ボードゲーム会に来る困った人どうするか問題。

台湾旅行記もあと1日で終りだというのにこんな話書いてます。*1

発端はこのツイート

発達障害の方が最近たまにゲーム会に来るんですが、ゲームを(物理的にでなく内容を)壊してしまうことが多く、他の参加者に不快な思いをさせてしまうという問題が度々あり、頭を抱えてます。

http://twitter.com/coplegend/status/1019220826384527360

とりあえずツッコミどころがない訳ではありません。「どうやってそいつが発達障害だとわかったんだよ」というのが一番のツッコミどころとは思います。思いますがそこツッコんじゃだめです。おそらく発達障害かどうかはこの問題とほとんど関係がないからです。

「迷惑かけてるなら出禁でいいだろ」という方、それも違います。特に、こんなに短いツイートなのに「壊す」という言葉に反応して「モノ壊すんなら警察呼べよ」とばかりに勘違いしているかたがはてブにも2名ほどいらっしゃいました。しかもそこそこの古株なかたばかりだったので日本語読解能力の低下を憂うばかりです。話が逸れましたがこの問題単純な迷惑問題でもないのです。

ちなみに元ツイートは「あまりにも話が広がってしまった」という理由で削除されてしまっていますが、
https://togetter.com/li/1248206
とか、
https://archive.is/93Z6O
この辺で確かめることが可能です。
1ツイートだけでなく続きまで読むとけっこう悩んでいるなあというのがわかります。まあうかつに書かれた部分がありそうなのは否めないし、そうなるといち早く消したことはあまり責められません。

そもそも出禁になる迷惑行為とは何か。

迷惑行為と言ってもいろいろあります。あからさまなセクハラ(というか性犯罪に近いやつ)とか暴力行為、破壊行為はゲーム会でなくても排除の対象になると思います。昔書きましたが、他のゲーム会に誘うふりをしてネットワークビジネス勧誘してくるものとか、この辺はゲーム会特有の迷惑行為と言えるかもしれません。複数会議室のある公民館みたいなところがゲーム会の会場だった場合、盛り上がりすぎて奇声を発するのは他の団体への迷惑行為になりえますし、今後の活動への支障を考えて禁止せざるを得ないところかもしれません。風呂入ってないようで汗臭い、みたいなところも本人気がついているかわかりませんが迷惑行為に挙げているところがあるでしょうか。

今回の問題はそうではないのです。表向きには「ゲームに弱い」「ゲームをきちんと楽しんでいるように見えない」というものに過ぎないからです。これを判定するのがどれだけ面倒くさいか。

ゲームはそもそもどれだけ真面目にやるべきものなのか。

記憶に新しいところでは、サッカーワールドカップ予選のポーランド-日本戦。日本は1点差で負けていましたがそのままの得失点差を維持することで予選リーグ突破を果たしました。サッカー(Jリーグ)には「ベストメンバー規定」なる「その時のベストを尽くすこと」というルールが定められています。負けても予選リーグは突破するからと攻めないことについてはあちこちから異論が出ました。その異論の、否定的な部分をきちんと指摘できるようにしたことの一環が「ベストメンバー規定」であると理解しています。しかし、ベストメンバー規定そのものでも、ポーランド戦の是非でも、肯定的否定的両方の意見が出たことは紛れもない事実です。

まして、遊びで楽しんでいるボードゲームはどこまで真剣にやるべきものなのか。

そもそも、真面目なプレイとはどういうものなのか。

ボードゲームに向き不向きがあるのは、まあだいたいどの方でもご存知だとは思います。しかし、ある方がきちんとプレイしなかった場合、それはその人の能力が足りなかったからきちんとプレイしなかったのか、努力が足りないからプレイしなかったのか、それを見分けるのは困難です。
さらに、能力が足りない、にもいろいろあります。ちょうどその時だけコンディションが悪いからプレイが出来なかったのか、全くそういうプレイをするだけの気がないのか。ルールの理解も、始めたばかりだから理解できていないのか、理解できるだけの能力がないのかはそうそうわかりません。

これが将棋の奨励会なら比較的簡単です。1つのゲームに対して、ある一定以上の能力を持つものしか入会を認めないから、そのゲームの能力がそこそこある者が対局を見て見極めればいい。しかしボードゲーム会で1つのゲームしか行わないところは非常に稀です。

どこまでプレイ不向き者につきあう必要があるのか。

もしかして最近のボードゲーム愛好家には想像がつかない話かもしれませんが、たかだか10年前でもボードゲームのサークルというのは運営が大変なものでした。特に地方部では趣味として集めるだけでも大変だった。現在古参のボードゲームサークルをやっている方にはそのトラウマが残っている可能性があります。

自分がやりたくないゲームでも、まあ、ボードゲームなら付き合ってくれれば次は自分の好きなボードゲームになるかもしれない。多少マナーが悪くても、ゲームが好きで毎回通ってくれるなら貴重なメンバーだ。厳しすぎる規定で会を運営していたら人が来なくなるかもしれない。そもそも自分だってやりたくないゲームを真面目にやっているかはわからない。

こういう話が積み重なると、単にプレイが下手な人間を「下手だ」の一言で排除するのはどうしても躊躇するものです。

不可解なプレーを咎める方法は、ないわけではない。

賭けもせずにゲームをやる人間に対してギャンブルを好む人が言う否定について代表的なものが一つあります。

「金がかかってないと真面目にプレイしないじゃないか」

そうですね、冒頭で挙げられた「ゲームを(内容的に)壊す人間」は、それが故意か過失かを問わず、罰金を払わせることで負のインセンティブとすることが可能です。麻雀でも山を崩したり錯和のチョンボなら満貫逆払い、1000点100円の麻雀なら800円の罰金になります。でも、これギャンブルの話です。そもそもゲーム会に来ている人は、ギャンブルがしたくて集まっているわけではないのです。

それに、生活のためにギャンブルで稼いでいる人ならともかく、毎度毎度山崩してチョンボでハコ点で3000円もらって、楽に儲かるかもしれないですが楽しくないですよね。

楽しくやる、ことの難しさ

正直な話、ボードゲームなんて楽しんでなんぼなんです。おそらくバランスゲームで初手から変な置き方して崩す人はそれはそれで楽しいんでしょう。仮に発達障害でなくても、ボードゲームに飽きた小学生とかそういうプレイをやりがちです。問題はそういうプレイがその人以外には楽しくないことなんです。

