BACCで前国王の思い出に浸る。(8日め・その1)

なんだかんだで明日の夜には飛行機に乗りますので、1日まるまる動けるのは今日が最終日です。
腰が痛いのはしょうがないので、午前中たっぷりベッドで休んでからだましだまし動くことにします。午前中ダメでも午後には少しはよくなるでしょ、と近場を探します。

とりあえず道端で朝昼兼用のカレーがけご飯。微妙に味が変だったけど特にお腹を壊してはいません。

BACCこと、バンコク文化芸術センターへ。

サイアムスクエアからそう遠くないところにある、BACCこと、Bangkok Art and Culture Centerはバンコクの現代(なのかな?)美術が一同に会する建物です。MBK向かいだから交通の便が良くてエアコンが効いていてトイレにもタダで入れてインスタ映えするご飯も食べられるのに日本人少なめという穴場。英語案内も多くてここのところタイに来たときはけっこうな頻度で来ています。

今回は、来月火葬だからか、前国王絡みの展示が多め。

同じ写真を複数の人がイラスト化したギャラリーから。

サクラのサインペンで描かれたギャラリー内での、前国王絡みのイラスト欄。

記念写真撮ってる人も多いです。

上の方の展示ホールも前国王絡みの展示会が3つも開かれています。

この展示ホール、A4より大きい荷物は持って入れないのですが、スマホでの写真撮影は禁止されていません。というかむしろ非営利利用に限って許可されています。
実際に見学している人はあちらこちらで撮影していました。撮影したくなる気持ちもわかります。

大地・水・森・空気


1つめの展示です。前国王が取り組んだ王室プロジェクトに関するインスタレーションを中心とした作品が並んでいます。

王室プロジェクトはタイ全土に及んでいるので「世界で一番大きいオフィスを持ってるのは?」なんていうジョークがあったり。

ぶら下がっているのは、タイ全土の土と水と米。左が南部、右が北部で会場の半分近くを占めています。自分の故郷とか馴染みの土地の近くで記念写真を撮っているタイ人が何人もいました。

ちなみにこれはコンケンの土らしい。

土で作った象さん。いちおう渦を巻いて並んでいます。

2016年4月に起きた高温を元ネタに、地球温暖化について考えたイラスト。タイ国の形を「斧」ととるか「ひしゃく」ととるかは各人が考えてくれとのこと。
そのほか、東日本大震災をきっかけに福島を周ったビデオ作品とかもありました。(写真なし)

偉大なる王様の記憶


2つめの展示です。前国王を描いた絵とか彫刻とかがずらりと並んでいました。

典型的な肖像画だな、ってやつから、

ちょっと美化してるな、みたいなものも。

彫刻の足元には、愛犬トーン・デーンの彫像も。

タイ国王には水田が似合います。

王室の人たちを撮った写真の特別展示も。

タイ観光していればどこかで見たことのある写真がずらり。

前国王と現国王、2ショット。

そういえば、本人も写真撮影が趣味でした。

在りし日の王室ファミリー。

多趣味な王様。こちらはヨット造り。

こちらは器楽演奏。

あちこち観覧者から写真撮影されております。

プミポン陛下のレンズを通して


3つめの展示。写真撮影が趣味だった前国王の作品展です。スナップ写真ぽいものも多いのですが、そのお立場でしか撮れないものがいっぱい。

これがその最たるものですね。本人が入院している病院にお見舞いに来た国民の皆様。

王様専用機で、イサーンから帰る途中。

この写真は誰が撮ったんだろう。

愛犬トーン・デーン。

トーン・デーンもパソコンに興味津々。

可愛いです。

育ての親と一緒に。

母犬になったトーン・デーン。実際には国王に10ヶ月ほど先立って亡くなりました。

毎年撮られた王妃の写真も。

でもって、昼食も。

さて、遅い朝食でしたが、3時間もするとやっぱりお腹が減ります。

こちらにラーメンがあるようなので。

ワンタンメン、55バーツ。

こちらにも国王関連の絵が飾ってあります。

ちなみにここ、バンコク郊外の運河沿いにある「芸術家の家」のBACC支店。あっちにはラーメン売ってなかったとは思いますが、あっちで売ってた絵葉書は山ほどあるのでこっちで買ってもいいかもしれませんね。

ちなみにこれは、このお店ではなく、BACCミュージアムショップで買った絵葉書。プロンポンを「日本人街」としているのが面白いです(確かに日本語で溢れている)。