海に向かう (5日め・その1)

日帰りで海といわれれば思いつく場所は1つくらいしかない。

もうそろそろ旅も終わりですが、「1日くらいはビーチリゾートがしたい」というリクエストがありました。
まあ、バンコクから海、はいろんな方向がありますが、日帰りで海に行くとなれば思いつく場所はパタヤくらいしかありません。
パタヤ、全く行ったことがない場所でした。観光客が押し寄せていて、治安も悪そうだな、そういえばビーチは海水に触れてもいけないくらい汚染されていなかったっけ?みたいな印象しかありません。

そうは言っても今はオフシーズンです。海水もかなりキレイになったと聞きました。一度行ってみても良いのかもしれません。

そんなわけで日本にいるときから下調べをしつつ、パタヤに向かうことにします。

エカマイいくしかあるまい

いちおう、パタヤ日帰りをやってくれるツアーもいくつかあったんです。実際パタヤのバスターミナルから中心部までは微妙に遠いみたいだし、それも考えました。例によってツアーバスって一見高いけど意外とリーズナブルだったりしますしね。

でも今回はエカマイの東バスターミナルからロットゥーです。噂によると「ロットゥーならバリハイ埠頭に横付けする便もあるよ」という話もあったので。

ターミナルに着くと、乗り場を一回りしてバスがいないことを確認してからチケット売り場に行きます「パタヤ バリハイ埠頭に行きたい」と確認すると、二つ返事でチケットが買えます。

バス乗り場ですが、外の方でした。そこが正式な停車場所なのかもしれませんし、もう出るところだったのかもしれません。残り2座席くらいでしたからね。


とはいえ、乗り心地はそれほど悪くない席です。

お決まりのガソリンスタンド

ロットゥーはしばらく高速を走ると、ガソリンスタンドで1回休憩が入るのがお約束です。トイレ休憩も兼ねているとは思いますが、だいたい途中で給油して走るのが多いんですね。というかロットゥー、だいたいがLPGだかLNG駆動なので給油とは言わないのかな、燃料補給なのかな。

せっかくなので朝食も隣接しているセブンイレブンで買います。

ホットサンドです。ホットサンドの素を買うと店員が焼いてくれます。


なぜかドラえもんのパッケージに入っていますが、中身にドラえもん要素は一つもありません。

到着しそうになるとあちことから話しかけられる。

パタヤのバスターミナルには近寄らず、国道沿いの数ヶ所で止まって人を下ろして行きます。人が少なくなると微妙に仲がよくなるのが常で、私もカナダ人の老婦人に話しかけられました。こちらの出身地を言ったんですが全く場所がわからなかったみたいですね。まあ東京・大阪・名古屋以外の場所がわかる人ってのはそういないとは思います。

その婦人は「パタヤの海が見たい」と途中で降ります。
こちらはバリハイ埠頭が目的ですが、実際このロットゥーがどこまで行くのかはまったくわかっていません。で、まあウォーキングストリートの入り口あたりかな、と思っていたらかなりくねくねしだします。で、ついたのが本当にバリハイ埠頭の目の前。これはやっぱり便利ですね。

やっぱりハリウッドサインのパクりなんですかね、パタヤサイン。

で、降りたときに同情していた日本人女性から話しかけられます。というか日本人女性なんて乗ってたんだこのロットゥー。これから行くところはラーン島なんですが、バリハイ埠頭からはだいたいラーン島に2方面の行き先があるらしいんですね。

1つはナバーン埠頭

ラーン島の中心部に近いのはこの埠頭です。宿とかレンタルバイク店とか、ソンテウの発着場所にもなってます。

もう1つはタウェーン埠頭

ラーン島のいちばん大きいビーチに近いのはこの埠頭です。本数は少ないのですが、ラーン島でビーチリゾートだけ楽しむならこっちに着く船に乗るのが便利なんですね。

彼女はタウェーン埠頭に行きたかったらしいんですが、あちこちで停車しながら来たロットゥーなのでそのフェリーの出発に30分ほど遅れて到着したんですね。若干お困りの様子でした。

うちらはナバーン埠頭が目的でした。現地でバイクを借りる予定だったので。まあ1台借りるか2台借りるかは未定だったので、なんなら2台借りて2ケツしてタウェーンビーチまで送ってもよかったのですが……

