先日のエントリの続きです。*1
夜行バスに揺られて早朝チェンマイに到着する。
バスはダブルデッカーです。荷物は1Fに預けたのかな。既に東北タイのずいぶん遠いところから来ている*2バスですから結構人が乗り込んでいました。そんなものかもしれません。
長距離バスの第1人気はタイでは「ナコンチャイエアー」という会社のバスらしいのですが、ルーイからチェンマイの間は走っていません。まあなんでもいいから走っているだけありがたいのだと思います。2Fに上がったら既に電気は消えていて真っ暗でした。さっさと寝込もうと思います。
ルーイもそれなりに高地なのですが、チェンマイまで行くにはやはり山越えする必要があります。なんとなく窓から見えてくる道路は真っ暗でクネクネしていますので山道であることはわかるのですがどこ走っているのかはさっぱりわかりません。さっぱりわかりませんが、こういう時のGoogleロケーション履歴です。1時間ほど走って峠の手前の町で10分ほど停まって、さらにそこから峠を越えてピサヌロークに向かったようです。ピサヌロークには1時頃に到着、そこから北に向かってウタラディットも停車、デンチャイとラムパーンの町も通っていますがそれらのバスターミナルを経由したかは定かではなく、6時ちょっと前にチェンマイに到着しています。寝付けなくてゴロゴロしたときもあったので隣に座っていた色黒の男性の方にはご迷惑おかけしたかもしれません。
チェンマイに着いたらとりあえず荷物を引き取って、トイレに向かいます。公共のバス停らしいトイレの古さ汚さで、これもしかしてバスの中のトイレを探したほうが良かったのかなと思いましたがそれはそれです。10分ほどしたら今度はソンテウを探します。行き先のホステルはけっこう新しくてさらに少しチェンマイの街中からは外れたところにありますのでわかる運転手がいるのかはさっぱりわかりませんが、とりあえず乗り合いにならなそうなことだけは確かそうでした。
運転手は案の定英語がわからない人。いちおう、「まっすぐ」「右へ」「左へ」のタイ語だけは覚えているのでそれでナビればいいかなと思って助手席に乗り込みます。ソンテウはパンティッププラザを越えて先へ。そのすぐ先にあるY字路を右に行ければあとは何も考えなくても行けそう。信号のちょっと前で「ここで」って言ってソンテウを下りて信号を左に曲がったら、そこが予約したホステル「THAI THAI HOSTEL」でした。
それにしても、このソンテウが160バーツっていうのが高いんだか安いんだかさっぱりわからない。
アーリーにもほどがあるアーリーチェックインをする。
到着したのはロケーション履歴によれば6時40分。夜行便あるあるですがこの時間にホステルにつくのはアーリーチェックインにもほどがあります。まあホテルでなければ、というかだいたいのホテルでもタイの場合はアーリーチェックインは可能で、今回もそれに甘えました。まあやりたいことは、荷物を預けて洗濯、くらいなので、ベッドメイキングとかあんまり求めていません。できればシャワーは浴びたいな、とは思いましたがそれも必須ではありませんし。
さて、なんでこのホステルを選んだかというと、去年(2015年)に泊まったバンコクのホステルで盛り上がったタイ人の友人が独立して始めたホステルだからなんですね。主な仕事が「ビデオのカラーコレクション」って言ってたのに「毎週末はバンコクのホステルに泊まってる」って言ってたのが何でなのかなと思ったらホステルの仕事を実地見学してたんだとわかったのが今年(2016年)前半のこと。せっかくだからそいつの作ったホステル見てやるか、ついでに今まであまり観光してないチェンマイの街を見て回るか、と思ったのが今回の旅の目的でもあります。
「ベッドはもう少ししないと準備できないよ」って受付の女の子に言われて、オーケーオーケーアイシーって返して荷物だけ階段下に預けさせてもらって朝ごはん頂きます。と言ってもシリアルとパパイヤですけどね。机の横にカードゲーム「SET」と「黒ひげ危機一髪」のパチもんが置いてあって
なんとなくゲストハウス感を醸しだしております。
ベッドに入って、洗濯して、シャワー浴びて、外に出る。
ロケーション履歴ではこの宿を11時には出たことになっております。洗濯して干してシャワー浴びて、ってことしてますから、2時間くらい前にはベッドの準備が出来たような気がします。あと写真の履歴ではこの日にチェンマイからバンコクに帰る飛行機を予約しておりました。便数多いので悩んでたんですが、適当に間をとった時間帯にしたような気がしております。洗濯終わり待ちで2Fのソファーでゴロゴロしたりしてた時に友人に会って、「今度はトレッキングとかしろよ」って言われたような気がします。まあ、2泊3日じゃちょっとトレッキングは無理ですね、はい。