究極的には「あなたとのプレイは楽しくないから私は遊びたくない」で済ませるしかないことなのかなと思います。出入り禁止にするかどうかはその次の話なのかなと。


なお、写真と本文に関係はありません。

紹介制では解決しない

紹介制にすればいい

kaos2009のコメント / はてなブックマーク

紹介制にするためには、紹介する側が正しい眼を持っている必要があります。将棋の奨励会だったらそれは期待できますが、一般のボードゲーム会でそれは期待できません。そもそも、そこがその地域唯一のボードゲーム会だった場合、相手がそれなりのボードゲーム能力を持ってるかどうか、判別する場所がありません。東京みたいにあちこちにボードゲーム会があって草場純さんが顔だしてるならともかく、地方では難しいと思います。

そもそも、紹介性のゲーム会は、「オープンゲーム会」って言わないので「オープンゲーム会」での解決法にはなりません。

理想論を言うのは簡単

理想論だけ言うなら皆で楽しく遊ぼうという気持ちとよりよく遊ぼうとする遊び心力で解決できたらいいのになと思う。どうやったらみんなで楽しめるか試行錯誤するのもゲームのうちでありゲームのポテンシャルだと思う

aminisiのコメント / はてなブックマーク

その「皆」に、「バランスゲームの駒を投げるように置くために序盤でゲームが崩壊する」ような、場を崩壊させる当事者は含まれていますか?含まれていないなら、ただの戯言ですし、含まれているなら、どうすれば彼がそれを理解するかを考えて披露してみてください。単に理想論的な原則を言うなら簡単です。おそらくTweet主もそこまでは理解しつつどうにもならなくなって冒頭のTweetをしたと私は考えています。

他のところでも「崩壊するところまで含めてゲームを楽しめ」とか書かれていた方がいらっしゃいました。バランスゲームの例でいうなら「これはバランスを取るゲームじゃなくてバランスを崩す遊びとして楽しめ」ということになるのでしょうか。さすがにそれではバランスゲームの根本が成り立っていません。さすがにそういう意味では話していないと思うのでそう思う方は楽しみ方を提案してみてはいかがでしょうか。

人は過去ログも本文も読まない

ゆるプレイ卓とガチプレイ卓を分ければいいんじゃない? やたら長考して進行を止める人よりはマシな気もする

makopanのコメント / はてなブックマーク

せっかく魚拓へのリンクを貼っていても、当該サークルが「小規模なので1〜2卓しか立たない小さいボードゲーム会」ということを理解出来ていない人がいるようです。

「あなたとのプレイは楽しくないから私は遊びたくない」なんで最終手段みたいに言われるのかが謎、むしろまずこれでフィルタすべきだ なんで趣味の集まりで手間も取ってるのに自分にとって不快なヤツに気を使う?

switch7のコメント / はてなブックマーク

同じ文章の直後に

出入り禁止にするかどうかはその次の話なのかなと。

と書いていますので、こちらとしては最終手段ではなく、最後から二番目の手段として提案しているのですが、それが読めないのはさすがにいかがなものかと思います。でもまあまずこれでフィルタすべき、ということについて、私と同意見のようなのでよかったです。

別にボードゲーム会は開催するのに免許が必要な事業ではない

これでいうところの排除される側になりたくないからボードゲームはハードル高いのよな.初心者歓迎をどこまで信じてよいのやら.

hagyouのコメント / はてなブックマーク

わかります。当該のボードゲーム会もそう思われたくなくて出禁にするか躊躇していたと思います。ちなみにボードゲームを遊ぶだけでなく、ボードゲーム会を開くのにも免許は不要です。自分で友達などから遊びたい人を集めてきてボードゲーム会を開くのもいいのかもしれません。そして自分が排除したくなるような人がやってきてどうすればいいか悩んでください。さあ一緒に悩みましょう。

*1:結局、適当に書いて7月17日付で投稿しちゃいました

あとは帰るだけ

最終日です。飛行機は12時までにはチェックインなので基本的にすることはあまりありません。お土産にパイナップルケーキを買うだけかな。

逆算すると、10時半頃には台北車站のバス乗り場から桃園空港行きのバスに乗ればいいし、そうなると10時頃にチェックアウト、ということでまずは朝ごはんです。

阜杭豆漿のしょっぱい豆乳。

親連れてますし、前回よりも出発が1時間早いですし、念のためということで6時にホテルを出発、地下鉄1駅分だけですが乗って阜杭豆漿に向かいます。並ぶ時には2時間並ぶとも言われる人気店ですが、今回はほとんど並びませんでした。メニューに悩む時間すらなかった。

鹹豆漿(しょっぱい豆乳)と

おにぎりと卵を挟んだ厚いパンを頼んで、行列込みで10分で会計が済みます。本当に早い。
そのままでも美味しいですが、ラー油を垂らすとまた味が変わります。

佳徳糕餅のパイナップルケーキ

ちょっと阜杭豆漿での滞在時間を増やしましたが、もともと7時半くらいまでかかるつもりがゆったりのんびりでも7時には食事が終わってしまいました。ここから佳徳糕餅に行ってパイナップルケーキを買うつもりだったのですが、あそこ8時オープンなんだよな、と思いつつバスに乗って向かいますと30分しないで到着してしまいます。7時半に行っても誰も並んでない。

微妙なので近くのセブンイレブンに行って品物をひやかします。ついでに悠遊カードのチャージもやってみます。100元とカードを渡して「Charge Please」で十分通じます。正式な英語じゃないとか知りません。結果通じればいいのです。これで、帰りの空港バスのチケットも2名分悠遊カードで買えますね。

とかなんとかやっている間に7時50分、佳徳糕餅に戻ってみますと3人ほど並んでいます。自分らもならんで8時を待ちますが、この日は開店前行列は10名くらいでした。混雑時は入場制限がかかるお店ですが開店同時なら十分はいれるようです。

ここのパイナップルケーキは個包装だし、そこそこ美味しいし、その割には日保ちもするのがいいところです(製造日から40日間)。自分は1箱、親はいろいろ味を取り混ぜたやつと普通のやつと2箱買ってたかな。パイナップルケーキは微熱山丘でも買っているので、これくらいあればお土産にはなんとかなるでしょう。