そこで声をかけてきたのがスピードボートの客引きです。フェリーの10倍くらいの値段で貸し切りしてくれて、フェリーの倍だか3倍くらい速くあちこちの埠頭まで連れて行ってくれるという、まあタクシーみたいな存在です。

で、バリハイ埠頭、そこそこ長いですから、そこを歩いている間にだいたい客引きに声をかけられます。

そんな客引きに、いらないよ、って対応してたら、その日本人女性いなくなってました。あれ、提案しそこなったな。

気を取り直してフェリーに

そういう客引きがいることの副作用がありまして、そこで売っているものの何もかもがうさんくさくなることです。ここの埠頭とか行った先の埠頭とかにバリハイ埠頭発の帰りのロットゥー乗車券が売られていたのですが、あんまり考えることなく断ってしまいました。これはあとあと効いてきます。

まあ今はそんなことには気がつかず、船に乗ります。

いっぱい置いてある救命胴衣。この航路で数年前に中国人が大勢溺れたせいか、乗客のなかでも中国人っぽい人は確実にこの救命胴衣を持って座ってますね。うちらもいちおう手に取りました。

ここから1時間弱で、ラーン島、ナバーン埠頭に到着です。

ついに禁酒日に遭遇する (4日め・その4)

レストラン予約で変なことを聞かれる

昨日行くつもりだったレストランに、今日改めて行こうと思っていました。カニのカレー炒めでおなじみ中華系タイ料理レストランの「ソンブーン」です。

こちら英語で予約が可能です。というか今回言ったバンコクの有名店はどこも予約が英語で取れました。ネットで「予約したいです」みたいな言葉を検索して電話かけるだけでだいたい予約可能。必要な情報も今のところ「予約名(フルネームじゃなくて名字だけとかでいい)」と「行きたい時間」だけ。連絡先電話番号すら聞かれません。それでいいのかタイ。とりあえず予約できてるからいいけどタイ。

で、今回予約した時に聞かれたのが「今日はアルコールのない日ですけど大丈夫ですか?」
ん?禁酒日?

いや、仮に禁酒日だったとしてもどうにもならないので「酒なしOKですよ」みたいな感じで電話を切りましたが。10月の中旬に禁酒日なんてあったかな。しょうがないので偶然エレベーターに乗り合わせたベルボーイに聞きました。こんな中級ホテルのベルボーイにも英語が通じるというそういう時代になったものです。
前の王様の命日だよ
そうでした。この10月のその日は、プミポン国王崩御した日でした。

だからアイコンサイアムにプミポン前国王のでっかい写真が飾ってあったのか。

後で調べてみたところ、国王が崩御したかどうかに関わらず、この日は旧暦11月の満月の日にあたるので「出家の終わる日」(オークパンサー)としてどっちにせよ禁酒日に当たってたそうです。両手で数えられないくらいタイに来てるけど初めて当たっちゃったよ禁酒日に。

それはともかく移動

アップルストアでろくな買い物もせず、BTSと地下鉄で移動します。行き先はとりあえずエスプラネード。地下鉄のタイ文化センター駅で降りますが人混みがすごい。もしかして目的は一緒かな。

エスプラネートの裏には「タラート・ロットファイ・ラチャダー」という観光施設があります。エスプラネードの駐車場3Fから撮影するとインスタ映えする市場の写真が撮れる、っていうアレです。そのためにエスプラネード来たんですが。なんか人が多い。

これは駐車場、大変なことになっているのでは、そう思って入り口のタイ料理店に入りました。

iBerryって書いてあったから例のアイスクリーム屋さん系の喫茶店かと思ったら、けっこう本格的な中部タイ料理店だったらしいです。でもこちらはこの30分後にカニのカレー炒め食べるつもりでいますからね。適当にライムティーとかで時間つぶしです。

で、写真撮るの諦めて、移動です。ひと駅だからタクシー使ってもいいかなと思ったんですが、客待ちしているタクシーろくなことがないですね。諦めて地下鉄です。何のためにエスプラネード来たんだろうな。「鉄道市場のインスタ映えスポットはやたら混んでるよ」っていう不確定情報知るためだったのかな。

ソンブーンそこそこ混んでる

ソンブーンです。

なんでか知らないんですけど、シーロムの方のソンブーンの評判があまり良くないんですよね。理由わからないのに避けるのもどうかと思うんですが、思わず避けてこっちの方に来てしまいました。

