映画のチケットを2度買いしてしまう (6日め・その1)

実質最終日です

この日の晩には空港に行って飛行機に乗るわけですから、タイ最終日です。まだいろいろやることは残っています。
やるかどうか迷っていたのが「米を買うこと」。最近植物検疫が厳しくなって、単に買って持ち帰ると没収されることは別のエントリにも書きましたが、それをクリアするためにタイの検疫を通そうか、というやつ。

結論から言うと、これはまっさきにやることから外れました。チェックアウトして居室もなくなったところで別行動してまでやることじゃない。

その代わり、タイ映画くらいは見させてもらおうと思います。タイのアクション映画があるし、これの英語字幕付きでも見に行こうかと。

映画のチケットはアプリで買える、はずなのだが。

タイの大手映画館チェーンは上映予定表示アプリを出しています。出しているだけでなく、このアプリにタイの電話番号を登録しておけばチケット購入もできたりする。特にSF Cinemaグループはきちんと映画情報に「英語字幕のあるなし」まで書いてくれているので便利です。

今回もSF Cinema CentralWorldで映画を見ることにしました。なんだかんだここ数年この映画館でばかり映画を見ているような気がします。

で、11時台の回を2席予約して支払おうとすると、なんかJavascriptかなにかっぽいエラーが出る。タイのこういうアプリは決済を銀行のクレジットカード決済にアウトソースしてるところが多いんですが、そこからの「決済成功」がうまく受け取れてないっぽい。

しょうがないのでもう一度やってみたら、今度はうまくいった。

今度はうまくいった、というところが問題で、帰ってからクレジットカードの明細をチェックしたらきちんと初回も決済成功していて、2度払いになっちゃってました。

クレジットカード会社(セゾンカード)にクレームつけたところ「決済取り消しは可能だが、会員サイトならとりあえず先方にキャンセルを申し込んだほうがいい」とのこと。決済取り消しを食らうと会員BANするところが特に海外では多いとのことで、まあ別の電話番号で登録し直せばいいような気もするのですが、ひとまず公式サイトのメールフォームからクレームつけてみました。残念ながら未だに返金はされてない。まあ映画入場料は日本の半額弱なので、泣き寝入りすることにします(泣

ちなみに正常決済するとこんなQRコードが送られてくる。


これがそのまま入場券になるわけではなくて、現地のチケット販売機にかざすとチケットが発行されるって仕組みです。

SIMの有効期限を延ばしまくる

さて次にやるのは、手元のSIMカードの有効期限を延ばすこと。

以前から使っていたTRUEのSIMカードは、特定の番号に電話をかけることで、数十円で有効期限を延ばすことができます。これは何回もやっているんで簡単。今回はそれとは別に、多めにTOP UPもかけて置こうと思います(iTunes決済のため)。

この旅行では別に3枚のSIMカードを買っていました。AISとdtacです。そのうち2枚をせっかくなので有効期限延長しようと。
宿から一番近いセブンイレブンにはなかったのですが、その次に近いセブンイレブンには

自動TOP-UP機があったので、それで。

自動TOP-UP機とはこれのことです。

これにSIMの電話番号と、TOP-UPしたい金額を入れて、コインまたはお札をいれると、1バーツくらいの手数料で無人TOP-UPができるのです。

この機械でTOP-UPするのは2つほど理由があって。
まず、セブンイレブンのレジでは今TRUE以外のキャリアのTOP-UPが出来ないらしい、ということ。セブンイレブンってTRUEと同じグループなんで、囲い込みに入っちゃってるんですね。ファミマなら各キャリアのTop-UPが可能なのですが、残念ながらホテルの近辺にはファミマがない。
もう一つ、この作業、1回やるごとに1ヶ月有効期限が延びる、というやつを、およそ12回繰り返さないといけない。どうも有効期限の延長にも限界があって、12ヶ月以上は延びないらしいのですね。まあ1年後にまたタイに来られない場合どうするか、という問題はまた考えるとして、11バーツで1ヶ月、っていう細かい作業を仮に近くにファミマがあったとしてもファミマの店員にはやらせられない。仮に言葉が通じても120バーツ一気に入れられそう。こういうのは機械にやってもらうのが向いています。

そうそう、この機械、お釣りが出ません。それは昨日パタヤでロットゥーの待ち時間にこの機械をいじっていて気がついた。お釣りは出ませんが、電話番号を入れるとお釣り分はチャージが残っています。別途「使わなかった金額」というのをサーバかどこかに記憶してくれているらしいので、今回みたいに「総額120バーツ少々チャージする」という目的のときには100バーツ札を突っ込んでも大丈夫。別の電話番号にチャージするときはその金額使えないですが、同じ番号ならなんとかなります。

途中でチャージしたがってた女子高校生に順番を譲ったものの、合わせて15分少々でチャージは完了しました。

舟でセントラルワールドへ

ホテルに戻り、荷物をフロントに預けつつチェックアウトします。セントラルワールドへは舟でいくことにします。

でも、思ったよりあっという間に舟が来て、

まあ乗ってしまえばあっという間で、
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着いてしまったので、

朝食を食べに行くことにします。ここまで来たらカオマンガイでしょ、ってことで、

ピンクのカオマンガイ屋さんへ。
なんか名前が変わっているような気がするんですが、同じ店なのかな。

メニューに変わったところはあまり見当たりません。

まあ、食べてしまえばそれほど違う味ではないようですが。

それでも開始時間にはまだ早い

カオマンガイの店、あんまり長居できるところではないので移動してお茶休憩します。せっかくなのでタピオカミルクティでも飲みたかったのですが、見つからずにこの店へ

いちおう映画繋がりではあるんですが、そんなこと同行者にはわからないと思います。

お茶でもなんでもないですが、まあこういうのもそこそこ美味しい。ただ、ここの値段は日本並みです。

映画館へ

見ることにしたのは、Khun Phaen the beginsという映画です。

www.youtube.com

クンペーンというのは伝説の人物で、まあ日本における桃太郎金太郎浦島太郎くらいにタイではポピュラーな存在。どうも邦訳されている書物はないようですが、この人が主役の映画は今まで何本も作られているようです。

ポピュラーと言っても、まあ私も話の詳細は知りません。クンペーンは父親がなにかの裏切り者ってことでいじめられて育てられて、でもそれを守ってくれた友達が男女で1人ずついて、そのうちの男の子が先々君主になるように、と思って成長するんですね。でも女の子はクンペーンに惚れていて、そのことを男の子も知っていて、まあそれで悲恋があったりなんだりするらしいんですが、この映画ではそこまで行きません。なんとなく大きくなって、出世したいと大きな街にやってきて、でも元がならず者なんでろくなことしなかったクンペーンが留置所で仙人に会って魔法の訓練を授かりつつ、兵隊になって肉体の訓練をしつつ、邪悪な魔法使いと対峙することになる、というアクション映画。

父親がなぜ裏切り者と呼ばれるに至ったのかとか、なぜクンペーンには父親の記憶がほとんど残っていないのかとか、そういう伏線を散りばめつつ王道の展開で先に進みます。意外だったのは敵を倒す方法。そういう方法で解決するのありか、というと同時にまた次に繋がりそうな伏線を残しつつ一段落、というまあまあな映画でした。

後で聞いたら英語字幕はさっぱり読めなかったようですが、まあタイ映画の英語字幕、微妙に癖があるからな。自分も半分くらいしか読めていません。