悪徳商法?支店: 多様な意見を認めない人が、「インターネット先進ユーザー」のはずが無いで、
そもそも、今度こそ本当のそもそもなんですが、池田氏は(自称)学者であり、ブロガーであり、「インターネット先進ユーザーの会(MIAU)」の賛同人でもあります。
MIAUは、「先進ユーザーの会」などと名乗っていますが、現在、権力のメインストリームにいない人たちが権力者になるための、単なる「政治団体」のような気がしてきました。別に政策を実現するために何らかの権力を目指すのは悪いことではありませんが、著作権をだしにした「新自由主義」的団体かもしれません。
と書かれることについて。
まあ、Beyond氏はこういう関わりについては若干気にしすぎるきらいはある。それが用心のためになっている部分もあるので一概に否定は出来ないし、各種悪徳商法が「広告塔」として有名人を使ってきたことを考えれば、関連する人たちの関わりを気にするのもまあしかたない。でもまあ気にしすぎだなあとは思う。
ただ実際まあ各大学に存在する「第三文明研究会」が学園祭で誰かゲストを呼んで話をしてもらおう、なんて企画をしたら、その企画で呼ばれてくる芸能人スポーツ選手等のゲストの思想信条に関して何らかの意図がありそうだと感じてしまう。たとえその何らかの思想信条が実際には関連しなくても。
それにMIAUの「賛同人」というのはかなり微妙な肩書きでもある。MIAUで明らかになったのはまず発起人、次に賛同人、やや遅れて協力会員だった。そして、会の発足に関わった人間以外が入れない発起人はともかく、賛同人に関しては
MIAUの活動について賛同いただける旨、表明いただいている方、および組織
と、かなり緩そうな定義になっているのに全く更新されない。それに、この定義下手すると
1. ネットワークの自由を主張し擁護するための活動を行う意志があること
2. 意見の多様性を認め、会員内に意見対立があっても理性的に討論に応じられること
3. 他の政治団体、宗教団体等への勧誘を主目的とされないこと
なんていう条件を求められている協力会員よりも楽な定義じゃないだろうか。
でも、それは「賛同人」という名称で名前を掲示することについてMIAU側で何らかの選別が行われていることと矛盾しないし、仮に内部的なもの含めて全く明文化していなくても時期やら肩書きやら普段の言動やら、何らかの選別は行っていて当たり前だ。それは、「インターネット先進ユーザーの会」の「賛同人」リストが、仮に、
だけだったらみんなどう思う?とか想像するまでもない話だ。
そう言う意味で「賛同人」に誰を入れたらどういう目で見られるか、という判断と覚悟はMIAUの中の人は持っていた方がいいだろうとは思うんだけど、それはまあいろいろな政治的事情もあったりするんだろうという(同情的)想像の余地があったりもするし*1、その想像が事実と一致するなら、別にアドバイスすべき話にもならない。「(発起人は)個人の資格での参加」と書かれているのに主な所属組織の肩書きが一緒に入っちゃうところも含めて、まあそういうツッコミどころを残しておくのが愛される組織には必要なのかもなあと思ったりもする。
あと、id:beyond は上武大学に電凸する前に、MIAUに賛同人になることを打診すべき。設立総会にも出てるらしいし。断られれば断られたで、受け入れられれば受け入れられたで、たぶんいろいろわかると思う。
ああ、最後には野次馬気分になってしまった。
*1:そう言う話繋がりで「批判したければもう少しちゃんと調べろ。」「MIAUが彼の協力を頼むのはMIAUの判断」と書いてしまえる「風のはて」のid:umikajiにはその辺を語れるのなら語って頂きたいところ。