で、昼飯。
近辺に店がないこともないのですが、チェンマイと言えばカオソーイです。1軒昔行ったところがあるにはあるのですが、そこに行くのもなんだし、その先行ってみたいところもあるしでそちらに向かいます。途中までは歩いて、適当なところでソンテウに乗って「TOPSに行きたい」って言ったんだったかな、街の北西部にあるスーパーマーケットまで乗せてもらってそこから歩きます。
この道の北裏側路地はけっこう日本語のあるところで*3、その路地をさらに北に曲がってすぐのところに「カオソーイ・メーサイ」という名のカオソーイ(カレーラーメン)屋さんがあります。
甘いミルクティーとカレーラーメン「カオソーイ・メーサイ」を頼んでブツ撮りして食べます。
食べた後は、チェンマイのオシャレロードと言われる「ニマンヘミン通り」というところに行ってみようと思います。思いますがヘタレで、途中でフラフラとデパートに入ったりして、
なんだかんだであるき回って「iberry」という名のアイスクリーム屋さんに。下手すると今いちばんタイで受けているかもしれない漫談家であるところの人がプロデュースだか経営だかしているというお店で、店内にも店外にも本人デザインのキャラが溢れております。
でもってアイスクリームもマジかと思うほど高い。
さっきのカオソーイの3倍位の値段がします。まあ観光客ですからこういうのはやっておかないとと最近は思うようになってきました。
旧市街に戻って、寺巡りをする
さてここは旧市街の西側です。オシャレっぽさはじゅうぶんわかったのでお寺巡りAtoZにでも戻ろうかと思います。歩いて戻るのもやだな、と思ってソンテウの走っている道路に出て「ワット・プラシンに行きたい」って言ったのかな。なんか言われたんですがオーケーオーケーアイシーで答えたらぜんぜん違う方向に走り出しました。地図見てもらえばいいんですがさらに西の外れにあるチェンマイ大学に向かいまして。チェンマイ大学を南北に突っ切って東へ、お堀を迂回して中に入ります。まあこんな遠回りでも普通料金で行ってくれるから楽は楽ってものです。
このあと、寺巡りになります。
2つか3つ寺を見て、3人の王様記念碑見て
「東京03みたいだな」って思って、向かいの記念館みたいなのにちょっと入って、ターペー門あたりからまたソンテウに乗って、やっぱり行き先わからないから助手席に座ってあっちこっち指図して、渋滞っぽいんで信号の手前で降りたら降りた途端に渋滞解消しやがってで17時頃にホステルに帰ってきます。
夕飯を食べて、帰ってからビールを飲む。
ここまで帰ってくると、夕食をどこで取るかは悩みどころではあります。隣に北タイっぽい料理店があるにはあるんですが18時台だと微妙に開いていない感じ。というかここの宿泊者たちはどこで夕食食べてるのかさっぱりわからない。わからないなりにもう少し大きい通りまで歩いてみます。とは言うものの別に全くあてがないわけでもなく、スマホにタイ版の食べログ的なアプリ「wongnai」を入れているのでなんとなくあのへんにあれがある的な傾向はわかるのです。屋台は網羅されてないけどね。
そうすると、あ、なるほど、といった感じでそれなりの店がいくつか見つかります。とりあえず気になったのは豚足ご飯の店。腐乳麺に
豚足ご飯を追加して
食べたらそこそこ満腹になります。あとは近辺を調べつつ帰還。ビールは宿で買います。結構安いし。
ワララット市場で朝食食べて、寺巡り。
適当に目が覚めて、部屋干ししていた服が全然乾いていないことを確認して、朝食的なものを食べるために市場に向かいます。ワララット市場。少し離れていますが5分も歩けばソンテウが走っています。なんとなくチェンマイのこの辺もわかってきました。やっぱり喪服多いね。
ワララット市場は服飾品を中心として乾物とかも売ってる市場なんですが、
ちゃんとフードコートみたいなものもあります。
これなに食べたんだかちょっと忘れた。カオクルックカピ(混ぜご飯)だったかな。
チェンマイはピン川という川がこの市場のそばを流れていまして、
ここを渡った先もそこそこいろいろあります。寺とか。
ワット・ケット・カラムという寺がそこそこ有名らしいので、橋をわたってそちらのほうへ。
午前中は2時間だけ開いている博物館みたいなところも併設してまして、タイの古い国旗とか見ます。
