日本じゃパロディも二次創作も黒なのよ。

なんかとあるところで、ハムスターのアニメ絵を使ったかどで著作権管理会社から警告が来た、なんて話が大々的になっているわけですが。んーなの当たり前じゃん。今更なに掘っくり返してるんだよ、みたいな。

まあ、そんな感じでテレビ画面キャプチャーしたり、それどころか動画そのまんまサイトに置いているところなんかあるわけです。ニュース画面だと取材された側が喜んで置いていたりするんであれですが。

で、これ、法律的に見れば、映った側が公開していようと著作権法違反なんですよ。著作権は撮影した側にあるから。

でも、んーなの目くじら立てるほどのことじゃないので、見つけても放って置くんです普通は。無料で宣伝お疲れ様、てな感じだし。

これを通報されたら、対処せざるを得なくなる。黙認すれば、デフォルト許可と言われかねないし。*1

出来ることがやっていいこととは限らないのを肝に銘じておいて欲しいんです。やるんならこっそりやってくれと。*2で、「言われたら引っ込めます」だけじゃなく「言われたら今まで使っていた分の使用料を払った上で引っ込めます」だということもついでに。

良くも悪くも著作権におおらかな面のあるあの辺の業界とは違って、小学館プロダクション(小プロ)みたいな著作権管理会社は、きちんとライセンス料を配分する業務の傍ら、そういうのを時々血祭りにあげる必要があるわけで。狙われたところはかわいそうだけど、もともと許諾を取る必要があったわけですからそこは小プロときちんとお話をしてくださいと。一回揉めるとなかなか許諾得にくくなりますがそこはそれということで。ていうか後から揉めないために最初から著作権管理会社に委託するわけで。その保険料としてああいう会社は暴利を貪れるんだから(というほど暴利なのかどうかは知らないけどね)。

みんなJASRACひどいとか言いますけど、どんな用途だって金払えば使えるんだから便利なんですよ。*3そういう用途で使われても文句が言えないから音楽クリエイターには不満も多いだろうけど。

コピワンもそういう話でね。バックアップ活用テクニックとかラジオライフとか、そういったところが「コピーされたくないなら、きちんとしたプロテクトをかけろ」と言ってきた歴史があるわけで、さらにソニーだって「タイムシフト」以上の目的を挙げられなかったわけですし。ただ、正直コピワンは時期尚早だと思うんですけどまあいいや。

*1:まあそれでも匿名メールについてはメールフィルタに引っかかったことにして削除しちゃったこともありました。法的に対処するのも面倒くさいんで。

*2:ていうかドイツのサイトに台湾のサイトよ、直リンク張るなと。

*3:それでも、CMなんかで使う場合にはいろいろ面倒くさい仁義をいろんなところに切るらしいけど。