荷造りした荷物を持ってフロントに行き、チェックアウトします。ついでに、その荷物を預けます。今回は夕方までなのでそれほど揉めることなく、普通に預かってもらえます。
そのままBTSに乗ります。植物検疫はカセサート大学とスワンナプーム国際空港にあるのですが、スワンナプーム国際空港の植物検疫はターミナルビルから離れたところにある貨物トラックの搬入口隣のビルと、一般人が行くにはちょっと微妙な場所にあります(行けないわけではありません)。それよりもカセサート大学です。今やBTSは延伸し、カセサート大学まで乗り換え無しで行けるようになりました。これそのものは非常にありがたいです。
が、問題はカセサート大学のどこに植物検疫があるかです。カセサート大学はもともと農業大学なのもあって*1、敷地がやっぱり広いのです。
こちらがGoogle Mapsで見たカセサート大学。右下にBTSのカセサート大学駅があって、直線距離は1.5kmくらい。で、この間のブロックがだいたい大学です。あまりに広いので公式無料バスが巡回しています。
巡回バスはこの1本だけではありません。現在のところこの1番ルート以外に3番、5番があって、1番ルートが駅近辺と大学中心部の巡回なら、3番は駅近辺と外周の巡回、5番は少し東に離れたところにある敷地との往復を担っています。
で、植物検疫の場所は英語でGoogle Mapsを調べればすぐにわかります。
さて問題は、ここにどうやってたどり着くかです。
BTSで行く場合は、カセサート大学よりもその次の駅のほうが近いですが、こっちが大学生に利用されているかどうかがわかりません。利用されていないということはこっちからは行く道がない可能性があります。少し遠いですが、おそらくその名前がついている駅で降りたほうが確実でしょう。遠いのはバイクタクシーを使えばなんとかなります。
結論として、この推測は半分だけ正解でした。
BTSの出口で「大学はこっちだよ」という案内の側から降りると、バイクタクシーが階段の脇の東屋みたいなところにたむろしていました。ところが、この人たちが客を乗せようとしません。よく見ると彼らは休憩中でした。そして道路脇に行列が出来ています。
そうなんです。ここにいるのはおそらくほぼ全員が大学生、みんなカセサート大学に向かうためにここでバイクタクシーを待っているんですね。幸いなことに、整列誘導をしている男性は若干知的な雰囲気があります。おそらく彼には英語が通じるでしょう。ただ、おそらく「phytosanitary office」と言っても(おもに私の発音のせいで)通じなさそうな気がします。ちなみに場所はタイ語でも書いてあって、そのタイ語は控えてあります「กลุ่มบริการส่งออกสินค้าเกษตร」です。まあこれも正確には発音したくない長さです。
そこで、Google Mapsでこの言葉で検索して出てきた場所にアップロードされていた写真のスクリーンショットを撮ります。
いえ、実はチェックアウト前にこれを準備していました。で、自分の順番が来た時に、「phytosanitary officeに行きたい」というタイ語*2と、この写真を見せます。
彼はバイクに何かを話しかけてくれました。で、乗ってその場所に向かいます。着いたのがここでした。
読めないのでGoogle翻訳にかけているところのスクリーンショットです。
正確にはよくわかりませんが、どうも農学部の本部らしいです。なるほど、バイクタクシーもあれではどこだかわからなかったのでここに連れてきたのか。こちらもこれからどうするべきかわからないので中に入っていきます。入口には受付嬢的な*3女性がいて案内しに来ます。早速先ほどの写真を見せてここに行きたい、とお願いします。彼女は中に入り、2Fに登っていきました。上から学生みたいな風貌の人が降りてきます。若い先生かもしれません。こちらにもスクリーンショットを見せると、その場所を理解したようで、「バイクタクシーに乗るか?」と聞かれます。ここまでバイクタクシーで来たわけですから「もちろん」と答えると彼はオフィスの外の道路脇に出て、バイクタクシーを2台停めてくれました。そうなんです。ここまで同行者と一緒ですからね。
実はこの建物は植物検疫所から1ブロックほど南にありました。そういうわけで、道に迷うことなく2度のバイクタクシーで目的地にたどり着くことが出来ました。
なお、ここへの行き方については少しわかったことがあるので後ほど書きますね。
さて、実際にここで植物検疫は出来るでしょうか。