Morioka.as Labの0x04回(0オリジンなので5回目)に参加してきた。

正式な表記はMorioka.as->lab(0x04)なのですが、この表記いろんなところで相性が悪いのですね。まあブクマされたりすることもあるので、タイトルは穏便な表記にしておいて。

で、Morioka.asとはいうものの、ActionScriptに限らず、LL的言語で何か作って発表すればいいという、ゆるいんだかきついんだかよくわからないレギュレーションで。

いえ、何の言語でもいい、というのはゆるいと思うんですよ。でも「発表が前提」というのがなかなか厳しいらしくてね。それほど発表って難しくないんだけどなあ。とオープンソース的に思ったり思わなかったり。

で、まずはテーマLT。

「何作ったらいいかわからないと言う人のためのテーマ設定」だったはずが、「テーマをネタにしてどういうギャグをやるか」になりつつありますが、それはそれとしまして。

クジだけにLTの発表順はあみだくじで決定。

こんな感じであみだくじを作ったら、作った本人が発表順1位になりまして。

id:shidhoの発表。

上の写真を見てもわかりますが。
GainerのMode 5というのがありまして、16入力までのデジタル入力ができると。
今回はこのうち8つの入力を使って、あみだくじの端につないでやって、当たり判定をコンピュータの側で表示してやろうという、まあそういう感じの発表です。

発表側は今回はProcessingを利用。ライブラリはfunnel。今回見るのも初めてだったのですが、単純に乱数で何かを表示するだけなら1時間だけで済んだのがかなり簡単で。

ええ、この後の人たちもたぶんそうなのですが、みな本業があってそこそこ忙しい中ものを作る、というので、かけてる時間が半端なく短いのですね。Twitterのつぶやきとか見ている限り、今回の制作に3日以上かけた人はいないっぽい。最短1時間、平均6時間くらいか。
「その程度で作った内容で発表していいのか」と聞かれれば、胸張って「その通り!」と言えるのがこの会のいいところ。
というか、手を抜くのも作業のうちですね。

この話はLT後の通常セッションで明らかになります。

なお、今回のアプリはアプレットとして公開しますがgainerはアプレット経由だと動かないので、アプリケーションとしても公開しておきます。

id:yuichi_katahiraの発表

日本語プログラム言語「なでしこ」を使って、おみくじを作って、そこからラッキーアイテムをアフィリエイト付きで表示する、ということになっているもので。

日本語プログラム言語「なでしこ」の存在は知っていましたが、いや今から命令覚えるのはかえって面倒だろう、ということで若干避けてたふしはあるのです。
ところが聞いてみたら、IDEっぽいものが最初から付いてきて、ついでにサンプルも山ほど付いてくるので、自分がやりたいサンプルを元に命令をクリックして追加することで簡単にExcel連携やらなんやら出来るようになるというのがすごくて。

デバッグ用の命令も多くて、Windows上で動いているプロセス一覧を取得する命令(これも命令一つで実現できる)とか、スクリーンショットを取る命令とか、メールを送る機能とかも実装されているとか。

何より、日本語風で命令が書かれている、ということは、最初にそのスクリプトを書いた人がいなくなっても、後任の人がなんとか読み下せる、という面が特に中小企業にはありがたいのじゃないかと思った「なでしこ」でした。

ちなみに、作られたおみくじは実はかなりテイストレスなものだったのですが、詳細は省略することにします。

id:suzuryoの発表

Quartz Composerで表現する乱数発生器、というもの。
音声認識で数字がランダムに出る、というか、1秒間隔でランダムに変わる数字が、マイクの音量に合わせて光る、というものなのですが。

Quartz Composerは最近のMacには標準で付いてくるヴィジュアル系なプログラム装置っぽいのですが、どうも日本で使っている人を見たことがない。
たぶん、スクリーンセイバーとかVJとか的な利用が主なのでQuartz Composerの名前が前に出てきてないだけなのかな、と思いますが、シンセサイザーみたいな感じの、なんか教育用に使ったら楽しいことになるかな、というソフトでした。

id:oiyan の発表。

JavaScriptで、UEFAチャンピオンズリーグの抽選を再現してみる、というもの。これはこれで趣味の世界です。
この抽選は、32チームを4チームずつ8つの予選リーグに分ける、というもので、この際に、

  • 強い順に4つのグループ(ポッド)にわけて、同じポッドのチームは同じ予選リーグには入らない。
  • 国によっては4チーム、3チームなど複数のチームが出場しているが、これらは同じ予選リーグには入らない。

などなど、抽選の前提となるルールが別途決まっています。

これを完全ランダムな組み合わせ抽選のアルゴリズム内に加えて、死のリーグが出来るかどうか見てみよう、というのが今回のスクリプトで。

今回は開催国補正とかそういう要素は入らなかったですが、それでも死のリーグが生まれるのは確かに興味深いものでした、はい。

id:gonoverdriveの発表

box2dでガラポンこと新井式回転抽選器を作る、予定だったものが、box2dなしでの抽選器に。これはWebで見られる状態になっていて、だったのでtwitterそのURLを晒しましたが、さて遊んだ人はどうだったか。

本人はAS3の習作としてクラス分けしたりとかそういう部分を重視して作った(故に若干未完成部分がある)ので、上記晒されたバージョンでは玉がなくなるとそこから先はMacbook Proが当たりまくりというカイジのパチンコ「沼」も真っ青の確率変動状態になりますが、それはそれ。

今回はtwitterで呟きながらみていたのですが、こうやって途中で公開しながらつぶやき、というのも出来れば面白いのかな、と思ったりしました。

id:sasahiraの発表

FLASHでコイントス
コイントスそのものは単純なランダム2択なのですが、サッカーの審判の絵を描いて、という部分が工夫どころで。
かつ、アニメーションが全部で4枚か5枚くらい。ほとんど動かないのに、雰囲気は出ている、というのがなかなかすごいところでした。

ピザ。

今回はLTが多くて、通常セッションが少ないので、ということでLTセッションも丁寧に、長めに発表したのですが、そんなこんなで21時近辺。
ピザを食べながら懇談する休憩はいつものとおり。で、通常セッションへ。

Quartz Composerチュートリアル

suzuryoの発表。数少ないQuartz Composerの日本語解説本にあるチュートリアルをそのまま現場でなぞりながら作品を作るという、かなり省エネな発表。
こういうのがたまにあるから、Macが欲しくなるのですよねえ。

次回の予定。

これはそのうちid:gonoverdriveが日記に書くはずですが、9月頃です。
やっぱり人が多いといいな、ということで学生さんは初回は発表なしの見学のみもOKにすればいいかな、という話も出つつ、そのうちいろいろ決まってくると思いますので、盛岡近辺に住んでる人は一度見に来るといいと思います。