服喪とか全力で無視してタイに行ってきた(0日め〜1日め)

はい、昨年の旅行の記事を放置していたのに、あわててブログの記事にしたのはこのあいだタイとラオスに行ってきたからなのです。今回行ってきた期間はえーと、たぶん私のはてなブックマーク履歴を見ればなんとなくわかると思います。ちなみにタイトルは若干ウソです。タイ国内で私が着てた服の8割は黒Tシャツでした。バンコクはともかく、地方行ったら黒シャツ来てる人あんまりいなかったけどね。

深夜便でバンコク

羽田空港が国際化・24時間化してもう7年くらい経つんですね。すごいですね。だいたい毎年タイには行っているんですが、羽田空港国際線ターミナルが出来てからは結構な頻度でここからの出発です。1度だけ成田国内線使って乗り継いだくらいかな。これもうまくレンタカーの乗り捨てとか使えればお得に行けそうなんですが、羽田の利便性にはなかなかかないません。

深夜便ってことで、通路側でもなんの心配もないのはいいことです。とりあえず仮眠は必要、ってことで例の映画、早送りして無人在来線爆弾のところだけ見て寝ました。

スワンナプームの入国審査がヤバイくらい速い

スワンナプーム空港といえば、入出国審査近辺の待ち時間が致命的にひどいことで知られていました。でも、今回は速かった。ブースに着いたのが5時くらいなのに入国スタンプ押されたの5時10分くらい、トイレ寄って税関通って5時20分ですよ。市内に向かうのに、1人旅ならエアポートリンクでしょ。そういう前提の宿予約してるんだし。でもエアポートリンクの始発は6時ですよ。ということで、1Fのマジックフードコート行きました。いつもはタイから帰ってくるときにしか使わないあんまり美味しくないフードコートですが、暇つぶしにはもってこいでした。こういう時間つぶしにはおすすめです。で、お粥たべました。

ジョークだったかな。気がついたらそのフードコートで食べてるタイ人ほぼ全員がお粥注文してた。ジョークってそんなに朝食あるあるだったのね。

外貨両替がありえないくらい値段違う

前回数百バーツほど余らしてたので空港で両替する必要性は感じてなかったのですね。やっぱり空港はレート悪いぞ、って話もあるし。今回比べたらたしかに悪かった。1万円で200バーツくらいもらえる金額が少なかった。
比較先は街の有名私設両替商ではありません。名前は同じですがそれの支店です。エアポートリンクの駅に入るところにそれらのブースだか類似店のブースだかが並んでいる一角があるんです。5時半からタイ人が並んでますのですぐわかります。
窓口の横まで行ってレート比較したら、やっぱりいちばん並んでいるところがいちばんレートが良かった。でも並んでないところと1万円で5バーツくらいしか違わなかったので、並んでない方にしました。それでも100m離れていない空港内と比べたら200バーツくらい違うし。

ちなみに銀行は銀行でも、市内までいくと私設両替商と200バーツは違いません。50から70バーツ位かな。これだとあんまりこだわらないで両替できる気がします。あと同じ銀行でも、1軒だけエアポートリンクの駅構内にブースがあって、ここは同じ銀行の上の階のほうのブースよりもレートが良かったです。なにはともあれ両替が必要なら地下へGOですな。

ホステルの受付がいない

エアポートリンクの終点からBTSで一駅行ったところのホステルが今回の宿です。予約サイトでは「チェックインは14時からね」って書いてあるんですが、どこまで本気で言ってるかわからないんでとりあえず行ってみます。この時点で7時くらいです。

ホステル、ドアは開いています。掃除しているタイ人はいます。受付には誰もいません。掃除しているタイ人が受付の訳はないので、ソファーで待ちます。周りを見回すと「受付は8時に来るよ」みたいな張り紙がしてあります。適当にWIFIのパスワードを探してスマホゲーの無料魔法石あたりを回収していると、7時30分くらいに来た受付が7時50分くらいに話しかけてきたので、予約サイトのバウチャーとパスポートを出してチェックインを試みます。うまく行けば空きベッドの確保は出来なくてもバスタオルとシャワーの確保くらいはできるかもしれない。

