていました。そういうものかなと思います。

LINEスタンプでミルクティーを飲みつつ一人しゃぶしゃぶをキメる(5日め・その4)

帰ってきました。
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まあ燃料はほぼ底をつきかけていますが、心配するほどではありません。
とは言え昨日のうちに見つけておいたガソリンスタンドが見つからず、少々遠いところに給油するはめになります。

いや、タイのレンタルバイクは満タン返しする必要ないんです。ですが今回は験を担いで入れて返す感じです。
歩いていくには少々遠いところですが、セブンイレブンの併設されているガソリンスタンドがありましたので、例によって50バーツ渡して給油。

ついでに、セブンイレブンに寄ってアイスミルクティーを買います。
そうです。旅行の最中にわかったことがあるのです。今セブンイレブンでアイスミルクティーを買うと、3バーツの無料LINEスタンプをもらえるのです。
あ、LINEスタンプと言ってもオンラインで貼るあの画像ではありません。あれはこのへんではLINEステッカーと呼ばれてます。
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こちら。正式な使い方としては台紙に貼ってまとめて使うようなのです。実際この間セブンイレブンで並んだときも、直前の男性が200バーツ近いものを買うのにその台紙を数枚持ってきてました。割引作業はなんと手作業(台紙に貼られているスタンプの額面を1枚1枚数える)なので、台紙が数枚あると作業が5分以上かかります。それを後ろでじっと見ていた私も私です。
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それはともかく、1度3バーツ券をもらうと、1杯18バーツのミルクティーが15バーツになるわけで、かつ割引券を使っても3バーツ券はまたもらえるので完全に私ロックインされている感じなのです。
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ちなみに対象商品はポスターで貼られているのですが、まあセブンイレブンで買いたくなるのはやっぱりミルクティーくらいですかね。

ちなみにタイのガソリンスタンドと言えば、ちょっとした休憩所です。セブンイレブンだけでなく公衆トイレも近くにあります。
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こちらは男子トイレにあった自動販売機。先端と根本で厚さが違うのが売りどころかと思いますが別に買いません。
あとはUターンして帰宅ラッシュっぽい状態のなか、ホテルに戻ります。さて、夕飯はどうするかな。そう思ったとき、さっきのガソリンスタンドの横に「テスコ・ロータス」があったのを思い出します。例のレゴ風フィギュア、4種類あるのですが2種類しか買っていませんでした。残りを探したいな。
でもバイクは鍵を返してしまいました。まあ歩けない距離じゃないか。夕食の店を探しつつ歩くことにします。

ホテルから西に歩くと、なんかナイトマーケットっぽい場所があります。
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道路は封鎖されているし、絶対ナイトマーケットだなと思いながら歩きます。
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持ち帰りの惣菜はそこそこ売られていますが、ここで買いたいかはちょっと微妙だなと思いながら歩きます。
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おっと、虫の店もあった。というか屋台には普通に「虫」*1って書くのね。
さらに少し歩くと、そこそこ店はありましたが、さすがにちょっと旅行者が入れるかは微妙です。そのうちの1軒はどうみてもカー用品店だなと思ったのですが
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なぜかバースデーパーティーしてました。ちなみにその向かいがテスコ・ロータスです。こちらみんな車でくる感じで、人が楽に入れる入り道がありませんが、まああんまり気にせず中に入ります。

SE-EDブックセンターに入ると、なんと探していた(さっき買わなかった)2体の箱が売られています。ありがたいなと思って即買いします。実はそろそろカレンダーの季節でもあり、なんとなくカレンダーも物色します。良いのがあれば買っても良いかも。
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ちなみに本屋ですから本もあります。
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こちらはWebのタイ版"なろう"みたいなサイトで掲載されていたっぽいBL小説らしいです。だんだん皆さんと好みが一致してきたようです。

