ラオスに行く前に「イサーンの玄関口」というところがどんなものなのか確かめに行ってきた。(2日め)

前回のエントリの続きです。

朝ごはんを食べて、バスに乗る。

泊まっているホステル、ドミトリーの1部屋あたりの人数で値段が違うのですが、これ「階段をどれだけ昇るのか」という差での金額差みたいです。
朝ごはんはトーストとミルクとシリアルくらいならタダで出るらしいのですが、全くタイっぽくないのでなんかご飯を探しに行きまして。
近くのコーヒー屋の前でなぜか売っていたガパオライスのお弁当と、それからアジアホテルの路地を少し奥まで歩いたところで売ってるナポリタンマカロニ、それにオレンジジュースを買ってホステルの1Fで食べます。ちなみにこの3つの中で一番高いのはオレンジジュースです。次がマカロニ。

チェックアウト後、向かうのはモーチット2こと北バスターミナルです。現在いるのはBTSラチャウィティ―駅。さてあなたはどうしますか?

答え。「荷物が重い」「急がない」という前提で、北バスターミナルに到着するバスを待つ、が正解です。おそらくみなさんはBTSでモーチット駅まで行って、そこからバスに乗ろうかな、と思ったかもしれません。しかし、BTSエスカレーターは上りしかない可能性が高い、ということ、モーチット駅からバス停に行こうと思っても上下どっちの道路で待てばいいかわからないこと、諦めてタクシーに乗ろうと思った場合高い確率でボラれることを考えると、急がないならバスで終点まで行くのが一番です。というわけで前の日のうちにホステルのラウンジにあった共用パソコンでバスマップを調べたところ、BTS RachawithiからMorchit 2までは16番か529番のバスが行くようです。

バス停前にあった行列のできるトンカツやさんで豚と餅米を買って

食べながら待ちます。トンカツ買っている間に16番バスが通り過ぎたような気もしますが気にしません。待つこと20分で乗ったバスは、エアコンバスで20バーツ前後だったかな。無料WIFIもついて、適当にスマホゲーなどやっている間に北バスターミナル入口に到着します。その間およそ1時間。かかっているようにも思えますが、座ったまま動かなくていいのは楽なものです。

行き先をチェックする間もないまま、バスに乗せられる

そこからマッサージとか床屋とかケータイショップとか、そういうお店の間を通り抜けて3階まで上がるとそこが切符売り場。あちこちにいくバスのチケットブースがあります。面倒なのは、このブース、行き先別というよりは会社別のブースだってこと。だいたいの会社が1路線しか持ってないので行き先別でもあるのですが、別に近い順とかそういう感じで並んでません。看板の行き先表示を慎重に眺めながら歩いていると、客引きが「どこいくんだ?」って聞いたので「コラート」と答えると、「うちのでコラート行くよ」と言われて買う羽目になります。もう少しじっくり行き先を眺めたかったんだけどな、できれば飯も食いたかったんだけどな、と思いつつ切符を買うと、「もう1人と一緒に案内してやる」というので待ちます。どうせあっちのターミナルだろ、と思ったら案の定あっちの乗り場で、しかもバスの前まで行かず「あの向こうな」と指だけさされておしまい。結局乗り場に行ってからバスを探す羽目に陥ります。

乗ったバスの指定された席には先客がいまして、まあいいやたぶんこっちの席のほうがいいし、と思って別の席に座ると「お前ここの席じゃないだろ、チケット見せてみろ」と誰かがおせっかい。先客が適当に座っていたのをきちんと元の席に(つうか自分が今座ってた席なんだけどね)戻してその席に座らされます。ダブルデッカーの一番前って、危険なのかね、そうでもないのかねと思っているあいだにバスは出発します。

ソンテウへの乗り換えを案の定間違える。

さてこのバスはどこ行きなんでしょうか。表に行き先表示版があるんですが、さすがに鏡文字のタイ語は読めません。シー、スリ、スリテ?

さて、検索によればコラートに着くまでだいたい3時間。コラートではおそらくソンテウで市内に入ることになると思うのですが、ソンテウマップがないかな、と、スマホで探しまくります。外は渋滞で、1時間たってやっとアユタヤ近辺までたどりつく状態です。焦らずに探すと、なんか地下鉄の路線図みたいに親切な交通図が見つかります。バスターミナルからは7番か15番がいいのかな、と思ってとりあえずその番号だけ記憶します。2時間くらいたってバスはサラブリーのターミナルに立ち寄り。3時すぎにコラートことナコンラチャーシマに到着します。降りてから表示版を見たら、乗っていたバスはシーチェンマイ行きでした。去年行ったタイの果てよりさらに先の果てじゃないですか。

さてソンテウ。コラートのバスターミナルは広くてどこがソンテウ乗り場かよくわかりません。ただ歩いているあたりでソンテウは通過するのでこの辺で待ってるか、と思ったあたりで10分ほど待つと7番のソンテウが来たので思わず乗り込みます。どっち方面かわからないんですが、ソンテウは右折ができない*1乗り物なので、バスターミナル出口を左折してどんどん街から離れた方に進んでいきます。路地を曲がって、どんどん田舎道に入ってよくわからないところで終着駅となってしまいました。

