「Wiiの間」が地味にやっている画期的なこと。

お気に入られリスト」がちょっとトラブっているので、その代わりに一つエントリを。
というか、思ったより「Wiiの間」に対する言及が少ないなあ、と思ったりしたので、ちょっと見た中であまり語られていないことを。

それは「Wiiの間」にある動画のうち、スポンサー動画以外のオリジナル動画のことです。
一覧がWikipediaにあるので、そちらをみると面白いな、と思うのが、Wiiの間のオリジナル動画に関して、制作会社の名前がけっこう前面に押し出されているのですね。

で、たとえば「修理、魅せます。」「BIG STEP!」なんて番組はテレビマンユニオンが担当していて。ここは日本最古のTV番組制作会社なんですけど、ドキュメンタリー系映像では「ウルルン滞在記」とか「ターニングポイント」「未来創造堂」「グレートマザー物語」ついでに「情熱大陸」(制作協力)なんてあたりの、1人の人を取材したり、追いかけて表情を撮ったり、というのが得意な会社。綺麗な風景を撮るコンセプトの番組がいつの間にか人間追っかけドキュメンタリーになってたりとかするという。

ディ・コンプレックスは「Wiiの間クッキング」「からだに聴く小噺」を担当してますが、ここは過去に「あるある大事典」の孫請けも経験していましたし*1、フジテレビ系列午前11時の情報バラエティ番組内料理番組(今は「キッチン de SHOW」でしょうか)を長く制作しています。

イースト、といえば「わくわく動物ランド」「世界まるごとHOWマッチ」「世界バリバリ★バリュー」と知られている人にはすぐ例が挙がる制作会社ですが、ここが作っているのが動物の生態を見る「動物たち」、世界の国々の紹介をしながらモノの値段を当てる「世界びっくりプライス」なわけですから、もうなにをか言わんや、といった感じです。

何が言いたいか、というと、今回Wiiの間オリジナル番組を作るに当たって、老舗で実績も蓄積もある制作会社が制作に絡んでいるという。
まさに地上波テレビが業績不振で内製移行、下請け解除をしだしたこのタイミングで、こういう風に制作会社と連携する、というのが面白いなと。

冒頭にも書いたとおり、Wiiの間そのものは今のところあまり熱い反応が見られないのですが、これは今後もしかしたら、もしかするかもよ、という感じがするのです。
前から、放送と通信の「連携」だか「融合」だかという話を聞くたびに「通信の側が制作会社に金を払ってオリジナル番組作れば無問題なのにな」と思っていたのですが、ここでそれが見られるとは。

お笑いとかゲーム系の番組が少ない、という話もあるようですが、既に「みんなのニンテンドーチャンネル」では、お笑いタレントがゲームをする番組が流れているわけで、S-1が終わるころにはお笑いの得意な制作会社がお笑い番組を作っているかもしれない。というか、たぶんエロ抜きで有料番組をやるとしたらお笑いと新作アニメの見逃し視聴くらいしかないんじゃないかな、みたいな気もするし。とこの辺はヨタですが。

まあ、実際に面白い番組が流れているかどうかは別にして、そんなところに変な感心をしてしまったのでした。

とりあえず、「お気に入られリスト」については、明日の夕方にでも出せればなあ、と思います、はい。

追記

あー、一個書き忘れていた。
Mii(アバター)を登録するときに、生まれ年を入れるのはマーケティングとかの都合上仕方ないのかもな、と思うのですが、血液型を入れさせるのは*2昨今いかがなものかと思いますよ。

これは今後のアップデートの時に考慮した方がいいと思う点でした。

*1:納豆の話には絡んでなかったと思うけど

*2:いちおう記入しないことも可能ですが