さて帰り道。
特に客待ちしているトゥクトゥクも見かけなかったので、帰りも歩きです。病院(というか医院)が多くてそこに座って待っている人を見かけます。
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こちらは仏像屋さんかな。
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いまいち夕食を食べられる店を見つけられませんでした。
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バス停もあるのですが、これが本当に運行しているかどうかは今後の調査課題です。まあ、しょうがないのでホテルのそばまで戻り、最初に目をつけていた店に行くことにします。
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チムチュムこと、東北タイ風しゃぶしゃぶの店です。前はラオスで食べたかな。
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メニュー。思ったより安いです。あとヤム(サラダっぽいメニュー)が全部同じ金額なのはどういうやり方なのかな、と思いつつ
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ビールと一緒に注文します。
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インスタントラーメンサラダことヤム・ママーはジャンクで美味いです。
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ちなみに鍋はあんまり風情がありません。まあ1人で食べてて問題ないだけで十分です。
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うまいです。ビールのお代わりももらいつつ、そこそこ夕飯を堪能します。
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全部頼んで昨夜のビール3本セットより安いってのはなんなんだろうな、と思いつつ
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店をあとにします。

ドライブベルトが切れる (5日め・その3)

それは212号線のゆるい上り坂を走る帰り道のことです。突然バイクが減速し始めました。もちろんその時は理由はわかりません。エンジンかかったままですから。ガソリンだってかなり余裕あります。そこそこスピード出してましたから、数百mほど走って止まりました。一旦エンジンを切ってかけ直しましたが、やっぱり後輪は動き出しません。

なんらかの故障だということはすぐにわかりましたし、たぶんこれは自転車で言うところのチェーンが切れた状態だなとも直感しましたが、対処方法はわかりません。なにせタイトルの「ドライブベルト」というのも今調べてわかった言葉ですから。

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ちなみに事故ったのはこの地図の周辺*1です。便宜上タバコ工場が指定されていますがもちろんタバコ工場の中ではなく、道端です。

数十メートル押して歩いてはエンジンをかけてみて、やっぱり復活しないことを確かめてから歩く、ってことをしていると、道端の家から声をかけられます。「バイクが動かない」って言うと「1km先に店があるよ」っと教えてもらえました。今回のバイクはトリップメーターもきちんと動きますから、1km先、ということに希望を持って押し歩きします。日差しも気温もそれほどきつくないのが唯一のありがたさです。

1km歩いた先にはなんとなく車の解体をやっている工場っぽいところがありました。
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今mapsをウロウロして調べましたがここですね。運良くここで作業をしている人がいるので声をかけて「バイクが動かないんだ」と話すとこっちに来てくれます。エンジンをかけて、でも後輪が動かないことを確認すると「向こうへ行け」っぽい仕草をされたのでとりあえず隣の家の前に移動しました。

この時点で直してもらえるのか直してもらえないのかわからない状態です。しょうがないのでスマホでバイクの故障について調べると「タイミングベルト」の故障が多くて、これは大抵の日本のバイクショップでは取り寄せになるほど面倒くさい修理で、しかも1万円以上かかるようなことが書かれています。こりゃさっきの人も直せそうになくて「うちじゃ無理」みたいな感じで断られたんだなと察します。ちなみにこの場所はナコンパノムからは40kmくらい離れています。10時間ほど歩けばなんとかたどり着けると思い、そのまま北へ向かって歩くことにしました。

ちなみにこの決意、30分ほどでへこたれます。ここの道路は都市間国道で、1時間も待てばナコンパノムに向かうバスかロットゥーあたりはまだ走っているはずなのです。デポジット失う覚悟でバイクここに乗り捨てて、バイクはホテルの人に取りに来てもらえばいいじゃないか、そういう気分が支配的になったところで小学校を見つけます。「小学校のそば」と言えば後で見つけるきっかけになるな。ちょうど学校の向かいに雑貨店のようなよろず屋となんとなくバス停っぽいあずま屋を見つけます。えーい、ここにバイクを置いて帰ろう。
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3年前撮影のストリートビューであずま屋はありませんが、このあたりです。あずま屋にはまあだいたいこういうところにたむろしてそうな親父が2人いて、よろず屋にも店員がいました。うん、ちょうどいい。

