鉄道とバスを乗りこなして誰もやらないスタンプラリーに参加してみる(3日め)

服喪解除の話を書いているので前々回か、と思いきや日付をいじって表示順を変えているので実は前回の記事の続きです。

朝の街を散歩しながら朝食場所を探していたら市場についてしまう

いちおうね、昨日使えそうで使えなかったWongnaiを眺めて、朝からやってるラーメン屋とかあたりをつけてたんですが、微妙にやってるかどうかわからないので入るのに躊躇して、気がついたらヤモー像の広場を越えて、市場にたどり着いてしまいました。昨日夕方に行こうと思って来なかったところです。どうみても生鮮市場なので夕方に来ても全部閉まってたでしょう。運がいい。

歩いて奥の方に行くとカノムチーンの鍋が見えます。正確にはカノムチーン用のソースの鍋か。何軒か並んでいるのに声をかけるのに躊躇しつつ、3軒目あたりで「これはカノムチーンですか?」「ここで食べる、できる?」みたいなタイ語を使って注文します。

カノムチーンのいいところは机に野菜があって盛り放題なところ。日本の牛丼でも紅しょうがを盛りすぎてショウガ丼だか牛丼だかわからなくしてしまう自分には嬉しいサービスですし、カレーソースは辛いので野菜も食べがいがあります。

前の人が食べ終わって水桶から水を汲んでいたのを見逃さず、店のおばちゃんの隣にあった飲料水入れを開けて自分も水を1杯飲んで、お会計。30バーツだったかな。もう少し奥の方も見ていきます。

さらに奥の方には、タイ伝統お菓子の店がありました。お、ルークチャップがある。芋ようかんみたいな餡を中にいれた生菓子っぽいお菓子です。見た目の派手さとは裏腹にあんまり甘くない。でもってそこそこ値段します。

「同じ味の別のお菓子がもっと量があってもっと安いよ」って言われましたがこの細工に金払っている面もあるし、お菓子いっぱい買っても食べきれません。それに朝食はまだ終わっていません。

通り道にお粥屋さんがあったので、せっかくなので食べていこうかなと思ったのです。けっこう混んでるし。
「一皿ちょうだい」って注文。丼は皿じゃないような気がしますが通じたのでOKとします。なんか聞かれたところで何も考えずに頷きましたが卵入れる?って聞かれたな。その程度のゆるさでこんなのが来ます。

食べている間に時刻は8時。市場ですとやっぱり国歌が流れますね。食べている人も席を立って直立します。まあ向かいのケータイ屋さんの店番が国歌気にせず動画見てたのは見なかったふりします。あんまり黒服着てないし田舎だとこんなものなのか、忠誠心が薄れているのか、単に気分の問題なのかはよくわかりません。

帰りにトゥクトゥク乗ることもちょっと頭によぎりましたが、時間もあるので歩いてホテルへ。チェックアウト支度をして9時半にホテルを出ます。汽車は10時過ぎですから余裕でしょう。とはいえちょっと荷物が多い。
歩いて3分、病院のところに来たところで客待ちしてたトゥクトゥクが「どこいくんだ?」って聞くので「タノンジラ駅」って言うと「50バーツ」って言われます。いいタイミングですね。正直あと10分歩いて汗だくになるのもいやなので二つ返事でOKして乗り込みまして3分ちょっと。あっという間に駅に着きます。記念写真も撮っておきましょうね。

特急でスリンまで向かう。

さて、汽車は何分遅れで来ますかね。一般的な噂では「下りはそれほど遅れない、上りは下りの遅れを含むのでけっこう遅れる」なのですが、到着する上りの汽車も5分くらいしか遅れていません。これはそんなに遅れないかな、と思いまして10時になったところでプラットホームに移ります。

ここホームが3つあるんですがどこに着くかもわからないし。でもたぶん3番ホームしか使ってないんじゃないかな、と思います。係員が切符をみて「1号車はあっちだ」と言うのでウボン側に歩きます。コーヒー売りがアイスコーヒーを売りに来たので20バーツで買いましたが荷物の加減でかなりこぼしてしまいます。いろいろあってやってきた汽車の写真を撮る暇もなくディーゼル車に乗り込みます。

いちおうタイでは一番速いことになってる特急です。ついでに機内食、というか車内食もでます。席はあんまり広くありません。新幹線の普通車に慣れた人ではちょっと窮屈です。ガラスはあんまりきれいに磨かれていません。トイレの窓は開いてましたので車窓はトイレから取る感じです。

トイレには紙はついていませんが洗浄機はついていました。安心して用を足します。

すこしすると車内食が配られてきます。あ、あんまり期待できないやつだ。実際味は微妙でした。これを期待して乗る必要はなさそうです。

ちなみに車両の一番前にはコンセントがあります。ここにしかないので後ろの席の方から他の人がスマホを充電しに来ます。ちょっとピンボケだけどこんな感じ。フリーダムです。

もともと用のないスリンで用を足す

スリンに着きました。

スリンは象の町として有名な地方都市なのですが、別に今時分は象祭りやってるわけでもなく町中を象がのっしのっし歩いているわけでもありません。じゃあ何で来たかというとTATの事務所目当て。9月末まで日泰友好記念のスタンプラリーやってるのですね。

