今回の旅行ではおそらく最も長くなる乗車です。
ありがたいのは、電車に乗ったあたりから天候が悪くなってきたこと。正直な話、昨日まで天気予報をチェックしていた限りではずっと雨予報が出ていたんですよね。結果的に全然当たらなかったのが、この近辺で当たりそうになってきた。
電車は北に向かいます。
20分ほどで見えてきたのがここ。
太魯閣峡谷の一番端にある、と言っても過言ではない断崖絶壁だそうです。ここも観光地、ですがもちろんこの崖に直接行くのではなく、湾を挟んで向かい側の岸から展望台で眺める形になっている。ところがその展望台が地震の影響で閉鎖されているのですね。そういうわけでここはルートから外しました。風景そのものではないけど、これが見られたのはありがたい。
まあ、ここを過ぎるとそういう知識そのものがなくなっていきます。計画を立てる割と早い段階でこの近辺で降りる選択肢はなくなってたから。裸で入れる温泉が通り道にあるらしい、でも特急があんまり止まらないらしい、ということくらいしかわかりません。
雨はそこそこ降ってますね。
外がほんのり薄暗いです。
ただ、少しおもしろいなと思ったのがこの風景です。
たぶんこれ田んぼですよね。池上ではけっこう育ってた稲がこちらではまだ植えていない。二期作とかの関係もあるんでしょうけど、この島の中で稲作は同時じゃないんですね、たぶん。
さて、特急は途中の駅、宜蘭に止まります。
隣のホームはたぶん各駅停車の列車が来る感じに分かれているんだと思います。自転車が乗れる電車も多いんですよね、台湾。
そして特急が駅を離れる直前に、こんな写真が撮れました。
乗務員か、もしくは同じ学校の学生だと思います。この間隔が写真の幅とちょうど合う、というのは、走っている電車の中から撮る時にはかなり奇跡の1枚になったんじゃないかと思います。
奇跡の一枚になりそこねた、という意味ではこんなのも。
通過した駅での1枚ですからね。停まっている車中からならこれブレずに撮れたな。
電車は海沿いを走るのをやめ、比較的内陸な台北駅の方に曲がっていきます。
雨は止みましたが、そろそろ日が暮れてきましたね。
基隆と台北の間にある七堵駅。
ここまで来ると真っ暗です。
そして、ここを過ぎて少しすると本当に真っ暗になります。台北近辺では地下に入るので。
花蓮から約3時間後、18時20分前後に台北駅に到着です。
今回も明日の移動があるので宿は台北駅近辺にとっています。
Inn Cube Taipei Main Station。私の台北での一人旅での定宿です。そしてついに部屋がシングルルームになりました。まあいちおうこの宿にも2人部屋はあるのですけれどたしか2段ベッドなのでね。
ケーブルテレビでもとからチャンネルの多い台湾ですが、やっぱりチャンネル構成は地域によって違います。もちろんホテルにもよるんでしょうが。
花蓮ではけっこうチャンネル少なかったですが、ここのホテルは多いです。
DAZNで日本のプロ野球も放送されていました。他に、日本ドラマの専門チャンネルもあります。中国語字幕が付くので放送は1,2週間遅れくらいかな。意外とタイムラグないです。
それにしても、日本ハムって「火腿」って表記するのね。確かに中国語で「火腿」ってハムのことだけど。
観光も兼ねて、食事の少し前に移動
さて、今日の夕ごはんは既に旅行サイト経由で予約済です。どうも人気の火鍋店が、外国人限定の予約プランを提供しているようなのですね。
そちらの店は台北から地下鉄で1駅、西門町にあります。
せっかくですので西門町の観光を兼ねて予約1時間ほど前に移動します。
とは言え、このあと鍋を食べることを考えると食べ歩きは出来ません。
西門町と言えば自分にとっては麺線なんですけどね、その店は混み具合のチェックで横を通るだけです。
うん、あんまり混んでなかったな*1。ここで食べたのはもう20年は前のことなので流行が終わっただけかもしれません。
これ以外に、例のデパートにも行きます。
ここのデパート。デパートというか、フィギュアがいっぱい置いてあるビルです。ただ、実際のところほとんどの店は専門店というよりは棚貸し。クリアボックスを貸して、何かものを売りたい人は中に詰めるってやり方ですね。
前にはゲームセンターもあったような気がしましたが、そういうのは全部台湾式UFOキャッチャーになってました。あれ凶悪なシステムなんだよな。ひと通り見るだけで終わります。
ちなみにこのデパートの奥にはU2というビデオ店があります。かつて「私の少女時代」でビデオボックスがロケに使われたらしいのですが、まだあのシステム残ってるのかしら。そもそもあの時代(撮影当時)にあったかを含めてよくわかっていません。
そして火鍋
予約には15分ほど早いですが、もうひと通り見てしまったので店にやってきました。
信記麻辣火鍋。こちらは支店で少し本店とは店舗デザインが違うようです。エレベーターに似せた二重ドアはないみたい。
地下ですがこんな感じの店内。
奥のほうが明るいですよね。これ、工夫があって、
こんな感じに明かり取りの窓があるんです。
もちろんこちらは地下ですしそもそも今は夜です。これは明かり取りの窓に似せたライトなのですね。たぶんLED。
ちなみに地下には大行列が出来てました。こっちもそれなりに人気あるのね。
こちらは予約済なので予約時間スレスレまで待って、それから席に案内されます。
料理、というか材料はほぼ用意されていました。
これとは別に、タレは自分で準備します。
こんな感じでタレを取る場所が用意されていて、おすすめのタレの作り方も書いてありますね。
個人的に気になったのは「沙茶」を「バーベキューソース」と英訳していることでした。
いや確かに沙茶はサテの味付けに使うソースですから、バーベキューソースというのは間違ってはいないんですけどね。絶対勘違いされるよな。
タレも準備したら、あとは茹でるだけです。
そう言えば豚の血固めたやつが麻辣な方に既に入っていました。個人的にはけっこう好みです。
ただ、この麻辣がけっこう辛い。
これ、タレ付ける必要ないくらいですね。いちおう中辛なんですがけっこう辛い。小辛で良かったかもしれない。同行者はけっこう早々とリタイアしていました。
セットの伝票はこんな感じ。
あと、やっぱり2人でビール1本は流石に少ないです。1本追加で頼みました。それ以外はちょうどいい、というかお腹いっぱいになったかな。
ちょっと腹ごなし
実はこの店の隣には有名な台湾マッサージ店がありますが、まあ食べた直後だと利用はしづらいかな。
それでも西門町をちょっと歩きます。
1軒お土産店に寄ります。知らなかったんですがけっこう有名な店らしい。
前回の旅行では九份でしか見つからなかった台湾ビールのコップがこんなに近くで売ってました。
たぶん、こういう雑貨的お土産はここで買うと手軽な気がする。
明日は明日で早いので、
あまり長居せずに帰ります。
おまけ
あ、宿に戻って1つやることがあった。
今回の宿の隣のセブンイレブンには、いつも買ってるパイナップルケーキが売られているんですよ。
それをお土産に買い足します。
まあ、パイナップルケーキのメインは明日空港で買うけどね。