チャチュンサオ駅をちょっとだけ堪能する(大阪経由でタイへ・7日めその5)

さて、ソンテウ乗り場とは反対側の方に行くと、1,2台トゥクトゥクが停まっています。
そのうちの1台に「駅に行きたいんだけどいくら?」と聞きます。昔はタクシー乗るときにもこれが必要でよくやったなあ。
「50バーツ」という回答が返ってきます。さっきのソンテウより高いけど、まあ2人乗ることを考えたら少し安いし、今回は移動というよりはアトラクション的利用が目的なのでそれでOKして乗り込みます。

そんなわけでトゥクトゥクです。

最後に乗ったのがプーケットかな?それともその前のアユタヤでの観光貸し切りかな、でも、あのときのやつはこのタイプの車じゃなかったので、このタイプに乗るのはもしかしたら20年ぶりくらいかもしれません。

直線距離では近いですが、トゥクトゥクは広い道路を横断して右折はつらいのか、左折とUターンを駆使して向かいます。

それでも5分くらいかな。無事駅に付いたので50バーツを渡すと、なぜか満足してくれません。え?

「60バーツだよ」そうです。日本語訳で書いているからボッタクリに見えるかもしれませんが、これは翻訳間違いです。彼は最初からずっと「หกสิบบาท」と言っていました。それを50と勘違いしたのは完全に私です。正直タイ語を覚える時に6から9は後回しにしたんですよね、それが裏目に出ました。それじゃあさっきのソンテウと同じ値段か。向こうはバス扱い、こっちはタクシー扱いとは言え高いなあ。まあ、足りない10バーツを足してちょっと謝ります。

さて、駅です。入口には時刻表があります。これは上り列車の時刻表です。

全部がバンコク行きで、ここの駅の発車時刻は黄色の欄です。それを見ると、15:34発が存在して、それがファランポーン駅に到着するのは17:15だそうです。それならさっき買ったロットゥーの発車よりも早くバンコクに着いちゃうじゃないですか。これはさっきのチケットを捨ててもこっちで帰ったほうが楽です。

ところで駅はなんだか混んでいます。そうでしたね、実はこの駅には今SLが停まっているのです。

さっきのソンテウで教えてもらいましたね、12/5の父の日の記念列車がチャチュンサオ往復で、今ここで待機しているのですね。

なんというか、日本の鉄道マニアっぽい人はタイ人にはあんまりいなくで、でもみんなスマホで写真を撮っている状態です。

そんなこんなで、さっきのお姉様と再会しました。軽く挨拶して、結局ロットゥーでなく列車で帰ることを伝えます。彼女らはなんとこのSLがひく列車のチケットが買えたらしく、こちらの乗るつもりの列車の後にでるはずのこの列車で帰るんだそうです。

そうこう話している間に、SLが動き出しそうな雰囲気になりました。

スマホを掲げる人がさっきより増えます。どうやら、バンコクから離れる方向に動くみたいです。この辺には転車台もないみたいですし、適当な三角分岐を通って方向転換するのかなあ、とか思います。

実はチャチュンサオ駅は分岐の手前の駅なんですよね。分岐した後に都合のいい渡り線があれば、方向転換が可能ですし。

ところが、眼の前を通り過ぎたSLは重連でした。いや、自分の知ってる重連と違います。

中合わせでつながっているのですね。

あんまり鉄道用語に詳しくないのでこれをどういう連結っていうのかはわかりません。でもなるほどな、です。この方式で繋いでおけば、折り返しさえ出来れば行きも帰りも逆機でなく走れます。

そうして、客車ごと引っ張っていったSLは、線路を1本奥に変えて戻ってきました。

この客車はディーゼル機関車が引き取って引っ張っていきます。

今度はわかりました。結局一番駅舎に近いところが待避線なんですね。その両側にポイントがあるので、ここでSLの付替をするんだ。

客車が元の線路に戻っていく間、SLは待機しています。

記念写真のいい被写体です。

ちなみにSLについていた銘版はこれ。

どうも日本製のSLだったみたいですね。知っている人ならどのSLかわかるのかな。

そんなこんなで、客車がどうにかなったようで、SLも追いかけていきます。

たぶんこの後で先頭に連結されるのでしょう。

とかなんとか見ていたら15時を10分以上過ぎていました。あわててカウンターに行き切符を2枚買います。バンコク(パヤタイ)行き。

1枚12バーツです。下手したらソンテウ近場より安いんじゃないか。

まだ20分ほどあるので、トイレと、駅の周辺を見てみます。
まずはトイレ。数バーツで有料だからか思ったよりは綺麗です。

紙はないけど、このシャワー装置があるんなら困らないんじゃないかしら。

出入りの回転柵。入る時に金(3バーツ)入れますが、

出る時は同じ柵だけどタダで回れます(当たり前か)。

有料の柵は実は横が空いてました。

ここから出入りすればタダでしょうけど、旅行者はそういうことやらないと思います。

駅前広場の西側、バンコクに近い側には食堂がありました。

上の方のメニューはチャーハンの具違い。途中から文字にガパオが増えますけれどこれはガパオ炒めかけご飯なのか、チャーハンにガパオが混じるのかよくわかりませんね。
あとは、パッタイとパッシイウーがあります。パッシイウーは炒め麺の醤油風味だったかな。
最後はスキヤキが3種類。いちおう屋台のタイスキですね。上2つは海鮮で汁あり汁なし。汁なしスキは意外と美味しいので好きです。

こっちは別の店。

いわゆるタイラーメン系の店のようです。

観光案内だか、ただの道案内だか。

実はトゥクトゥクの料金表です。ピンクガネーシャの寺に行くには250バーツかかるって。となるとまあさっきのトゥクトゥク料金もそんなものか、という料金になりますね。

一番上の寺があれですね、タイで2番目に参拝客が多いとか言われている寺。料金が消されているのが気になりますが、後で調べたらここから結構遠いので、行かないことにしたか、料金交渉が必要になったのかもしれません。

その下にあるのは水上マーケット。4つあるうち3つが水上マーケットで、またそれとはあまり関係なく3つが100年市場なんですね。これは下の名前までチェックしてから来ないと迷うだろうな。

この案内板から駅はちょっとだけ離れていて、

トゥクトゥクはそっちに近いところに停まっています。乗る人この料金表チェックして乗れるのかしら。

そう言えば、さっき時刻表をバンコク方面しか撮影していなかったので、裏側も撮ります。

こっち方面はここから利用する可能性はあんまりないかもしれませんね。

さて、乗り場に戻りますよ。そろそろ列車が来る頃です。