アナウンサーを要らなくする技術の実現にはアナウンサーの協力が必須

http://d.hatena.ne.jp/re_niu/20050729/1122641696

原稿をただ単に音声とするだけなら、

一定のレベルや聴き取りやすい音程などが作り出しやすい合成音と、精神医学的・統計学的に不快を与えにくい顔を持ったCGにでもしゃべらせれば事足りると思うんですけど?

生身の人間がやった方が緊急時に即座に対応できるってのが利点なんでしょうけど、

今の民放のアナウンサーとやらに緊急時の即座の対応ってのが出来るとはとうてい思えないし。

その通りですよ。とはいえ今の技術ではその民放のアナウンサーが常時やってることすら出来ないというだけの話でね。

この辺はNHKがいろいろ研究していて、同じ言葉しか出てこないもの、例えば気象通報とか株式市況の読み上げなんかは出来るようになりつつあります。なのでそろそろこの技術でラジオの読み上げは自動化されるところじゃないかな。

ニュースの読み上げも技研で公開してましたが、10年毎日ニュースを読み上げている森田美由紀アナウンサーの声の蓄積をもってしてやっと9割くらいの状態。

普通の天気予報、実は既に自動音声になっているものもありますが、ぎりぎり数種類の状態に対応できるレベルで、最初から同じことしかしゃべらないのと大差ない程度のことしかできない。この辺は民間も研究してるみたいですが。

ただ、どの技術にせよ、音声の元となる単語は人間が発音しておく必要があります。数字の読み上げだけで数千個あらかじめ読んでおかないと使えないとか。

あと、台本を自動で消化するシステムについてはやはりNHKが協同でTVMLなんてのを開発しているのでその辺を試してみるとか。これも今のところは今後に期待、という程度の話だったりするけど。