みんなが手間かける必要なんか、ない。

YOUTUBEが教えてくれたこと2〜次世代テレビのイメージ〜

 つまりふつうのテレビにオンデマンドの機能をいかに付加するかというのが一番の肝ではないだろうか。

それは確かにそうだ。
でも、PCと携帯でサイトを見る際の見方が違うように、テレビにPCの流儀を持ってきてもうまくいかないだろう、と思う。
だから、

リモコンのオンデマンドのボタンを押すと、画面上に「あなたへのおすすめ」「みんなのおすすめ」「キーワードでさがす」「番組表」という4項目が並ぶ。

こういうのはたぶんうまくいかない。
特にインタラクティブ性を頼りにしている「あなたへのおすすめ」「みんなのおすすめ」「キーワードでさがす」は面倒くさくて使えない。
だって、好みのタイプが自分でわかっている人なんていないから。

「いや、好みくらい誰でもあるだろ」っていうなら1年前を思い出してみればいい。1年前の今頃、好みのキーワードに「涼宮ハルヒ」を入れられた人はいた?このキーワードは数年前からあるにも関わらず、情報として一般に認知されたのはせいぜい半年前だ。

キーワードを知らない人に、キーワードを使って調べさせるのは無理。それに、リモコンでキーワード入れるのは面倒くさい。

ついでに言うと、たぶん「みんなのおすすめ」は、えらくつまんないリストになる。それぞれせいぜい全体の2割くらいしかOKと言わないような、結局見ていると8割は満足出来ないような、そんなリスト。

まあそれはともかくとして、テレビを見る人はせいぜいチャンネル選択か番組スキップくらいしかしない、と考えれば、見る側にタグ付けとか好みのキーワードを入れさせるなんて作業は期待出来ない、と考えたほうがいい。挙げられてる中でもなんとか使えるのは録画履歴くらいじゃないかしら?

もちろん、たくさんの動画があるなかから何らかの形でお勧めリストを作る人は必要だ。でも、そのための評価作りをみんなでする必要はない。まともな人が多くて1動画あたり10人くらいいれば大丈夫なはずだ。
だから、タグ付けする専門の人を使って、そのお薦めを元にテレビでだらだらみたい人にお勧めするようなシステムにすればいいんじゃない?と思った。

詳しいことはまた書く。今だらだら書いてみたら書けたんだけど、イヤなオチになったのでとりあえず公開は後回し。