舞台を見ながら地ビールを飲む (5日め・その4)

予約電話で笑われる

けっこう遅くなりましたが、この日の夕食はおそらく事実上今回最後の夕食となりえます。もうだいたいどこに行くかは決めていました。平日だとは言え混んでいる可能性もあるので予約電話をかけます。

「何時に来る?」と言われたので「21時」と言うと「そりゃ無理ですよ」と笑われます。「まあこれからできるだけ急いで行くから」と言って電話を切りましたが、切ったところで時計を見たら20時55分でした。そりゃ店の前にいないと無理ですね。

とは言えこちらも予約時間で「21時30分」とか中途半端な数字をいう言い方を知らないのです。しょうがないので急ぎます。


目的地はうまくタクシーで行けばもっと近いような気もするのですが、やはりバンコクでは電車のほうが早いのでは、みたいな気持ちもあるので最寄り駅までBTSで向かいます。

降りたところで

タクシーを拾って向かった先が、タワンデーン・ジャーマン・ブルワリー。


タワンデーンはタイ全土にライブハウスというか飲み屋を開いているチェーン店ですが、そこが地ビールを作って売っているのがこちら。

名前を言うと「さっきの電話の人だ」みたいなことをタイ語でささやかれます。

大きな箱で、平日だと言うのにほぼ満席でした。

ステージが少し離れて見えるそこそこいい席です。

前の方の集団は一族の誰かの誕生日祝いで来ていたようです。

ここは大きさがいろいろ、原則的には3種類のビールが飲めます。

普通のビールっぽいラガー、黒ビールっぽいデュンケル地ビールっぽいヴァイツェン。どうせ3種類飲むんですがまずはラガー500mlから。

ビールの他につまみも頼みます。

エビのすり身揚げ、思ったより洋風の味付けになっていました。

あとこっちは手羽元の焼いたやつ。

ステージはどんどん盛り上がっています。

踊りの合間合間に歌も入っていて、

まあなんの歌か全くわからないのですが、後ろの中年女性グループは立ち上がって一緒に歌っていたのでたぶん世代の名曲なんだと思います。盛り上がっているのはいいことです。

もう少し人数がいれば、ビアタワーも頼んでみたいところではあります。

後ろに書いてある標語がいい味出してます。
「ビールはあなたの問題を解決しないけれども、そりゃ水とか牛乳だって同じことだよね」
前半部分、たぶん禁酒とか節酒の標語として使われてるんじゃないかと思います。今調べたらこの標語が書かれたビアジョッキだのTシャツだのいっぱい売られていました。世界中そんなものですよね。

ついでに別の標語も見つけました「俺はこの世のうさを沈めるためにビールを飲むんだが、この世のうさは泳ぎが上手いんだよな」。確かにそのとおりかもしれません。

ウェイトレスがやってきて「新しいビールがあるんだけど試してみませんか?」せっかくなので頼んでみます。で、名前を聞きますが流石にうるさくてうまく聞こえません。

「ごめんタイ語で良いから書いてくれる?読めるけど聞こえないんだ」と言って書いてもらったのがこちら。

コーロート、二の腕、とい意味らしいと聞きましたが今検索したらドイツの土地「ケルン」が似た文字になってますね。まあここは「二の腕」ということにしておこうかと思います。

ステージはまだまだ続きます。

ビールもまたお代わりします。これはデュンケルだったかな。

誕生日パーティーは終わったようですが、そこにまた別のグループが入ってきます。

平日でもけっこう遅くまで賑わっていました。

帰りはGrab Taxiを使ってみる

さて帰りです。まだBTSもBRTも動いている時間ですが、せっかくですので今回はGrab TAXIを使ってみることにします。

車とのマッチングができると、その車の現在位置がアプリに現れます。

このお店、中まで車で入ってこられますので入ってくるかと思ったのですが、最初は店の西側道路の方で待っていたようでした。それを追いかけて見るのですが、追いつく間もなく走っていってしまいます。

そうしたら、店の東側で停車。まあこちらのほうが帰り道には近いのです。今度は追いついて、アプリを見せて乗り込みます。タクシーじゃなくてRV車でした。

若めの男性、特に言葉を交わすことなく送ってもらいます。途中一瞬道に迷った風ではありましたが、交渉が成立した時点でお金が決まっていますので、まあトラブルなくホテル前まで送ってもらえました。確かに楽ちんです。

車もキレイだったので、チップを追加してまあタクシーの2割増くらいの金額でしょうか。これは空港に帰るときも使えるかもしれません。