残念、いちおうコピーとチェックした上で「チェックインは14時からよ」と言われました。着替えが入ったカバンを預けて、こっそりシャツを着替えて、外に出かけることにします。

カレー食って、フェリーボートにタダ乗りする

と言っても、こんな朝からすることあまりありません。ペップリー通りの忙しい朝を散歩しながらぶらぶら見て、

歩いてフェリー乗り場に行って、近くの飯屋でぶっかけ飯食って。

やってきたフェリーでプラトゥーナム行って、フェリーの短さに集金が間に合わなかったのでそのまま降りて、そう言えば近くにカオマンガイ屋があったなと思って寄って、別盛頼みやすくなってるなーと思いつつそんな食欲はないので普通の食べて、

ラチナムファッションモールで涼んで、パンティーププラザどうなったかなと思って見に行きつつも早々に退散して。戻ったらWTCに行くための立体歩道が整備されているらしいのでらくらく歩いて、そんなところで10時30分です。せめて角の祠でお参りくらいすればよかったね。

SF CINEMA CITYでホラー映画見る

WTCでの目的の1つは「歩くバンコク」現地版の購入です。行ってみたら「バス路線図」の最新版(十訂版)もあったので一緒に購入します。とはいえこのバス路線図が役に立ったことあんまりないんだよな。もう1つの目的は、映画の鑑賞です。
GTHが発展的に解散した後にできたgdhの最新映画がホラー映画だってことはなんとなく聞いていましたが、20年前の風俗をちょっと出して、みたいな話があるので、ホラー映画そのものには全く興味がないのですが見ることにしました。英題「Promise」という映画です。

タイでも20年前にバブルが弾けてます。その時女子高生だった百合っぽい親友同士がバブル崩壊による生活環境のいろんな激変に耐えられなくて、親の持ってた拳銃で心中を試みるんですが、先に死んだ方を置いてもう1人が逃げ出しちゃいます。心中を試みた場所がバンコクでも有名なバブル崩壊マンション、女子高生はこのマンションディベロッパー達の娘、ということになってまして、事実を元にしたフィクションっぽくことが進みますがたぶん完全なフィクションです。話は20年ほど進んで現在、逃げ出した1人はマンションディベロッパーになってまして、起死回生だか夢よもう一度だかでこの廃墟と化したマンションのリノベーションを目論むんですね。でもって娘と下見しにきたときに、娘は心中現場に描いてあった母と親友の「友情の証」やら、プリクラが貼ってあるポケベルとか見つける。そしてここから死んだ親友の復讐が始まります。死んでますのでホラー的な復讐ですけどね。

山ほどあるんですが、山ほどあるがゆえにあんまりタイのホラー映画は見てこなかったんですが、脅かし方とかちゃんとやってるな、と思える部分がありました。幽霊の理不尽さや主人公女性の身勝手さもよくわかる。でも日本では映画祭を除いては公開されないだろうな、とは思いました。DVD発売されたら字幕翻訳して個人的に楽しもうとは思います。なおチケット購入はクレジットカードが一番手軽なんですが、なぜか券売機で日本のカードが通らなかった。上映時間確認用にオンラインチケット販売アプリインストールしてたので会員登録してそこから買いました。認証にタイのSMS通る電話番号が必要っぽいのでタイSIM持ってて助かりました。

Google mapは便利だが、使えないところではかなりヤバい。


朝飯をあちこちで(3回も!)食べたので、映画を見る前にお腹が空くことはなかったですが、流石に2時過ぎともなるとなるとなんか食べたくなってきます。現在Central Worldにいるわけですが、Centralグループは近辺に3つか4つくらいあって、全部ウォークスルーでつながっているかの如き地図をあちこちに掲示しているんですよね。じゃあCentral Embassyまで歩いてEATHAIでレアなタイ料理を食べてみたいなとなる。

