著作権管理会社が複数あることによる不利の実例。

http://d.hatena.ne.jp/copyright/20050915/p1

第2JASRAC、第3JASRACができることで、利用者がある特定の楽曲を利用したいと思ったときに、その楽曲はどの団体が管理しているのか調べなければならなくなった。利用許諾を得るための手間が一つ増えるのだ。

別に第2JASRACが出来たことで起きたことじゃないのだけど。
韓流ブーム、韓流ブームということで、ヨン様ヨン様って去年ワイドショーがしゃべってた頃、必ずといって良いほどBGMにかかっていた曲がある。
「♪目が薄々、本田里穂」とかなんとかうたってた、あの冬のソナタの主題歌。あれ。

あの曲がちょうど去年の今頃くらいからぱったりかからなくなった。あの曲は韓国の著作権管理団体で管理されていて、テレビでガンガン使うことにクレームつけてきたのだ。

テレビ局を含む放送局はJASRACにちょっと高めの金を払って、使い放題の契約を結んでいる。いつもの通りブームに乗って流行りの曲を使ったら、実はJASRACに払った金じゃ使えない曲だったというわけだ。

韓流ブームがなくなったとかそういうことじゃなくて、テレビ局は別にお金を払う必要が出てきたので使用を自粛したというわけだ。

この話がいい話とか悪い話とか言うつもりはない。単に、音楽を作る側にはなく、使う側にある複数管理会社の不利の実例ということで。

参考:http://yae.weblogs.jp/home/2004/09/post_11.html