川海老を食べるために走る(大阪経由でタイへ・6日めその4)

さて、昼食ですが、何を食べるかは決まっています。川海老です。
川海老っていうとどうしても居酒屋の小さいアレを思い出してしまいますが、アユタヤは淡水エビの養殖が盛んで、これのサイズがそこそこデカくて、しかもあちこちで名物になっているので、アユタヤを紹介する旅番組では川沿いのレストランとかをよく紹介していたりもします。

今回は諸事情で予算に余裕があるのでそういう店を選ぼうと思っていたのですが、そう思ってアユタヤのエビを検索したところかなり上のほうでヒットしたのが「エビセンターのエビがおすすめ」。

エビセンター。

なんでそこでカタカナで紹介されるのかはよくわかりませんが、どうも在住日本人の間でアユタヤの郊外にあるレストラン群がこう呼ばれているようなのですね。
そこはなんでも、どこの店も養殖エビのアウトレットをやっていて、在住日本人だけでなくタイ人も大挙して訪れているんだとか。

これは一度試してみないといけないな、と思っていました。アユタヤのレンタルバイクで自転車ではなくバイクを借りたのもこれが理由です。

いや、正直な話、アユタヤの市内の遺跡群を見て周るくらいだったら、バイクを借りる必要ないんです。おそらく自転車のほうが安くて、手軽です。

ただ、エビセンターのある場所が少し遠いんですね。

Google Mapsより

現在地からの経路を検索してみました(再現)。車で20分。自転車と車の速度差を考えると、自転車でここまで行くと1時間以上はかかりますね。

まあ、アユタヤの目的がエビだけであればそれでもいいんではないかと思いますが。他にもみてみたいところ、食べたいものもありますのでね。

早速向かいます。

気になるのは、エビセンターの道路への面し方です。ずっと東に行ってぶつかったところにある国道32号線。おそらくここは中央分離帯もある大きな道路です。エビセンターはこちらから見て、道路を隔てた向こう側にあります。このナヴィゲーションで見ると、エビセンターのところで右折してないですよね。少し先に行って、戻る形になっている。ここがわからないところです。ここでUターンするとして、どちらに曲がればいいのか。

タイのこういう道路のUターンには大きく分けて2通りあります。1つはUターン出来るように少し中央分離帯が空いている。もう1つはUターンブリッジがかかっている。中央分離帯の空きなら、右車線に入る必要がありますし、Uターンブリッジなら左車線です*1。まあUターンブリッジなら地図にもその旨描いていると思うし、こんな田舎の道路でUターンブリッジ架けるまでもないから、おそらく中央分離帯の空きでしょうからね。

さて、ナビゲーションは少しズレます。

Google Street Viewより

道路を東にひたすら走って、もう少しで32号線の交差点に行くかどうか、というところ。先程の地図をよく見ると、黄色線になっているところの一番右のあたりです。確かにここには左に曲がれる丁字路として描かれていますけれど、ここの中央線の描かれ方だと、ここは右折も可能な曲がった丁字路ですよね。ここでなんとなく左折を余儀なくされます。

まあ、すぐに修正がかかります。薄くてよく見えませんが、曲がる前の道路の北側に並行するように流れている川だか水路だか。その少し北に細い道があるんですね。表示は細いですが、実際はこんな感じ。

Google Street Viewより

片側1車線はじゅうぶんにある道路です。こちらの道路的にも、こっちのほうが右折しやすい。結果的に楽をして進んでいきます。

さて、国道32号線ですが、拡大してみると思ってたのとかなり違うことがわかります。

Google Mapsより

実は中央には高速道路が走っています。外側は一般道みたいな雰囲気がありますが、これまでの道路と比べるとやっぱり広いです。

Google Street Viewより

中央分離帯っぽいところの向こうにある道路、対向車線じゃなくて高速道路ですからね。向こうに渡るのは完全に考えられない感じです。

あ、ちなみにこの近辺にUターンブリッジなんかないだろ、というのも考え違いでした。この交差点で右を見ると、立体交差っぽいものがあります。

Google Street Viewより

これ、この外側の一般道が向こうの道路にUターンするためのUターンブリッジでした。しかも右車線から入る方式です。もうね、偏見が現地を実際に見ることでどんどんつぶされていきます。タイの交通事情舐めてたわ。

気を取り直して北に曲がっていきます。走っていくと右側に少し高い看板を見つけます。おそらくあそこがエビセンターです。

Google Street Viewより

あとは適切なところでUターンすればいいんですが。
とは言え、そんなに細かい間隔でこんな立体交差があるわけではありません。

そうしたら、すぐ先で左折指示が出ました。

Google Street Viewより

この合流点です。

ここで曲がって少し南に戻ると、こんな感じのくぐる交差があるのですね。

Google Street Viewより

ここをくぐって対向車線に戻ります。

そうすると、さっき「たぶんエビセンターの看板」と思ってたものが見えてきますよね。

Google Street Viewより

実はここ、エビセンターと思って検索したところよりも北にある店の看板なのです。

まあ、こちらもアユタヤ名物川海老を置いてあるレストランが2軒並んでいるところではあるのですけれどね。しかもその2軒のうち南の方に位置する店には日本語メニューもあるらしい。

とはいえ、今回目をつけていたところはまた別の場所なので、また道路を出て少しだけ南下します。隣、といい切れるかどうか、ただすぐ先です。

Google Street Viewより

この、以前は何かが印刷されてたような白い看板があるところが、実際に自分が目指しているところでした。

さて、ここに入って昼ご飯にしますよ。

*1:タイは左側通行