最後の二番館での映画鑑賞を終えて、夕飯を食べる (2日め・その5)

今回の旅の目的はほぼ終えてしまった

今回の旅行記については「最後の二番館」をしつこく連呼していたわけですが、いちおう「最後の」が付く理由はないわけではないのです。もちろん全美戯院が台湾に唯一残った映画館だ、という意味ではなく、今回見た「限時好友」を上映していたのがこの映画館だけだった、ということではあるのですが。

さて映画をのべ3本見たところで思ったのは「これならなにかおやつも持ち込めばよかったな」ではありました。全美戯院は持ち込みがかなりゆるくて、「仮面飯店」を見ている最中もおやつを取り出すためにビニールをがさこそやる音が響いたりしました。ケータイの着信音もありましたね。気になる人がいるのはわかるのですが、あのくらいゆるいほうがいいのでは、という気分になるところもありました。そのへんは金額と「入れ替え制じゃない」みたいな部分のかもすところなのかもしれません。

夕飯についてはあまり考えていませんでした。せっかくなので夜市にでも行こうかと思っていましたし、近くにあればタウナギの意麺も食べたくはあったのですが、見かけたのが「咖哩飯」ことカレーライスの店です。

日本統治時代に持ち込まれて台湾的発展をした由緒正しい台湾メシで、なんとなくこれをテイクアウトしました。店の人は「店内で食べるかい」って言われたしそのほうが写真映えすると思うんですけどね。

玉井や林百貨店で買ったお土産品もあるので、これを部屋に置くためにいちどホテルの部屋に帰ります。

カレーを食べて。

例によってT-Bikeで花園夜市に向かいます。

途中でアプリで調べると「花園夜市のT-Bike Stationは満車だよ」という情報が。悩ましいのですが途中の公園で停めて歩くことにします。夜になっても暑いです。自転車こぐと風で涼しいのになあ。

花園夜市へ

歩くこと5分ほどで花園夜市に到着します。

夜市。大したものがないとわかっていてもワクワクしますよね。

とりあえず飲み物を買おうと思ったのですが、パパイヤミルク屋さんは微妙に混んでいましたので後回しにします。

今回狙っているのは臭豆腐です。

ちょうど揚げる直前の現場に出くわしました。

これに付け合せのすっぱいキャベツなどを乗せて

一人前出来上がり。

今回撮った食べ物の写真の中でいちばん映えているような気がするのは気のせいでしょうか。


隣にはタイのクレープ風食べ物である「ロティ」の屋台があります。中国語も読めなくはないのですが、今の自分にはその下に書いてあるタイ文字のほうがよほど読みやすかったりもします。
ちなみにタイ料理屋台、この他にもソムタム屋台があったりしました。青パパイヤは日本より手に入れやすいでしょうから作りやすいでしょうね。

食べ終えてパパイヤミルク屋台に行くと、先ほどよりは空いていました。

パパイヤミルク(木瓜牛奶・むーぐおにょーない)を一つ頼みます。

コップいっぱいに作って、ビニールの蓋をして出てきます。60元。そういえばこのパパイヤミルクを飲むのにもストロー使いますね。台湾はそのうちプラスティックストロー廃止するそうですが、どんな風にこの辺対応するのか、気になりますね。

パパイヤミルクを飲みながら残りの屋台をひやかします。

カジキのさつま揚げ。


葱を入れた薄焼き的なお好み焼


地瓜とはさつまいものこと。さつまいもをフカフカもちもちに揚げたボール状の食べ物ですね。


たぶん非公認ですが、キティさんの仕事の選ばなさの一端ではあります。


新宿・横浜店という謎のたこ焼き店を見ながら夜市を後にします。

帰りの自転車確保のためにT-Bike Stationに行ってみると、自転車を停める場所は山ほどありました。一時間のうちに隙間が増えたのか、アプリの情報が更新されていなかったのかはわかりません。まあ自転車があるうちに帰ろうと思います。

ちなみに最寄りのStationの方に停めたときもBike Stationのカードの効きは微妙にダメで、それに悪戦苦闘しているときにホルダーに入れたスマホを回収するのを忘れました。一緒に停めた別の人に指摘されたので紛失は危うく避けられましたが、ホルダーやばいな。

今回泊まっているホテルの難点は、このBike Stationよりもコンビニが遠いことです。帰りにコンビニに寄ってから帰ります。

路地がいちいち美しいです。

今回唯一口にしたタピオカミルクティ。味はまあまあ。

クラシック台湾ビール。普通の台湾ビールより安いですが、この値段差だったら普通の台湾ビールのほうがいいかもしれないな。

つづく