そういうわけで列車がやってきました。
いちおう2分遅れです。あんまり遅れてない。
とは言うものの、列車はけっこう混んでいます。とりあえず空席はない。
各駅停車だから、チャチュンサオの前の駅あたりで乗ったのか、それとも出発時から混んでいたのかはよくわかりません。
正直タイ国鉄でここまで混んでいる経験はあまりありません。まあ今日祝日でタイ人も休みだしな。
列車は(おそらく)郊外を走っている間はこれ以上混む気配も空く気配もありませんが、スワンナプーム(推定)空港の横あたりから少し空いてきます。おそらく、この辺で降りたほうが家が近い人がそれなりにいるのでしょう。フアマーク駅のあたりで自分の前の席が空いたので座ります。
けっこう多くの人が居眠りしています。列車の中で居眠りするのは日本人だけじゃないと思います。
こうなると少し欲が出てきます。隣の車両には向かい合わせの席の空席があったりしないかな?
ありませんでした。
ラチャプロップ駅周辺。
ここからもう少し先に行けばプラトゥーナムあたりに行けます。列車駅としてはもう1駅。そろそろ降りる覚悟をします。
パヤータイ駅に着きます。
昨日も来ましたね。今回はよく利用しています。
まあひなびた風景です。
ところで、帰るのは明日の夜ですので、お土産は今日のうちに買っておきたいところ。というわけでここからBTSに乗り換え、ホテルに寄らずにそちらに向かいます。
着きました。
先ほどとのギャップがすごいです。
さっきのところと、ここが、
直線距離で1kmくらい、移動時間で10分くらいしか離れていません。
それはともかく、買いたい物は2種類あります。1つは本。せっかくなんで、たまには日本のマンガのタイ語訳でも買おうと思ったのです。
目をつけていたのは、「あかね噺」。ジャンプで連載している噺家のマンガです。
落語についてタイ語でどういう描写をしているかな、というのが気になりました。
ここにはかつてよく利用していたマンガ専門店がありました。ネット注文が可能で、その注文の受取がここで出来たのですね。ただ、その店は統廃合で少なくとも別の階に移転してしまいました。もしかしたら閉店しているかもしれません。
結論から言うと、マンガ専門店に近いマンガ店はありました。「あかね噺」もある感じです。ただ、気になるのが、途中巻なんですよね。タイのコミックの現状はちょっとわかりませんが、昔は日本の数倍も巻数を重ねていることがありました。別にオリジナル作品で水増しされているのではなくて、価格を安くするために薄く分割しているんです。
これがどういう状態かはわかりませんが、ちょっと途中巻を買うには躊躇するところです。日本のマンガ店と違って、こういう店、大きくても最新巻しか置かないんですよね。ちょっと今回はキャンセルします。
そのついでに、ボードゲームも見ます。
最近(数年前から)、タイもボードゲームが普及しています。20年前にはモノポリーの劣化コピーみたいなのしかなかったことを考えると、エラい進歩です。
まあ正直、ここで買いたいとおもうものはあまりありません。ルールは原文にタイ語ルール添付だろうしね。
ただ1個、買おうか迷ったものはありました。
プーケット版のモノポリーです。
買う土地は写真入りで紹介されているみたいですね。
今回はプーケット込みの旅行なので、記念にはちょうどいいのですが、まあでかいし、ここまで島回ってないしね。ゲームとしてはたぶん普通のモノポリーと同じってことも考えると、コマにサングラスとかのちょっと違うものが入っている以外はあんまり食指が動きません。
まあ、ここはスルーして下に向かいます。
なお、どんなゲームが置いてある方のために参考写真をどうぞ。
さて、1Fですが、実際にはここの1Fは3Fです。BTSとの直結通路があるところが1F,その下にM階とG階があり、今回行くところはG階です。
ここには「Gourmet Market」というちょっと大きめの高級風スーパーマーケットがあるのです。
正直、お土産に買いたくなるような食材はここでほぼ全部揃います。まあよくみんなが買うのは「コアラのマーチ」ですね。黄色の大きいパッケージのパイナップル味とか、オレンジ色の大きいパッケージのマンゴー味とか6角形のパッケージで売っていますが、これはこの手の店でないとありません。あとはみんなが買うポッキーのバナナ味。プリッツのトムヤム味、ラープ味なんかも買えます。ラープ、自分は好きだけどプリッツのラープ味はあんまり人気ないので避けます。ラープがタイ料理としては地味なのかもしれない。
お菓子売り場のほかは、調味料売り場。さすがにナンプラーは買って帰るのが面倒ですが、炒め物の味付けとかタイカレーのルーとかトムヤムクンの素とかはちょうどいいです。ただ、炒め物の味付けやタイカレーのルーは、有名なやつの場合日本の輸入食材店でかなりの確率で買えるんですよね。その点、おすすめはトムヤムクンのスープキューブです。クノールのやつ。まあ、実は昨日寄ったスーパーで買ってるので今日は買いませんが。
他に、少し離れたところにはもう少し高級な「おみやげ」っぽいお菓子もあります。ここで面倒なのが、ムーヨー。豚肉を甘く味付けして細長い繊維状にしたお菓子的な食べ物です。これ、おそらくこの説明で理解するよりも数段うまいのですが、これをお土産に持って帰れるかどうかが微妙なんです。日本では全ての豚肉が輸入禁止なんです。病気が心配だから、というのが理由なんですが、豚肉の場合加熱が中途半端なものが多くて、加熱の有無で判断されません。ここまで加熱しているものに病原体は残ってないと思うんですが、肉探知犬に見つかったらどうなるかわからないので持ち込みの判断がし辛いです。まあ今回はこれは買わず、買うのがトムヤムナッツ。ナッツを油で揚げて、唐辛子とバイマックルーで味付けしたやつで、辛いけど美味しいです。こっちは大抵持ち込み可能で、頼まれていたので値段を見てピーナッツのそれを買います。さすがにカシューナッツのそれはかなり高かった。いちおう比較のためにナッツがイワシなやつも買います。
そうそう、今回絶対に買いたいと思っていたのが米です。前回タイ米を買って、個人輸入手続きをしようと税関に持ち込んだら、没収されたんです。実は今は植物検疫が厳しくなっていて、昔はサンプル提出だけで通過できた植物検疫が今は証明書添付が必須になっているんですね。どうしても今回はそれにチャレンジしたい。
というわけで買いました。リュックに入れて持ち運べる常識的な重さ、2kgのタイ米です。正直タダ同然の安さですが、ここのスーパーは高級な米も売っていて、たぶんその中では一番高いやつ。2018年11月には、1kg50バーツくらいでしたが、その横で売っていた岩手県産ひとめぼれが2kgで250バーツしましたからね。今回も似たような値段ですが、まあ安いです。
さて、一通り買ったのでいったんホテルに戻って、夕食にしますよ。