買い物が終わってバスに乗ってホテルに戻って9時。チェックアウト準備には十分な時間があります。
ちょっと外に出て昼飯代わりに老蔡水煎包で饅頭と豆乳を買ってきます。あと地下鉄の切符自販機で余ったコインを全部悠遊カードにチャージ。財布の中身を軽くします。

5日経ってやっとわかったこと:長時間歩くことより、直射日光より、階段の上り下りがつらい

さてチェックアウトですが、5日たってやっとわかったことがあります。うちの親はかなりの健脚ですが、やっぱり階段の上り下りはつらい。できるだけ避けたほうがよかった。実は台北車站周りにも新光三越向かいあたりに横断歩道はあったのですね。遠回りでもそちらを使うほうが楽だったと。それに気がついたのは空港バスに乗ってからでした。

まああとは飛行機に乗るだけ。

わんこきょうだい。

そして、夕方には日本に到着です。

暑い高雄を暑くなく巡る

朝食はサバヒー粥

台湾4日めは高雄に向かいます。が、その前に朝ごはんを。
宿から5分少々のところにお粥が有名なお店があるというので歩いて向かいます。

こちら。

これがそのおかゆ。上に骨を抜いた魚が入っていて旨いです。薄味だけどあんまり甘くないな。
親が「もっとパクチーが欲しい」というので「シャンツァイ・シャンツァイ」を連呼してパクチーを足してもらいます。確かにそういうのが合う味ではありました。

戻ってチェックアウトして歩いて5分、台鉄台南駅です。

窓付きっていうけど

意外と小さいですよね、窓。

悠遊カードで特急に乗ると座れない

台南から高雄には新幹線もありますが、台南の新幹線駅が台南市内中心部から離れていますので在来線(台鉄)で行こうと思いました。

なんと悠遊カードがあれば特急にも乗れるそうなんですよ。

というわけで乗り込んだのですが席がいっぱい。試しに着席してみたらやっぱり誰かが指定席取ってました。しょうがないのでトイレの前で立ち乗りです。年老いた親がきついかなと思ったら想像以上に元気でした。そういうものかね。

台南から1時間弱で新左営駅に着きます。ちなみに新左営駅は高鉄の左営駅、いわゆる高雄ターミナルステーションだったりします。
ここから台鉄左営駅を通るローカル線に乗り換えて観光地まで歩こうと思ったのですが特急の立ち乗りがきつかったのでタクシーで向かうことにします。行き先は言わずとしれた龍虎塔です。タクシーの運ちゃんには、ガイドブックの龍虎塔の写真見せたら一発で通りました。中国語できなくても、日本語が通じなくてもなんとかなる。

だいたい100元で現地に着きます。

午前中の龍虎塔は空いている


龍の喉から入って、虎の口から出てくると幸せになれるという伝説がまことしやかに語られている龍虎塔です。入り口には台湾のインターナショナルスクールっぽい子供たちで溢れかえっております。龍虎塔に入ると強制的に寄付させられてお土産の絵葉書をもらわされるという情報もあったような気がするのですが募金箱はあったものの絵葉書も強制徴収もなく龍の塔に着きます。螺旋階段をえっちらおっちら登って5階だか6階に着くとそこそこの眺めが楽しめます。

登って疲れたのもあってここで長々休みます。子供たちはさっさと追い越したのですが、30分近くなってやっと登ってきます。ずいぶんゆっくりなのは何があったのかな。ちなみに龍の塔はそこそこ混んでいますが虎の塔は誰も登っていません。どっちも足で登らないとなると後の塔は登る気なくしますものね。とは言え午前中なら龍の塔もほとんど人がいませんでした。

いいですね。

階段を降りて、虎側に行って、自分らも塔には登らずに戻ってきます。ついでに向かいの寺院へ。道教の寺院というのがよくわからないのですがなんかすごいねえ、とだけ行って出てきます。

休みを兼ねてタピオカミルクティーを1杯。台湾でしたいことリストをまた一つ埋めます。

近くに幅広麺が名物の店があるというので、歩いて早めの昼ごはんを食べに出かけます。
「野菜が食いたい」というのでセルフサービスの小皿コーナーに向かいます。いろいろあるなか、

セロリと茹でピーナツの小皿がうまそうなので1つ取ってきます。

結果的に幅広牛肉麺は薄味かつ甘めの味付けでした。小皿のほうはなかなか美味かったな。

店を出て、歩いて台鉄左営駅に向かいます。

なんかリニューアル工事してるっぽいひなびた駅。

20分ほど待って来た電車に

乗り込みまして1駅、

台鉄高雄駅から地下鉄に乗り換え、美麗島駅で一旦下車します。

この駅の内装はアジア1、世界でも2番めに美しいんだとか。
確かに写真写りはそこそこいいんですが、肉眼で見るとそれほどでも、ってところでした。
まあいいんです。ここで改札を出ず、地下鉄を乗り換えて海の方に向かいます。

マンゴーかき氷はやっぱりうまい

だいたいのところ、日陰かエアコンのあるところしか歩いていないのでそれほど暑くもないのですが、やっぱり暑い。かき氷が食べたいです。

そこでやってきたのが高雄婆婆氷。

マンゴーのかき氷が名物、ということで1つ頼んで2人でシェアします。
地下鉄駅まで戻って、今度は終着駅まで行きます

この地下鉄もう誰も乗ってない。

やっぱり微熱山丘は外せない


地下鉄の出口を出たところに旧高雄港駅があります。LRTの(現在のところの)ターミナルはこの駅の構内にあります。別に入る必要もないのですがせっかく無料で見られる施設なので覗いていきます。

古い資料など

あるものはそれなり。でも、鉄道の制服など記念写真を撮るためのグッズには事欠かない感じではありました。

で、LRT。昔は悠遊カードに対応していなかったようですが、今では対応しており、もちろん割引にもなります。スピードは遅いですが外の景色がなかなか興味深い。

2駅先で降りて、倉庫街を歩きます。昔は倉庫だったようですが、現在はサブカル的な芸術街にリノベーションしているようです。

それにしても暑い。

暑い中倉庫街の端まで歩いて、たどり着いたのが微熱山丘。
2日めの台北観光のときにでも寄ろうかと思っていたのですが、googleで調べると「いつもより混んでいる」と出たので高雄観光の際に寄ることにしたのでした。思ったより空いてる。