ウォークスルーでつながっていると言ってもCentral Embassyまでは直接つながっていない。Central Chitromに行って(これも実際には微妙につながってない)、そこから連絡通路でCentral Embassyに向かえとある。Central Embassyへの通路はあっという間に見つかりました。ところがそこを歩いていって、見つかったエスカレーターを降りてもEATHAIが見つからない。

EATHAIで検索してもらえばわかりますが、実物のトゥクトゥクが置いてあったりするかなり印象的な場所ですよ、それが見つからない。フロア内移転したかなと思ってフロアをウロウロしてエスカレーターに戻ったらまたCentral Chitromに戻ってきてしまった。これを3度やってあきらめて、EATHAI潰れたなと思ってそこにあったアヒルご飯食べてきました。まあこれも美味しかったけど。

結論から言うと、EATHAIたぶん潰れてない。いまサイトの地図を見てわかった。連絡通路は見つかったエスカレーターのその先にあったのです。この地図もひどい。俺が降りたエスカレーター、当該の場所に描かれていないんです。まあ当時は見てないから仕方ないけれどね。屋内だからGPSも不正確で、Google mapもいまいち使えない。つくづく私はバンコクのショッピングセンターとの相性が最悪です。

チェックインして、なんとなく夕食の準備に出かける

ホステルのフロントには「14時にまた来るよ」なんて言って出かけたんですが、実際のチェックインは15時過ぎでした。シャワー浴びて、適当に着替えてまた出かけます。またフェリーですが、今度は逆方向、いわゆる旧市街のほうです。

センセープ運河ボートは終点まで行くと「黄金の山」と言われる寺とかが近くていいのですが、今回はその手前、「タラート・ボーベー」で降ります。ボーベー市場、なんとなくインドっぽい名前だけど、それと関連しているのかしないのか、服飾関係で名を知られているらしく近くには布関連の店が集まったビルもあります。個人的に汗拭きとかに使えるどうでもいいタオルを持ってくるのを忘れたので、買いたいなと思ったのですが、流石に行くのが遅かった。17時近くですとほとんどの店が閉店準備を始めています。そのうえ、服飾関連だからかな、タオルなんかどこにも売ってなかった、あっちもこっちもTシャツ、Tシャツ、Tシャツです。タオルを買うのを諦めて、運河の南側に行きます。

ここ屋外だからGoogle Map使えるんですよ。歩いて運河を渡れる橋があるらしいんですよ、ってその橋目指したら、えらく遠回りが必要でした。近道の道路、ゴミ収集車に隠されてた。まあいいです。橋を渡って、

えらくおしゃれな建物にあるスタバを無視して、スキの店に行きます。

豚串買って、なんとなくクロントム市場に行きたいと思う。

マーベリック・スキというタイスキの名店があるというので、わざわざこんなところまで歩いてきました。タイスキと言っても屋台のタイスキなので、メインの具を選んで、汁あり汁なしを選んだらそれで完成品が出てきます。今回は汁なしタイスキを選びました。

向かいの店というか屋台にある串焼きも一緒に食べるのが定番らしいけど、頼み方わからなかったので今回はなし。とは言え串焼き食べたかったので、スキ食べて会計してからそっちのほうへ。

微妙になんて頼めばいいかわからなかったんだけど1セットで通じました。頼んでから準備して焼いて、って感じなので持ち帰りができるまで5分くらい待ったけど、その間に数人が注文して「あっちに持ってって」ってスキ店の方指差してる。なるほどこうやって頼めばいいのか。ここに限らず、日本語のお店紹介って、現地の人に全部やってもらって「これとこれ(両方日本語)が絶品」とか言ってるパターンがけっこうあって「それが絶品なのはわかったけどタイ語でなんて言ってそれ注文するんだよ」っていうツッコミ待ちなものが稀じゃなくよくあるのでガイドブックとかWebサイトとか見る人はご注意ください。