禁酒日だろうが店内はそこそこ混んでいます。まあ有名店だもんな。この写真に映らない方の大きい円卓には日本人の団体客(といっても10人くらいだけど)も座っていました。

ビールが飲めないとなるとどういう飲み物を飲めばいいのか。あまり悩まずに熱いお茶を頼みました。お茶にしては高いなと思ったけど、来て納得。ポットに入ってきましたよ。そりゃそうだよな。ポット一つぶんの値段だよな。

ジャスミンティーと言えばいいのかな。普通に料理に合います。少なくともコーラの100倍いい感じ。

蟹のカレー炒め

空芯菜炒め

アスパラガスとエビの炒めもの

どれもそこそこ美味しい。とは言っても蟹のカレー炒めはさすがに多かった。SMLとあるなかでM選んだんですがちょっと多すぎ。いかに名物だと言っても2人組くらいだったらSでじゅうぶんみたいです。

ついにタイ版「iTunesカード」を手に入れる (4日め・その3)

みんな知ってる話だけど、iTunesの品揃えは国ごとに違う

前からiTunes ギフトカードのタイ版は欲しいと思っていたんです。単純にタイのiTunesでないと買えないものがあったんですよ。タイの映画です。

こちら、米国版iTunesの検索結果です。
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キーワードは「Jira maligool」。かつてのGTHおよび現在のgdh559のプロデューサー名です。iTunesって、レーベル名で検索が出来ないんですが、この会社の映画に限ると、全ての映画にプロデューサーとしてこの人が関わっているので、この人の名前で調べるとこの会社の映画を全て検索できるという技です。

米国版でもそこそこあるんですが、英国版はもう少し検索結果が増えます。
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といっても、1つくらいですね。その1つが大事なんですが。

もちろんタイでも同じ映画は検索結果に出てきます。
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今は英国とタイと同じ検索結果なんだけど、この映画が出てくるの、さすがにタイの方が数ヶ月早く出てきてました。これが見たいんですね。

ちなみに、同じキーワードの日本版iTunesでの検索結果は以下の通りです。
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日本語字幕の準備の差があるとは思うんですが、話にならない気がしますね。

みんなのアドバイスが全く役に立たない

さて、海外版iTunes ギフトカードは手に入れようと思えば手に入れられる場所があるように思います。そのへんは「海外版iTunesカード」みたいなキーワードで検索して頂ければそこそこ見つかります。でも、見つかるのはだいたい米国版、少し探して英国版。そのほかのEU各国版は取りそろえているといいつつ、あったり、なかったり。

で、ないのがタイ版のiTunesカードです。全く見つからない。むしろタイ在住の人が海外版のiTunesカードを探しているようです。
そこを一生懸命探してみました。

タイ在住の人に聞いてみたり、ホテルのフロントで聞いてみたり、コンシェルジェに聞いてみたり。

で、決まって返ってくる答えがあるんですね。
セブンイレブンにあるよ

こちらがそのセブンイレブンプリペイドカード棚です。

Google playカードはあるんですが、iTunesカードはありませんよね。

でも、今のバンコクにはAppleストアがある

Appleストア、うちの近所にはありません。バンコクにもついこの間までありませんでした。

似た名前の店はあったんですよ。iStudioとか、

Apple Shopとか、

Apple South Asia (Thailand)とか

そのものずばりApple Storeって店まで。

これら全てが正規のAppleストアではないというのがタイのすごいところです。どこもそこそこ大きめのショッピングモールに店を構えていて、たまに、というかたいていApple関連製品を売っているにも関わらずです。

でも、今のバンコクには正規のAppleショップがあるんです。

せっかくなので、水上マーケットの帰り、ここまで行ってみました。アイコンサイアムです。はい、今回の旅行で2度目のアイコンサイアムです。ここにあるって知ってるなら初日に寄ったよ、Appleストア。

なんだかんだで写真撮ってません。良い感じの写真がgoogleにアップされているんでそれを参考にしてみてください。欠けたリンゴのあのマーク以外何も書いていない店がそこにあります。大きいです。

ひと回りしたが、iTunesカードは見つからない。

大きいテナントですが、その大半はデモスペースに割かれています。あまり商品はおいてありません。まあAppleの製品ってそんなに種類ないものな。それでもiTunesカードは見つかりません。