台北のお店と同じように、パイナップルケーキ1個とお茶を無料でもらって、すこし休憩します。いい感じに空調が効いてて快適。パイナップルケーキも爆買い(というほどではないけど)して、次の場所に向かおうと思ったら行列が出来ていました。団体さんが一度に押しかけたらしいです。

さて次は打狗英国領事館へ向かいます。

ライトレールを戻り方向に乗って、

終点まで戻って、さてバスに乗ろうかなと思ったところでタクシーの客引きが。
正直暑いのでバス探しは諦めてタクシーに乗ります。

英国領事館の入り口は2つあった

タクシーは特に渋滞に捕まることもなく、スムースに到着。100元くらいだったかな。気にするほどの金額でもなくタクシーを降ります。
後から気がついたのですが、この旧英国領事館、入り口が2つあります。1つは表口。入ってすぐに施設があって、裏山に登っていく階段があるタイプ。もう1つは裏口。階段を上りきると旧領事公邸にアクセスできるタイプです。地図を見せて行き先を提示したからか、他に理由があるのか、タクシーが着いたのは裏側でした。
まあ、結論から言うとこっちのほうが良かった。階段の出来が、裏口のほうがいいのです。

道教寺院の右隣に入り口はあります。障害者と付添い1名は無料。ただし有料入場者にはもらえる飲み物クーポン券ももらえません。

裏から入ったからか、展示は微妙でした。たぶん表から読んでいくとわかりやすいんだろうな。英国と台湾のお茶について書かれていたようですが正直涼みたい気持ちのほうが強かった。何にせよ椅子はないもののクーラーは効いているので存分に涼みます。

建物もまあよかったが一番良かったのは高いところから眺める景色。海は見ていて飽きないですね。
というか飽きないですね、って感じで時間が経ち過ぎたのでここでのアフタヌーンティーは中止。ちなみにバルコニーは西日がガンガン当たる場所なので実際にアフタヌーンティーを楽しみたい人は屋内で楽しんだほうがいいかもしれない。
階段を降りて領事館の方も見ます。こっちのほうが建物小さいな。あと謎の蝋人形が撮影スポット感を醸し出しています。

海岸の海鮮料理店へ

次はフェリーに乗って向こう岸へ行きたいんだけど、タクシーは来ないし、微妙にバスの本数も少ないんですよね。でも歩くには遠い。20分ほどバスを待ちます。待った上で乗るのが1駅分だけ。3分乗らずに降りて橋を渡った先がフェリー乗り場。水を自販機で買ってる間にフェリー行っちゃって、ここでも15分くらい待つことになります。あ、フェリーも悠遊カードで乗れますよ。

フェリーは15分ほどで対岸に到着。工事しているところをすり抜けて海鮮料理街へ、ここのどこかで夕飯を食べることを予告してから海岸に向かいます。
んー。海水浴場ってことになってるけど別に泳いでいる人はいないな、と思いながら海岸をしばし眺めて、海鮮料理店へ。
いちおう今回は「マテ貝が食べたい」というリクエストがあったので、マテ貝を探しますが、マテ貝って中国語で何ていうんだろう。とにもかくにも1軒目では見つかりません。

2軒めで

マテ貝を見つけて、ここでいいかということに。エビは展示してなかったのでメニューを見せてもらって塩炒めに、それからデンプンが食べたかったのでビーフンをお願いします。2人で3皿。これにセルフサービスで台湾ビールを持ってきて乾杯。午後5時台だと他に誰もいません。

エビの塩炒め、というのは実際にはニンニク炒めでした。むしろ歓迎。

マテ貝は普通だったかな。まあ、ビーフンも含めてちょうどいいくらいの量、海鮮にしてはお値段も手頃でした。

夜市にも寄らずに左営へ。

高雄観光は日帰り。翌日は午前中に桃園空港に向かわないと行けないので今日中に台北に戻りますよ。ということでフェリーにのり、地下鉄に乗って左営へ。親の歩きがやたら速いな、と思ったら、こちらの想定している1本前の新幹線に乗れる時間に左営に着いてしまいました。指定券を買う暇はないので自由席に乗ったら微妙に席が空いていません。親はれっきとした後期高齢者ですから、台湾では新幹線自由席にもある博愛座に座ることも考えたのですが、3列席のB,Cだけが空いているところがあったのでそこへ。でも、座って5分ほど経ったら、A席(窓側)の人が別のところに移動してしまいました。

まあいいか。ちなみにそこは博愛座の後ろで、

博愛座には普通の男性が座っていました。

2時間弱後、台北車站に到着。ホテルは目の前ですのですぐにチェックイン。と言いたいところですが降り口を間違えて大変な遠回りをしました。地下出入り口は難しいですね。

台湾新幹線で台南グルメ観光に行く

新幹線に乗りに台北駅に

実質2日めですが台湾3日めです。8時半にチェックアウトして、昨日のうちにきっぷを買っていたので台北駅に向かいます。
まずやることは朝ごはんを買うことです。高鉄(新幹線)じゃなくて台鉄(在来線)の管轄になるのですが、駅弁気になってたんだよねー、ということで駅弁屋さんを探します。台北駅に4つか5つ店があるらしいのですが、意外と見つからずにうろうろ歩きまわります。

西南の角に近いところに1号店がありましたのでそこで駅弁を1個買います。これからも山のようにご飯を食べる予定なので1個で済むものはだいたい1個で終わらせます。
便當店の向かいにセブンイレブンのエクスプレス店舗があって、ここに佳徳のパイナップルケーキがあるのを見つけます。前回の台北トランスファーでは見つけられなかった「セブンイレブンで売ってる佳徳のパイナップルケーキ」です。なるほど、最終日に余裕がなければここに買いに来ればいいのか、と存在だけ覚えておきます。

初めての場所だったのでけっこう時間に余裕を持っておいたのですがそれでも時間が余ります。エスカレーターで地下に降りたらそこにも台鉄便當の2号店がありました。ちなみに朝イチでは1号店でも2号店でも置いてある便當は一番の定番、排骨便當1種類のみです。個数だけ言えばいいので買うのが楽です。さらに言うと2号店には台鉄グッズもいろいろ売ってます。今回は買いませんでしたが台鉄グッズが必要になったらここに買いに来よう。

