この辺、全部を体系的に網羅しているわけではないし勘違いも多いし、セールストークと実状は全然違ったりするので以下はかなり主観が混じります。だいいち、このくらいのことしか書けないくらいに、編集機の話についてはうろ覚えが多い自分なのでその辺はご容赦いただくとして。
確実に売れるであろう編集ソフトでハコフグマン氏が挙げている機能、自分は「プロキシ編集」として把握しています。
現在の業務用カメラの場合、HDで撮影するだけでなく、低解像度*1の映像も保存出来るようになっているものが多くあります。自分が知っているのはソニーのXDCAM。他にさっき検索したらパナソニックのP2も対応しているような感じの印象がありました。池上とか他のメーカーはみていないですがそんな感じのものです。
ハコフグマン氏は、
現状、ハードウェアの性能がHDV編集についていけない状況はまだ2〜3年は続くだろうから、逆にこの状況はチャンスともいえる。そこで後発メーカーには以下のアイデアを考慮してほしい。
と書いていますが各社が意図している使い方もそんな感じ。基本的にはカメラから素材サーバ、編集機、送出サーバまでのライン全てを同一メーカーにしてもらう使い方を理想としているようですが、もちろん単体編集機器メーカーもこれらカメラの出力する低解像度ファイルに対応するオプションを導入すれば利用出来る(たとえばCANOPUSのEDIUSの場合はこちら)、としている場合が多いです。
この辺面倒なのは、メーカーが「対応している」というのと、実際に「対応している」というのは別であること。接頭辞として言わなければいけないはずの「別料金で開発すれば」とか「実験室レベルの安定度でよろしければ」とか「こちらの提供出来る精度に不満があるかもしれませんがあるかないかと問われれば」とか、ひどいときには「今の開発体制ならお問い合わせの納入希望時期までには」とかが抜けていることがしばしばあるので、こういうところに転がっている文章を鵜呑みにして使おうとするとひどい目にあうことがしばしばあったりします。
これが民生機*2に使われているかどうかはよくわかりません。わかりませんがたぶんS社P社とも民生機もたくさん作っている会社ですから早晩対応するつもりなのは確かなんじゃないかと推察します。すでに対応しているのかもしれませんがその際も
※あとそんな設定、とっくにあったら、恥ずかしいので、教えてくださいね。すぐこのエントリ消しますので。
なんて言葉を守ることなくエントリは残しておいて頂きたいところであります。
ただまあ、たぶん業界は既に民生機であってもこの辺が対応するのは、テープレス機が主な対象になるんじゃないかなあ、とは勘で思ったりするんですけどね。