川を渡ってバーンナンプン水上マーケットに行くものの、帰り道を誤る (8日目・その1)

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最終日です。なるべく長く休みを取ろうと思うとどうしても休日は前後に入る形になりますね。
今回は、正月にも言ったバンコク対岸の水上マーケットにまた行ってみようと思うのです。別の形で。
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朝ごはんのトーストとフルーツもあっけないですが、とりあえずエネルギー補給と思えばなんとかなります。

バス停まで歩く

で、サイアムスクエア方面へ。
泊まっている宿からサイアムスクエア方面へは、もちろんBTSでも行けるのですが、フアチャン橋経由で歩くことも可能です。午前中の過ごしやすい時間なら歩くのがおすすめです。
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フアチャン橋のたもとは猫の名所でもあります。どうも地域の人たちが猫に餌をやってるらしい。「猫のエサ代を寄付してね」っていう募金箱も置いてありますので猫写真を撮りたい人は撮ったついでに寄付もしたらいいとおもいます。

フアチャン橋からBACCまでは歩いてすぐ。開いてればBACCのエスカレーターを使って楽に歩道橋に登りたかったのですがまだ開いていないようです。
ちなみにBACC(バンコク・アートandカルチャー・センター)はバンコク中心部で特に用事がない方は眺めに行くのおすすめです。
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旅行当時は始まってなかったイベントも、このブログに書く頃にはもう終わってますね。

交差点を反対に渡って南の方に歩きます。
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古い映画館があったところが空き地になってますね。この映画館の裏側テナントで頑張ってたバナナデザート専門店も移転したようです。
MBKの向かいくらいのところのバス停で待ちます。そう言えば卒業旅行でバンコクに初めて来た*1ときもここのバス停でバスを待ったな。

クロントゥーイの渡し船に乗る

ここで乗ったバスでクロントゥーイまで行きました。バスそのものは目的地には行かないので、近めのバス停で降りて少し歩きますが、まだ午前中の暑くない時間帯なのでそれほど大変ではありません。ちょっと気になるのは、クロントゥーイと言えば大きい市場がある反面、隣接したところにタイ最大のスラムがあるという話なのです。今回行く場所である船着き場がどういう場所にあるかが少し気になりますが、歩きます。
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線路あるけど、元貨物線だろうし、今は使ってなさそうだな。とは言え散乱するゴミの多さにはちょっと嫌な予感がします。

でも、予感は外れたようでした。
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南側の寺の入り口。この先に船着き場があるのです。ちなみにこのへんも活気があって個別に歩いてみたいなとは思わせる場所ではありまして、ちょっとスラムとは外れている場所のようでした。
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この奥ですね。
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この船に乗ります。5バーツだったかな。昔読んだ情報ではここから向こうに行く船はあっても、向こうからこちらに戻ってくる船はないとのことだったのですが、本当のことかはわからないです。まあ今回はここに戻ってくるつもりはありません。

渡ったところにはちょっとした食堂とレンタサイクル屋、レンタルバイク屋がありましたがここに戻ってくるつもりがないので使うつもりもありません。というかレンタサイクル屋がここで営業できるなら、渡し船向こうに戻れそうな気がしますがどうなんだろうな。

歩いて行ける距離ではないので近辺をうろうろしていると、休憩していたバイタクの運ちゃんが声をかけてくれましたので「水上マーケットに行きたい」とお願いし、OKしてくれます。

そこから車の通りの少ない道路を数分走ると
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バーンナンプン水上マーケットなのです。
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水上マーケットを歩く