しょうがないので英語で「タイのiTunesカードない? Appleギフトカードじゃなくて、 iTunesカード」と店員に問い合わせてみました。そうしたら店員が代わりまして。
日本語で「どうしましたか?」と。
詳しそうな店員です。たぶんIT系全般詳しそうな人だな。eスポーツとかやっててもおかしくないな。そんな感じです。

で、いろいろ聞いてわかりました。

判明した事実

「タイ版のiTunesカードはありません」
あ、そうなんですか。
「オンラインのギフトカードはあるので、それをクレジットカードで買ってください」
いや、タイ版のiTunes、日本のクレジットカードが通らないんですよ。
「本当ですか、やってみてください」
ほら、決済できないでしょ。
「携帯電話番号が登録されてるなら、その番号でも買えますよ」
え?俺の携帯電話番号、そこそこチャージしてるけど、プリペイド番号ですよ。
「たぶん大丈夫です、登録してる番号でどうぞ」
買えました……

そうなんです、チャージしたプリペイド電話のチャージ分で、iTunesカード、買えてしまいました。
さらに友達に頼まれていたiTunesギフトカードも、チャージ分で買えてしまって。

タイ版のiTunesカードは、登録した電話番号引き落としで買える

今回判明した事実です。ま、電話番号、原則としてタイに行かないと登録できないですけどね。

ツアーを楽しんで宿に戻る (4日め・その2)

どこ行きでも舟に乗るのは楽しい

ツアー船の時間になるまで、市場内をうろうろします。餌買ってナマズにタンブンしたり、なんだり。

(餌は前に来たときに買ったやつですが今回と同じです)

で、乗り込みます。

最近はタイ語の他に英語も説明に含まれたようで、まあそれでもスピーカー越しの説明はわかるようなわからないような、なんですが、舟に乗るのは楽しいものです。

20分ほどして着いたのが、とあるお寺。

ワット・コと言うようです。

お堂は、タイ標準仕様と言ってもいいような標準的なもの。普通に拝んでおきます。

裏にはいい感じの入り口がありました。

犬も涼んでいます。

トイレにはシャワー付き。ここでシャワー浴びる人、どのくらいいるのかな。

もう一つお堂がありました。ルワン・ポー・ダムのための場所、って書いてあるのかな。詳細はよくわかっていません。勉強不足。

帰りにもいろいろ買う。

今回のツアーは短いやつなので、基本的にこの寺を往復しておしまいなのですが、おなじみの場所を廻ります。
一つはナマズの餌やり所。

今調べたら「宿泊所」で「閉鎖」と二重の意味でだめになっていますが、別の寺の裏手にあるパン屋さんです。人間のためのパンは売ってなくて、ナマズにタンブンするためのパン。食べても死にませんが、一口で食べるのをやめたくなるくらいにはまったく味のしないパンです。





餌やりシーンは以前に餌やりしたものですが、いずれパンに群がるナマズを見るのは面白いものです。

もう1軒は

竹に入ったおこわ屋さんですね。

最近はきちんと英語の説明もあります。

数本買うと安くなるのですが、さすがにそんなに食べられないので、1本だけ買うことにします。

開けてみると外観の無骨さに比べてけっこう素朴でおいしい味です。

ついでに昼食

戻ってきて、せっかくなので昼食です。
適当に焼きエビなど頼みます。

あとは豚の串焼き。

ここのソムタムは全く辛くないので初心者向きかもしれません。

目当てのツアーに乗り遅れる (4日め・その1)

とは言え歩いてみたい路地はあるのだ

さて、今日はバスに乗っておなじみタリンチャン水上マーケットに向かおうと思います。宿を出たのは8時過ぎ、むしろ8時半に近かったか。せっかくなので最寄りバス停まではソイ・パヤナークからソイ・ペップリー10へ歩く道をいこうと思います。

と言っても知らないですよね、ソイ・パヤナークもソイ・ペップリー10も。

Googleストリートビューで見るとこんなところです。向かって道路右側がソイ・パヤナーク、左側がソイ・ペップリー10。サイアムスクエアから1駅、そこから5分ほど歩いたくらいでこんな感じの下町の雰囲気あふれる場所があるという。