発車30分前に改札に入りますが、あんまり待つところがありません。日本の新幹線もそんなものかな、と思いながら待ちます。

来ました。乗ります。

高鉄台南駅から台鉄台南駅へ。

そんなわけで台湾新幹線ですが、3駅くらい先に行かないと地上に出てこないのですね。でもって出てきたあたりでさっき買ったお弁当出します。

よくわからないキャラクターですね。

中身はこんな感じで、一見茶色一色です。でも、別に排骨肉だけじゃないのですね。厚揚げの煮込んだやつとか、野菜炒めみたいなやつとか入ってるんです。60元という値段から考えるとそこそこいっぱい入っていました。

ちょっと曇り気味ですが、いい景色ではあります。

向こうのほう山のはずなんですが、霞んでいるので地平線みたいに見えますね。

とかなんとか言ってる間に高鉄台南駅に着きます。ここで乗り換えです。
高鉄と台鉄の駅名が一致しているのはそれこそ台北駅(と板橋駅)くらいで、高鉄の駅はだいたい郊外にあるみたいです。

でもって高鉄台南駅の場合、そこに接続する台鉄の駅がある。駅名が違うのでちょっと混乱しますが

沙崙駅。なんだかんだで台南駅に到着です。

昼飯を2ヶ所で食う。

ホテルは徒歩10分弱で到着するのですが当然のようにチェックインは出来ません。まだ午前中だからね。大きな荷物は台北に預けて来ましたがそれでも歩くのにはつらい荷物はここで預けていきます。このホテル日本語通じまくるので非常に助かりますが「荷物預かってくれますか」くらいならさすがに英語でも話せます。

さてそこから道路を南下。暑いので日陰を歩きます。とりあえず行ったのが

台南測候所。昔の気象台ですね。高い(というほど高くない)塔は風速風向を測るため、そのほか地震計とか諸々昔の気象観測機器が展示されておりました。
見張りというか常駐のおじいさんが拙い英語でいろいろ説明してくれましたがごめん、さすがに古くても(むしろ古いから)気象観測機器は見ればだいたい何のための機器なのかわかるんだ。でも記念写真とか撮ってくれたことには感謝します。

そこからさらに少し南に歩いて、度小月担仔面へ。ちょうど昼時で店内いっぱいだったらしく10分ほど待たされましたが、その間にそとの椅子に座りながらメニューなど見て選べるので待たされ感はあまりありません。

でもって担仔麺。

うまいけどあんまり印象に残らない味だったかしら。正直あんまり味を覚えてないです。

食べたあと、さらにここから南西部に歩いていきます。

林百貨店は外観を見るだけ。建設中の美術館別館のところを右折して、福記肉圓へ。

メニュー1つしかないからそのメニュー指さして数言うだけで頼めます。

スープは無料だけどセルフサービス、熱いので子供は触っちゃだめ、あと中に入ってる骨はよそわないで、という注意書きがありましたが気が付かないでいたら店の人がスープ持ってきてくれました、ありがたい。こういう細かいところで台湾の人たち親切です。単純に親連れて歩いているから親孝行に見えているだけかもしれない。

味はボヤーッとしております。まずくはないけど本当に台湾のローカルフードこういう味付けだな、って感じ。それを再確認する旅になっているようなきがします。

バスに乗って安平へ

さて台南と言えばご当地グルメですが、安平が随一の観光スポットでもあります。バスは2番バスが頻度が多いと言うので、福記肉圓からさらに10分ほど歩いて最寄りバス停へ。うーん、この店アダルトショップだよな、みたいなところで待ちます。

SuicaじゃないですがEasyカードこと悠遊カード便利。どこへ行くにもこれで済ませられるのはありがたい。とかなんとか言っている間に安平古堡(安北路)バス停に到着、ここから歩いて5分弱くらいで安平古堡に到着します。しかし暑いですね。

資料館の説明は日本語もあってわかりやすい。とは言うものの台湾の歴史に疎いので書いている話が微妙にわからなかったりします。とりあえず座れないのは厳しいな、てんで1Fの喫茶コーナーで

マンゴーアイスを食べたりして。

ついでに展望台とお土産ショップも見て歩きます。

入場料払って見る施設としては微妙かもしれないなと思いましたが気を取り直して安平樹屋へ。

安平古堡の西側を歩いて北上すると小学校があるんですね。小学校と小学校のグランドの間を歩いた先に紱記洋行という建物があって、安平樹屋はその施設の一部として展示されてます。

これは良かった。

ガジュマルの木に倉庫が覆い尽くされているんですが、

なんていうかコスプレの舞台にちょうどいいというか、実際コスプレ写真とか撮ってる台湾人いたし。

お土産屋さんもよくわからないなりに充実していました。何も買わなかったけどね。

ここからバスにのって台南中心部にまた戻ります。

夕飯代わりの海老ご飯。

降りたところからさらに10分弱歩きまして、着いたのが海老ご飯のお店。「集品蝦仁飯」。人気のお店らしいのですが17時頃ってこともあってそれほど混んでいません。ここも注文伝票を自力で書いて、来たところでお金と引き換えにもらう形式のスタイル。これ楽でいいですね。

味はというと、まあ出汁は効いていて美味しいけど、微妙に甘いな、という感じ。本当に台湾の人の好きな味付けなんですね。

帰りに、パパイヤ牛乳を買って飲みながら歩きます。親は生の牛乳が飲めない(腹下す)体質なんですが、昨日飲んだマンゴー牛乳も、今日飲んだパパイヤ牛乳も大丈夫だったらしい。幼き頃は大丈夫だったけど今は自分も似たような体質なんですが、自分も大丈夫だったのでフルーツ混ぜるとなんか大丈夫になるのかな。

夜出かける力が出ない。

なんていうか、台南、バスの本数はそれなりに多いんですがバス通りが限られている、って言う感じで、いまいちバス移動だと徒歩が欠かせません。そんな感じで歩きとバスを駆使して宿に帰ってきたらかなりくたびれました。19時過ぎたら夜市にでも行こうかと思ってたんですが親はバタンキュー。個人的には棺材板が食べたかったので部屋に置いてちょっと歩いて。