サービスで飲水もらったりして。
というか、いい加減炎天下が暑くなってきたのでデパートにでも逃げようと思います。
少し大きめの道に出て、ソンテウを捕まえまてセンタンフェスティバルチェンマイまで行ってもらったら100バーツでした。こんなものか。
Central Festival Chiangmai
デパートと言っても、こちら、郊外型のおっきなショッピングモールです。冷房が効いていて涼しい。
ちゃんと喪に服しております。
ロボットスシレストランとかある。
東南アジア初らしいですが昼間だしってことでお客さんはいませんでした。いや、昼時だからこそいないといけないのかな。
本屋にはBLらしき表紙の本がいっぱい。
ビニールカバーかかってるので読めませんがたぶん小説です。ならカバーかかってなくても読めないじゃんとか言わない。
適当にフードコートに入ってガパオライスなど頼んでみます。
ここに来るまでは100バーツほどかかりましたが、市内中心部の高級ホテルまでは無料送迎が出ているようなので帰りはそれを使います。
本当は泊まってないとダメっぽいんだけど行きはともかく帰りは誰もチェックしてないし。
また、寺回りとかマッサージとか。
タマリンドハウスだったかな。なんか中心部にありそうなホテル前で下ろしてもらいまして、寺巡りなどしつつ歩きます。
でもって、女囚マッサージへ。
矯正機関として女性受刑者が行っているマッサージ店があるらしいのですね。近辺に類似店があるのでご注意とか書かれていますがどういうトラブルでもあったんですかね。なお当然のごとく当施設のマッサージルームは撮影禁止でした。代わりに、某アイスクリームショップの看板娘でも。
学校では運動会が行われているっぽいです。
こんなところも写真に撮りつつ。
夕飯、と言うには早いけれどガイヤーンが食べたいですね。ということでSPチキンへ。
というか、17時前なんですがこれが最後の1匹だったらしいです。これでこのお店、閉店。ギリギリでした。まあ一旦宿に戻ります。もう慣れましたので宿までソンテウで行くことは考えずに「パンティッププラザまで」と言って何も考えないで連れて行ってもらいます。
おみやげはパンティップ・プラザで。
パンティップ・プラザって、バンコクではIT関係の小売店が入ってたりするビルなんですが、こちらチェンマイでは少々寂れております。でもまあ最上階はオタクショップが多い。コスプレ用のウィッグとか売ってます。
連装砲ちゃんがなぜこんなところに。
チェス道場。
寂れているビルとは言え、おそらくここが宿から一番近いスーパーマーケットを併設しているのです。適当に物色などしてみます。
しかしこの売値考えると、今泊まってるホステルのビールはやたらと安いな。
いったん宿に帰って、休憩したのちナイトバザールへ繰り出します。
ご当地ポケモンを捕まえにナイトバザールへ。
まああんまりお腹は空いていませんし、ナイトバザールにろくな売り物はありませんが、名所ですからね。
ポケモンはこんな感じ。確か私が最初に捕まえたニャースはチェンマイ在住でした。
お、「ぴんぴん」*4がこんなところに。
エビの刺身などいただいてみます。
ファランはあまり喪に服しておりませんね。
子供もあんまり喪に服してない。まあシャツとか買うの面倒でしょうね。
顔がバッチリ写っているのでここには載せませんが、喪に服しているファランもそれなりにいた事をフォローしておきます。
朝ごはんを食べて、カオソーイをまた食べて、バンコクに戻る。
チェンマイ最終日は簡単に記録しておきます。
近辺の食事処を記録しつつ、イスラム料理店でカレーなど食べてみます。
この店、2度ほどgoogle mapsに登録しようとしましたが2度とも却下されました。
チェンマイはイスラム教の人が多いそうですが、もちろん仏教の托鉢もあります。これほとんど今の店の斜向い。
イスラムといえば、数年前に食べた「カオソーイ・イスラム」がなかなかのものだったのであれを食べに行くことを企てます。
少しありますがもうソンテウとかも使いません。ちなみになんでイスラムだっていうと、お店がイスラム寺院通りにあるからです。
カオソーイはぬるいですがうまいです。もちろんラインナップに豚はありません。
さあ、荷物まとめてチェックアウトしますよ。空港までのソンテウは宿の主人こと友人がやってくれました。
あちらこちらにお悔やみの記帳コーナーがあったんですが、これはチェンマイ空港のもの。
鳥さん飛行機*5でバンコクに戻ります。