さてここバンコクでもけっこう中途半端な場所です。あんまり観光名所ないし。その割にホテル(というか旅社)とかゲストハウスは数軒あったな。ちょっとクロントム市場を見てみたいと思って、串焼きを歩き食いしながらさらに南の方に向かいます。市場に着いたのが6時過ぎだったかな。ちょっと遅かった。ほとんどの店が閉店しておりました。これはまた来ないといけないな。

地ビール飲むために、BRTを目指す。

クロントム市場は中華街に隣接していますが、中華街の中心からはちょっと離れています。このペースで御飯食べてたら屋台を周る気にもならない。ということで酒でも飲もうかという気分になります。バンコクには地ビールの飲めるビアガーデンだかビアホールが少なくとも3軒あることがわかっていますので、そのうち1軒を目指します。できればバスで直通してくれるといいんだけどgoogle mapの経路検索ではまともな結果が返ってきません。まあとりあえずシーロム目指せばいいか。

痒いところに微妙に手の届かない1番バスに乗って、適当なところで降ります。でもってBTSチョンノンシー駅を目指す。前を歩いていた3人組が日本人だったのが会話からわかりましたが、その3人はソンブーンシーフードに入りました。ただあそこ大きいレストランだけど予約はしておいたほうがいいよとは思います。無事入れたみたいだけどね。ここから5分くらい歩くとBTSチョンノンシー駅、さらにBRTサトーン駅です。時間は19時ちょっと前。帰宅時間なだけあってBRTはそこそこ混んでます。ドアからけっこう離れたところまで押し込まれたけど大丈夫かな、と思ったら降りるバス停「ナララーム3」に来る頃には乗客半分くらいになってました。ここを降りると目の前にあるのが「タワンデーン・ジャーマン・ブルワリー」です。

地ビールはうまいが、つまみは(一部)微妙だった。

着いた時間は19時過ぎ。mapでも「それほど混まない時間帯のはずだよ」というのを信じて入って受付で「1 person, no reservation」というと適当にカウンターに通されました。

「とりあえずビール」ってことで黒ビール「ドゥンケル」を頼んで、

つまみメニューを見ます。微妙に高いな―、って感じのメニューでして、難しいのは量がわからないところ。正直ここまであれだけ飲み食いしていると大した食欲もないのでソムタムと豆を頼みます。豆、頼もうと思ったらウェイトレスが「これいいよ」って枝豆勧めてくれたんですが「ガーリック和えピーナッツ」を頼んでみたらこれが当初失敗だった。

ピーナッツにフライドガーリックがかかっているだけのものが出てきました。うーん。後、ソムタムも豆も量が多いな。やっぱりここは1人じゃなくて複数人で来るべきところみたいです。

ビールそのものは美味しいので続いてヴァイツェンを頼みます。

地ビールではおなじみのヴァイツェン。おなじみの味が出てきました。かなり安定してます。ちなみにソムタムは全く辛くない。辛くないけどそこそこ美味しいです。

でもってラガーも頼む。このへんでガーリックピーナッツの美味しい食べ方に気が付きました。ソムタムの汁で和えるとそこそこうまい。ピーナッツもガーリックもソムタムのコクだしに使われる食材ですから当たり前のことなんですが、このリカバリーでかなり助かりました。ただこのおつまみ、お勧めはしません。で、気がつけば21時です。

さっきから正面でやっているショーはここからが本番らしいのですが、500mlのビールを寝不足で3杯も飲むとそこそこ足がふらつくのでこの辺でお開き、会計とします。

やってきた700バーツちょっとの10の位を切り上げて800バーツをクレジットカードで支払おうとしたらシステムで紆余曲折ありまして、結局むこうの金額のままでないと支払ができない、とのこと。安く払えるに越したことはないのですがそういうものか、と思ったりもしました。入口は入れない人で行列が出来ている店です。やっぱり複数人で来る時には予約がお勧めのお店です。