ゲームマーケット2011に行ってきて思ったことなど。

なんのかんのでいつもより遅めの開催となったゲームマーケットに行ってきました。
もちろんこんな辺境の地から行くわけですから、他にもいろいろとこなしてきたわけで、その辺の話も書いたりしつつ。

なお、ゲームマーケット会場の写真は都合により撮影してません。いろんな人が撮影していて、中には、これ自分だな、というのもあったりしましたが、指摘するのは自分が何らかの犯罪に巻き込まれて当日のアリバイが必要になったときにしておきたいと思います。

どうも、いろいろとスタッフが大変だったみたいだ。

宿は8時過ぎに出て、つくばエクスプレスに乗って、会場には8時半くらいに着いてました。既に4Fにも5Fにも数十人が集まっていたのですが、4Fはともかく、5Fはまだ待機スペースが開いておらず、しかも出展者も一緒に列を作って待っている状態だったりしました。会場設営が終わっていないようではなかったので、おそらくスタッフの誘導不足のような気がします。
エレベータホールに人がたまるより、設営済の待機列に並ばせた方が確実によいと思われるので、そこは早めに誘導した方がいいのではないかな、と思いました。
なお、このときの誘導がなかったことに関する不安は、後ほど的中することになります。

待機列なんか、作る意味がなかったみたいだ。

10時になって、待っていた人から順に入っていきます。その時点で待機列として予定していたスペースの8割以上を埋めていた(ように見えた)のですが、10時以降に会場に来た人は待機列に並ぶ必要がなかったらしいのですね。先に4Fに並んで、いち早く買い物をして5Fにあがった人によると「待機列とは別の入り口が開いて、そこからすぐに入れた」そうなのです。入れたのが単純にスタッフのミスによるものなのか、それとも何らかのウラ技を使ったのかは分かりませんが、実際に入れたことは複数のネット上での報告でも読めました。
朝イチに来て先頭に並んだ人はともかく、9時過ぎに来て待機列の真ん中あたりに並ぶくらいなら、10時ちょうどにEVホールにいるほうがいいことになっちゃいますね。

流行の方向にどんどん進んできたのかな。

今回の開始早々は、今主流のゲームシステムとか、今流行の二次創作系とか、ショップの限定販売とかあたりに人気が集まっていたようです。今までもそういう流れはありましたが、その方向が強くなっているようではありました。
ただ、その流れは自分の好みとは逆なんですよね。まあ、最初の方に並んだということもありますが、ほとんど行列も作らずに複数のブースを回ることができたのはありがたくもあります。

予約受付はどんどんやっていった方がいいかもしれない。

前からあるにはあったのですが、把握しているだけで今回も10ブース近い出展者が商品の取り置き(予約)を事前に受け付けていました。そのうちの6ブースほどに事前予約をお願いして、ゆっくり回って行ったのですけれど、これかなりありがたいシステムだなと思いました。

取り置きしてくれるということで、焦って並んで急いで買う必要がない。急いで買うと、「あとの人がつかえているのでろくに話もできない」ということにもなるので、けっこう事務的な作業になります。事前に予約することで、行列とは別の流れで買えると、売り子の人(そして作者)と話がしやすいです。

事前にメールのやりとりをしている人もいて、そういうところでは若干ネタのやりとりもあったりして、話のきっかけもつかみやすい。交流のためにも便利です。

売る方にとっても、ある程度個数が読めるのはとても良いことのような気がします。ブースによっては「思ったより売れてしまって在庫を取りに帰った」というところもあったようですので、そういう不幸が減りそうです。

予約だけですべてをさばくことには異論もあるとは思うし、「現物を見ないと買うか決められない」というのもそれはそうなので、「購入予約」だけでなく「興味があるよ」みたいな、事前の段階でのフィードバックができると、もっとお互いに幸せになれそうな気がします。