棺材板は有名店が台南にある(赤嵌棺材板)のですが、そこまで歩くのもバス乗るのもつらい、というか力が出ない。そこでもう少し近いところに行きます。赤嵌担仔面。店名は似てるけど


赤嵌楼っていう名所が台南にあるからその流れじゃないのかな。ま、赤嵌担仔面は台南に来た観光客向けで、

担仔面以外にも台南名物がいろいろあるので便利。クリームシチューとトーストにそれほど味の違いがあるわけでもないだろ、と妥協してその店に入るのですが、気になるのは「1人最低単価100元」というやつです。安いメニューが多い台湾のお店だとたまにこの表記があるのですよね。今回は1人で来ているし、そんなにお腹空いていないし、棺材板1つ90元だし、さてどうしようか何か別のものでも頼もうか、と思って案内された席に座ったら「台湾ビールどうだい」ってお勧めされてしまいます。

1本100元。とてつもなく安いわけではないですが迷うことなく注文して飲みながら棺材板が出来上がるの待ちます。

雰囲気はあるお店です。まあ棺材板とビールはそんなに合わないだろうなと思いつつ食べる。

胡椒がちょっと多めですが美味しい。小エビが多く入っていて、思ったよりクリームシチュー感が少なめです。

トーストもただ焼いていると言うより揚げてる感があるかな。これはこれで想像したより美味しかった。

帰りに映画館のあるビルを冷やかして、その斜向かいにある"李家肉粽赤嵌店"ってファーストフード店でチマキと碗粿を買って帰ります。部屋に入ると親は起きていて、持ち帰りのチマキは

そこそこ気に入ったみたいだけど

碗粿は微妙だったみたい。ちなみに味付けは薄味で甘かったです。

台北初心者なのかはぐれツアー客なのかわからないコースで台北を周る。

2日めです。親から「故宮博物院はぜひ見学したい」「小籠包はぜひ食べたい」と言われていますのでそれをチェックポイントにして動きます。

朝ごはんは老蔡水煎包の饅頭を豆乳とともに。

タイトル通りです。

1個15元の饅頭を肉1つ、ニラ1つ、キャベツ1つと1つずつ買って、温かい豆乳を無糖のやつと有糖のやつと買います。買ったものを持って二二八和平公園まで歩きます。北の端にベンチがけっこうあるので座って食べます。

うまいです。

ほぼ確実にタイワンリスが見られる公園です。

故宮博物院まではオープントップバスで行くつもりなのですが、まだ1時間ほどあるので公園内を1周します。総督府をちょっとだけ見通して戻ってくると日本語の話せる老人に捕まります。とはいえ老人の日本語も微妙なのでいまいち話が通りません。どうも台湾中部のお勧めスポットを教えようとしてくれていたようです。はったはったいうのはたぶん八田與一のダムの話だと思います。嘉義の話もありました。あとそうりそうり言われたのですがおそらく総理大臣のことではなかったような気がします。ここで話を聞いているとバスに乗れなくなるので途中で話を切り上げて帰ります。不自由な日本語と耳が不自由な日本人で会話が通っていたのかよくわかりませんが台湾の年齢の数え方が数え年だとわかっただけでもよしとします。

バスに乗って、故宮博物院

あわてて台北駅に戻ってオープントップバスの乗り場に着いたのは発車3分前でした。ブルーラインのバスですが赤いバスです。QRコードは印刷してから来たのですが印刷が大きすぎて全く反応しない感じです。バスの係員も諦めて乗せてくれました。このバスは帰りにも乗るようなので対処を考えないといけません。

バスは西門町から総督府を通り、中正紀念堂を1周して北に向かいます。イヤホンガイドが着いているので手持ちのイヤホンで聞いて要約して説明します。イヤホンは手持ちでなければ係員の方が配ってくれるようです。

でもって故宮博物院に到着です。いわゆる路線バス扱いの観光バスなので一番下で降ろされて登ります。登ったところで一休み。チケット売り場に並んで「障害者割引になるか」と日本語で聞くと「その手帳を見せればいいです」とチケットを買う必要がないことを示されます。荷物をコインロッカーに預けて、イヤホンガイドを借りて入り口へ。親の障害者手帳を見せて付き添い1名ともども無料で入ります。

故宮博物院思ったより広かった

とりあえず3Fに登ります。まず白菜と角煮を見る、ということで入ります。団体客は特別室で説明をしてはいけない、という制限があるようで、数々の団体客が特別室に入る前のところで集まっているのをすり抜けて中に入ります。

午前中は比較的空いているといいますがけっこう混んでいます。特別室だからかな。あとみんな写真撮ってます。あれ、特別室だけは写真撮影不許可じゃなかったかなと思ったらそう思った日本人がいて「写真撮影禁止なのに、みんな押しのけて、邪魔とか言いはる」とか関西系の言葉で愚痴ってます。まあちょっとゆっくり見られる雰囲気じゃないので一度退散して他の部屋に行きます。

故宮博物院の展示品と言えば玉、銅器、書と陶磁器です。特に玉が多いらしいので見ていきます。古いのから新しいのまでいろいろあります。残っているだけでもすごいだろうなと思ったりもします。アヒルのつがいが彫られた玉は写真撮ってみたのですがいい写りじゃありませんでしたので公開はしないでおきます。

見た記憶が定かでなくなるくらいに玉を見た後は銅器です。こちらも山ほどあります。

度量衡の原器として使われたらしい銅器。作り方というか寸法が書いてあるので、これを逆算すると当時の円周率がわかるそうです。

この器は「就職祝いで一族の繁栄を祈って作った」と書いてあるそうです。何か買ったら何の記念か書いておくといいのかもしれませんね。似たような経緯が書かれている器があってみんな同じようなこと考えるんだなと思ったりもしました。

さてこれで3Fは終わりです。2Fに降りる前にもう一度特別室に行ってみようと思いましたら、今度はそこそこ空いていました。なんというか混んでいるときと空いている時の波があるようですね。今度は写真も撮ってみます。

