土日にストリームスをやって思った。

この土曜、日曜はボードゲーム三昧な感じで遊んでいた。
そのなかでも、すごろくやさんのオリジナルゲーム「ストリームス」がかなりのヘビーローテーションだったのでその辺を中心に書きたい。

ストリームスは「何人でもできる」ゲームではあるのだけれど。

ストリームス、というゲームがどんなゲームかについては、まあいろいろな人がわかりやすい説明をしているのでそちらに任せたい。おそらく"すごろくや"の公式な説明が一番いいんじゃないかなとは思うんだけど。

範疇としてはペンシルゲームに属するカードゲーム、と言ったところか。1枚のカードに書かれていた数字をみんなで自分の紙に書き取っていって点数を取るわけだから、何人ででもできる、というのが一応ウリになっている。

ウリになってはいるんだけど、ちょっと失敗したなあ、と思ったのは、これを本当に「みんな」でやってしまったことだった。

数字の順番とか配置、というのは意外と共通認識ではない。

小学校低学年なら30までの数字は普通に理解できているだろうし、そんなに難しくない、と思ったんだけど、意外と短時間ではそうでもない感じで、かつあまりにも簡単なことのように大人には見えるので、そのギャップはかなり大きなものだった。

20あるマス目に「降順にならないように」数字を埋めていくときに最大の数字が30であれば、仮に"30"が出現する前に"29"が出現した場合、今後30は出ないと考えて一番右に書くか、30がでる可能性を考えて一番右を1つあけてその左に書くか、の選択肢しかないように見える。少なくとも大人ならどちらか以外の選択肢はあまり選ばない。

ところが、なんの指導もなしにストリームスをやる子供の中に、右側数マスをあけて29を埋める子がけっこういたのだ。そういうものなのか。

そして、ここからが難しいところで、こういう埋め方をする子供にどう対応するか、という話。

先ほど書いた通り、大人なら一見して選択肢がないので「この埋め方はよくない」と指導したくなってしまうのだ。でも、これやられると埋めている方は実はつまらなくなるんだよね。「自分の好きなように数字を埋めて」と言われているのに、ゲームの途中で口を出されるから。

それに、大人なら2マスのどちらか以外の選択肢はない、と書いたけど、このゲーム、掲示された20個すべての数字をきちんと「降順でなく」並べるのはほぼ不可能だ。明らかに間違った数字の入れ方をすれば確かに総得点は低めになるのだけど、だからといってひどすぎるほどひどい点数にもならない。

これに気がつくまでにもう少し少人数でゲームをやるか、もしくはペア戦など1人1枚でない方式でやるかした方がよかったかもしれない。

短いゲームでも、途中参加やメンバー変更は難しい。

ストリームスにも絡む話でもう一つ。
ストリームスは1ゲーム10分〜20分もあればできる、非常に軽いゲームだ。特に土曜日はゲームの時間が1時間半しかなかったこともあって、それはそれでありがたいゲームではある。

ところが、このゲーム、遅刻してきた人には対応できない。ゲームの途中から入ることができないのだ。

まあ、これはゲームの特性だからしかたがない。途中から入れるゲームだからいい、とか悪い、とかではない。遅刻してくる人がいる、と分かった時点で避けるべきだったかもしれない、というだけの話だ。

ちなみに、途中から入れるゲーム、ということで一番わかりやすいのはたぶん「犬棒かるた」(いろはかるた)かなと思う。いろはかるたに限らず、同時進行系のモノ探しゲームのバリエーションはいろいろあるので、その辺はやはり用意しておいた方がいいのだろうな。

メンバー変更もまた難しい。先述のメンバー自在系のゲームをバッファにしてなんとか可能かどうか。というか、1時間くらいの時間で、ゲームもルールを一から教えないといけない、という状況だと、タイミング的にメンバー変更は無理かもしれない。