ゆうパックの受付はかなりありがたい。

今までは別の宅配業者さんが入っていたような気がしましたが、今回はゆうパックが宅配受付をしてらっしゃいました。これはありがたい。
前回は浅草に宿をとったこともあって、ホテルまで持って帰ってからリパッキングして配送しましたが、今回は現地で箱買ってさくさくと。
ちょっと小耳に挟んだんですが、空いている時には(おいてある荷物の送付を前提で)梱包場所を荷物置き場として使わせてくれたりもしたようです。大々的にやるとなると、セキュリティ上のいろいろな問題が発生するとは思いますが、自己責任前提ならけっこう助かるサービスではあります。

福引きのスタンプラリーがいつの間にかデフレしていた。

カタログには「4回プレイで1回福引き」って書いてあったのが、会場では「2回プレイで1回福引き」になってました。これはこれでいいと思います。だって、混みすぎていて試遊台が空いてなかったですからね。
おそらくカタログの読みおとしでもあるのですが、各ブースの試遊台でもスタンプが押せることには当初気がつきませんでした。そうだったのかと。

今年も情報の抜けがけっこうあった。

これでも事前にけっこう調べたと思うんですが、バネストさんが無料ゲームを配布するのはチェックできなかった。特に、コマーシャル絡みのコミュニケーションゲームを作る、というのはシステムとしても、題材としてもちょっと興味深かったので、もう少しきちんと調べておけばよかったところです(しかも、配布していたときにそのそばを普通に歩いていたとあっては……)。誰か遊べる人、近くにいないかなあ……。

カタンはいっぱい売れているらしい。

ジーピーさんが新しく売ることになった「カタン」のお礼に行ったのですが、社長は留守でした。奥さんによると、スタンダード版カタンをさらに作るために、中国の工場にちょうど出かけているところだったそうです。「目を離すととんでもないものができちゃうので大変です」と話されていましたけど、新しいカタンのサイコロのこと、思い出しちゃだめですよ、みんな。
いずれにせよ、スタンダード版カタンは品切れ、ただいま増産中、ということで、喜ばしいことです。このあいだ、久々にカタン遊んだけど、確かにおもしろいものなあ。

プロモーションカードの扱いがこわい。

いろいろなところで、会場購入特典とか予約購入特典とかでプロモーションカードをくれました。それはありがたいのですが、カードを別に渡されると、荷物の関係で折れ曲がりそうになるのですね。これは怖いです。
最初から入れたらプロモーションカードにならないのでまあ、クリアケースとかクリアファイルとか、そういうのを持ち込むことで自衛するしかないですよね。でもこわいです、本当に。

26円ゲームがひどい。

はい。うちわゲームです。
丸い厚紙に穴が一つ空いているタイプのうちわの片面に、点数マーカーが書いてあって、裏にゲームのルールが10個ほど書いてあるのですが、これがどれもルールとして成り立っているのにひどい。ひどすぎて笑っちゃいました。ルールを読むだけで満足できるゲームはなかなかないです。見てない人は見るべきですね。そのうち開く自分のゲーム会にはうちわ2種類とも持って行って、みんなに見せようと思います。うん、もらってよかった。

オークションは見なかった。

そんなわけで、14時くらいまで会場にいて、外に出て昼飯食べて、帰っちゃいました。オークションは予算もないので見ないで帰っちゃった。もう少しいればそれはそれでおもしろかったかもしれないなあ、ということも帰ってから分かりましたが、まあゲームマーケット帰りにもゲームいろいろやれたのでよしとしないと、と思います。あ、そのことも少し書いておくか。

ゲームバーにも行った。

曙橋にある「ゲームカフェ&バー ナインティ」というお店を紹介してもらったので行ってみました。ゲームマーケット帰りの人が集まっていて、2年ぶりくらいにドミニオンやったりしました。自分で言うのもなんですが、あれだけ流行っていて、しかも自分でドミニオン持っているのにも関わらず、ドミニオンやるのが2年ぶりって言うのがアレですね。
席はボックス席が3席くらいあって、あとはカウンターがけっこう長めにあって、入場料500円にドリンクが一杯500〜600円くらい。けっこう楽しく遊ばせてもらいました。東京は人がいっぱいいるなあと思ったりもしましたけどね。
でもまああれだ、あれならサブカルバーAEも(狭いながら)負けてないと思うよ、うん。