白菜

角煮

ちなみに写真ですが、実は2年くらい前から全館、フラッシュ三脚なしなら撮影可だそうです。太っ腹ですね。
特別室の隣にはこの白菜をかたどったストラップだのフィギュアだのが売られています。安いとは言わないまでも手の届く値段だったので、思わず買おうかなとも思ったのですが、親が「来たことのない人が見たらただの白菜にしか見えない」と言いまして、改めてフィギュアを見るとそのとおりだったので購入はやめました。

2Fは書と特別展、それに陶磁器というか磁器です。実はもうかなり疲れ果てておりました。書の部屋は展示物の劣化を防ぐため暗いのも拍車をかけまして、ほとんど駆け足で通り過ぎます。磁器も落ち着いて見る余裕がなくなっておりました。3Fだけで2時間、2Fは休憩を入れて1時間、本当は1Fにも何かあるはずなのですが、それは見るのを諦めて外に出ます。1時過ぎです。

レストランを諦めて小籠包へ

さて昼ごはんです。故宮博物院がどのくらいかかるのかわからなかったので予約は入れていませんが、想定の最大限くらいの時間がかかりました。博物館隣接のレストランはあまり評判がよくないのですが、これだったらそこのレストランを入れて仕切り直してもいいかもしれません。でもまあ今回はなし、もともと予定していた欣葉台菜創始店に行こうと思いまして調べますと、なんと予想以上に混雑しています。しょうがないのでバスに乗って台北駅に戻ります。例のQRコードですが、バスの待ち時間の間にメールで来たQRコードを2枚スクショ撮りましたので無事通れます。昼下がりの暑い時期、なんとかエアコンの効いた席を確保できまして台北駅に戻ります。
ここからMRT淡水信義線に乗って東門駅へ。ピンと来た方もいると思われますが鼎泰豊本店です。入り口で人数を(日本語で)言って整理券をもらい、店先で待ちます。注文用紙を記入しつつ、15分だか20分ほどで番号を呼ばれますので入ります。お茶など飲みつつ待ちますと順に食べ物がやってきます。

キュウリの前菜。

小籠包。中途半端な写真なのは、これ食ってる親の写真のほうを優先したからです。決して写真撮るのを忘れてたわけじゃないぞ、たぶん。
さつまいもの茎の炒めものは……あれ、写真ないな。

炒飯とスープ

タロイモ小籠包。これ例の小籠包だって言っても区別つかないかもな。
2名で900元弱。クレジットカードを使いたいところですが現金で支払います。さて、親のチェックポイントはすべて通過しました。これからどうしましょう。

ロープウェイで夕焼けを見損なう。

とりあえず南に歩いてみます。永康街っていうのがオシャレ観光地として有名なのかな。よくわからないので歩いていきますと公園があって、滑り台に子供が群がっているのが楽しかったりします。さらに南下して、日本統治時代の建物とか言うのを見たりします。これからリノベーションする予定とかで、現在のところは看板がなければただの廃屋でしたが、なんかチャイナドレス来た人のコスプレ写真とか撮ってました。道すがら花などみて元の場所に戻ってきます。
1個予定飛ばしたから中途半端に時間が余ってます。101でも行こうか、それとも「私の少女時代」に出てきた喫茶店にでも行こうか、と迷いつつ、猫空まで行ってみることにします。今から行けばギリ頂上で夕焼けが見られるんじゃないかな。
と思った自分が浅はかでした。ロープウェイ登るとどんどん曇ってくる。おかげに思った以上にロープウェイ長いです。途中駅が2つだか3つだかあるって書いてたけどここまで長いと思わなかった。まあ乗り場はガラガラで、シースルーゴンドラすら並ばずに乗れましたからね。それはそれでいいのですが、だんだん飽きてきます。

終点に着くと、下りのロープウェイにそこそこ長い列が出来ています。大した長さではないのですけれど、ロープウェイのゴンドラは詰め込まない上に1つ1つの間隔がそこそこ空いてます。これ乗るのを待つだけで1時間以上かかるんじゃないかしら。ちょっと嫌な予感がしながらロープウェイの建物を後にします。すでに猫空真っ暗です。奥の方に茶館が見えますがあそこまで歩くの嫌だな。ロープウェイの建物の上が展望台になっているようなので登ってみますが何も見えません。これ昼間に茶畑見るための展望台だな。かなりがっかりして降りてきます。

乗り合いタクシーで山道を降りてくる。

降りたところで、タクシーが客引きやってます。乗り合いタクシー、1人50元だとか。ロープウェイ1人あたり百数十元かかりましたから、その半額以下です。しかも誰も乗ってない。お願いして乗せてもらいます。乗りながら待つこと10分ほど。先に乗った3人の後に、あとから3人乗ってきて、6人で降りることになります。結構な細い道をぐんぐん下り、行きの半分くらいの時間でMRT猫空駅まで戻ってきました。実はMRTの猫空駅とロープウェイの駅離れていて、親は「あそこ歩きたくないねえ」なんて言ってたのです。助かりました。

寧夏夜市で右往左往する(右往左往しない)。

適当にMRTを乗り継いで、寧夏夜市に行きます。道路の真ん中に通路作って、その両側に屋台を並べて夜市にしているのですね。賑やかは賑やかですが人が混みすぎていてどこに何の店があるのかさっぱりつかめません。それでもマンゴーミルクなど買ってみたりはします。そこから、だいたい中間くらいかな、と思ったところで外に出て、

鶏肉飯食べます。これが夕飯です。まあ昼食も遅かったのでそれなりに腹にはたまります。

夜市の出口。ところでこの夜市ですが、路上の屋台のお勧め書いてるブログも観光案内もほとんどないのですね。さっきの鶏肉飯も、屋台じゃなくてその外側にあるお店です。ついでにお勧めの豆花の店も、おにぎりの店も夜市の外側にあります。双方場所だけチェックして去りますが果物屋台で足が止まります。ライチーあるじゃん。あーでもそこそこ高そうだな。どうしようかな、と思っていると親がドリアンを見つけます。え、ドリアン買いたいの。そういうものなのでドリアン買います。じゃあ俺も何か買おう、ってことで、

カキオムレツ買います。俺知ってる、鶏の卵ってちーたんって言うんだよ。伊達に盛岡でじゃじゃ麺食べてません。まあそれ以外の文字は読めないのでちーたん、だけ言ってどうにか通じさせます。持ち帰りでホテルの部屋まで持っていって、

