福田パンオタが非オタの彼女に福田パン世界を軽く紹介するための10個

まさか3本目があるとは自分でも思っていなかった、アニオタが非オタの彼女にアニメ世界を軽く紹介するための10本のコピペ改変ですが。
さすがに盛岡冷麺には興味があっても福田パンには地元民以外興味ないだろうなあ、とか思いつつ。

まあ、どのくらいの数の福田パンオタがそういう彼女をゲットできるかは別にして、(例によって略)、ヲタの都合のいい妄想の中に出てきそうな彼女に、福田パンのことを紹介するために食べるべき10個を選んでみたいのだけれど。

あくまで「入口」なので、精神的に過大な負担を伴う甘み辛み混ぜのミックス*1は避けたい。
できればメニューもの、多くてもクリーム増量*2にとどめたい。
あと、いくら福田パン的に基礎といっても店頭で買いにくいものは避けたい。
小学校が盛岡だったやつが『給食の揚げパンも福田パンだったよ』とか言っても、それはちょっとさすがになあ、と思う。
そういう感じ。

彼女の設定は

福田パン知識はいわゆる「調理パン」的なものを除けば、袋入りがコンビニで売っているの程度は見ている
サブカル度も低いが、頭はけっこう良い

という条件で。

まずは俺的に。出した順番は実質的には意味がない。

あんバター*3(¥155)

まあ、いきなりここかよとも思うけれど、「ミックス塗り以前」を濃縮しきっていて、「ミックス塗り以後」を決定づけたという点では外せないんだよなあ。価格も普通だし。
ただ、ここで増量前提にしてしまうと、彼女との関係が崩れるかも。
この思い出過多な商品について、どれだけさらりと、嫌味にならず濃すぎず、それでいて必要最小限の情報を彼女に伝えられるかということは、オタ側の「真のコミュニケーション能力」の試験としてはいいタスクだろうと思う。

ブルーベリー+ヨーグルト(¥135〜)、チョコレート+ミルク(¥135〜)*4

アレって典型的な「オタクが考える一般人に受け入れられそうなミックス(そうオタクが思い込んでいるだけ。実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど、それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな。
福田パンオタとしてはこの二つは“バランス”としていいと思うんだけど、率直に言ってどう?」って。

チキンミート(¥230)

ある種の福田パンオタが持ってるおかず入りへの憧憬と、福田パン側のオタ的な命名へのこだわりを彼女に紹介するという意味ではいいなと思うのと、それに加えていかにも調理パン的な

  • 「童貞的なださカッコよさ」を体現するからしバター
  • 「童貞的に好みな女」を体現するポテトサラダ

の二つをはじめとして、オタ好きのする具をパン内にちりばめているのが、紹介してみたい理由。

抹茶あん(¥155)

たぶんこれを見た彼女は「宇治金時だよね」と言ってくれるかもしれないが、そこが狙いといえば狙い。
この系譜のミックスがその後基本メニューに上がっていないこと、これが腹減り高校生の間では大人気になったこと、ついでに袋入りになって、それが全国に波及してもおかしくはなさそうなのに、日本国内でこういうのがつくられないこと、なんかを非オタ彼女と話してみたいかな、という妄想的願望。

オリジナル野菜サンド(¥260〜)

「やっぱり福田パンは昼食のためのものだよね」という話になったときに、そこで選ぶのは「スパゲティナポリタン」*5でもいいのだけれど、そこでこっちを選んだのは、この商品にかける福田パンの思いが好きだから。
断腸の思いでトマトにキャベツにタマネギにチーズにピーマンまで入れて、それでも260円、っていう価格が、どうしても俺の心をつかんでしまうのは、その「加える」ということへの諦めきれなさがいかにもオタ的だなあと思えてしまうから。
野菜の多さを俺自身は多いとは思わないし、もういいバランスだろうとは思うけれど、一方でこれがマクドナルドやモスだったらきっちりピクルスかトマトだけにして安く提供してしまうだろうとも思う。
なのに、各所に頭下げて迷惑かけて*6260円で作ってしまう、というあたり、どうしても「自分の好みを形作ってきたものが捨てられないオタク」としては、たとえ福田パンがそういうキャラでなかったとしても、親近感を禁じ得ない。追加トッピングの高評価と合わせて、そんなことを彼女に話してみたい。

メロンシャーベット*7

今の時代にこの商品を見た人はそんなにいないと思うのだけれど、だから紹介してみたい。
ごまあんよりも前の段階で、福田パンの哲学とかクリーム技法とかはこの商品で頂点に達していたとも言えて、こういうクオリティの商品が店頭注文でこの時代に売られていたんだよ、というのは、別に俺自身がなんらそこに貢献してなくとも、なんとなく福田パン好きとしては不思議に誇らしいし、いわゆる袋入り福田パンでしか福田パンを知らない彼女には見せてあげたいなと思う。

モカクリーム(¥160)

福田パンの「パン」あるいは「具材づくり」をオタとして教えたい、というお節介焼きから見せる、ということではなくて。
「迷ったあげくいつも同じ具材」的な感覚がオタには共通してあるのかなということを感じていて、だからこそ袋入り『福田パン』は結局あんバターとピーナツバターばかりになってしまったとも思う。
「ひねったつもりがみんなが頼む物と同じ」というオタの感覚が今日さらに強まっているとするなら、その「オタクの気分」の源はモカクリームにあったんじゃないか、という、そんな理屈はかけらも口にせずに、単純に楽しんでもらえるかどうかを見てみたい。

マンゴージャム(新発売)

これは地雷だよなあ。地雷が火を噴くか否か、そこのスリルを味わってみたいなあ。
こういうはやりだから作ってみました風味の商品をこういうかたちでラインナップ化して、それが非オタに受け入れられるか気持ち悪さを誘発するか、というのを見てみたい。

ジャムバター(¥135)

9本まではあっさり決まったんだけど10本目は空白でもいいかな、などと思いつつ、便宜的にジャムバター*8を選んだ。
あんバターから始まってジャムバターで終わるのもそれなりに収まりはいいだろうし、福田パン開店以降のミックス時代の先駆けとなった商品でもあるし、紹介する価値はあるのだろうけど、もっと他にいい商品がありそうな気もする。
というわけで、俺のこういう意図にそって、もっといい10本目はこんなのどうよ、というのがあったら教えてください。
「駄目だこの福田は。俺がちゃんとしたリストを作ってやる」というのは大歓迎。
こういう試みそのものに関する意見も聞けたら嬉しい。

*1:チョコ+ツナとか、若い頃はネタで頼んだりするものです

*2:増量をお願いすると、+¥10くらいでクリームを2度塗りしてくれる

*3:現在は価格高騰のためマーガリン使用

*4:ミックス物の正確な値段は店頭でお確かめください

*5:スパゲティノボリタンはやりすぎだ

*6:別に迷惑かけてないと思うが

*7:今日見た限りは売ってなかった

*8:現在は価格高騰のためマーガリン使用