ホテルに電話をかけて「バイクが壊れた」と英語でまくしたてます。ホテルで英語の通じる人は1,2人しかいないので少し待っていたら英語のわかる男性に代わりました。もう一度「バイクが壊れた、助けて」と英語で言っていると「今どこにいる?」という返事があったので「バーンセーンの学校」とタイ語でいいましたが通じません。まあそういうものです。だから人がいるところで電話をかけたわけで、そこいらにいるオヤジたちに「電話を聞いてくれ」と代わってもらうようお願いします。わけのわからない外人(たぶん日本人っぽい)から訛りまくったタイ語で言われて明らかにオヤジたちは引き気味でしたが、よろず屋のオヤジが渋々電話を引き受けてくれました。そこで場所を話してもらい、(おそらく)ホテルマンから「バイクが修理できるところを知らないか」みたいなことを頼まれ、電話はつつがなく終了しました。つつがなく終わったかどうかはもちろん結果論なのですが、よろず屋のオヤジは何かをたむろしていたあずま屋オヤジらに話し、私はそのうち1人の運転するバイクの後部座席に乗り、もう1人は壊れたバイクを押して移動することになったのですからほとんど勝利です。

5分と乗らずにバイクはボロ屋に到着しました。
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逆光でわかりにくいですが、まあ何か機械の部品も転がっているおよそカタギっぽくないところです。
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google street viewだともう少しわかりやすいですが、この時点では洗濯機か冷蔵庫かなにかの店のようですね。

なんだかんだで押してくれた人や送ってくれた人にお礼を言って、ここで修理してもらうことになります。
修理人は当初はオイル交換を始めます。いやたぶんオイル交換では埒が明かないと思いますが黙って見ていますと、やっぱり違ったようで今度は伝達部分を開けます。インパクトでネジを外したあとにハンマーで叩くのは正しい作法なのかな、と思いつつもきちんとカバーが外れまして、粉々になったチェーンが出てきます。
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翌日撮ったチェーンの一部ですが、これ以外は本当に粉々になってました。あとはこのチェーンの代わりとなるものを入れれば修理完了なのですが、一抹の不安がよぎります。「日本では普通バイクショップでも取り寄せになる」このバラックみたいな店に部品はあるんだろうか。

杞憂というか、チェーンそのものは壁にかかっていました。そりゃこれだけみんなバイク乗ってるんだもの、あるよなチェーン。でもバイク屋オヤジ、セッティングしながら首をかしげます。何の問題があるんだ。別のチェーンを出してきて、合わせようとしますがまた首をかしげます。本当にヤバい。

その後オヤジ、どこかに電話をかけてなにやら聞いています。うわこれ本当に大丈夫なのかわからないやつだ。とは言え新しいチェーンはセッティングされて、蓋を閉じてエンジンをかけ直すときちんと走り出します。一応は直ったようです。
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ちなみに請求額はこの通り。オイル交換が100バーツ、チェーン交換が200バーツだそうで、いやオイル交換要らなかっただろと思いつつ1万円の予定が1000円ですからあんまり不服も言わずに支払います。

でもこれきちんと切れずに走るのかな。行きのスピードの半分くらいでゆったり走ります。
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個人的に好きな風景、田んぼに沈む太陽が見られたのはいいことですが、ナコンパノムについたときには完全に日が暮れていました。

まあきちんと走ったってことはそれなりに修理のできるオヤジだった、ってことで、ナコンパノムからタートパノムの間の212号線でバイクが故障したらこの店に行けば直してくれますよ、と書いておきます。ここgoogle mapsにも登録されてないからどうやってたどり着くかが難しそうですけどね。

*1:もう少し北のほうかもしれない