ドリアン

牡蠣オムレツ。実は牡蠣オムレツをつまみにしようとコンビニでビールも買っていたのですが、「ドリアンとアルコールを一緒に摂取するとドリアンが急速に発酵して死ぬ」というジンクスを思い出しました。思い出しましたが気になりつつ食べた。まだ死んでません。缶ビール1本とドリアンひとかけらくらいじゃいくら食べ合わせが悪くても死なないようです。

ちなみにドリアンは思った以上にとろっとしてうまかった。箸で食ったのも意外と良かった。牡蠣オムレツは牡蠣の存在感ありませんでした。とろみソースが甘かった。台湾のオリジナル料理はみんな微妙に甘い感じがします。たぶんそういう味付けが好きなんだろうな。

今度は自宅に一番近い空港から台湾に向かう

年末年始の旅行記を書くのに5月までかかったわけですが、完結したと思ったら次の旅行です。お前次の旅行が決まるまで投稿頻度落としてるだろと思われるかもしれませんがそんなことはありません。そんなことはありませんがそう見えても仕方ないですね。客観的な証拠を捨てちゃったりして持ってないときに否定する時は「そう見えても仕方ない」と言わざるを得ないんですが最近はそう言えない大人も多いみたいですね。まあどうでもいいですねそれは。

地元の空港は今まで国内線専用でして、海外に行くのはチャーター便を使ったツアーしかなかったんですが、このたび台湾のLCCが定期チャーター便を週2便の頻度で運行開始しまして、3ヶ月の予定だったんですがそこから先は定期便化も決まったらしいのです。アジアのあちこちに行けるLCCが近くから出るのはありがたいのでなくならないように乗って支えようと思って往復チケットを2枚用意しました。もちろん自分と母の分です。

とは言え予約サイトけっこうダーティーですよ。2名で予約すると「あと2席しかないよ」って出てくるのに、同じ日程を仮に9名で予約しようとすると「座席いっぱいあるよ」って出るの。焦って予約する必要ないじゃないですか。てな感じで予約したのは2週間前。だんだんタイガーエアのやり口が見えてきたよ。

まあそのやり口はともかく、台湾の会社ですから、飛行機は台湾から来て台湾に帰るわけです。向こうの観光客事情に合わせた時間割で。昼に出て日本には夕方に着いて、日本からは夕方に飛び立って深夜に到着する。台湾から遊びに来た人ならめいいっぱい日本で遊べるわけですね。インバウンドインバウンド。そんな飛行機に我々は逆方向で飛び立つのであります。

でも仙台とかより全然いい。新幹線使えば仙台までは往復1万円強、東京までは3万円弱かかります。それがバスなら1人往復2千円、車なら1台で高速代は似たような金額になります。しかもこちらの空港の駐車場は無料だったりして、短期間の旅行なら置きっぱなしでなんとかなります。これはありがたい。

国際線カウンターは台湾人しかいない

そんなわけで空港に着いたのですが、並んでいるのは台湾人ばかり。そういうものですよね。チケットはコピー用紙2枚重ね。定期便じゃないならそんなものかもですね。

いちおう臨時チャーター便のために昔からあった出国審査を越えて制限区域に行くとこれまたいちおう作られた免税品店が。

うん、ドラマに出てくる架空企業みたいな感じの安っぽい看板ですね。そしてここは北海道じゃないのに「白い恋人」。まあ北海道から新幹線で来て帰る人もいるのかもしれませんし地酒はこの辺のものが売ってたりもしました。あと水筒に給水出来る給湯器とか置いてあった。これは感心しました。

さて飛行機は台湾からきて給油だけしてとんぼ返りします。来るのが遅くなると帰るのも遅くなります。案の定1時間ほど遅れ、遅れた時間が飛行機のラッシュアワーにあたるとかでさらに30分ほど遅れました。まあ初日は少々遅くなってもいいかなと思います。

タイガーエア台湾、日本への直行便をどんどん増やしてます。今は旭川とか函館とか茨城にも飛んでるらしい。力いれまくってますね。そんななかヘッドレストの不織布もご当地感出してます。

これわんこきょうだいの絵ですね。繁体字でもなんとなく書いていることはわかります。

ついでに免税品販売。肩に乗せてる虎がかわいいですね。

着きました。バスに乗ろうと思って自販機で悠遊カード通したら流石に2名分の残高はありませんでした。もしかしたら1名分もなかったかもしれない。クレジットカード決済で購入します。いやもう少し歩けば窓口もあると思うんだけどね。

台北駅に着きます。今回の宿は前回とは違いますがやっぱり台北駅の眼の前です。

夕飯食べてなかったので、チェックイン後さっさと外に出て牛肉麺食べました。うまかった。

朝ごはんに並んだついでにパイナップルケーキを買いまくる

最終日です。

阜杭豆漿に歩いて行ったらすでに結構並んでます。

階段にも行列です。

カウンターはあの先です。

途中で作っているのを眺められます。

現地語が出来ないと注文できないとかいう情報もありましたが日本語で番号言うだけで大丈夫でした。


塩辛い豆乳です(特に塩辛くはない)。

卵を挟んだパンです。

甘くて冷たい豆乳です(そんなに甘くはない)。豆乳は甘くてもしょっぱくても冷たいよりはぬるいくらいがいいみたいだなと思いました。


アルバイト募集の時給が安いです。これでも高くなったんだろうな。

フチ子さんが人気です。

1軒目のパイナップルケーキやさん。試食できてそこそこ美味しいので買ってきました。阜杭豆漿の帰りに寄れるので便利です。


いったん地下鉄で台北駅に戻ります。


ボードゲームっぽいものが書店に置いてあります。

さてここからバスで移動した先が、

2軒目のパイナップルケーキ屋さん。中国っぽい人がパイナップルケーキの箱をキャッシュで箱買いしてまして本当に驚きました。

さらにバスで移動しまして、

3軒目のパイナップルケーキ屋さん。

試食用と称してお茶と一緒にタダで1つもらえます。カードも使えたので多めに買いました。


いい天気ですね。

さてここから宿に戻ってチェックアウトします。

帰りの飛行場行きバス乗り場。

充電できるのはありがたいですね。



飛行場行きバスに乗る前に買った肉まんと豆乳。旨いです。



着いたら雪降ってました。仙台便は空いててよかったね、みたいな感じです。