「行きたい方向と反対方面に乗ってしまう」という私のソンテウあるあるです。お金払ったら「どこ行きたいんだ?」とタイ語で聞かれましたので「ヤモー」と答えると「じゃあそっちのソンテウに乗りな」となります。5分ほどして、ソンテウが発車。路地を戻って、広い道路を左折したらなるほど、Uターンブリッジで反転して街の方に向かいます。バスターミナルには入らず、向かい側の道を通過して、街の中へ。「ヤモー」とは中心部にある女性像のことで、ここまでたどり着ければあとは歩いてホテルまでいけます。

明日はバスに乗らず、列車に乗ることにする。

ホテルにチェックインして、

お湯が出ると思いきや湯沸かし器が壊れていて水しかでないシャワーを浴びて外出します。適当に歩いていると「タノンジラ・ジャンクション」という名の駅に着きます。そこそこ大きい駅なんですが、コラートの駅はもっと大きいらしいのであれですね。でも、この駅にも特急は止まるみたいなんです。ちょっと迷って、ここからウボンラチャタニー方面へは列車を使うことにします。

窓口は3つありますが、開いているのは1つだけ。その窓口に行って「トゥモロー、ルアンニー、トゥウェニーワン、イーシップエト、トゥ スリン、パイ スリン、1パーソン、コンヌン」と英語とタイ語を両方喋ります。駅員が英語通じるかわからないけど、このくらいの英語ならたぶんわかるでしょう。駅員は21番列車の予約画面を見せて、「これでいいか」といいますのでその切符を買います。ここぞというときの1000バーツ紙幣を出すと、お釣りがありません。なんかあっち行ったりこっち行ったりどったんばったん大騒ぎでお釣りをもらいます。

切符を買ったら、次は夕食です。例のヤモー像の方に歩いてみることにします。

ヤモーさんは仏像じゃないけど、そんな感じでお祀りされていた。

駅からヤモー像までは10分弱くらいかな。標高が上がったからなのか、バンコクよりは格段に過ごしやすい気温です。なんだかんだでヤモー像到着。夕暮れ近いってのにえらく混んでます。御利益あるのかな。

ヤモー像から少し離れたところに花売り場があるので20バーツ払ってお供えセットを買います。あとお寺にはあんまりないドリンク剤の瓶も20バーツで売ってたのでこっちも買ってみました。これなんだろう。なんかの油って書いてあるけど何の油だろうな、と、線香に火を着けに行ったところでわかりました。この火をつけるための燃料です。

ろうそくっていうのかな、ランプっていうのかな、溶けた油が火の下にたまっています。入れたら溢れないのかな、と思ったら裏側に穴が空いていて溢れていました。ここでたまったやつまた瓶に詰めなおして売るんだろうな、とか思いながらこれもお供えみたいなものかな、と思って注ぎます。でもって線香に火を着けて、持ったまま正座してお祈りして、適当にお供え。

花と金箔のお供えのほうにも行列が出来ています。並んで適当に花を掛けて金箔を貼って、ちょっとだけ拝みます。

ショッピングセンターはやる気がない感じだったが、ピンボールのメンテナンスはそこそこ良かった。

で、広場の南西部に「クランプラザ」というショッピングモールがあるので覗いてみることにします。初っ端から食堂があるのですが、もう閉店支度っぽい感じ。100円ショップ風の店があって、書店があって、タイのお下劣ジョーク集みたいのとか「日本語とタイ語の形容詞カルタ」みたいなのとかが気になるのですが荷物が重くなるので買わないのです。さらに、一番上の方に上がれば、やる気のないゲーセンの中に、ピンボールが1台。

10バーツなのでやってみたら、思ったよりきちんとメンテナンスされた台でした。ちょっとHALTの調整が渋めだったかな。ピンボールやりたい人はぜひコラートにお越しの際はお試しください。
上の階の方にもフードコートはあるのですが、こちらももう閉店みたい。まだ7時になってないのになあ、と思いながら下へ降りていきます。
写真は撮ってませんが「MK」そっくりの「MD」という店とか、イマイチやる気があるのかないのかわからない感じです。

特にこのブランドが置いてあるデパートは私は偏見で「やる気がない」扱いします。全国の原さんは怒っていい。
ともあれ食事は食べられませんでした。いったん宿に帰って出直します。

求めていたチムチュムの店はみつからないも、アヒルのラープにでくわす。

こういうときはタイの食べログこと「Wongnai」の出番です。ホテルの近く、500mほどのところにイサーン鍋の店があるようで、そこを目指して歩きます。

インスタ映えする、っていうのかな、この写真。
ところが、目指したあたりには店など影も形もありません。失意のうちに戻りますが近辺、微妙に屋台が多いことに気が付きます。これは何か食べられるかな。と思ったら「アヒルのラープ」って書いた屋台を見つけます。ラープっていうのはミントと米で肉を和えたもの。ちょっと辛めです。「アヒルあるの?」って聞いたら「ある」っていうので、それと餅米を注文します。

出ました。
この店に来る前にコンビニで缶ビールを買っているのですが、この屋台で開ける暇もないまま食べ終わります。

帰り道、ついでにバーミーなども嗜みます。ビールは部屋で飲んだ。

ナイトマーケットもいまいちやる気がない

今回泊まった宿を選んだ理由が「近くにナイトマーケットがある」ということだったので帰りに寄ってみたのですが、これがまたやる気がない感じ。

うーん。まあタイらしいと言えばいいのかなー。

*1:できないことはないが、広い道路をまたぎたくないのでUターンブリッジ以外では反対側の道路に行かないことが多い