アウェアネス・リボンっぽい黒い胸章を作ってみた。

えーとですね、喪章の話です。

アウェアネス・リボンっていうのがなんだかわからない人も多いと思うんですが、乳がん帽子のピンクリボンとか言論の自由ブルーリボンとか、そういうのあるじゃないですか。ああいうリボン運動に使うリボンのことを総称して「アウェアネス・リボン」って言うんだそうです。さっきまで私も知りませんでした。

葬式に出るわけじゃないんですが、ちょっと全土的に喪に服している場所がありまして、まあ対象の人も直接会ったことはないんですが哀悼の意は示したいなと思ったんですよ。なにせ黒い服が全国的に品薄だったりするらしいので。ユニクロでも黒い服が売り切れているとかで、これは大変なことだなと。

挙げたリンクの中にはリボンを配る計画もあるとされているのですが、実際いつ配られるのかはよくわからない。対象はそこの人だけらしいんですがまあいろいろ考えてこちらのユニクロでTシャツ3枚(で1500円)を買ったりしました。炎天下歩く可能性もあるのに黒Tキツいですけどね。

という前置きで、喪章です。

パイロットの人は腕章が必要だったらしいんですが、半袖に腕章はちょっとつらい。胸章かなと思うんですが、胸につける徽章って日本だとほぼ葬式用なんですね。ゲスト用、もしくは係員用です。黒、リボンで検索してみると本当にそんな感じです。これもちょっとやだなと。

リボン、で検索して出て来る1枚の細い布をクルッと回した感じのリボン、売ってないのかな、と思ったのですがそういうのない。調べたら近所の「花王堂」に係員用の胸章売ってまして、受注生産とか書いてあるのでいちおう問い合わせたら黒だけは在庫があるそうなので6つほど購入してきましたがこれはこれで微妙です。なければ作るかと。

微妙と言いましたがこういうのは気持ちの問題ですから、気持ちさえあればなんだって良いわけです。1個32円ならこっちのほうがいいような気もしないでもないので以下はオマケ的にお読みください。

この花王堂のそばにあったデパート1フロア使い切ってたダイソー、気がついたら撤退していたので少し離れたダイソーに向かいまして、いろいろ買いました。

安全ピン(50個入り)、バイアステープ(2.75m)、グルーガンのグルー(20本入り)、それにグルーガンです。ダイソー、100円ショップですが、グルーガンは200円。あとは100円ですね。
安全ピンはいろいろな大きさのものが売っているのですが、一番小さいものを買いました。バイアステープっていうのは手芸に興味のない方には馴染みが薄いと思いますが、布の縁取りに使うやつです。別にバイアステープでなくてもいいのですが、そのダイソーにはリボン売ってなかったんですね。同じような幅で使えそうなので、代用品みたいなものです。


これを適当な長さに切ります。10cmから15cmくらいがいいのかな。紙の芯に巻かれている関係上、必要のない折り目があるのですがまあこれはシゴくなりアイロンをかけるなりでのばせると思います。私は伸ばしませんでした。


試しに丸めてみたかんじがこちら。なんとなくいい感じになりそうです。


丸めたあたりにグルーガンで糊付けしてやります。本当はこの間に安全ピンも入れてやればいいのだと思いますし慣れたらその方法でもいけました。


まあ、これは慣れていないときの写真なので、いったん糊付けした上からもう一回グルーを載せてやります。


その上に安全ピンを載せて、固定。グルーは温度が冷える前ならそこそこ動かせますし、冷えた後はそれはそれで扱いが楽ですのであまり緊張しなくても大丈夫。


材料はいっぱいあるので、いくつも作ってみました。バイアステープの表裏とか、安全ピンの位置とか、リボンを丸めた角度、交差位置など試行錯誤して作ってみると良いと思います。

原価とか

バイアステープは3m弱。このくらいの大きさだと15個から20個くらい作れます。となると、原価は5円から8円といったところでしょうか。安全ピンは50個入りなので1個2円。グルーは10個作ってもまだ半分以上残っていたので、まあ1円しないくらいですね。グルーガンを持っていれば1個あたり10円くらいで作れることになります。

といっても、他に工作などしない場合、余った部材は無駄になりますので10個作って30円。グルーガンの分を乗せると50円。そういう場合、売っている喪章のほうが安いかもしれませんね。