さて、なんのかんのあったものの時間的にはほぼ予定通り。
ここから花蓮に帰ります。
乗ってわかるオートバイに優しい道路づくり
それにしても、台湾の道路はバイクに優しいです。
車道とは別に、バイク用の道があります。
それが日本の路側帯と区別がつかないような広さじゃない。
まあその分、こういう道路には歩道がないんですけどね。
それにしても、
檳榔専門店ってまだ健在ですね。
バイクが走りやすい、これは市街地に近づくとなおさらそう思います。
いちおう経路としては、右折の多い道路を選びました。右側通行ならそのほうが曲がりやすいからです。
ただ何回かは左折しないといけない。そういう時に二段階右折があるところもありますが、そういう場合一段階が終わったところで待機する場所があるんですね。
直進してその場所に左を向いて待つ。
それで左折をこなせます。ありがたいです。
そんなこんなで目的地に着きました。
こちらの看板が目印の「恵比寿」です。漢字表記なんですがどうも日本統治時代からある店なのでこの漢字も日本語読みするらしいです。
朝行ったお菓子屋さんに比べると、店はそれほど大きくありません。
まあ、こっちでは花蓮芋だけ*1を買うつもりなんでそれでいいんですけどね。
百年老店と言われていますが、マークの下の方を見ると、
120年以上の歴史があるんだなとわかります。
買ったのはこちら。
ま、個別パッケージは昔懐かしい感じですね。この簡単な小分けパックだからか、このお菓子、ちょっと不穏なことが書かれています。
「未開封ならそこそこ長持ちするけど、袋開けたら2日以内に食べろよ」と。
これ、日本だと「開封後はお早めにお召し上がりください」って書くところですよね。その注意に具体的な日数を書くところがなんか"らしい"なって思います。
ついでに、とあるモニュメントを見に
さて、これで花蓮でのだいたいの目的は終わりです。
せっかくなのでもう1ヶ所だけ寄りたいところがあります。
この公園です。
小さい、大したことがない公園みたいに見えますよね。なんか学校(たぶん小学校)に隣接していて、朝は送る親子で混雑するとGoogle Mapsのコメントには書かれていたというどうってことない公園です。なんか牛の像があって、そのせいか「水牛公園」と呼ばれているらしい。
で、目的はこの写真にも右手に写り込んでいる像にあります。
花蓮市は日本のとある市と友好都市の提携を結んでいて、これはそれを記念する像なのですね。
大きく拡大するとこんな感じ。
白いほうが花蓮市、メタリックな方がその市の象徴なんでしょうね、市の名前も書いてあります。
この像の出来についてはあまり言いません。ただ、
この公園、あまりに小さくない?とは思いました。まあ、友好都市、なんてものは実際の交流で示すものであって、こういうもので象徴するものじゃないのかもしれませんね。
何にせよ、
公園にこういう形でバイク駐輪場がきちんとあるのはありがたいですね。もしかしたら小学生はここまでバイク2人乗りで送られるのかもしれない。
バイクを返して、荷物を引き取って
満タンで借りた自分のぶんのバイクにまた給油して、バイクを返しに行きます。
少し前に書いたかもしれませんが、今回のバイクレンタル、返すのは同じ店ではありません。
なぜか少し離れた別の店に返すことになっています。システムはよくわかりません。
ま、係の人には話がついていたようで、バイクをひと通り確認して、日本の免許証は返してもらいました。
ここから宿が近いのはありがたい。正直ほぼ斜向かいです。
荷物は駅のコインロッカーか行李房に預けるつもりでしたが、「昼過ぎまでなら置いていっていいよ」と対応いただきました。
フロント横には宿の名前が書かれた観光マップが飾ってあります。
花蓮、そんなに大きい街ではないですが、この範囲を「散歩」というにはちょっと広すぎますね。もしかしたら台湾の言葉で「散歩」って日本の意味とは違うのかも。
花蓮駅に向かいます。
駅前にある、よくわからない偉人の像(たぶん)。
で、実は指定券を買っていた電車が来るまで、あと1時間ほどあります。この隙に
ちょっとここから左の方に見えるところに用事をこなしにいこうと思ったのです。
昨日チェックインの時に宿の係員に聞いたのですよ「花蓮の地震の義援金寄付の箱はどこかにないですか?」と。
そうしたら「この宿にはないですけれど、花蓮の観光案内所にはあるかも」と。
それがあの白い建物です。
実際あの建物は半分くらいはバスターミナルです。で、それ以外に観光の受付がある。
行ってみました。Google翻訳に「花蓮地震の義援金を入れるドネーションボックスはありますか?」という質問を入れて。
で、それを見せて読み上げましたら。
「ない」と。
「ないけれど、障害児の支援のための寄付箱はあるよ」と、隣の受付を指さされました。
もう何の受付かわからないですが、そっちの受付に向かいます。
果たして、寄付の箱がありました。ありましたが、お金が1元も入ってない。その代わりにレシートが入っています。
この寄付箱の写真は撮り忘れたので、代わりに空港の制限区域にある寄付箱を御覧ください。
ガラス貼りで見えるようになっていまして、こちらはたぶん逆両替が出来ない小銭を目的として、入れたら音がなるようベルが置いてあると思うんですが、小銭よりもレシートのほうがたくさん入っています。
台湾で買い物をした人はご存知だと思うんですが、台湾のレシートには脱税防止のために宝くじが印刷されています。つまり、このレシートは大半がゴミですが、運が良ければ*2賞金が当たるんですね。で、台湾の人たちはレシートを入れることで運良く寄付できることを狙う。
この傾向は実は感じていました。空港で手に入れたeSIMが期限延長できるか確認するために、試しに少額課金してみたのですね。結論から言うとこのSIM、外国人観光客向けで一切の延長が出来ないタイプだったんですが、課金するときに領収書の扱いを聞かれたのです。「寄付しますか?」と。
たぶんいいえを選ぶとオンラインで領収書が送られてくるんですが、はいを選ぶとそれがどこかの団体*3に当選時に寄付されるんですね。
こうしてみるとこのタイプの寄付、思ったより台湾では一般的なんだろうな、と思いました。せっかくなので今日までに集めたレシート、全部そこに突っ込んできましたが。
こんなことをしても30分も時間はつぶせません。
なお、駅のゴミ箱ですが、リサイクルに瓶や缶以外もあるのはそれはそれとして、
使用済みの紙おむつも捨てられるらしいですよ。これは日本にはあまりない受け入れかもしれないですね。
こんなのを撮っている間に15分前になったので、プラットフォームに向かいます。
例によっての自強3000で、とうとう台北に向かいますよ。