子供向けURLフィルタリングソフトって、必要なんだろうか?

子供向けのケータイ利用にフィルターを導入、ということであちこちが混乱したりしなかったりしている。

でも、本当に必要なのはフィルタリングサービスなんだろうか?
保管型プロキシか何かを間に挟んで、子供が見たサイト一覧を毎日メールで送ればそれですむ話だったりしないだろうか?

親はそれ*1を見て、このページを見てもかまわない、と思えば白扱い、これはまずい、と思ったら黒扱いする。そうしたら、次の日からはそのページにはアクセス出来なくなる。

親が怖いのは「子供が自分の知らないところをのぞき込んでいる」ということなわけで、そう言う意味では「見たサイト一覧」を提供する方がその不安に応えるにはちょうどいい。これが会社とかで管理者比率が低いところだと管理が大変かもしれないけど、親子なら1:1か1:2か、(大家族なら大家族でまた別だけど)それくらいの比率だろうし、親が見ている、となれば子供の方もそれなりに抑制が効くだろう。親が欲しいのはそっちじゃないだろうか?

発展させて考えるなら、白扱い、黒扱いにベイジアンフィルタを利用してもいい。ベイジアンフィルタ利用なら、ある程度情報がたまれば自動的に白黒つくようになることが期待出来るし、暴力は容認しないけど性関連はおおらかに、とか、親の期待する方向でのカスタマイズもしやすいだろう。

ウィキペディアベイジアンフィルタの項を見ると、応用範囲がメールばかりだし、実はこれは世の中のベイジアンフィルタに関しての解説でもそうなんだけど、たぶん文字情報であればWebでも使えると思うんだが、その辺はどうなんだろうなあ。
ま、全てのデータをグラフィックで転送されたりflash使ってたりしたら文字情報取るのは大変だけど、それはそれ、ということで。

*1:プロキシのキャッシュなので、子供が入力したパスワードはわからないし何らかの操作はできないけど、会員制サイトでも関係なく覗くことが出来る、とする