実際今回歩いたときには、

お坊さんが道端で説教してたみたいでした。
え?説教?
何度も通ったことのある道で初めての光景で、若干の違和感はあります。ありますがこのときはそれに気が付きませんでした。
この違和感の正体は後ほど判明します。

ツアーは締め切られていた

79番バスに乗ったのは9時ちょっと前。

乗って初めてルート検索して、別の少し嫌な予感が発生します。

「目的のツアーに間に合わないかもしれない」

タリンチャン水上マーケットの一番のおすすめは「3つの水上マーケットをめぐるツアー」です。10時少し前にスタートしてタリンチャン以外の2つの水上マーケットを舟で見学するツアーです。3つ目はタリンチャンそのもの、というオチが付く。バス、このままの到着予定だと10時過ぎることになっていました。

果たして休日の空いている道路を爆走したバスは大幅に予定時刻を更新して、9時半には現地に到着しました、が。やっぱりツアーは売り切れ。

しょうがないので、別のツアーのチケットを買うことにします。

ランのツアーだとがっかり感がますけど、これは何のツアーだろう。

ついでに牛肉麺も食べる。

タリンチャン水上マーケットの入り口には牛肉麺の老舗があります。

Google Mapだとそのままのわかりやすい名前。

残念ながらメニューは全てタイ語です。

まあくいもんの名前だけは読めるけど、ということで私が注文したのはこちら。


牛肉麵の麺なし、ご飯別盛り。一度やってみたかったやつです。麺抜きでも90バーツ、ご飯は5バーツでした。

つづく

食べ物が合わない中、なんだかんだで地ビールを飲む (3日め・その3)

クレット島はお菓子と陶器の島です、が……。

渡し船を降りてから2バーツ払って踏み込めば、そこはクレット島です。
右手の奥の方に行くと、OTOP商店街があって陶器とお菓子の店がずらり。とは言え同行者はあんまり興味がなさそうなので、軽く昼食だけ済ませます。

川沿いでなんとなくレトロ感あふれる食堂を見つけたので入ります。たぶんここだな。

エビのパッタイを注文してしばし待ちます。

いちおうレトロ感あふれる品物を並べている風ではありますが、なんかリサイクルショップ感があるのはなんでだろう。


で、エビ入りパッタイ。エビもそこそこ大きいし、まあ普通の味だったのですが同行者はあまり好みの味ではなかったよう。難しいですね。

しょうがないな、とは言いつつ、ちゃっかりお菓子は買って帰ります。

ルークチュップ、という、ゼラチンを固めた感じのお菓子。全部ゼリーじゃなくて、中にはあんこが入っています。果物とか野菜を模しているのがけっこう好み。

いずれ今回の目的地はOTOP村とは反対方向にあります。

チットビールへ

クレット島で地ビールを出している店はChit Beerと言います。なんでもタイで地ビールを作っているところの草分け的存在で、あちこちでHOMEBREWをしている人たちとの交流もあるらしい。まああまり細かく知らなくても行って飲めればいいのだ。

ところが、この店が意外と遠い。
曲がりくねった道を歩いていくと「あれ、うちらどこかで間違えたんじゃないかな、もしかして既に潰れていて店なくなってるのかな」と不安になったあたりにひょっこり存在しています。

何度も来ているから今回は迷いません。

迷うのはどのビールを飲むかかと。

Wifiパスワードを記録するふりをしておつまみメニューもパチリ。

まあフレンチフライが無難なところでしょうか。


既に何のビール飲んだのかは忘れましたが、ドゥンケルだったかな。

土曜のせいか、生演奏も行われていました。

でもごめん、近すぎて何か話すには逆に厳しい席だったよ。

帰りは高速経由で

来る時に来た渡し船に乗って降りたら、寺の入り口まで歩いて、またパクソイ(大通りの入り口)までバイタクに乗ります。行きで降りた所の反対側、なんとなく市場のある辺りにバスがやってきます。今回狙うのは166番。途中で高速に乗るので早く帰れることが期待できます。

Googleの検索結果では166番出ませんでしたけどね。なんとなくこんな感じのルートです。

で、面倒くさいのはこのバス停、166番としては途中のバス停だってことです。南から北に行くバスも、北から南に行くバスもここを通って人の乗降してから元の通りに戻っていく。なので、番号だけでなく「どこ行き」かを聞くのがとても大事です。今回乗るのは南行きのバスなので、車掌に「アヌサワリー?」って聞けばだいたいなんとかなる。アヌサワリーって言うのは戦勝記念塔のこと。本当は「記念塔」って意味しかないような気がするけど、このバスに限って言えばたぶん他にアヌサワリーない。


