年中無休のはずの店にそっぽ向かれる(台湾一周・3日めその2)

さて、今回の途中下車の旅、まず駅に着いたらやらないといけないのが「荷物預け」です。
枋寮駅にはコインロッカーがないので、向かうのはこちら。

行李房です。いわゆる荷物預かりです。こちらはコインロッカーと違って、料金は1日単位と長い。ただし、荷物は1個あたりで徴収されます。なので、細かい荷物を多数持っていくと料金がたくさんかかるのかもしれない*1

もう1つの難点としては、昼休憩がある行李房があることです。これは大抵の場合はここに表示してあるらしい。まあ今回は昼前に引き取りに来るので、たぶん大丈夫でしょう。

目的地へ

さて、預けて外に出ます。

今回の旅程では最も先日の台風に近かった場所です。まさに台風一過といった空のような気がします。

目的地は下調べでは駅から海に向かって左前の方向にありますが、とりあえずまっすぐ進んでみます。

いい感じで台湾の小都市、といった感があります。

で、この道路の突き当りにあるのが、

こちらのフォトスポット。

ここから眺めれば

南シナ海。おそらく今回最初で最後の眺めです。

ここから道路を海沿いに歩いていきます。

少し歩くと河口にぶち当たります。少々川沿いに道路を遡って、

橋を渡れば、よくわからないゲートがあって、

ここを通って少し歩けば、

目的地に到着です。

着いた、はいいものの

正確には、目的地はこの店、というよりは、その左側奥に見えている食堂です。この枋寮漁港はシラス漁が盛んらしく、シラス料理が名物らしいのですね。その料理を出すという店がこちらです。

で、近寄ってみます。

なんか不穏な文字が書かれています。

まあいちおう奥に行ってみますと、

年中無休だというのに今日は閉まっていました。そりゃないよ。

今回の台湾旅行で一番楽しみにしていたのが、

この「魩仔煎蛋」つまり「シラス入り卵焼き」だったのです。

諦めきれず、この並びにある市場街を歩きます。

そこそこ営業はしていますが、食堂はないみたいです。

戻って、もう一度レストランを一廻りします。単なる休憩ではなさそうです。台風の影響かしら。

まあ、メニューというか注文伝票だけは見えるところに置いてあったので、ここに載せておきますね。次に行った人が食べられますように。

しょうがないので

もともと枋寮では店のはしごをするつもりでした。少し早いですが、もう一方の店に行ってみることにします。
まあ、川沿いに道路を歩くだけです。で、先ほど渡った橋の1つ上流にある橋を渡る手前。

その目的地に到着です。

問題は、「少し早い」にあります。もともとシラス入り卵焼きを食べてからここに来るつもりでしたので、到着予定時刻が30分くらい早いのです。案の定、店は開いていません。まあドア叩いて開店を要求するわけにもいかないし、少し店頭で待つことにします。

しかし、捨てる神あれば拾う神あるものです。開店10分ほど前に店員に気が付かれました。

「ここで食べたいけどいい?」にオーケーもらえます。
さて、何を注文するか。

こちら、店名的にはかき氷屋なのですが、メニューを見たところメインは豆花のようです。

まあ、10月とはいえ直射日光は暑いので、かき氷もありです。マンゴーかき氷も日本人には人気らしい。
結果、頼んだのはこちらです。

綜合豆花と、草苺雪花冰。つまり色々トッピング入り豆花とイチゴのカキ氷です。

もしかしたら、豆花を台湾で食べるのは自分初めてかもしれない。

思ったより冷たくて、食べやすいです。

実は食べている場所はこの辺の幹線道路(たぶん)に面した机。

まあ、車の通りはあんまりなくてちょうどいいくらい。

机の上にはこんな張り紙がしてありました。

食べ終わったら横にある流しに皿を置けばいいらしいです。

とりあえず駅に戻る

さて、橋を渡って少し先を右に曲がれば駅に戻れます。

朝食後、昼前という微妙な時間ですが自助餐はけっこう混んでます。

南北方向で光を遮るものがなく、途中でセブンイレブンに逃げ込みます。

よくわからんけど何かのフェア。

まあ、このコンビニの角を曲がれば

駅舎は見えてきます。

次の電車まではまだ30分以上あるので、もう1つ駅の側にある施設に寄ることにします。

博物館、という触れ込みでしたが入場無料だしそれほどのことはなし。

ただ、鉄道グッズはいろいろ売っています。

自強3000グッズは実はこれだけでした。

こういうのであれば欲しかったんだけど、

まだ展開するには早すぎたらしい。

鉄道グッズ以外も。

実際のところ、これは「藍皮解憂号」というレトロ列車を記念した施設らしいのですね。

なので、メイングッズは本当はこっちのほうです。

まあ、今回はその列車に乗っていないのでそうでないグッズをお土産に買い込みます。

駅に戻る

行李房に行って荷物を引き取り、列車が来るのを待ちます。待っている人が他にも。

レンプー(たぶん)型のベンチです。


オシャレというか、かわいいというか。

電車が来る10分ほど前に入場します。

このディーゼル列車がレトロでいい、って言われてるんだよな。

枋寮は2面4線のプラットフォームですが、

どうもこのプラットフォームは片方が各駅停車、もう片方が特急用のようです。

北上する電車が先に来ました。

そして、その線路に向かい合った側に南下、というか東に行く列車が到着します。

この運用は単線鉄道みたいな感じですね。たぶんこの先も複線だったと思うけど*2

まあ、今回乗る電車が今日は一番長い予定です。さっきのコンビニで買ったアイテムもあるし、のんびり行きましょう。

*1:試したことないので適当な言です。台湾ならそこはまとめて荷札がかけられれば1個扱いしてくれるかもしれない

*2:未確認