そのスタンプの1個が今回このスリンにあるという。スタンプラリーと言っても2個押せば条件達成で、しかも1個は24時間営業のスワンナプームにありますのでここで押せばほぼ達成です。
でも荷物持ってTATまで歩きたくないな、と思っていたら駅前のトゥクトゥクが声かけてきましたので「トートートー」と言ってみます。どこだかよくわからないみたいです。TATの近くにある「ルアンペット病院」って言っても微妙にわからないみたいですが「80バーツ」と言われます。荷物持ってなければ徒歩10分弱のところにさすがにそれはないので「高いよ―」と言いましたが「一銭もまからない」というので「TAT場所変わったかな?」との気持ちも出てきてOKして乗りますとトゥクトゥクは街中をどんどん田舎の方に走っていきます。あーこっちの方まで来るならたしかに80バーツかなと思いましたら途中で停まりまして、近辺のバイク乗りに場所聞いたりしてます。バイク乗りも「ルアンペット病院がどうたら」と言ってます。結局来た道を戻ってTATへ。ほら遠くなかっただろ、と思いましたが80バーツ払って事務所に入ります。

事務所の机には若い男性が座っていますのでスタンプラリーのスタンプ帳を見せますと、何やら大騒ぎになります。何かなと思っていたら「そこのコーヒーでも飲んで待っててくれ、スタンプ探すから」と言われます。なんと、スリンのTATまでスタンプを押しに来たのは私が初めてなんだそうです。このキャンペーンあと5日くらいで終わるんですけど!てな感じで記念写真まで撮られましたが別にTATのブログにアップロードとかはされてないみたいです。今のところ。

事務所を出たらさっきのトゥクトゥクがまだ待ってました。まあ絶対にここで用足したら乗りますからね。願ったり叶ったりです。こんどは50バーツでバスターミナルまで行ってもらいます。

ロットゥーを乗り継いでウボンへ。

さて、バスターミナルで「ウボンに行く」というと「シーサケットに行け」と言われます。シーサケット。スリンとウボンの間くらいにある町です。ウボンへの直行便はないらしい。しかもシーサケットに行くロットゥー*1がもう出るところらしい。ターミナルの写真を撮る暇もなく乗り込みます。いくつかの町で止まって同乗者が少しずつ降りていきます。写真撮るほどではないのでスマホゲーなどやって暇つぶししていると、1時間半ほどでシーサケットに到着します。

さてウボン行きはあるか。隣にありました。1枚買うんですがいつ出るのかよくわかりません。

とは言え、もうすぐ3時。ここで昼飯食べておかないと、ということでバスターミナルの側にあるカレーがけご飯のお店で煮込みと野菜炒めっぽいもの2品をかけて食べます。味はあんまり覚えてないんだけどまずくはなかった。

ウボン行きのロットゥーは10分おきくらいにやってきますが、チケットを見せても「違う」と言われます。混んでますからね。どうも随分先のキップだったようです。実際乗れたのは25分後くらいだったかな。その代わりほぼ一番のりで乗れたので1人席後ろ側という特等席を見事ゲットします。
もうね、東北部の車窓は代わり映えがありません。地平線の向こうまで田んぼが続きます。たまに牛。40分ほど走るとウボンのターミナルに到着します。

今度はソンテウに乗り損ねない。

昨日コラートでソンテウ乗り間違えちゃいましたからね。今回は乗り間違えない。ソンテウの運転手にホテルの名前を言って確認してから乗ります。2番のソンテウ

ソンテウはターミナルを出て、ウボンの街をあっちこっち走りながら南下していきます。なんとホテルの目の前に着いちゃった。今日はツイてます。チェックインして部屋に入ってみると、昨日よりベッドもいい感じ。

なんとなくテレビつけて国歌タイムを堪能して、夕食に出かけます。まだ3時間ちょっとなのにおなかって減るね。

川沿いとナイトマーケットで夕食を堪能する。

とりあえず川沿いに向かいます。川と言ってもメコン川ではなくムーン川。月が出ているのでまさしくムーンリバーですね。

この川沿いになんとなく雰囲気のいい店があるのでビールとムーマナオとソムタムラオなんかを頼んでみます。

うーん。味は普通かな。とはいえ辛いのでビールは進みます。2本くらい飲んで2品で200バーツくらいだったかな。300バーツはしなかったような気がします。

お店の本体はこっち。例によってサッカー中継など流されています。近辺飲み屋さんが多い感じでした。
これで帰るのももったいないのでホテルのはす向かいでやっているナイトマーケットも覗いてみまして、

その中の注文屋台の前に座りまして

あんかけ皿うどんなど頼んでみたりします。

これはそこそこ美味しかったかな。

さすがにこの辺まで来ると外国人はあまりいませんね。
あとはナイトマーケットをぶらぶら1周。

寿司は買わず、帰りにスーパーに寄ってヤクルト買って帰ります。

*1:ワゴンで提供されてるミニバス