東海道五十三次の多様性に気がつく(なぜか台湾にひとり旅・4日目その5)
さて、一番広い1Fの部屋で行われている、浮世絵展です。

もちろん故宮博物院で浮世絵をそれほど持っているわけではなく、あちこちからの借用のようです。とは言えここまで一同に会しているのはあんまり自分もわかりません。
ありがたいのは、これが漢字の国で開催されているということです。

名前がそのまま読めるわけです。
わかりやすいところで言えば「富嶽三十六景」です。

たぶんこれは見た覚えがありますよね。
江戸の名所図絵の中には吉原を描いたものもあります。

偶然でしょうが、「べらぼう」と重なるものがあります。
気になったのは、自分たちが「江戸時代のもの」と思い込んでいた浮世絵が、それ以降のものも浮世絵として展示されていること。

明治維新以降の演劇場(おそらく寄席)を描いた図だそうです。
さらに、浮世絵と言えばヨーロッパへの影響があります。

たぶんこれに大きく影響された絵として、

ゴッホの絵が展示されていました。ゴッホは今生きてなくて良かった。彼がこれを今Twitterで発表していたらパクリって言われて炎上してたと思います。
この骸骨の絵はなにかの画集で見た覚えがあります。

海老蔵の絵は切手で見たのが最初だったかな?

さすがに、写楽の絵だとすぐにわかります。
さて、ここの展示で一番場所を取って紹介されているのは、歌川広重の「東海道五十三次」です。
まずは東海道の一覧から。

これは広重ではなく北斎による絵のようです。
全部の絵を知っているわけではありませんが、有名な構図の絵はいくつか知っています。
絵は日本橋から京都に向かって1枚ずつ展示されています。
沼津宿

蒲原宿はたぶんけっこう有名ですね。

大井川は両側に宿があります。

これは島田宿。
桑名宿も。

浮世絵としての展示は、京でおしまいです。

ただ、これらが別途パソコンな画面でも展示されているんです。
というのも、

東海道五十三次って何種類もあるんですね。歌川広重でも少なくとも2種類あるらしい。
また、17世紀に街道を歩いた西洋人が描いた絵もあるそうで。

こんなのあったのか、って感じです。
そう言えば、明治時代に描かれたものも物によっては浮世絵に分類している、と先に話しましたが、それがなぜか分かるものも展示されていました。

浮世絵の手法で台湾を描いた人もいるんですね。これは台北の絵だそうです。全くどこなのか検討もつきません。
言われればなんとなくわかるものもありました。

こちらも台北の鳥瞰図だそうで、淡水河の西側から迪化街を中央に置いて見て描いた図だとなんとなくわかります。左側は淡水でしょうね。
で、ちょっと人気だったのがこの体験コーナー。

スタンプ器を使って、浮世絵の多色刷りを試すことが出来ます。こちらは行列が出来ていました。まあ回転は速いですけどね。
あとこれはおまけ。

台湾の中高生が「浮世絵」をテーマにして描いた絵だそうです。手法を真似しているものもあれば、構図を真似しているものもあって興味深いです。
さて、これで一回り。ミュージアムショップも少し気になりますが、そろそろ帰ろうと思います。