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いちおう湿地帯の上に建っている水上マーケットなので、なんとなく水路っぽいものはあるのですが、舟が通れるような水路はありません。基本的には全部土の上に建っているお店ばかりですから、水上マーケットというのはなかなか憚られるのですが、タイの水上マーケットの9割以上はこんなものです。
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でもまあ買い食いにはもってこいの店がならんでいます。
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揚げバナナの屋台の写真がほしい、と言われたのですが、バナナの店があるのはともかく、揚げバナナの店は意外と見つかりません。利幅がうすいのかな。
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はちみつ入りマナオジュース。写真撮っていい、と物を片手にお願いしたところ、いい感じに緊張した顔になりました。
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トイレの入り口にあるティッシュの料金箱、と思って撮ったのですが、タイ文字をよく読んだら「募金箱」と書かれていました。端金の数バーツは入れたらいいと思います。
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イマイチ売られているものがよくわからないように見えますし、何売ってるのかは忘れましたが、この裏側では射的の屋台が立ってました。射的でいい成績あげるとここで売ってるものが賞品としてもらえるはず。
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ナコンパトム県の水上マーケットまで行かないと買えないはずのアヒル型お菓子がここでも売られていました。ただ、バリエーション展開的に多色アヒルにしたんだろうけど、個人的には黄色1色のほうが「っぽい」と思うのですよね。こっちのほうがタイ人好みなのかな、でも残念です。
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揚げラープ。肉を細かく切って炒めたものをスパイスで和えたのが「ラープ」という東北料理なのですが、それを揚げたのが「ラープ・トート」と言いまして、自分も知らないうちにこういうマーケットの定番料理になりつつあります。実は先週の水上マーケット巡りで以前食べたラープ・トートに再会したく探したのですがその日は出会えずじまいでした。これは揚げ物でそれなりに日持ちすると思いますので、このまま日本へのお土産にしようと思います。
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見つからないと思っていた揚げバナナが売られているのが見つかりました。よかったですね。
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人気かどうかはわかりませんが、水上マーケット定番の舟そば店です。
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買い食いしながら歩いているので、このくらいの量でちょうどいいかな、と思いました。
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フレッシュオレンジジュース。昔は塩が入っていたのですが、これには入ってない感じですね。フレッシュオレンジジュースに塩を入れるのはさすがに廃れたのかな。時々飲むのですが出会えた試しがありません。

このほか、寄付を持ちかける人たちとか、服とかいろいろ売っているのをひやかしつつもひと回り。そろそろ次の場所に行ってもいいかなと思います。

この半島へは、バーンカチャオ船着き場からバーンナーの方へ行く渡し船が一番メジャーで、今回何度も「戻る気はありません」と行っていたのはそっちに行きたかったからなのです。市場を一巡りするとバイクタクシーのたまり場がありまして「どこ行きたいの」と聞かれたので「バーンカチャオ埠頭」と言うとOK出されて、たむろってたドライバーの1人が運転するバイタクに乗って向かうことになります。

着いたところは見覚えがあるものの、どうも場所が違う気がします。

船着き場を間違える

行きたかったバーンカチャオ埠頭はこちらです
goo.gl
ところが、着いたのはどうもバーンカチャオ寺(ワット・バーンカチャオ・ノーク)だったようです。
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実際バーンカチャオ埠頭のタイ文字をよく読むと「タールア・ワット・バーン・ナンプン・ノーク」と書かれています。バーンナンプン寺の埠頭、でって意味ですね。
バイクタクシーは「タールア・バーンカチャオ」と聞いて、「ワット・バーンカチャオ」のそばの埠頭と思ったらしいのですね。実際にかなり鄙びていますがここにも埠頭があります。
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複数で乗る場合と1人で乗る場合で料金が違ったりします。さてどうなんだろう、そもそもこの時間帯に舟が来るのかな、と思うと本当に舟が来ます。

「どこに行きたいんだ?」って聞かれたのでダメ元で「バンナー」と言うと「とんでもない、遠すぎるよ」みたいな顔をされます。まあ実際遠いでしょうね。しょうがないので「向こう岸でいいよ」と指差しして送ってもらいます。向こう側がどこだかさっぱりわかりませんが、ここよりは賑やかでしょう。

舟は数分もしないうちに対岸に着きます。
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こっちの桟橋もたいがい鄙びていました。さらに道とも言えないような道を歩いて大きな通りに向かいます。これ逆方向だったら絶対に行き方わからないな。

でてきたのはこんなところ。
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google ストリートビューでも複数人のバイクタクシーが屯しているのがわかります。場所はラマ3世通りのようです。歩く観光客にはほぼ無縁の通りですが、ありがたいことにBRTがこの道を通るだけでなく、ここを通る路線バスも数本あります。調べるとバンナー方面まで直通するバスもある、よう、ですが……直通バスで大変なことになったのはほんの昨日のことでした。同じ轍は踏まないぞ、とBRTを探すことにします。

バイクタクシーは少し前から料金表を掲げています。どこまで正しいかわかりませんが、「料金交渉はしなくても乗れるよ」という意思表示だと私は理解しています。その中に「BRTナララーム3」という行き先がありました。過去に「タワンデーン・ビアホール」に行く時につかったBRT駅ですが、ここまで行ってもらうことにします。快く了承していただき、バイクタクシーで数分、BRT駅まで無事たどり着くことができました。

この時間のBRTはそんなに本数がないので待ちますが、やってきたバスはそこそこ混んでいました。昼の日中にここまで混んでいるなら廃止することないよな、と思いながら終点サトーンに着きます。
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ここからBTSに乗り換えて、改めてバンナーに向かうことにします。

*1:正確には初めてではない