行きよりかなり速く、バスに乗って1時間くらいで帰ってこられました。


ちょっと気になったスマホゲームか何かの広告。どこのIPだろう。

食べ物が合わない

夕食は遠出も考えていたのですが、けっこう疲れたので近場の東北タイ料理店

何はともあれ焼き鳥は欠かせません、が、

撮るの忘れて食べちゃった。

ただ、これ以外の料理が不評で、

タケノコの和え物とか、ラープとかあまり口に合わなかったみたい。東北タイ料理店でそのへんが食べられないとなかなか厳しいです。
まあ、焼鳥が美味しかったならいいか。

おまけ

ついでに、ホテルのそばのマッサージ店でフットマッサージ受けて帰ります。


Free Wifiあるんだけど使ってる暇ないや、この店。

乗り換えたバスが渋滞に巻き込まれる (3日め・その2)

帰ること自体はスムースにいった

メークロンを出たバスは高速国道をスムースに北上していきます。

google mapの経路案内、せめて少しくらいは道路に沿ったふりをしろと思いますがしょうがないですね。

向かい側の道路を見ると、土曜日のレジャーのためか大渋滞。バンコク入りの道路も一部ジャンクションなどで流れの悪いところはあるものの、1時間半ほどでモーチットこと北バスターミナルに到着。ロットゥーのターミナルは確か別のところにあったはずですが、中央のターミナル前でみんな降りてしまいます。こちらも同様。

大きなターミナルで、ここから東北部に向かって乗っていったことも数度ありますが、今回は特に用はありません。中に入って様子を見つつ、売店群を通り抜けて市バスのターミナルへ。

乗り換えたバスが間違っていたのかも知れない

いい感じでバスが待っていました。104番バスです。

このバスに乗り換えなしでほぼ終点まで乗っていれば、今日の目的地「クレット島」に向かえるはずなのです。

バスは誰も乗っていませんでした。

その後もそんなには乗らず、数人乗るくらいでバスは発ちます。

新型のバスです。エアコンは死ぬほど効いています。よく見るとラビットカードの読み取れるカードリーダーも付いています。北バスターミナルを出て少しするとチャトチャック市場があり、この周りが少々渋滞ですが、順調に北上しているように見えました。

ところが途中で左折したあたりで雨が降り出します。

そうでなくてもなんだか流れが悪くなりかけていたのが、完全に止まりました。いやー、運が悪いな、と思っていたのですが。

今これを書くためにルート検索してみたら

このくらいかかるのはそんなに珍しいことではないようですね。1時間半で着いたのはまあ普通のようです。

バイクタクシーで船着き場へ

地図を見ると、目的地の西側に中洲というか、川で囲まれた土地があるのがわかりますが、これがコー・クレットことクレット島です。バスの到着地はクレットの入り口、ということで、パーク・クレット。日本人が言う場合はパークレットのほうが通じやすいかも知れませんが、島に行くには少し離れています。

どうやって行くかというと、道路の入り口にバイクタクシーがたむろしていて、2ケツ渡し船の乗り場そばまで送ってくれるのです。
料金交渉も行き先表明も要りません、いや居るんですがほとんどの人がコー・クレットに行くのでコー・クレットの一言で通じてしまうのです。今回は1台20バーツくらいでした。

とは言えバイクタクシー、どこまで行くかは気分次第のようです。寺の入り口で降りる場合もあれば、売店の入り口まで入る場合もあり、さらにこれ以上行けないくらいまで奥に入ってくれる場合もあります。今回の2台のバイクタクシーが対照的でした。

先に友人を乗せて寺に向かったバイタクは寺の入り口を少し入ったところでスピードを落としました。後から行ったこちらのバイタクが売店をすり抜けて、船着き場すぐそばまで行って。これはどうしようかな、と思っていたら、遅れて先ほどのバイクタクシーがやってきたのです。おそらく後から来たバイクが奥まで行っちゃったから慌てて追いかけて来ましたね。まあ無事にたどり着けばそれでいいのです。

渡し船は2バーツだったかな。

乗って向こう岸に着いてからお金を払います。着いたらクレット島です。

続く。