お店に置いていないお菓子を買いに工場に行ったら行った先は工場じゃなかった(なぜか台湾にひとり旅・7日目その2)

樹林にあるのは、とあるお菓子メーカーです。

この間佐原に行く途中で池袋のガチ中華なスーパーに寄った時、買ったピーナツの飴が美味かったんですね。これが調べると「九福」というブランド名で、「花生糖」という商品名が付いているお菓子なんですが。

Googleの画像検索で「九福 花生糖」で検索した結果

せっかく台湾のメーカーが作っているお菓子なら、台湾の現地で買いたいじゃないですか。ところが前回、5月に台湾に来たときにはカルフールはじめスーパーやコンビニどこ探してもこのお菓子、見つからなかったんですね。

Google Mapsで検索したらこの工場と思われる場所が樹林にあった。評価でもどうもこの工場直営店っぽい場所がここにありそうな雰囲気です。まあ駅からは少し遠い。歩くと20分近くかかります。ここはUBikeで向かいます。

自転車だと6分ほどで着きます。まあ工場の前に置いておくと放置料金がかかりますので工場から近いところのスタンドに置いて歩く感じ。それでも10分程度でたどり着きます。

たどり着いたのがここです。

どうもこれは工場には見えない。インチキ会社ではなさそうですが、どちらかというと事務所に近い雰囲気があります。まあショップがあるならあの見えている入口そばにあるのではないか、と思いつつキョロキョロ眺めていると、守衛っぽい人に話しかけられます。「お菓子を買いに来ました」とGoogle翻訳で見せたら表口まで案内してもらえました。

ただ、入ったところはどう見ても事務所です。いちおうカウンターがあって、少しお菓子が置いてないわけでもない。若者が一人「御用はなんですか?」と話しかけてきてくれたので「花生糖がほしいのです」とGoogle翻訳で話しかけるとさらに上の方がカタログを持ってやってきました。

めくってみると、探していた「花生糖」があります。「これがほしいのです」というと「これは台湾では売っていません」と返事が。数ヶ月の間に生産中止になったのか、大きい花生糖は輸出専用の商品なのかはわかりませんが、なんとこれ台湾では買えないのですね。

で、代替の商品を2つ紹介されました。一つは「花生酥」という少し似た形のお菓子。奥からサンプル品、というか商品を1つ持ってきてくれて、空けて食べてみるとまあ少し似た味がします。どっちかというとこっちのほうが上品かと。もう一つは「花生糖」の小分け商品。これはこれでカタログでしか見られませんでしたが、小さいけれども例の「花生糖」とほぼ同じ商品のようです。でもってこれもスーパーやコンビニでは売っていないんだそうです。

とりあえず花生酥を買うことにしました。こういうところは店というより卸に近いから量は買わないといけないだろうな、と「一番小さい箱に入るだけください」とお願いすると、6個入りの箱を持ってきてくれます。さらに先程のサンプルをおまけにつけてくれました。もちろん購入です。

そして、「ここに来るのは少し遠いので、台北駅周辺で花生糖を買える店を教えて下さい」とお願いします。「調べてメールします」とのことで、メールアドレスを教えて事務所を後にしました。まあ他にも細々としたことをいろいろ話しましたが。

樹林から台北に帰る各駅停車の中でメールが届きました。スーパーはスーパーでも、「勝佳生活百貨店」というディスカウントストアに近いお店なら置いてあるらしいです。というわけでホテルでお礼のメールを書いて、その店、結局行きましたよ。

確かにこの店、紹介されなかったら来る場所に存在してなかった。
そしてお菓子コーナーの隅にありました、花生糖。

すみません。思ったより値段が安かったので、コーナーにあった花生糖、ほぼ全て買い占めました。たぶんまた台湾に行ったら買いに行くと思います。

そして華語もまともに話せない日本人に親切に対応いただいたTonyさん、ありがとうございました。