さて、ここまで来たからには少し寄っていきたいところがあります。
実は、先日バンコクに新しい都市鉄道がオープンしました。鉄道というかモノレールで、名称をピンクラインと言います。正直、都市鉄道の中でもけっこう郊外を走っていまして、それほど観光地を繋いでいるわけでもない(現状)ので、おそらく観光客が利用する機会はあまりないのですが、実はこのモノレール、現在ソフトオープンなのです。
ソフトオープン。タイだとこの状態のサービスがよくあります。なんというか、未完成だけどそこそこ完成しているやつを段階的にサービス始めていくやつですね。少なくともこのモノレールについては事故なく運行できるだけのものは出来ているので、それで正式オープン前に稼動を始めちゃってるわけです。で、こういうやつはその期間ちょっとお得です。この12月中旬までは無料で乗れるんです。
正直、年に1度程度しかバンコクに来ない自分にとって、鉄道のソフトオープンにぶつかる機会は早々ありません。今回は絶好の機会なわけです。ですので、とりあえず乗ってみることにしました。
実は、別にちょっと行ってみたいところがあって、そこが昔はバスでしか行けないところだったのですが、このモノレールが最寄り駅になっているらしくもあるんですね。これも楽しめるかもしれないのはいいことです。うまく行けば、新しい観光地の開拓になりますね。
まあまずは、BTSで北へ。
現在がN14、ロイヤルフォレストデパートメントで、降りる駅はここから3駅先です。
意外と簡単に着きました。正直、駅名標以外は見分けがつきません。
でも、MRT Pink Lineへの乗換駅であることの表示はあります。
案内はそこそこ親切です。
2番出口から出ると近いようです。
実際、乗り換え前にはピンクラインが走っているのが見えますね。
ただ、本当は連絡通路があるらしいのですが、現在のところは普通の出入り口を通らないとピンクラインの駅にはたどり着かないようです。
結局、地上まで降りる羽目になりました。
まあ、この間のSRTとイエローラインの乗り換えよりは全然簡単です。
入口には係員の女性が立っていて、駅に入る乗客にチケットを配っています。
ICカードですけれど、1回のみ有効のカードですね。沢山もらっておけば正式開業した後にも数回タダで乗れるのか、それとも有効期限が短めになっているか、それはわかりません。そもそも1枚しかくれないからね。
駅の中は広いです。まあここ乗換駅だしね。
でもまあ人は満杯、という程ではないかな。それでも開業2週間くらいの割には混んでるんじゃないでしょうか。
奥に見えるのがさっき降りたBTSの駅ホーム。
たぶんこの下のところが、プラットフォーム。
振り返ると、さっきの係員がいた入口です。
いちおう券売機も見えますね。使ってないけど。
行き先はミンブリー方面です。
いちおうここがピンクラインの中間地点くらいの場所なので、双方向かう人が出るんじゃないかな。
行き先路線図。
ホームを歩いていたらBTSが見えてきました。
ここまで近く見えるところにあるのね。ホーム。
さて、モノレールがやってきました。
安全のためだからしょうがないけれど、ホームドアがあると列車がきれいに写らないですね。
モノレールの中。
なんとなく、座席配置はモノレールらしい感じのやつです。
連結部
意外と狭くなってますね。
車窓はけっこう郊外です。
高層ビルがけっこう遠景に見えます。
建物がすこしずつ昔っぽくなっています。
こういう建物、バンコク中心部でも少しずつ減ってるものな。
遠景は本当に遠景です。
東京に例えていうなら、武蔵野線って感じかしら。
反対側(北側)の車窓はこんな感じ。
そのうちマンション(コンドー)が山程建つのかもしれません。
そして、意外なものが。
こんなところでも地平線が見られるんだな。
ちなみに降りる駅は、ラムイントラ・コー・モー・9でした。
コー・モー・9ってなんのことかと思ったら「9km」っていう意味らしい。おそらくこのモノレールがラムイントラ通りの上を走っているので、その通りの起点から9kmあたりのところなんでしょうね。無難っていうか、何か近くに寺はなかったのか、と思うくらいのひねりのない駅名です。
どこから9kmなのかはあとで調べてみました。
先ほどのBTSの駅あたりから測るとだいたい9kmだそうです。先ほどの駅近辺は十字路交差点のように見えますが、ラムイントラ通りはそこから始まっていて、その先はチェーンワッタナー通りなんだそうです。そうすると、先ほどの駅から9km来たところがここ、ってことにもなりますね。
まあね、ここが例の施設の最寄り駅です。どのくらい最寄りかって言うと、改札まで降りてきたらその施設の看板が見えたくらい。
どの施設かは次のエントリで詳しく説明しますね。